シンフォギアの世界で好き勝手に改変する   作:サイオンⅡ世

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書けるだけ書きたいので書きます。反省はしてます、でも後悔はしない。


プロローグ2 原作改変

 

ーーーふと、目が覚めた。

 

 

目を覚ました俺は天井を見ていた。どこをどう見ても知らない天井だ。

 

『私』が寝ていたのはベットではなく布団。以外と暖かい布団だった。

 

顔を洗いに起きようとすると、どうにも体が重い。どうにか立ち上がり洗面所の鏡を見ると。

 

ーーーそこに映っていたのは、オメガモンだった。

 

試しに腕を動かしたり体を動かすと、やはり同じ動きをする。

これは間違いなく『私』の体だ。

 

そしてふと思った。なぜ一人称が『私』になっているんだ?

 

わからないが、どうやらオメガモンの姿だから一人称が変わっているのだと思う。

 

試しに人間体になりたいと思う気持ちを強めると、少し目眩がしたがなんとか持ちこたえ、目眩が解けたと同時に鏡を見ると。

 

ーーー坂田金時になった『俺』がいた。

 

やはり一人称が俺だとすごく使いやすくて気が楽だ。

 

洗面所で顔を洗った後、俺は生前と同じように家のポストから手紙やら告知やらをとりにむかった。

 

ポストの中にはこれといって手紙類はあまりなかったが、一通だけなんとなくだが力を感じる手紙があった。

表裏を見ると、裏の方に神様と書かれた文字だけがあった。

俺はその場でそれを開けた。

 

「この手紙を呼んでいるということは、あなたは無事転生できたのでしょう。

今あなたのいる世界ですが、そこはシンフォギア世界と言われているアニメ世界で、恐らくあなたも知っている世界だと思われます。

それと、あと数日したら俗に言う原作1話が始まります。

もしあなたがこの世界を知っていたのなら、改変するしないは自由とします。

それとあなたの戸籍についてはご心配いりません。

我々神の一族が責任をもってあなたの戸籍と財産それに職業も用意させていただきました。

あなたのこの世界での名は「坂田 尾目頭(おめが)」となっていて、坂田金時の遠い遠い子孫ということになっています。

財産についてですが、まずあなたがいま住んでいる家と、Fateの坂田金時が乗っていたバイク、それに貯金通帳には、我々からの謝罪金として一生困らない程度のお金を用意させていただきました。

職業ですが、あなたが勤めているのはふらわーと言うお好み焼き屋さんです。

私達にできるのはせいぜいこのくらいですが、あなたがこの世界で幸せに生きる事を願います。

 

PS. 勝手かとは思いますが、我々神の一族から一つだけあなたの特典に追加してあります。

医療関係でしか使えませんが、もしあなたもしくは他人の体に破片などが体内に埋まった場合、それを無傷で取る事のできる能力です。

どうか有効に使って下さい。

神より

 

ーーーーー俺は一瞬泣きそうになった。

 

まさかここまでよくしてくれるとは思わなかった。

 

神様のいっていたシンフォギア世界だが、当然俺は知っていた。

 

家族に内緒でDVDボックスを買って毎日のように見ていたぐらい俺は知っていた。

 

するとあと数日で原作開始と考えると、今のうちに色々と対策を考えなければ危ない気がしてならなかった。

 

とりあえず考えるのを一旦やめて、すぐにライダースーツに着替えて、金時が乗っていたベアー号に乗ってふらわーへと向かった。

 

…………あれ?ふらわーってどこ?

 

探すのに1時間かかったのは内緒だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、いよいよ原作開始となる今日。

俺はベアー号に乗りながらツヴァイウイングのライブ会場へと向かった。

 

俺は走りながら思ったが、ツヴァイウイングの人気がここまでとは知らなかった。

 

なぜなら現在絶賛渋滞中だからだ、いくらバイクでとはいえ、これでは全然会場まで時間がかかる。

しかし、背に腹は変えられなかった為、仕方なく待つ羽目になった。

 

それから2時間半後、ようやく会場に到着した。

どうやらまだライブは始まっていなかったのが幸いだった為、俺は急いでベアー号を駐車場に止めて、会場へと走った。

すると。

 

「きゃっ…」

「うおっと」

 

突然誰かにぶつかってしまった。

 

「悪りぃ、平気か?」

 

俺はとっさにすぐ謝り、相手がこちらを見ると、俺はぶつかった相手が誰かすぐにわかった。

 

「あ、いえいえ、こちらこそ前見て歩かなくてすみません」

 

立花響。

 

このシンフォギアの世界の主人公。

 

そして今日は彼女にとっては運命の日。

 

これはどんな因果なのか一瞬わからなくなる程だった。

 

「?どうかしました?」

 

「へ?ああいや、なんでもねぇ。それよりも早く中に行かねぇと折角のゴールデンなライブを逃しちますぜ?」

 

「はっ!そうだった!ありがとうございます!」

 

「おう!いいってことよお嬢ちゃん!」

 

響は会場内に急いで入るとこを見た俺も中に入り、とっさに人目を避けながら、ツヴァイウイングの控え室まで向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

控え室前まで到着すると、私はオメガモンの姿となり、扉から堂々と入らず、天井から入った。

そしてツヴァイウイングの二人だけしかいない状況になり、私は天井から降りて二人の前に姿を表した。

 

私が降りた瞬間二人はすぐに俺の方に視線を移すと、人間離れしているオメガモンの姿を見てビックリしていた。

 

『すまない、驚かせてしまったようだね』

 

「うっひゃー…デカイなぁ…」

 

「…」

 

ツヴァイウイングの一人の天羽奏は私を見てビックリしている反面興味深そうに見ていた。

逆にツヴァイウイングの一人の風鳴翼は私を見て警戒心MAXの状態だった。

 

『安心したまえ、私は何も君達と争う為に来たんじゃない。ただこれからおこる事を伝えに来ただけだ』

 

二人は何も言わずに私を聞いているので、とりあえずは大丈夫だとわかった。

 

『君達のライブは成功はするだろう。しかし何か邪悪な存在が君達を包みこもうとしている』

 

「邪悪な?」

 

「存在?」

 

『詳しくはわからないが、赤髪の君にはその存在が大きく包みこもうとしていることだけはわかる。…だから気をつけてくれ、君達はまだこの世界に必要な存在なのだから…』

 

そう言って私は去ろうとすると、翼が私に話しかけていた。

 

「待て!なぜそんな事があなたにわかるの?お前は一体何者だ!」

 

私はその質問に答えた。

 

『…私の名は、オメガモン。それだけ覚えてくれればいい』

 

そう言って私は二人の前から去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オメガモンから人間体に戻った俺は、ツヴァイウイングの歌を聴きながら日々の疲れを癒していた。

 

というのも、今まで社会からのひどい罵声を浴び続けた俺にとって歌は唯一の癒しだった。

 

本当にそれだけを思うと、心が癒されていく感じが身に染みてわかった。

 

だがしばらくすると、突如として変な物体ことノイズが現れ、会場内の人達は慌てて逃げていた。

 

俺はそんな状態を見ながら、しばらくの間響には大変申し訳なかったが、会場の外へと一旦出た。

 

そして逃げる人達を誘導しながらなんとか生存者を出すと、ツヴァイウイングの二人がシンフォギアを纏って戦っているのが見えた。

 

そして奏が響を守りながら戦っていると、奏のシンフォギアであるガングニールの破片が響に当たってしまい、とっさに駆け寄っていた。

 

そして俺はそのタイミングを逃さず、オメガモンへと姿を変えた。

ただ。

 

「変……身ッ‼︎」

 

仮面ライダー風な変身はちょっと恥ずかしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ!こうなったら、絶唱を使って…!」

 

奏がそう言うと、空からレーザーと思わしき物がノイズに向かって放たれ、ノイズは跡形も無く消し去っていた。

 

奏はとっさに空を見上げると、そこにいたのは、あの時のオメガモンと言っていた物だった。

 

『後は私に任せてもらおう』

 

そう言うとオメガモンは両手を突き出して再び攻撃した。

 

『ダブルトレントォ!』

 

両手から出た氷と火の物体はノイズ達を包み込み、ノイズはそれに巻き込まれて次々に消滅していった。

 

『ガルルキャノン!』

 

オメガモンは左手からレーザーを出して、周りのノイズを一掃し、今度は右手から剣を出した。

 

『グレイソード!』

 

炎を纏ったグレイソードは、ノイズを次々に切っていき、最後の一匹になるまで切り裂いた。

 

その光景を見ていた奏は。

 

「………すげぇ……」

 

と、言うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ノイズがいなくなったのを確認した私は、すぐに響の元へと向かい、応急処置をした。

 

「なああんた、この子を助けられるのか?」

 

『もちろんだ。この子の心臓付近には破片があるが、それも私なら取り出せる』

 

そう言って私は、右手を響の心臓付近に当て、ゆっくりと上に上げると、そこからガングニールの破片が出て来て、全て回収し終えると、それを私は回収した。

 

『すまないが、翼と言ったね、二人にさせてもらえないか?』

 

翼は何も言わずに頷き、私と奏を二人きりにしてくれた。

 

「…ありがとう、オメガモン。あたしだったらそんな芸当できなかったし、この子を救う事もできなかったよ…本当に…ありがとう…」

 

奏は涙を流しながらお礼を言ったが、私はそんな彼女の涙を手で拭った。

 

『君にその涙は似合わない。君は笑っていてくれる方が素敵だ…』

 

そう言うと奏は照れながらも、「ありがとう」とだけ言った。

すると、私の体が粒子状になって消え始めて、そのまま元に戻ってしまった。

 

「おおっと、元に戻っちまったか」

 

「ええ⁉︎それが元の姿だったのかよ⁉︎」

 

「おう!だけどこの体も結構いいもんだぜ?なにせクールに決めたり暑くロッケンロールできんだからな!」

 

「な、なんかオメガモンと時と全然違うなお前…」

 

「おうよ!これが俺の本当の性格って奴さ!ハッハハハハ‼︎」

 

そんな会話を続けながら、奏に連絡先を教えて、「何かあったら呼びな、後それはお偉いさんには内緒な?」と言って響を担いでオメガモンへと変身し、そのまま病院へと向かった。

 

「…オメガモン…か…」

 

奏はその連絡先のメモを大事に持ってこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後

 

響の容体が回復したのを確認し、俺は響の病室に向かった。病室につくと、まだ中傷被害にはあってなかったようで、安心しながらも、俺は響の病室に入った。

 

「よお、響ちゃんってのは君かい?」

 

「え?あ、はい。そうです」

 

「ライブ以来だなー響ちゃん、あれからちっとも変わってねぇや!」

 

「あっ!もしかしてあの時の?」

 

「おう、そういや自己紹介がまだだったな、俺は坂田尾目頭、有名なあの坂田金時の遠い遠い子孫だ」

 

「あ、後丁寧にどうも、私、立花響です。」

 

二人の自己紹介が終えた後、俺は少し言いづらかったが、響にあの事を伝えることにした。

 

「んでだ響ちゃん、ここから先はとてもクールな話になるんだが、いいか?」

 

「へ?あ、はい。なんです?」

 

俺は包み隠さず響にこれからの事について教えた。

 

もし響がこのまま家に帰り普段通りの生活をした場合、ライブ会場でのノイズによる被害者家族や色んな人達から誹謗中傷を受け、地獄のような生活をする事になる事を伝えた。

 

もちろんそんな話を響は信じようとはしなかったが、俺の必死の説得にやっとわかってくれた。

響の心を落ち着かせた俺は、再び話を切り出した。

 

「んでだ、響ちゃん。この話はとても言いづらいんだけどよ、聞いてくれるか?」

 

「……はい、話して下さい」

 

「サンキュ、んでその話ってのはな……、単刀直入に言っちまうけどな、響ちゃん、俺んとこの養子縁組に入らねぇか?」

 

「…え?」

 

「もちろん今すぐに決めてもらおうなんて考えちゃいねぇよ。勝手な事して悪いんだけどよ、あと少ししたら響ちゃんの家族がここにくるんだ、一応家族にもいまの話はしてあるから、ゆっくりと考えてくれ」

 

「…わかりました」

 

「…これは独り言なんだけどよ、俺は響ちゃんが自分にとっての幸せを選んでくれるのを祈ってるぜ、んじゃな」

 

おう言って俺は病室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから2週間後、俺はまた再び響の病室にいた。

 

返事が決まったと連絡が病院から来たので、いってみると、響は相変わらずの笑顔だった。

 

「へへ、元気そうでなによりだぜ響ちゃん!」

 

「はい!私の取り柄と言ったら元気とご飯を食べる事ですので!」

 

「よーしよし、それだけ元気ならもう大丈夫だな、んで返事が決まったって聞いたんだけどよ、聞かしてもらってもいいか?」

 

俺がそう言うと、響は真剣な顔になり、返事を聞かせてくれた。

 

「…お父さん達とも話しましたけど、やっぱり坂田さんと同んなじで、自分の幸せを考えろって言ってました」

 

「…ああ、そりゃそうだ」

 

「でも私、そんな幸せなんて考えた事なかったし、それに私のせいでみんなの迷惑にもなりたくない、そんな気持ちで今まで一杯だったんです…」

 

「…おう」

 

「…坂田さん」

 

「ん?」

 

「私って……」

 

ポタ ポタ

 

「幸せになっても、いいんでしょうか?」

 

「…たりめぇだろ、女の子ってのは、幸せになんなきゃ意味ねぇよ、それこそ、年頃なら尚更だ」

 

「…なら、私、坂田さんの養子に入ります。それに家族とだっていつでも会える訳ですし、永遠に別れるって訳じゃないんですよね?」

 

「おうよ、会いたいならいつでも会いに行ったって構わねぇさ」

 

「それじゃあ…コホン、これからよろしくね、お義父さん?」

 

「おう!こっちこそよろしくな、響」

 

 

こうして響は俺の養子となった。

最初こそこれはダメだろとは思ったが、そうしなきゃ響の家庭は崩壊し、地獄の毎日を過ごさなければならなかったからだ。

 

そんな光景を、俺は見て見ぬ振りなどできなかった。

信用スキルのおかげとはいえ、こんな事はとう2度とやらないとそう心に誓った。

 

 

 

つづく

 

 

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