ミール「納得のいく説明をしてもらいたいな」
仕事が忙しくて書く暇が無かった、それだけだ
イチカ「ざけんなこの野郎!謝罪くらいしろ!!」
ミール「そうだぞ貴様!イライラ待たされた私達の身にもならんか!!」
ってなワケで、行ってみよ〜〜!!
「「こらあぁああああああ!!!!」」
セシリア「流石にといって悔しいですわ。幾ら何でも、IS初心者を相手に負けるのは」
箒「それは分からなくもないな。それ以前に、セシリアの専用機は近接用の装備が無さ過ぎなのが、一番の敗因だと思うがな」
セシリア「うぐ…自覚はしてましたが、それを言われては何も言い返ませんわ……」
ピットに戻ったセシリアは先程のイチカとの勝負を思い出しつつ、悔いていた。
今まで敗北を経験していないセシリアにとってすれば今回が初めての敗北であることに加え、自身の専用機の欠点が露呈するといった学ぶべき教訓が浮き彫りとなり、彼女の肩に将来に影響する大きな重荷がのし掛かっていた。それだけでなく、同じ代表候補生の箒にまで専用機の欠点を指摘されては反論出来る筈もない。
箒「だがさっきの試合を見るからに、専用機の性能に関しては大差は無いと思うぞ」
セシリア「えっ、それはどういう事ですの?」
箒「冷静になってよく考えてみろ。確かに向こうの専用機は高性能だが、イチカ達自身は未だIS戦闘に関しては素人レベルだ。それだけならば、さっきの試合はセシリアが勝っていたかもしれない」
セシリア「しかし、現にわたくしは……」
箒「そう、試合に負けた。だが彼らは私達とは違い……」
セシリア「わたくしとは違い……はっ!
そうでしたわ!イチカさん達は騎士の身でありますから!!」
箒「察しの通り実戦経験がある。その実戦経験と、高性能な専用機の二つが揃えば、如何にIS戦が素人でもプロ並みの戦いが出来る」
セシリア「そうでしたわ。イチカさん達は実際に幾度も戦闘を経験していらっしゃいますから、それを応用すればわたくし達の様な代表候補生どころか、モンド・グロッソに出場出来る国家代表とも互角に渡り合える」
箒「あくまで私個人の意見だが、さっきのイチカの戦いぶりを見るからに、それ以外に説明のしようがないだろう」
だがイチカとセシリアの試合をピット内に設置されてる画面を通じて観戦していた箒は、彼女自身の視点でさっきの試合におけるセシリアの本当の敗因を述べ、セシリア自身もその意見に納得した。
セシリア「となりますと、これからの試合も厳しいですわね」
箒「全くだ。私でさえ、一勝出来るどころか、不様に負けるのを防ぐのだけでも精一杯だと思ってるからな。それに次の相手もなかなかの強敵だしな」
セシリア「確か次の試合は、箒さんとミールさんですわね。イチカさんの妻で上司にあたるお方」
箒「ああっ、次の試合も私達代表候補生が不利となるかもしれんな。だが、無謀だと分かっていても全力で挑んでこそ代表候補生の意地と誇りだ。間違っても不様に負けないよう注意せねばな」
そう言いながら箒は自身の専用機を纏った。
セシリア「そのISは箒さんの専用機ですの?」
箒「その通り、紅椿さ」
セシリア「最新鋭機とお聞きしておりましたが、生で見るのは初めてですわ」
箒「無論だ、倉持の技術の推移を集めて組み上げたのがこいつ(紅椿)なのだ。外で顔を出すなら、打鉄辺りさ(言えない…本当は姉さん(束)から無理矢理押し付けられたなどと…だが皆倉持製だと信じてるから別に問題無いか……)」
この紅椿だが、表向きは日本初の第三世代機にして最新鋭機とされているが、実際は箒の実姉の束から『就職祝い』にとして送られ…いや、押し付けられた代物だった。しかし、そのような事実が世に知られては『妬む者が現れるのではないか?』と本人が思いあえて倉持製と偽っている。
箒「(とはいえ、今更そんなことばかり気にしては無駄に集中力が落ちるだけだ。)紅椿、出撃する」
だが世間の人々はその情報を真に受けてる為、今のところは問題の無いのが事実。
箒は不安を抱きつつも平然を装いながらピットから出た。
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ミール「全くお前ときたら、相変わらず冷や冷やさせおって……
私の夫だとの自覚があるのか?」
イチカ「す…すみませんでした……」
ティア「そう怒らなくてもいいんじゃないかしら?
お仕置きなんて後でじっくり出来るものだし」
クロエ「それに次の試合までそんな時間がないから、早々に準備した方が良いと思いますね」
ミール「…それもそうだな、では私も行くか」
そう言ったミールは専用機の風騎士を纏ったけど、機械音痴のせいか俺とは違ってぎこちない様だった。
イチカ「不要だと思うけど、無茶はするなよ?」
ミール「ふっ、当然だろ?
とはいえ、お前の幼馴染だからそうともいえんだろうがな」
やれやれって言いたくなる程の返答だったけどあえてその感情は伏せておく。要らない事言って本人が悩んだりしたらどうしようもない。
ミール「では、行って来る!」
そう言ったミールは自分の専用機【風騎士】を纏って、勢いよくピットから出て行った。
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ミール「待たせたか?」
箒「待ったとしてもほんの一,二分だから問題無い」
ミール「ならいいがな」
箒「信用されてないな」
ミール「恋のライバル同士なら当然だと思うが?」
箒「それを言われては何も言えんな……
とはいえ、驚いたな」
ミール「何がだ?」
箒「私をライバル扱いするところさ」
ミール「当たり前じゃないか。それ以前に、私の夫相手に純潔を捧げたのだろ?」
箒「まさか…それが目的で……」
ミール「そのまさかだ!神妙にお縄につけ!!」
箒「ちょっと待って!タンマタンマ!!」
ミール「問答無用だ覚悟しろ!!」
箒「ひいぃいいいいいい!!(死亡フラグ確定なのか!?)」
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それから数分……
ミール「ガスティーネイル!!」
≪ドガアァアア!≫
箒「うわっ!?」
箒「くそっ!
双覇連散!!」
ミール「無駄だ!
エアスラスト!!」
≪ガガガガ!≫
戦いの主導権を得たミールが風の攻撃で箒を追い詰める状況となり、箒は有効な攻撃を与える事が出来ずに劣勢に立たされていた。
箒「くっ!(強い!今まで合間見えた相手の中で一番強いぞ、それにあの技が邪魔で有効打を与えられない。流石はイチカのパートナーと言うべきだが、このまま一方的にやられては面白くはない。この状況を打開する方法は…あれしかあるまい!)」
ミール「防戦一方だな、それなら一気に決めさせてもらうぞ」
箒「そうはいかんぞ、私だってまだ死にたくはないのでな。さっきは効かなかったみたいだが、今度はどうかな?!」
ミール「何!?」
箒「瞬撃必倒!
絶命の太刀…儚く散りさかん……
九の型!絶刑!!」
≪ズガアァアアアア!!≫
ミール「うはあぁああああああ!?(こ…これは!?さっきとは全く違う凄まじい威力!これが箒の切り札なのか!?)」
戦いの主導権を獲得し勝利を確信したミールだったが、箒が双剣の代わりに顕現させた2メートル半ある刀より放たれる9連撃をモロにくらってしまう。
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ミール「くっ!(シールドエネルギーの残量が1割りだと!?威力があり過ぎだろ今の技!!)」
箒「どうだ、私の切り札の味は?」
ミール「認めざるを得ないだろうな。
それにしても今のはなんだ?お前の剣は、篠ノ之流とやらの派生なのか?」
箒「全くもって違う。私が使うのは乱月流、どちらかといえば我流で、しかも本来は短剣二本の技だ。大太刀のもあるが、さっきの通り威力があり過ぎるがゆえに滅多に使わん」
ミール「我流か。剣技が滅茶苦茶だから妙だと思ったが、やはりか。
どうやらお前とは、本気にならんと勝てんようだな。なら次の一撃に、私の全てを賭けるまで!」
箒「上等だ!その勝負、受けて立つ!!」
先程の箒の攻撃の凄まじさに驚きながらも冷静を保つミール。しかしシールドエネルギーを9割も失うとは本人にとっては予期せぬ事態だったようで、本気モードに入ったミールに対し、箒も大太刀で身構える。
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「「はあぁああああああ!!!!」」
ミール「龍爪旋空破!!」
箒「飛燕猛襲牙!!」
スラスターをふかして全速力で互いの距離が縮まった直後に攻撃を潰し合いそして……
ミール「ふん!そう楽に行かせると思うな!
吹き荒れろ狂乱の嵐!
シュタイフェ・ブリーゼ!!」
箒「お前が避ける必要は無い……
何故なら…何処にいても同じだからだ!
嵐月流・荒鷲!!」
≪ドカアァアアアアアア!!≫
ミールの突風攻撃と、箒の空と大地を引き裂く程の斬撃が激しくぶつかり合い大爆発が起きた。
さて勝負の行方は……
真耶『風騎士と紅椿!同時にシールドエネルギーエンプティー!!
よってこの勝負!引き分け!!』
『わあぁああああああああああ!!』
両方のシールドエネルギーが同時に無くなったが為に、引き分けで終わった。
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ミール「痛み分けか。まっ、それも良かろう」
箒「ホッ……」
ミール「寿命が僅かに延びただけだからな」
箒「なっ!?」
ミール「っと言うのは冗談だ」
箒「どこが冗談だ!全然冗談に聞こえんぞ!
っていうか心臓に悪くて気が気じゃないわ!!」
ミール「ははっ、悪かった。
だがこれで、リベンジする理由が出来たな」
女d…いや乙女同士の絶対に負けられない戦い(?)は引き分けで終わったが、2人は再戦を望みつつそれぞれのピットへと戻った。
次回はクロエとティア、及びイチカと箒の試合の予定。久々にアイツが御登場