シンフォギアの世界で好き勝手に改変する   作:サイオンⅡ世

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デジクロスを書くのです。

だからゆっくり書きたくても衝動が収まらんのです。


第1章 無印編(ルナアタック編)
第1話 デジクロス


響がリディアン音楽院に入ってもう2ヶ月と経ち、学校生活も結構充実しているらしいので俺も安心していた。

 

今日はふらわーの店長が早めに上がらせてくれたので、現在響の様子を見る為にリディアン音楽院の校門に来ていた。

 

ちょうど俺がつく頃になると学校も終わっていて、なるべく学校の迷惑にならないような場所にベアー号を止めて響の姿が見えるまでここにいることにした。

 

すると響が何人かの友達と一緒にいるのを確認し、そのまま気づいてくれるまで待ってみた。

 

待っていると、響の親友の未来が俺の方に指を差し、響に教えていた。

すると響は指を差している方に視線を向けると俺と目が会って、俺が手を振ると響は走ってこっちに来た。

 

「お義父さん!」

 

「っと、元気そうじゃねぇか響!」

 

「えへへ…うん!」

 

飛びついてきた響を優しく受け止めながら響と会話していると、次第に響の友人達も俺の方に集まってきた。

 

「ねぇねぇ響?その人が例のお義父さん?」

 

「うん、そだよ?」

 

「へー、話には聞いてたけど、なんかアニメの人みたいだなー」

 

「ねぇビッキー、お義父さんって今いくつなの?」

 

「うーん…今年で26だっけ?」

 

「おう、そういやもうそんなに歳いってたのか」

 

「嘘⁉︎若っ⁉︎」

 

「んじゃあお義母さんはいくつなの?」

 

「え?ええと…じ、19…だったかなー」

 

「「「19ぅ⁉︎」」」

 

三人は俺の妻の年齢を聞いて驚きながらも、未来ちゃんにはもう話してあるのかやっぱりなといった顔だった。

 

その後も俺は友人達に質問責めにあい、妻が元ツヴァイウイングの奏だと言う事や、ラストライブでプロポーズした事もした事も話す事になった。

 

そのあとどうにか未来のフォローもあってか、響と二人にさせてくれて、響を新しくベアー号につけたサイドカーに乗せた。

 

「んじゃあ皆、また会う時あったらよろしく!響と仲良くしてくれよ!」

 

「じゃあ未来、後でね?」

 

「はいはい、門限までには帰ってきてね?」

 

「んじゃあかっ飛ばすぜぇ!」

 

「お義父さんそれもうやめてって言ったでしょ⁉︎」

 

「しゃらくせぇ!ゴールデンに行くぜー!」

 

「いやああああああ⁉︎」

 

ベアー号のスピードを最初からMAXにし、リディアン音楽院を後にした。

 

 

 

「ねぇ」

 

「ん?」

 

「どした?」

 

「響のお義父さんって、もしかして危ない人…?」

 

「「ああ…確かに…」」

 

「(はあ…ホント響のお義父さんって派手なんだから…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく走っていると、響が「お義母さんに会いたい」と言ってきたので、家までそのまま走る事にした。

 

ものの数分で家に着き、響がサイドカーから降りると、俺にヘルメットを渡してすぐ様家に入った。

 

「お義母さーん!」

 

「ヒビキ!どうしたんだよ急に帰ってくるなんてさ?」

 

「えへへ、お義父さんがお仕事早く終わったみたいだから寄ってもらったんだー」

 

「ふーん…なーるほどー…」

 

家の中に俺が入ると、奏が突然現れて俺を自分の胸に埋めこんだ。

 

「むぐぅ⁉︎」

 

「このこの!一言連絡してりゃあたしも一緒に行ったんだぞー!反省しろー!」

 

「ん、んな事言ったってよぉ…」

 

「言い訳無用!このまま反省するまであたしに抱きつかせろー!」

 

「か、勘弁してくれぇ⁉︎」

 

そんな感じのやり取りが10分くらい続いた。

 

やっと奏から解放された俺は、奏と一緒に響の学校の生活を聞いていた。

 

最近は猫やら老人の手助けをしているせいで遅刻気味で、オマケに成績も少し下がってきているとも話していた。

 

「はあ…私って呪われてるのかなー…」

 

「ハッハハ!気にする事ねぇよ響?確かに成績が下がり気味なのはいけねぇ事だけどよ、でもだからってそれを呪われてるなんて思っちゃダメだぜ?」

 

「そうそう、誰にだってそういう事はあるさ、あたしだってそれと似たような事あったぞ?」

 

「お義母さんにも?」

 

「ああ、だからな響?自分の行いに自信を持て。響の人助けは決して悪い事でもないし、それをわかってくれない人がいんならまたこうして義母さん達にも相談すればいいしさ?」

 

「…うん、そうだね。ありがとう、お義母さん!」

 

「いいってことさ、娘の為になるならナンボって言うしな」

 

「ハハッ、ちげぇねぇや!」

 

家族の会話は響の門限ギリギリまで途切れる事はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく話こんでいると、響が寮の門限がギリギリの状態に気づき、俺が送っていく事になったが、奏も付いていくと聞かなかったので仕方なく俺の後ろに乗せる事にした。

 

しばらく走りこんでいると、突然何処かの工場が爆発しているのを見て、まさかとは思ったがとりあえず響を安全な場所に隠れさせようとベアー号を走らせていると、運命はそれを許さないのか突然ノイズがベアー号前に出てきた?

 

「ちっ!来やがったか!響!サイドカーを外すからこっちに飛び乗れ!」

 

「えぇ⁉︎でもそしたらお義父さん運転が…」

 

「心配すんな!義父ちゃんを信じろ!」

 

「う、うん!」

 

響はどうにかうまくサイドカーからこちらに飛び乗ると、響を前側に座らせて、サイドカーを外しながら宝具モードに変形させた。

 

「そんじゃかっ飛ばすぜ!二人とも、しっかり捕まってろよ!」

 

「う、うん!」

 

「おう!」

 

「んじゃ行くぜ!ゴォォォルデンドラァァァァイブ‼︎」

 

宝具モードになったベアー号でノイズの前に突っ込み、次々にノイズを引いていった。

 

ノイズを一掃すると、工場付近にまでベアー号を止めると、ノイズが次々に俺達の前まで迫って来ていた。

 

「ちっ、囲まれちまったか…」

 

「ど、どうしよう、お義父さん…」

 

「大丈夫さ、生きる事さえ諦めなきゃなんだってできる!」

 

奏は首に下げていたガングニールを手握った。

 

「だな!よぉし行くぜぇ!」

 

俺はとっさに取り出したベルトに電力を流し込み、変身の準備をし、奏はシンフォギアを起動させた。

 

『バルウィシャル ネスケル ガングニール トローン…』

 

『変…身ッ‼︎』

 

奏がシンフォギアを起動させガングニールを纏うと同時に私はオメガモンへと変身していた。

 

『オメガモン!』

 

変身が完了すると、二人とも響の前へと立った。

 

『響!ここは義父さん達に任せて早く行きなさい!』

 

「で、でも…」

 

「大丈夫!義母さん達はこんな奴らに負けやしないからさ!さあ早く!」

 

響は決心したかのように私達から離れると、私は念のためということで響にある物を投げた。

 

『響、これを持っていきなさい』

 

「え?わっとと…!」

 

響に投げた物は、響の心臓付近にあったガングニールの破片を修復して一つの塊にしたネックレス。響はそれをどうにかうまくとれた。

 

『お守りだ、きっとそれがお前を守ってくれる』

 

「…うん、ありがとう、気をつけてね!」

 

響はネックレスを首に下げながら走り出した。

ノイズはそれを逃さまいと襲おうとしたが、それを私と奏で止めた。

 

「行かせねぇっての!」

 

『奏…あえて何も言わなかったが、大丈夫なのか?』

 

「ああ、娘の為にやれる事はやりたいしな!」

 

『…分かった、では行くぞ!」

 

「おう!」

 

私達二人は、ノイズに向かって突撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃響は、逃げている途中に出会った女の子と共にノイズから逃げていた。

 

しかしノイズのしつこさは果てがなく、とうとう壁際に追い込まれてしまった。

 

「お姉ちゃん…」

 

「大丈夫!必ず…必ず私が助けるから!生きるのを諦めないで!」

 

ノイズが響に向かって攻撃しようとすると、響の下げていたガングニールの塊が強い光を放ちだした。

 

「え?これって…」

 

「綺麗…」

 

攻撃し始めたノイズがその光に包まれて消えると、ノイズ達は一斉に後ろに下がった。

 

響はもしやと思い奏が言っていた言葉をそのまま真似て言ってみた。

 

「……バルウィシャル ネスケル ガングニール トローン……」

 

すると響の体も光を放ち、次第に響よ体にガングニールが装着される。

 

装着し終えると、響は自分の姿を見て驚いていた。

 

「ふえ?なにこれ?」

 

「お姉ちゃん、すごい…」

 

ノイズ達は響を見てすぐに攻撃を開始しようとすると、響はとっさの反射神経で、女の子を抱えながら逃走した。

 

すると、追ってきたノイズが巨大なレーザーによって一掃されていた。

 

「あ、あれ?」

 

『無事か、響?』

 

声が空からしたので見ると、そこには自分の義父のオメガモンもその肩には奏が乗っていた。

 

オメガモンが下に降りると、肩に乗ってた奏が心配してたかのように響を抱きしめた。

 

「響!」

 

「うわっ、お義母さん?」

 

「響…、無事でよかった…、でもその姿って…」

 

「ふえ?これ?お義父さんがくれたお守りが光ったからお義母さんと同じ事言ったら、こうなってて…」

 

二人が話こんでいるとノイズが集まりはじめてこちらに攻撃してくると。

 

『エミュテウス アメノハバキリ トローン…』

 

突如として聞こえた歌と共に巨大な斬撃がノイズへと降りかかり、何体かのノイズはそれに巻き込まれて消滅していた。

 

『今のは…』

 

「翼の…技?」

 

しばらくすると、工場のパイプから翼が降りてきて、こちらに近づいてきた。

 

「奏!」

 

「翼!随分久しぶりだなー、元気だっか?」

 

「奏こそ、元気そうでよかった。…?その子は?」

翼が響を見ると響は緊張しながらも自己紹介をした。

 

「はは初めまして!坂田響です!好きな食べ物は…「とりあえず後で話を聞きます、それよりもまずは…」え、あ、はい」

 

ノイズ達を見ると、次々に一箇所に集まると、巨大なノイズと化して私達の前に出てきた。

 

「でかっ⁉︎なんだありゃ⁉︎」

 

「…ノイズが合体した?あの大きさじゃ、周りに被害が…!」

 

翼達がその大きさに少し怯んでいると、私はこの時を待っていたかのようにグレイヘッドからある物を出した。

 

『…いよいよこれを使う時が来たか…』

 

「お義父さん…?」

 

『…響」

 

「ん?」

 

『……勝つぞ』

 

「……うん!」

 

私が取り出した物、それは。

 

『響!「ふえ?」翼!「?」デジクロス!』

 

それはクロスローダー。響と翼をデジクロスさせると、2人の体が一層輝き出し、自然と空を飛びついにはぶつかりあっていた。

 

そして強い光と共に現れたのは、私と同じ頭部となり、一部が光の粒子で構成され、響のギアと翼のギアが合体した姿がそこにはあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




次回は戦闘パートです。

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