ワンサマー・オブ・ナイト   作:Bloo-D

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ようやくマトモな戦い風景へ……
けれど内容はあまり期待しないでください……


3-帝国の侵攻(後編)

てなワケでミール姉さんからキツ〜イお仕置きをくらった後……

 

ユーリ「そろそろだな。ホンじゃ、俺らは先に場所取りさせてもらうぜ」

 

ジュディス「そうね、向こうに気付かれないようにしなきゃね」

 

レスティ「やれやれ、こんな奴らと組まされるとは気が引けん」

 

敵の不意をつく為に俺達は行動を起こし、ユーリさんとジュディスさんの斬り込み隊とウェルラント騎士団は明けきらない空の闇に紛れて先発。

それに対して残りの俺らは夜明けとともに敵を攻撃する。

 

ーーーー

 

そして日の出……

 

ソニア「こっちの準備も完了よ」

 

ミール「よし、出陣だ!」

 

俺達も部隊の隊列を組ませて本隊も出陣。

本隊の数は、奇襲部隊の4千を引き抜いておよそ6千。ミール姉さんとクロエ姉さん、そして俺とソニアさんとエクセラさんを先頭に楔型の陣形を組んでいる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

そしてそれから1時間が経過した頃……

 

≪ワアァアアアア!!!!!!≫

 

峠を越えて帝国軍と激突し、マヌエル平原では大乱戦となった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

≪カンカンカンッ!≫

 

帝国兵1「隙ありいぃいいいい!」

 

帝国兵2「炎騎士覚悟おぉおおおお!」

 

イチカ「フンッ、甘いな!

爆炎連焼!!」

 

≪ザンッ!≫

 

「「ぐぎゃあぁああああ!!!!!!」」

 

みんなが順調に戦ってる中、俺の方は帝国兵が二人がかりで掛かって来たものの返り討ち。

当然だけどね……

 

 

≪ザシャッ≫

 

「オメェが炎騎士様だな?」

 

イチカ「そうだけど、お前誰?」

 

「はっ!俺さまを知らねえのか炎騎士様よぉ?!

俺の名はゼストだ!世界最強のゼストさまだよ!!」

 

イチカ「ゼスト?…、あぁ〜…エクセラさんが言ってた帝国最強の騎士か」

 

ゼスト「その通りだ!だが俺さまは帝国最強なんかじゃねぇ!世界最強だ!!分かったか?!」

 

そんな中現れたのは、帝国最強の騎士ゼストだった。前にエクセラさんから何度か聞いたくらいだけど結構強いらしい。

 

 

ゼスト「まあとにかくだ!俺さまがここへ出向いたのは他でもねぇ!俺さまの目的はただ一つ、テメェを殺る為だ炎騎士!!」

 

俺を殺る?本気か?

自慢じゃないけど俺強いよ。

 

ゼスト「おいテメェ、さっきから俺さまを睨み付けやがって、ムカムカしてくんだよ!!」

 

ウッゼェ…マジウゼ……

 

ゼスト「てなワケでテメェを一発で殺ってやるから覚悟しやがれ!」

 

イチカ「いいだろう、望むところだ!

来るなら来い!返り討ちにしてくれる!!」

 

なんか流される形にはなっちゃったけど、俺の方は後に引けない真剣勝負が展開されようとしていた。

 

ーーーー

 

エクセラ「やはりお前もいたか、ゲオルグ」

 

ゲオルグ「おやエクセラ様、今まで行方知れずで心配しましたよ。

一体どちらで油をうっていたのですか?」

 

エクセラ「ほ〜う、それが敵に寝返った者に対して言う口か?」

 

ゲオルグ「そうでしたか?これは失敬」

 

エクセラ「(相変わらずだなコイツは、聞いててイライラして来る)」

 

その頃、エクセラは以前の部下のゲオルグと再会。本人は冷静を装ってるが、ゲオルグの腰の低い態度が気に入らず、イライラが収まらない。

 

 

ゲオルグ「ところでエクセラ様、今でも遅くはありません。

我ら帝国軍に戻ってはいただけないでしょうか?今ならわたくし自身陛下に直訴して差し上げますよ」

 

エクセラ「悪いが我は、もうお前達など信用しない。

今の我は新たな友に恵まれて幸せなのだ、それにイチカも我に全面的に協力している上に全幅の信頼を置いてくれておるのだ。

よって我は、もうソナタらのところへは一生戻らぬ」

 

そんな中でゲオルグが話し出したのは、エクセラに帝国に戻って来て欲しいという願いだった。

しかし……

 

ゲオルグ「そうですか。本当なら穏便に済ませたかったのですが、仕方ありません。でしたら、力づくで引き戻すと致しましょう」

 

エクセラ「よかろう、出来たらな。

だが、残念だがソナタでは我に敵わぬ。それを証明して見せようぞ」

 

結果はエクセラの硬い意思に弾かれ、ついにゲオルグは実力行使と言わんばかりに剣を抜いてエクセラに斬りかかり、エクセラ自身も槍で応戦にかかった。

 

ーーーー

 

キリカ「あなたは……ベアトリス!」

 

ユーマ「えっ、前にキリカが言ってたあの?!」

 

ベアトリス「あらキリカ、随分見ないウチにたくましくなったわね」

 

一方のキリカとユーマは、キリカの昔の馴染みのベアトリスとばったりはち会った。

 

 

キリカ「あなた、どうして帝国についたのですか?」

 

ユーマ「僕は2人の仲をよく知らないけど、キリカの言ってる通りだ!お前だって、帝国の横暴ぶりくらい知っているだろ?!」

 

ベアトリス「確かに知ってるけど、前にも言わなかった?“考えが合わない”って」

 

キリカ「くっ、ならばその考えを…覆す他ありませんね!」

 

ベアトリス「あら出来るのかしら?あなた1人なんかで?」

 

ユーマ「1人なんかじゃない!キリカには僕が居る!!」

 

キリカ「ユーマ///」

 

ベアトリス「やれやれ、お遊びしてる暇は無いのだけど、あなた達がそう言うのなら、お相手してあげるわ。怪我しても恨まないでね?」

 

ユーマ「それはこっちの台詞だ!」

 

こっちもこっちでエクセラ達と同じような展開となり戦闘へ突入。

 

ーーーー

 

≪キンキンキンッ!≫

 

ミール「やれやれ、流石にやるわね」

 

ソニア「そうね、でも今は持ち堪えないと」

 

こっちの2人の相手はそれ程強いてだれではないが……

 

 

帝国兵3「こぉんのぉおおおお!」

 

ミール「?!」

 

ティア「そうはさせないわ。

ホーリーランス!」

 

≪ズドドドドッ!≫

 

帝国兵3「ぐへっ!」

 

後方から支援するティアに助けられて、九死に一生を得るパターンが何度かあった。

 

 

クロエ「姉さん、大丈夫ですか!?」

 

ミール「ああっ、大丈夫だ。ティアが助けてくれた。

それよりイチカは?」

 

クロエ「少し離れたところでゼストと戦っています」

 

ソニア「ゼストと戦ってるの?!」

 

クロエ「はい」

 

ティア「よりによって厄介な騎士がお守りにいたみたいね。

まあ、イチカなら心配ないだろうけれど」

 

ミール「ちょっとティア!イチカが心配じゃないのか?!」

 

ティア「ええっ、イチカは強いから問題無いわよ。

何を神経質になる必要があるのよ」

 

ミール「まぁ…確かに……」

 

ソニア「とにかく頑張りましょう、そろそろよ」

 

ミール「そっ…そうだな……頃合いだろうな」

 

戦闘が始まっておよそ2時間が経過、そろそろ彼ら(迎撃部隊)の作戦が始まろうとしていた……

 

ーーーーーーーーーー

 

≪キンッ!≫

 

ゼスト「けっ!流石に簡単には殺られてくんねぇようだな!」

 

イチカ「悪いが俺を甘く見てたら痛い目にあうぜ!」

 

ゼスト「そうみてぇだな!だがな、最後に勝つのは俺さまだ!!」

 

こっちは剣と銃の乱舞が続くも一向に決着がつかない。

けれどその分楽しいけどな。

 

 

その時……

 

≪わあぁああああ!≫

 

帝国兵の方でなんか騒いでる。何があったのだろうか?

 

帝国兵4「うわ!?後ろからアストロリアスの兵が!」

 

帝国兵5「それだけじゃない!ウェルラントの騎士団までいるぞ!」

 

帝国兵6「い、いきなりだと!?

うわ!誰か助けてくれ!突破されたぞ!!」

 

喚いているのかよく分んないけど、多分奴らの後方に隠れてたユーリさん達が作戦通り奇襲攻撃をかけたのだろう。

 

ユーリ「そらそら!モタモタしてたら叩き潰しちまうぜ!」

 

ジュディス「うふふ、ヤられても恨まないでね♪」

 

レスティ「キリカに手を出そうとする不埒者には容赦はせぬぞ!」

 

帝国兵7「うわあぁああ!コッチに来るぞぉおお!!」

 

帝国兵8「とても敵わない!逃げろぉおお!!」

 

やっぱりユーリさん達だった。潜んでた山を駆け降りて帝国軍に激しい攻撃を浴びせて敵はスッカリ混乱状態に陥っていた。

 

ーーーー

 

ゲオルグ「何?伏兵だと?

そんな報告は受けてないぞ」

 

エクセラ「そんなに落ち着いていても良いのか?自分の兵の統制が乱れて混乱しているぞ」

 

ゲオルグ「むっ、仕方あるまい。幾ら大軍でも隙を付かれてはザマもない、一旦撤退せざるを得まい」

 

エクセラ「ふむ、相変わらずか。まあお前らしいがな……」

 

それまでエクセラと刃を交えてたゲオルグだったが、この時になって収拾がつかなくなり撤退を決意。

ゲオルグは剣をおさめると、逃げるようにその場から去って行った。

 

ーーーー

 

帝国兵9「撤退だ!全軍撤退しろ!!」

 

≪わあぁああああ!≫

 

 

ゼスト「チッ!こんな時に撤退だと!?

俺さまはんな命令なんざ受けねぇぞ!!」

 

イチカ「何余所見してんだよ!

火炎裂空!!」

 

≪ザンッ!≫

 

ゼスト「げっ!しまった!」

 

イチカ「まだまだ行くぞ!

紅蓮剣!!」

 

≪ドガッ!≫

 

ゼスト「ぐお?!」

 

さっきまで俺との一騎討ちに集中してたゼストだけど、帝国軍の撤退に油断したゼストに攻撃を叩き込む。

 

ゼスト「ちぃっ、テメェ!よくもこのゼストさまを本気で怒らせてくれたな!マジで許さねぇぞ!!」

 

悪いけどそうはいかないぜ!

 

 

イチカ「これで決める!

お前なぞ一刀両断で終わらせてやる!

イグナイト…キャリバー!!」

 

≪ズガアァアアアア!≫

 

ゼスト「うがあぁああああ!?

ば…ば……バカなあぁああああ!!」

 

両手の剣を炎の力で一本の大剣に変え、紅蓮の業火を纏った剣でゼストを斬り裂いてやった。

決着はついた、俺の…いや俺達の勝ちだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ゼスト「く…クソ…クソがあ!」

 

イチカ「往生際が悪いな、いい加減認めたらどうだ?」

 

ゼスト「そうはいくか!俺さまはゼッテ〜にテメェを認めねぇ!!」

 

怪我したっていうのに、まるで子供みたいに現実を認めない帝国最強騎士のゼスト。自信家ならそう簡単に認められないのは判るけど、聞き分け程度は出来てて欲しい。

 

 

ベアトリス「ゼスト、あなた炎騎士にヤられて大怪我負ったのに何やってるのよ。早くしなさい」

 

ゼスト「うるせえ!俺さまはゼッテ〜こいつをぶっ潰す!」

 

ベアトリス「あんまり怒ると傷口深くなるわよ。イイから早くしなさい」

 

ゼスト「そうはいくか!ぶっ潰すまで帰んねぇぞ!!」

 

ベアトリス「言い訳は不要」

 

ゼスト「チクショウ〜〜!!

覚えとけよ!この借りは百倍にして返してやるからな!!」

 

そこへやって来たのは前にも会ったベアトリス、いつまでも駄々言ってるゼストを迎えに来たらしく、喚き散らすゼストそっちのけに、本人は彼を連れて戦場の土煙りに紛れて消えていった。

 

 

≪うおぉおおおお!!!!!!≫

 

その後の戦場を包んだのは歓喜だった。

領内に侵入して来た敵を追い払った喜びだった。自らの強さを知らしめた喜びでもあった。

それから俺達はその後の報告で帝国軍は領内を出て本土に撤退して行った報を受けてその日のウチに引き上げ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌日の王都は喜びに満ち溢れ、人々は俺らの勝利を讃えたのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

けれど俺に待ってるのは賞賛でも何でもなく……

 

 

ミール「さ〜てイチカ、よくも私を差し置いて他の女と寝てくれたものだな。

覚悟は出来てるだろうな!」

 

イチカ「〜〜?!」

 

ミール姉さんからの長い長い説教だった。




本当のところならデュークさんやネビリムさんを登場させるつもりだったのですが、長過ぎるのは良くないと思って次の機会にします。
次回に関してはヴィタリーさん登場。イチカ、またしても他の女を寝取る…っという展開のつもり

追記:ミールさんのキャラ設定があやふやだったかもしれないのでここで説明します。
ミールさんは、某エロゲの『◯◯の女騎士』に登場する女騎士(“オークの出来そこない”でピンと来た方はネットを検索)を素材にしており、金髪隻眼の他にはスタイル抜群で言うなればボッキュンボン(胸のサイズはせいぜいH程度、スリーサイズは表示しないので残りは察して下さい)、身長は原作のイチカより高い175cmくらい。
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