ミール姉さんと結婚してから数日後……
イチカ「この!」
ユーリ「なんの!」
≪キンッキンキンキンッ≫
ユーリ「流石は副団長様だな、だが……
幻狼斬!」
≪ザンッ≫
イチカ「ぐうっ!
やったな!やられたらやり返す……○返○だ!
崩襲剣!!」
≪ゾンッ≫
ユーリ「うぉっ!?」
今はユーリさんと決闘中。とはいえ、あくまで訓練でやってるから手加減もちゃんとしてる。
互いに腕試しし、互いに力を高め合う為にミール姉さんが取り入れたそうでこれが結構騎士団で反響だった。ユーリさん達が“退屈凌ぎにはなる”ってワケでほぼ毎日やって殆ど倒しちゃって怒られてはいるけど、常備軍の騎士達も腕試しに来るから、俺も退屈しないし休憩になったらみんなとお喋り出来るからミール姉さんの発案には感謝しきりだ。
ただ気に入らないのは……
ミール「こらフリーゼ!あなたってばまた私の夫を__!!」
フリーゼ「あら、いつも不注意で不用心なあなたがイケナイんじゃない。
この“デカパイ”」
ミール「なんだとぉ〜?!
この“チッパイ”めぇ〜!!」
「「うぅうううう!!」」
突然乱入して来て俺を部屋へ連れてこうとするフリーゼさんと、それを阻止しようとしていつも言い争いを繰り返すミール姉さん。
もういい加減にして欲しいものだな……
ーーーー
士官「ブランシュ様にミルドレット姫様!大変です!!」
ソニア「どうしたの急に?」
ミール「何かあったのか?」
士官「国境警備隊からの報告によりますと、ロンバルディア帝国が再び我が国に侵攻して来たとの通報が!!」
ソニア「なんですって!?」
ミール「ロンバルディアめ、性懲りも無くまた攻めて来たのか。
判った、では直ちに作戦会議を開く。常備軍の幹部を集めよ」
士官「はっ!承知しました!!」
ミール「みんな、訓練はここまでだ!これより緊急対策会議を開く!騎士団及び常備軍の指揮官や隊長はすぐに集まれ!!」
クロエ「全くあの無法な侵攻ばかり繰り返す愚か者共め!わたしが剣で成敗してくれる!!」
ユーリ「へいへい、言われなくとも分かってるさ」
ジュディス「ふふ、思いっきり身体を動かす時が来たみたいね。最近訛ってたところなのよ」
ティア「知らないわよそんなのは。
ほらイチカ、早くしないと置いてくわよ」
イチカ「言われずとも行きますよ」
平穏な訓練は常備軍士官からの突然の一報で終わり、みんなの後について作戦会議室へ急いだ。
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王妃「どうやらまたみたいね」
エクセラ「そのようですね。我が父上が本当に多大な迷惑を掛けて、申し訳ありません」
王妃「いえいえ、何もあなたが謝る必要はないわ」
イチカ「そうですよ。エクセラさんも被害者ですから、気にしないでください」
エクセラ「それはそうだが……」
このエクセラさん、実はセンチネル征服を企んでるロンバルディア皇帝の娘で軍の指揮官だった。
けれどアストロリアスへの侵攻を俺達に阻止されて、更に大昔倒された女神“ネビリム”復活のための生贄にされそうになって親と決別して俺らの側に付いた。
そのためどっちかといえばエクセラさんも、れっきとした被害者と同じだ。
ソニア「とにかく、今は侵入して来た帝国軍をなんとかしないと」
ユーマ「そうだね、放って置いたら何をやらかすのかわからないしね。なんとか追い出さないと」
ソニア「報告によると、帝国軍はタルヴァ川に沿って南下し、今は北部の小さな町“アバルチャ”の北西13kmの地点の平地“マヌエル平原”に陣を展開してるそうよ」
ミール「マヌエル平原は広さは400ヘクタールもある広大な平原でしかも地盤が硬く、しかも草木が所々に茂るだけで遮るものが何もない辺鄙なところだから守備にも攻撃にも適した土地ね」
ティア「侵攻軍の数はせいぜい3~4万、しかも帝国が誇る精鋭部隊らしいわ。これは厄介ね」
イチカ「かなりの大軍ですね。しかし、大軍なら一瞬でも態勢を崩そうものなら纏め直すのに時間が掛かりますから……常備軍と騎士団主力で敵陣に突入し、敵が我らとの戦闘に油断した時に斬り込み隊とウェルラント騎士団が背面から奇襲を仕掛ければ__」
ユーリ「“幾ら大軍だろうが敵は混乱する”っか?」
イチカ「その通りです」
ジュディス「いいんじゃない?わたしは好きよ、その手の戦い方は」
クロエ「後ろから不意打ちなど卑怯な策は騎士がとるべきではないが、無法な侵略を繰り返す敵に情けを掛けては騎士の恥だしな」
ソニア「名案じゃない?わたしはイチカの提案に賛成するわ」
キリカ「わたくしも賛成ですわ、大軍を相手にするには効果的な作戦だと思います」
ユーマ「キリカがそう言うのなら、僕も喜んで賛成するよ」
レスティ「フン。ユーマの言い分は納得出来んが、キリカが言うのなら私も賛同する」
ミール「決まりだな、ではそれで行こう。
では30分後に出撃する!各隊早急に準備せよ!!」
『おおおお〜〜〜〜!!!!!!』
一般人からすれば気が萎える程に長い長いミーティングの末に作戦が決まり、俺達は準備に掛かった。
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そして30分後……
士官「全隊の準備、完了致しました!いつでもどうぞ!」
ミール「うむ、全隊!前へ!進めぇ!!」
出撃準備を万全に備えた俺達は王都から出撃。
迎撃部隊の数はおよそ1万。数では帝国軍に劣るものの、皆数多の戦闘を経験した歴戦の勇士ばかりで実力なら帝国軍に引けを取らない。
『わあぁああああ!!!!!!』
「皆さ〜ん、どうか頑張ってくださ〜い!」
「きゃ〜、炎騎士様〜♪!」
「ロンバルディアの奴らを追い払って下さいね〜!」
目的地のマヌエル平原への道中に国民達からの声援にヤル気をもらいながらも進軍を続け……
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2日後の夕暮れ、マヌエル平原の南からの出入り口“ガキエル峠”の目前に到着。
この峠は標高2000メートル級の山が点在してて、中部から北部へ向かう際に立ちはだかる一番の難所だが、ここさえ越えればマヌエル平原はすぐそこだ。
ミール「よし、今日はここで夜営して明日に備えよう」
休憩を入れながら進出したものの、夜中というわけで今晩はここで明かし明日に備えることとなった。
全員でその場にテントを張ってそれぞれの寝床を作り、一夜を明かす。みんなそれぞれ寝るとこは決まっていて、俺はというと……
ーーーー
ミール「なんか…お前と野宿とは…初めてだな……」
イチカ「そういえば、ここのところ出撃してませんでしたしね」
ミール姉さんと一緒。
まあ一応夫婦って関係だから仕方ないけどね……
ミール「本当なら営みでもしたいとこだが、明日は早いからまた今度にするか」
イチカ「そう…ですね」
ミール姉さんが言ってる営みとは勿論、“夜のアレ”のこと。
とはいえ言ったら何かと問題になりそうだから言わないけど……
とにかく、明日は夜明け前には作戦に移るからそんな事をしていて明日起きれなくなってしまうからまた今度に……
ミール「というかイチカ、お前は私の夫なのだから、2人っきりの時くらい敬語なしで喋れんのか?」
イチカ「そんな事言われましても、ミール姉さんが俺より歳上ですし……」
因みに俺、結婚はしたけど未だ“姉さん”呼びしている。それも仕事以外ではだ。その事を注意されるのは毎度の話で、俺個人としてはその呼び方の方が何かと落ち着くから一向に直さない。
ミール「はぁ…全く……仕方ない。
だが今後は2人っきりの際は“ミール”と呼べ、イイな?」
イチカ「はい……」
けど厳格なミール姉さんはそれが気に入ってなくて、結局これからは呼び捨てすることになってしまった。
まあ、本人がそう言うのなら仕方ないけど……
ミール「とにかく寝よう、おやすみ」
イチカ「おやすみなさい」
さっきも言ったけど、明日はホントに早いから今日はここで寝た。
ーーーー
のだけど……
「「「……」」」
何故かソニアさんとエクセラさんに呼ばれて一緒に寝ることになった。
その理由は……
ソニア「ごめんなさいイチカ、何せエクセラが“今晩だけでもいいから、どうしてもイチカと一緒にいたい”って言うから」
イチカ「いやいや、別に構いませんよ」
単純にこんなモンだ。
エクセラ「それはいいが、あのミールを説得するのは骨を折ったんじゃなかったのか?結構な頑固者と聞くぞ」
イチカ「まあそれはそうですが、なんとか了承してくれましたよ」
エクセラ「ならよいがな……」
ミール姉さんに関しては説得には確かに骨を折った。第一、“あのエクセラと一緒だなんて絶対ダメ!”っとか言って中々首を縦に振ってくれなかったけど、ソニアさんが一緒だと伝えて説得したら案の定承諾してくれた。
ただ、あの承諾には何か裏があると思うとなんだか怖くなってしまう……
エクセラ「まあとにかくだ。我が…もとより、わたしが君を呼んだのはだな……」
イチカ「はぁ」
エクセラ「え〜と…その……」
普段は気丈に振る舞う感じで喋ってるエクセラさんだけど、今回に限っては妙に歯切れが悪い。
どうしたんだろう?
エクセラ「ここまで付いて来て言うのも何だが、正直前の同胞と一戦交えるのにはいささか抵抗があってな…それで勇気を分けて欲しくてな……」
どうもおかしい、こんなハッキリしないエクセラさんは初めてだ。
っと思ったら……
エクセラ「い…イチカぁ!」
イチカ「えぇ…エクセラさん!?」
イキナリ顔を上げて、俺に飛び込む感じに口付けして来た。
え…チョット、マジでどうなってんの……?
エクセラ「い…イチカ……」
イチカ「は…はい……」
エクセラ「わ…私を抱いてくれ///!!」
イチカ「えっ、ええっ///!?」
突然の出来事に頭の中が混乱する中でエクセラさんの口から発せられた言葉についテンパってしまった。
エクセラさんが言ってるのは正しく、言ってる通りの言わば…“子作り”だ……
イチカ「てか俺、ミール姉さんと結婚しましたけどまだ童貞ですよ?それでもいいんですか?」
ソニア「えっ、イチカまだ童貞なの?
なら頂いちゃいなさいよ、イチカの側に立つ絶好の機会よ」
イチカ「って何でソニアさんは脱いじゃってるんですか?!」
ソニア「だって私もイチカか好きなのよ。なのにミールが全然隙をくれないから、この機会にお近付きになろうと思ってね」
っていつの間に服を脱いで下着姿になんかなってるソニアさん。ミール姉さん程じゃないけど胸大っきぃい……
って……!
イチカ「そのためだけに呼んだんですか?!」
エクセラ「まぁ半分は正解だがもう半分は違う。何せイチカから勇気を分けて欲しいのは事実だ、そのためにも頼む」
イチカ「そんな事を言われても……」
ソニア「イチカは、私のこと嫌い?」
イチカ「いや好きですが……」
エクセラ「だったらいいだろう?イチカにしか頼めないのだ、頼む」
さらに気付かぬ内に下着も脱いだソニアさんにエクセラさん、もうダメだ…理性がもたない……
イチカ「分かりました、じゃあ好きにしちゃいますね」
エクセラ「ああよろしく、けど初めてだから優しくな」
ソニア「私もお願い」
イチカ「勿論です」
ゴメンなさいミール姉さん……
二人からの誘惑に我慢しきれなくなった俺はついに抵抗を諦めて流れに乗っちゃうことにしちゃった。
そして好意は夜遅くまで続いた。
ーーーーーーーーーー
翌日の夜明け前の時間帯……
ミール「イチカ、何か言うことある?」
イチカ「すみませんでした……」
ミール「ソニアどころかエクセラまで抱いちゃってしかも童貞あげるなんて、あなた私の夫である自覚あるのか?段々変態と化して来たな」
イチカ「面目ありません……」
二人を抱いた事がミール姉さんにばれてしまった。抱くくらいならマダシも、王族のソニアさんと帝国皇女のエクセラさんを汚してオマケに童貞まであげたのだからもうタダで済まされる話なんかじゃない……
ミール「まぁ今怒っても仕方ないわね。だってこれから出陣するんだし、今は勘弁するわ。けど、帰った時は覚えてなさいよ?」
イチカ「わかりました……」
とはいえ今はテントの片付けやら朝食の準備等で忙しいからとりあえず不問にはなったけど、王都に戻ってからシゴかれるとなると震えが止まらなくなる……
ユーマ「まさか、あのイチカがね……」
キリカ「今でも信じられませんね……」
レスティ「全く、妻が居ながら他の女と肌を合わせるとはなんと恥知らずな輩だ」
クロエ「不埒め……」
ティア「自業自得ね」
ユーリ「まぁ人間時には素直になるべきもんだ、イチカも男なんだからいいじゃねぇか」
ジュディス「そうね、男って強欲だものね」
みんな好き勝手に言って……
一方のソニアさんとエクセラさんは……
ソニア「イチカ、結構激しかったわね///」
エクセラ「全くだ、あれはクセになってしまうな。また機会があれば相手して欲しいものだ///」
チョットチョット…せめて一人くらいフォローしてよ……
ミール「全くイチカ!チョット来い!
貴様の腐れ切った精神!私が直々にシゴいてやろう!!」
イチカ「チョット待って!なんでそんな__!」
ミール「問答無用!!」
イチカ「うわあぁああああ!!」
それから俺はミール姉さんに連れられて徹底的に搾り取られてしまうのだった。
まぁなんかヤラシイとこも入っちゃいました。
何かあればやってるシーンR版で出そうかと思ってます。
*追記:
書くのはあまり得意ではないので、誤字脱字報告は積極的にお願いします。