インフィニット・ストラトス ただあの空を自由に飛びたくて 作:如月ユウ
どうもみなさん。男性なのにISを動かしてしまい、藍越学園ではなくIS学園に入学した山田悠人です。
今まで溜まってた欲望が爆発して限界まで求め続けていたら眠っていて気が付いたら朝日が昇ってました。
起きた時間が9時過ぎ、今日が日曜日で良かったです。
「ついに……やっちゃった」
隣には僕の恋人達がスヤスヤと眠っている。言うまでもないが服は一切着てなく、簡単に言えば裸である。
「んっ……朝になったのね……」
最初に起きたのは鈴で眠い目を擦ってムクリと起きる。いつも付けているリボンは解いてストレート髪がなびく。
「悠人……起きてたんだ」
「ついさっきだよ」
「その……アタシ、しちゃたのよね……悠人と」
布団で大事な部分を隠して見えないようにしているがそんな事しても全部見たから遅いと思う。
「痛かったけど悠人は優しいから安心して気が緩んで……駄目、嬉しくてニヤニヤしちゃう」
今の鈴を見た人は気味悪いと言われる程ニヤついている。僕やここにいるみんなはそんな事を思ったりしないけどね。
「悠人……アタシを抱いて?」
「ど、どっちの意味で?」
「抱き締めるほうよ。悠人がしたいならいいけど……気持ち良いし」
ストップ鈴さん、それは反則。特に最後はアウト、男心をガッチリ掴んだ台詞だから。
鈴の要望通り身体を密着させる。
「暖かい……悠人の匂い好き……」
首元に顔を近付いて匂いを嗅いでいる。
鈴の身体ってある意味安心する。出てないから欲情的な気分にならないし、純粋に恋人気分を味わえる。
「あんた、失礼なこと考えてない?」
「そう?」
「顔にアタシの身体はある意味落ち着くって書いてる」
「落ち着くって……まあ、鈴は幼馴染だから変に気を使わなくてもいいなって」
「そういうことにしておくわ。一応ね」
念を押される。多分、考えを読まれているだろう。
「悠人」
「なに?」
「大好き」
たった4文字の言葉だが、その言葉がとても嬉しく、心が暖かい気持ちになる。
◇
「アタシ達ってシャッフル同盟みたいよね」
全員が起きて各自部屋に戻り、私服に着替えて僕の部屋に戻ってくると鈴が突然言い出した。
「シャッフル同盟?」
「なんだそれは?」
「鈴が好きなGガンダムに登場する集団で過去の歴史に介入していたの」
「主人公のドモンはキング・オブ・ハート? を持っているのよね?」
「はい、それと……説明するより見たほうがはやいわね。悠人、Gガンダム見るわよ」
「はいはい」
持ってこいとしつこく言われた機動武闘伝GガンダムのDVD-BOXの1巻目を抜いてDVDプレイヤーに入れた。
「殴ったり蹴ったりの話だな」
「そりゃそうよ。機動戦士じゃなくて機動武闘伝ってタイトルだし、武術に関する話に決まってるじゃない」
鈴の解説を聞き流して2巻目、3巻目と次々見る。
「ついに来たわ……」
僕と鈴、簪には聞き覚えがある声と共にフードの男性が現れてデスアーミー軍団を
「えっ、嘘……」
「生身で倒した……」
シャルロットと刀奈さんは唖然している。その反応で合ってるよお二人さん。
まあ、その……あれだ。Gガンダムの登場人物はみんな化け物だから頭をからっぽにして見たほうがいいよ。
フードを脱いだ人物は勿論あの人──
「師匠きたぁぁぁぁ!!!」
鈴の好きなキャラである東方不敗マスターアジアである。
ドモンと感動の再会に2組に編入して間もない頃に鈴と一緒にやった『流派東方不敗は王者の風』を披露していた。
それからデスアーミー軍団を壊滅させたり、シャッフル同盟が登場したり戦局ががどんどん変わる。
「シュバルツというファイターは私と同じドイツの国籍らしいな」
「名前からしてドイツの代表だからね。かなりの強敵よ」
「ここまで見たけど鈴ちゃんが言ったようにシャッフル同盟と私達って似ている関係ね」
偶然というか奇跡というかここまで一致するのは天文学的確率に等しいだろう。
「アレンビーって人、私は好きかな」
「へぇ~シャルロットってそういうキャラが好きなのね」
「雰囲気が好きだなって。一生懸命、今を生きて楽しんでいる感じが私に似てる気がして」
「あぁ、あんたの家族事情は色々大変だからね」
「それはそうだけど今の私は幸せだよ。悠人と出逢ってから毎日が楽しい。1日1日がかけがえのない宝物となって大事な思い出になってる」
本にある台詞のような事をスラスラと言っているシャルロット。聞いている僕が恥ずかしい。
「こうして何も考えずにゆっくりしていられるのも悠人のおかげだよ」
綺麗に咲いた花のような笑顔を僕に向けてくれる。
「悠人って女心を掴むのが本当に上手いよね」
呆れているがそれでも納得している鈴。
「鈴、キョウジが死んだから次の話は」
「師弟対決……これは涙無しでは見られない」
はじめてGガンダムを見たシャルロット、ラウラ、刀奈さんは東方不敗がデビルガンダムを利用していたとき悪役と思い込んでいたが東方不敗の思想は悪ではなく純粋で根は良い人であると考え直す。
戦争回避のためにはじめたガンダムファイトは戦争は回避出来ても地球の環境汚染は回避していなかったのに気付き、絶望して人類抹殺を計画した。
「この人は不器用ながらも世界を救おうとして」
「師匠は良い人なのよ。小さい頃のドモンを実の子のように育て、格闘家としての技術や心構えを教えた。ドモンにとって二人目の父親」
決着が着き、朝日と共に『流派東方不敗は王者の風』を唱えドモンの胸の中でゆっくりと瞳を閉じた。
「『ししょぉぉぉぉぉ!!!』」
ドモンと鈴が東方不敗の永眠に涙を流した。
◇
「いやー何度見てもGガンダムは良いわよね」
「久しぶりに見たけど面白かった」
Gガンダム全49話を1日かけて見た。
「疲れた……」
「目がチカチカする……」
「頭が重い……」
ぶっ通しでアニメを見るのに慣れていないシャルロットとラウラと刀奈さんはダウンしている。
「もう少しで月曜日になりますからね」
今の時間は23時過ぎ。寮にいる人達はもう寝静まっている。
「悠人、部屋に帰るの面倒くさいからこのまま泊まっていいわよね?」
「着替えとシャワーとかどうするの?」
「シャワーは悠人の部屋で良いじゃない。服はこのまま寝ればいいし」
そう言って脱衣室に行ってしまう。
「みんなは──」
「私も泊まるからね」
「無論、私もだ」
「悠人君の部屋にいる」
「お姉さんと一緒に寝ましょう」
どうやら全員お泊まりらしいです。
◇
シャワーを浴びてようやく寝ることが出来る。1日かけてアニメを見るのは中学生時代はよくやったが久しぶりにやると頭と身体が重い。
あ、身体は現在進行形で重いです。なぜなら……。
「すぅ……」
「むにゃ……」
「んぅ……」
「すーすー……」
僕の彼女達が抱き付いて寝ています。
彼女達に抱かれている感想はというと重いことを除けはかなり気持ち良いです。
鈴とラウラが僕の腋腹、シャルロットと刀奈さんは左右の腕に抱き付いていて特にシャルロットと刀奈さんの豊満な胸が腕を挟んでいて最高です。
「悠人君……起きてる?」
「なに……簪?」
僕に乗っかっている簪は小声で話しかける。
「私って重くない?」
「大丈夫だよ。簪の身体って暖かい」
「そっか……」
腕に抱き付いている2人程ではないが十分な大きさを持つ簪の胸が押し付けられている。
「悠人君……キスしよ?」
「みんなバレない?」
「音立てないから大丈夫」
お互い顔を近づけ、僕と簪はゆっくりと唇を重ねた。
「はぁ……もっとしていいよね?」
目がトロンとしていて欲情的になっている簪が動くことが出来ない僕にキスの雨を降らせる。
頬や
唇を離すと息を荒くして深呼吸する。
「夏休みが楽しみだね……」
嬉しそうな顔をして胸元をすりすりと頬ずりする。
学生にとって夏休みは長い休日。来る日が待ち通しい。
ヒロインを選んだのは別にGガンダムを真似た訳ではなく、無意識にこうなってしまったんです
Gガンダムを見ていたら悠人のヒロインってシャッフル同盟の国籍だと気づいてラウラだとシュバルツじゃないかと後から知りしました
もう一度言いますが狙ってヒロインを選んだりしてません。本当に無意識にこうなったんです
無知って怖いですねホント
最初に起きる人ですがこれはダイスで決めたら鈴になりました
Gガンダムを知らない人用シャッフル同盟メンバーとドモンを導いた人
キング・オブ・ハート
ドモン・カッシュ→ネオ・ジャパン代表
更識簪→日本代表候補生
クラブ・エース
サイ・サイシー→ネオ・チャイナ代表
鳳鈴音→中国代表候補生
ジャック・イン・ダイヤ
ジョルジュ・ド・サンド→ネオフランス代表
シャルロット・デュノア→フランス代表候補生
クイーン・ザ・スペード
チボデー・クロケット→ネオ・アメリカ代表
IS側は無し
ブラック・ジョーカー
アルゴ・ガルスキー→ネオ・ロシア代表
更識刀奈→ロシア代表
ドモンを導いた人
シュバルツ・ブルーダー→ネオ・ドイツ代表
ラウラ・ボーデヴィッヒ→ドイツ代表候補生