インフィニット・ストラトス ただあの空を自由に飛びたくて 作:如月ユウ
今回はガンダムの機体説明だけなので話があまり進みません
学園祭を一通りまわって休憩が終わり、自分のクラスへと戻って店番していた人と交代した。
「あのロボットってなに?」
「あの機体はドム。脚部にホバー推進装置を搭載していてホバリングしながら移動が出来ます。パイロットはオルテガ、マッシュ、ガイア。彼らは黒い三連星と呼ばれ、あのシーンはジェット・ストリーム・アタックを再現しています」
「ビルに乗ってる青いロボットは?」
「グフカスタムですね。あれは08小隊の震える山のシーンを再現してまして仲間を宇宙に逃がすためにたった一人で6機のMSに立ち向かうエースの話です」
エースは敵側ですけど……と付け加えておく。
「あれって山田君の専用機に似ているけど」
「あれはストライクフリーダムです。シンとの戦いでフリーダムが破壊されましたがクライン派が秘密裏に開発していて新たな機体として搭乗した機体です」
「もしかして山田君の専用機もこの機体に変わるとか」
「可能性としてはありますね」
最初の専用機がストライクで臨海学校で一度は倒れるが
もし、
(というより、なんで僕ばかりに説明を求めるんだろう)
ガンダムは詳しいけど他のクラスメイトも知っている人もいるからその人に聞けばいいと思う。
「ちょっとよろしいですか?」
「はい?」
「失礼しました。私はこういう者でして」
ガンプラ説明をしているとスーツを着た女性が名刺を渡してきた。
えっと……装備開発企業『みつるぎ』渉外担当・巻紙礼子……さん。変わった名字だな。
「ご丁寧にどうも。要件とは?」
ISに関係してるから大方──
「はい。山田さんにはぜひわが社の装備を使っていただけないかと思いまして」
だろうと思ったよ。
僕や一夏は世界で二人しかいないISが使える男性操縦者で日本だけではなく世界各国の企業からこのようなお誘いが山のようにくる。
シャルロットも男装した理由が広告塔のためで装備を使うだけでも広告の効果が高まる。
「すみませんがこのような話は学園側からアポイントを貰ってからではないと」
「そうは言わずに、こちらも追加装甲や補助スラスター、さらにこちらの脚部ブレードも」
「そこのおにーさん。あのガンダムはなに~?」
巻紙さんがカタログを出そうとしたとき、タイミング良く、僕を呼ぶ人がいた。
「呼ばれたようなので失礼します」
「あの、まだお話が」
「これ以上の行為は学園からお引き取りを願うことになりますので。もし、お帰りになりたいのであればどうぞ」
IS学園から強制退去をされたくないか、しぶしぶと引き下がって何処かに行った。
「遅れてすみません。どのジオラマですか?」
「
「僕のガンプラは……ゆっくん?」
この呼び方をするのはあの人しかいない。
「もしかして、たば──」
「はい、ゆっくん。し~、だよ?」
口を開こうとしたら指で抑えられて喋ることが出来なかった。
「今の私はただのお客さん……わかった?」
コクコクと頷き、手を離して貰った。
「それでゆっくんが作ったガンダムはどれ?」
「は、はい。あの一番大きいガンプラ……ネオ・ジオングとユニコーンガンダム、バンシィ・ノルンです」
束さんが来るとは予想していなかったが平常心を保ってガンプラの説明をする。
「ネオ・ジオングはシナンジュをコア・ユニットとしたMAです。これはファーストに登場したジオングをベースに開発された機体で武装は大型アームユニット、有線式大型ファンネルビット、肩部大型メガ粒子砲、大口径ハイメガ粒子砲、腰部Iフィールド・ジェネレーター、サイコ・シャード発生器です」
「どれがどの武器なのか、わからないな~?」
嘘付け、絶対わかってるだろ。
まあ、なに言ってもはぐらかされると思うので説明をする。
「アームユニットは5連装メガ粒子砲や有線式ファンネルビットがありまして、アームユニットをそのまま殴ったりする使い方もあります。あと後ろにあるブースターもアームユニットです。有線式ファンネル・ビットはビームを撃つのはもちろん、ビームサーベルとしても使えてアームユニットの指部に装着された状態ですとメガ粒子砲として使えます。ビットに内蔵している有線式の削岩機型ビットがありまして、それに触れると強制的に機体機能を乗っ取られてネオ・ジオングの制御下に置かれます」
「おぉ、まるで人形を操るようだね」
人形……例えとして合ってるかな。
「肩部大型メガ粒子砲と大口径ハイメガ粒子砲は同じビーム兵器で違いがあるのはメガ粒子砲は拡散と収束が可能でハイメガ粒子砲は大型のビーム砲は超遠距離まで撃つことが出来ます」
「メガとかハイメガとか使ってるけど大して変わりないね」
どちらも粒子砲だし、違いがあるのは威力とかくらいだよ。
「Iフィールドは簡単に言えばビーム兵器限定のバリアですね。ですがIフィールドは大型にしてようやく装備出来る武装でして搭載している機体は大半が重装甲で実弾が効きにくい機体になってます」
「あえて大型にして重装甲の機体で実弾とビームを防ぐ。考えたものだね」
そういった考えもあるのか。束さんは他人とは違う視点で見てるんだな。
「両肩部の大型スラスターユニット側面とスカート側面に搭載された武装はサイコシャード発生器。これは逆シャアでνガンダムが起こした『アクシズ・ショック』に似たサイコ・フィールドを人為的に起こすことが可能で搭乗者の望む脳内イメージや想念を実現・具現化する空間が発生します」
「これがあれば『νガンダムは伊達じゃない!』を人為的に何度でもやれるんだ」
これから毎日、隕石を落とそうぜ?みたいな言い方はやめてください。
そんな事をされたら毎日が死ぬ一歩手前の日常になってしまう。
「ユニコーンガンダムはニュータイプ専用機でして
箒の専用機である紅椿はユニコーンの展開装甲を真似て開発したかもしれない。
「バンシィ・ノルンはバンシィの改修機体でして基本的にユニコーンと同じ機体です。武装はユニコーンと共有していまして、60ミリ頭部バルカン、ビームマグナム、ビームサーベル。ユニコーンにはIフィールド搭載シールド。バンシィ・ノルンにはアームド・アーマーXCとアームド・アーマーDEがありましてバックパックに追加された武装でXCはバックパックに追加された増設ジェネレーター兼サイコミュ・ユニットでDEにはスラスターとビーム砲が搭載されていてXCにマウントすることで高速ブースターとしても使用でき、長距離高速移動が可能になります」
展示している二つの機体はどちらもNT-DモードでOVAの最終局面を再現している。
「天才である私でも分かりやすい説明だったよ。ゆっくんは上手だね」
「小さい頃からガンダムを見てたので」
「ねぇ、ゆっくん。私のこの格好はどう?」
束さんが着ているのはエプロンドレスではなく縦セタを着ている。
頭には機械のウサミミはなく、代わりに伊達眼鏡をかけて、長く伸ばした髪もポニーテールにしている。
「その格好で外を歩いても普通の人に見えますね」
「やっぱり?そうだよね~これ変装用だもん」
自慢げに胸を……というかおっぱいむちゃくちゃデケェ。
縦セタは身体を強調させる構造でスタイルが分かりやすい服装だ。
箒も胸は大きいが束さんも負けてはいない……というより姉妹揃ってスタイル良すぎだろ。
「ゆっくんはこういう服が好きなの?」
「えっ、その……」
「んふふ~男の子だからおっぱい、気になるもんね。特別サービスだよ?」
腕に抱き付いて胸の谷間を挟むように当ててきた。
「あ、あああ、あのたば……じゃなくてお客様。このような行為は」
「え~なんで~? 写真を撮ろうとしてるだけなのに~?」
手にはスマホを持っていて、ツーショットしようとしているのか高く上げていた。
「はい、ゆっくん。笑って?」
顔を隣に近付けた束さん。僕はなんとか笑おうと頬をつり上げてツーショットした。
「ちょっと顔がひきつっているけどいっか。私、行きたいところあるから行くね。ばいば~い」
写真を撮って満足したのか教室を出て行った。
「ゆうと~?」
背中に冷や汗が出て来て、後ろを見ると呼んだのはシャルロットでラウラ、簪、刀奈さんがあまりよろしくないオーラを出していた。
顔は笑っているのに目は笑っていない。
「ガンプラの説明してたけどなんであんなにくっついていたの?」
「写真を撮るなら別に気にはしなかったがずいぶん楽しそうにしていたな?」
「他の人よりも親しそうにしていたよね?」
「お姉さんもちょょょょっと、気になるかな?」
話していた人は束さんとは言えないし、かと言ってそれ以上にマシな誤魔化し方はない。
これ、詰んだか?
「これがジオラマというものですか?」
「あぁ、背景を立体的にしてプラモデルを飾るやつで台座みたいな物だよ」
ナイスタイミングで一夏とセシリアさんが教室に来てくれた。
二人の服装だが着替える時間がなかったのか執事服とメイド服である
「一夏とセシリアさん。二人は今は休憩中?」
「はい、本当でしたら休憩が終わるまで二人っきりで学園祭をまわりたかったのですが箒さんと言い争いをしまいまして」
「それでじゃんけんしてセシリアが勝ったから最初はセシリアとまわっているんだ」
箒も一緒かと思ったがお互いライバルだし、好きな人とは二人っきりでまわりたいよね。
「そういえば00のDVD貸したけど、どこまで見た?」
「昨日、16話を観終わりましたところです」
「00の16話は……あぁ、合同軍事演習の話でスローネシリーズがちょうど出た話だね」
「スローネシリーズ?」
「ソレスタルビーングを助けたチームトリニティが保有するガンダムで3機がそれぞれの役割があります」
砂漠方面のジオラマには3機のスローネシリーズのガンダムが置かれている。
「アイン、ツヴァイ、ドライは刹那達が搭乗しているワンオフ機体のガンダムではなく、量産を目的としたガンダムでして擬似太陽炉というGNドライブの偽物を使ってます」
「偽物?」
「GNドライブは簡単に言えばISのコアと同じですね。疑似と言われてますが最初に開発したのは
まだ一期の途中しか見ていないのでネタバレを防ぎながら説明する。
「スローネアインは重砲撃型機体で右肩にあるGNランチャーはGN粒子を圧縮したビーム砲で折り畳んだ状態でも撃てますが展開させると遠距離による射撃が出来ます。後の2機に供給された状態ですとさらに威力と飛距離が上がります」
スローネアインのGNランチャーはハイメガモードになっていてスローネツヴァイとスローネドライが近くにいる。
「スローネツヴァイはファングと呼ばれる自律兵器を持ちましてブルーティアーズにありますビットと同じ兵器です。右肩にありますバスターソードは粒子を纏うことで実体剣やビームサーベルを併用、出来てその大きさから盾として使えます」
「ブルーティアーズが他の作品にもあるのですか」
ビットはロボット系だとありきたりな兵器だから実物を見て感動はしたが特に驚いたはしなかった。
「スローネドライは支援を目的とした機体で必要最低限の装備しかありませんがGNステルスフィールドを拡散することでレーダーや通信を阻害するフィールドを広範囲に展開させます」
「レーダーや通信を阻害されたら連携が取れにくくなるなりますわね」
スローネシリーズを説明していたがセシリアさんの専用機と同じデュナメスの機体を説明しないと。
「デュナメスは第3世代の機体でして射撃に特化したガンダムです」
「第3世代? ガンダムにもISと同じように世代という物があるのですか?」
「ガンダムにも世代というものがありまして正確に表記を出しているのは宇宙世紀の機体と00のガンダムのみですね」
それぞれの世代の機体を説明するのは省いてデュナメスの説明をしよう。
「デュナメスはGNスナイパーライフルを主力とした狙撃特化の機体でハロという小型ロボットをサポートに回すことで狙撃に専念出来るようになります」
「ビットを外した状態のブルーティアーズと同じですわね」
セカンドシリーズになるとブルーティアーズと同じ機体が登場するけどね。
「GNスナイパーライフル以外にも近距離用にGNビームピストルとGNビームサーベル、GNミサイルがありましてGNミサイルは通常のミサイルとは違って内部に粒子を送りこんで爆発させる仕組みです」
「本当に射撃武器が多い機体ですわね」
「防御用の装備もありましてシールドは肩に装着して被弾を防ぐシールドでフルシールドは前方を覆い隠すほどでそれだけではなく、3段階に可動出来て、腕だけを露出させて撃つという変則的な射撃も出来ます」
「画期的なシールドですわ。ビットもそうですがこういう装備も開発して欲しいものです」
GNフルシールドは好評価のようで現実的にも開発は出来そうだが思考でのみで可動するので第3世代の装備だろう。
(本音さんも着ていたけどセシリアさんもメイド服が似合うよな……)
ドイツに旅行したときもシュヴァルツェ・ハーゼ隊がメイド服で迎えてくれて、クラリッサさんの間違えた教えだが彼女達のメイド服も良かった。
「わたくしになにか付いてますか?」
「あ、いや。セシリアさんのメイド服もいいなって」
「ふふっ、お上手ですわね」
何も言わないのは失礼だと思って似合っていると言ったがお世辞関係なくセシリアさんは何を着ても似合うと思っている。
「今度はセシリアを見てるよ」
「やはりメイド服が好きなのか」
「胸なのかな、やっぱり」
「返さないでまだ着てれば良かったわ」
あの……みなさん。セシリアさんは綺麗だから見てたけど恋愛感情とかはないからね。
ふと、時間が気になったので懐中時計を見た。
「先輩、そろそろ時間なので鈴を連れて来ます」
「私は1組に行ってくるから簪ちゃんは一夏君とセシリアちゃん、シャルロットちゃんとラウラちゃんをお願いね」
「わかった」
「なんで他の人も?」
「なにをするのですの?」
「さあ……?」
「私もわからん」
生徒会に所属していない一夏達は何をするのかわかっていないようで簪が説明する。
「観客参加型演劇。観客の人もゲストとして参加して劇をやるの。みんなにも役割があるけど強制はしない」
「どうするラウラ?」
「みんなに事情を話してから行こう」
クラスメイトに店番をお願いするとガンプラ展示なので店番の人は少なくても問題とのことで快よく引き受けてくれた。
みなさん想像してみてください
縦セタを着てポニーテールをして眼鏡をかけた束さんが目の前にいて甘い声で囁かれたら
エロいと思いません?
想像出来ない人は『スカサハ 縦セタ』で検索してください。あんな感じです