スーパー耐久、富士ラウンド。9時間と言う長丁場のレースも、いよいよ大詰め。チェッカーフラッグまで、残り10分。
チームKSのフィットは、大きなトラブルに巻き込まれる事もなく、順調にラップを重ねてきた。
その結果、2位に一分近くの差をつけて、ST-5クラスのトップを走行している。最終スティントでステアリングを握るのは、山田健三。
監督兼任の菊地は、山田に無線を飛ばす。
「車に何か異常は無いか?」
≪……フロントが大分辛いじゃん。でも燃料は大丈夫。後ろからは来てない?≫
「後ろとは1分位差がある。あちらさんもペース的には結構きつそうだから、無理にペースアップしなくても大丈夫だ」
≪りょーかい……≫
今は、確実にフィットをチェッカーまで運ぶ事。それが山田に与えられた使命だ。
FFのスペシャリストとして名高い山田は、多くのFF車を乗り継いできた。それだけに、FF車の走りを熟知している。
フロントタイヤでステアリング舵角と駆動輪を兼ね備えるFFは、もっとも初心者向けの駆動方式と言われる。
その理由として多く挙げられるのは、限界域でのコーナリングの際にアンダーステアしか出ない分、挙動を乱しにくい。つまり、安定方向のステア特性となる事が言われる。
単純に言ってしまえば、テールスライドのコントロールする必要が無くなる点が、初心者向けと言われる所以だ。
しかしである。
FFの限界を引き出して乗りこなすとなると、話は大きく異なってくる。
リアタイヤは荷重を支えるだけと言う点から、リアタイヤを使いこなす点が非常に難しい。加えて極端にフロントヘビーなレイアウト故に、リアのスライドを誘発させて曲げる事は、FRに比べたらはるかに難易度が高い。
また、操舵と駆動を兼ねる為、フロントタイヤにかかる負担も非常に大きい。その分、ステアリングの操作もアクセルの踏み方も、他の駆動方式よりも繊細にコントロールしなければならない。
ある意味では、FRよりも難しい操作が求められる事も、FFの特徴だとも言えよう。
山田自身、FFの長所も短所も分かりきっている。だからこそ、FFを速く走らせる事が出来るのだ。
安定したラップチャートを刻む。
タイヤが厳しくなった状態でも、一定のラップを刻み続けるのは、並みのドライバーではまず不可能だ。
フィットがコントロールラインを通過。2位のマシンのペースに合わせて、ギャップをコントロールする。
通り過ぎたマシンを見て、菊地はほくそ笑んだ。
(……FFに限れば、山田は俺以上に上手いからな)
国内トップカテゴリーで戦った菊地真一をして、ここまで言わせる。山田がFFのスペシャリストと異名を持つ事は、だてじゃないのだ。
そして、9時間が経過し長い戦いもようやく決着する。ついにチェッカーフラッグが振られた。
チームKSのフィットは四戦目にして、今シーズン初勝利を飾った。チームKSとしても、優勝は三年ぶりの事だ。
「やったー!!」
「よーし!! よくやった!!」
チームのクルーやスタッフは、優勝の喜びを全身で表していた。
「山田ー!! 良い走りだったぞ!! 最高だ!!」
菊地は、無線越しに山田を褒めたたえた。
≪ありがとー!! 皆サイコーじゃんか!!≫
無線機の向こうから、歓喜の声で叫ぶ山田が居た。
レースも終わり表彰式。レースに参加する者であれば、誰しもが目指すポディウムの中央に、チームKSのドライバー4人は立っていた。
シャンパンシャワーを浴び、レーシングスーツに炭酸の水滴が降りかかる。それは最高の気分だった。
参戦一年目にして優勝を手にした原田美世は、両手を高々と挙げて喜びを爆発させた。
グランドスタンドからその光景を見る拓海は、フッと笑みを見せた。
(……美世の奴、うれしそうだな)
「どうしましたか?」
久永は、拓海に声をかける。
「……美世が、あんなにうれしそうにしてるの見るとさ。苦労した甲斐があったんだろうなって思ってよ」
拓海は、美世がトレーニングルームで鍛えている光景を思い出した。
「苦労が報われる瞬間と言うのは、言葉では表せないものですからね……」
その胸中を察しているのか、久永はそう代弁した。
「カッコイイな……美世さん。マジでロックだぜ」
「……うん。凄い先輩だって、思ったぽよ」
夏樹も里奈も、称賛の言葉を出していた。
日も落ちて、時刻は21時を回っていた。
せっかくの優勝なので、すぐにでも祝勝会に繰り出したいところだが、まずはサーキットから撤収する事が先決だ。
レースを戦ったフィットも積車に積まれ、メンテナンスガレージを担当するファクトリーFUJIへ帰還した。
「よ~し。これで完了だね」
積車を運転してきたのは、ドライバーも担当している美世だ。下っ端のドライバーは、色々やらなければいけない事も多い。
フィットが積車から降ろされ、ガレージの中に運び込まれる。
「おっし、お疲れさま。今日は最高の結果で何よりだ」
そう声をかけたのは、ファクトリーFUJIの代表の藤巻だ。レースではチームKSのチーフエンジニアも務めている。
「いえいえ。あたしなんかじゃ、まだ足手まといですよ。今日の優勝だって、菊地監督に岩崎さんに山田さんの力が大きいですもん。
まだ、他の皆に頼ってる部分が大きいですから」
謙遜する美世に、藤巻はフッと笑って見せた。
「そりゃ、あいつらはGTにも出てるんだ。経験を積んでる部分が大きいさ。
ドライバーとして一番油が乗るのは、経験を積んでなおかつ体力に不安のない、三十過ぎくらいが一番ベストだと俺は思ってる。
岩崎なんかは、今からが一番いい時期になるが、山田は若干下降線の域に来てる。もちろん、すぐにどうなるって事はないが、間違いなく体力や動体視力は落ちてきてるって自覚はあるだろう。
その点、原田さんはまだこれからのドライバーだ。あの二人から色々なノウハウを吸収していく事で、一層レベルアップしていけるさ」
藤巻は、そう助言した。
「……はい。頑張ります」
美世は笑みを見せる。
そして、美世はガレージに保管してある、一台のマシンを見た。
カバーの被せられ、そっと休息をとるマシン。
「……気になるかい?」
藤巻の言葉に、美世はコクリと頷いた。
「ま、原田さんが気になるのも、無理は無いな」
そのカバーの隙間から見える、蒼いボディ。かつて首都高で、彗星の様に頂点を極めたマシン。そして、昨年の冬に美世が自らの手で、オーバーホールした車両だ。
「岩崎さんから聞きました。TCFに出るんですよね?」
美世は藤巻に聞く。
「……ああ。岩崎が自ら申し出てきてな。
折角原田さんがオーバーホールしたから、思いっきり富士で走るって言ってたよ」
藤巻はニヤリと笑う。
「日本中から選りすぐりのチューニングカーを集めて、最速のマシンを決めるイベントですもんね。
あたしも出てみようかな……」
美世はついつい本音を言ってしまう。
「……ま、仮に出るとしても、原田さんのR33だと相当苦しいな。
TCFのレギュレーションじゃ、ストリート仕様のマシンに勝ち目はないさ」
「…………」
本当の事を言われ、美世の口先が尖った。
「ただ、仮に原田さんが出るとするなら……こっちのマシンのドライバーを頼もうと思ってる」
藤巻は、別のマシンを指で差した。
「……あのクルマは」
美世は、その車両に目を向ける。
「ああ……俺のだ。
年季の入ったマシンだが、新型に負けるつもりは無いぞ」
藤巻はニヤリと笑みを見せた。
レース観戦も終わり、東京に戻る頃には日付が変わっていた。
一足先に、久永は自宅に送られた。
「では、お疲れ様です。お先に失礼します」
RX-8の助手席から降りて、開けられた窓から夏樹へ言った
「ええ。じゃ、また事務所で……」
少し眠そうな目で、夏樹は左手を振る。ちなみに、拓海も里奈も睡魔には勝てず、後部座席で寝むっている。
そのまま窓を閉めて、RX-8はクラクションを二回鳴らして発進。そのテールランプが見なくなるまで、久永は見送った。
しかし、久永に眠気は無い。自宅へ戻ると、パソコンを起動させ、すぐにTCFの事を調べる。公式ホームページには、過去の参加車両やリザルトが掲載されていた。
(……6年前から開催されているのか。
やはり有力なのはR35GT-R……。それに次いで、ランエボやインプレッサと、34、33、32の第二世代のGT-R。それに加えて、FD3SRX-7が主力か……)
久永は、初開催の時点でアメリカに留学していた為、TCFの存在は知らなかった。
「…………」
記載されている内容を、事細かに読んでいく。何時しか、その目つきは鋭く研ぎ澄まされていた。全ての内容を読み終える頃には、時刻は朝四時を過ぎていた。
(……もうこんな時間なんだ)
あと数時間後には、事務所に出勤しなければならない事に気が付いた。
仕方なくパソコンをシャットダウンし、久永は寝る事にした。
翌日の夕方。
美世は内藤自動車の事務室で、昨日の結果を嬉しそうに語る。休みを取っているにも関わらず、わざわざ出てきて、だ。
「……と言う訳で、あたしは初めて表彰台の真ん中に立つ事が出来たんです!!」
堂々と胸を張り、美世は腰に手を当てて自慢げに答えた。全日本クラスのカテゴリーでの初優勝は、美世にとって一番師匠に伝えたい事だったに違いない。
「そりゃ、良かったな。ま、他のドライバーが良かったのも理由だろ?」
その師匠の内藤は、伝票を整理しながら、意地の悪い答えを言った。
「ぶぅ……」
美世は、頬を膨らませて拗ねる。
「大体、一緒に組んだのは、現役のGT300ドライバー二人に、元ホンダのワークスドライバーじゃねぇか。美世一人走った訳でもねぇだろ?」
「それは、そうですけど……」
「確かに、お前の腕は上がってるのは認めるぜ。テストドライバーに抜擢されてから、美世のテクニックは相当レベルアップしてるぜ。
だが、レースってのは一人で戦えるもんじゃねぇさ」
内藤の言葉は図星だった。
「ところで、健さんはレースに参戦した経験は有るんですか? 元々GTでメカニックだったのは知ってますけど」
美世は、改まって聞いてみた。
「メカニックで帯同した事はあるが、ドライバーとしては無いな。富士は多少走った事あるが、レースにまで出る気は起きなかった。
ドラテクを磨くならサーキットの方が良いのは当然だが……俺には合わなかっただけよ」
如何にも内藤らしい、生粋のストリートファイターの答えだ。
そもそも、カートでキャリアをスタートさせた美世と、ストリートを主戦場とする内藤では完全に畑が違うのだ。
そんな会話をしている時だ。
「……すいませーん」
内藤自動車に来客だった。
「はいよ……って、あんたか」
店の前に立っていたのは、久永だった。しかも、わざわざ歩いて来店だ。
事務室に招かれると、美世は座ったまま出迎える。
「あ、久永さん。いらっしゃいませ」
美世はそう言った。
「……昨日はおめでとうございます、原田さん。良い走りを見せてもらいました」
久永がそう述べると、美世は照れくさそうに笑った。
「あんまり、褒めない方が良いぜ。調子に乗るからよ」
内藤に言われ、美世は不服とばかりに口を尖らせた。
ソファーに座ると、内藤が改めて商談の姿勢に入る。
「仕事はもう終わりかい?」
「ええ。今日はもう終わりなので、ちょっとご相談があってここへ来ました」
そう言って、久永はスマートフォンを出した。
画面には、TCFのホームページが表示されていた。
「ほう……」
「これ……」
内藤も美世も、食い入るように画面を見つめる。
「……昨日一昨日と、富士に行った時にこのイベントのポスターを見ました。
そこで……」
「…………」
久永の言葉に、内藤はそっと耳を傾ける。
「このイベントに……参戦したい」
「……ほう」
久永は言葉を続ける。
「特に確信がある訳じゃありません。だけど、日本一のチューニングカーを決めるレースに出れば……自分の中で何か踏ん切りが付く。そんな気がしたんです……」
真っすぐに久永は、内藤を見つめた。
「……確かに、TCFはチューニングカーの祭典だ。だが、それに参加した所で、迅帝は出てくるとは限らねーぞ?」
そう言って、内藤は一本の煙草を吸い始める。
「……そうかもしれません。でも……」
「来ますよ……迅帝は」
そう言って、久永の言葉を遮ったのは美世だ。
「……どういう事ですか?」
久永は、目を見開いた。
「今まで、黙っててごめんなさい。
実は……あたしは迅帝の正体を知っているんです。勿論、彼の乗っていたGT-Rの事もです。だけど、迅帝はもう二度と首都高には戻ってこないんです。
彼は首都高を降りましたから……」
「…………」
「ただ、今年のTCFに参加する事も、本人から聞いています。それに……あたしも参戦する話が進んでるんです」
美世から本当の事を聞き、久永は何も答えない。
「……美世。このタイミングで、切り出すってのはどういうつもりだ?」
内藤は、真っすぐに美世を見た。
「話すタイミングがなかなか無かったんですよ。
それに……打倒迅帝を果たしていないのは、何も久永さんだけじゃないんですよね」
美世は、ちらりと内藤を見た。
「……ふん、そういう事か」
何かを察して、内藤は紫煙を一口吸い込んだ。
「……久永。仮にTCFに参戦するとして、車はどうするんだ?」
内藤の言葉に、久永は答えた。
「……JZA80スープラ。これ以外に考えられません」
「スープラね……。たしかに良い車だが、GT-Rを相手にするには、結構不利だぞ?」
「構いません。僕にとっては、スープラが一番なんです。
自分の好きな車で走る。それが“走り屋”という物じゃないでしょうか?」
久永はニヤリと笑った。
「分かった。予算はどれくらいを考えてる?」
「……いくらでも掛けますよ。迅帝に勝てるマシンが作れるならね」
予算は無制限と断言した。
「オーケー。
チューニングベースとなりゃ、なるべくボディのしっかりタマにしねーとな」
「よろしくお願いします。
ただ……エンジンだけは当てがあるんで、ボディの方を内藤さんにお願いします」
「……分かった。早急にスープラを探してみる」
そう言って、内藤はソファーから立ち上がった。
久永が去った後、内藤は早々にオークションでスープラを探し始めた。
「……ま、TCFに参加するんなら、グレードなんか関係ねーからな。なるべく距離の走ってないNAモデルで十分だ」
内藤は早くも何台かピックアップしている。
「……火が点きました?」
いたずらっぽい笑みを見せて、美世が聞く。
「……お前に点けられたようなもんだ。ま、リベンジを狙うのは俺も同じだからな」
内藤はわき目もふらず答えた。
一方の久永も、アメリカに居た頃の知り合いにメールを送った。
(……迅帝に挑むなら。勝つためだったら、あのエンジンしか無い)
絶対に勝つための切り札が、久永にはあった。
数日後の昼下がり。久永の携帯電話に、一本のメールが届いた。
内容は“車が来た”と。
たまり気味の書類を片づけ、内藤自動車に向かう頃には20時を回っていた。
「……すいません、遅くなりました」
久永は急ぎ足で内藤自動車に向かった。
息を切らせながら到着すると、内藤、美世に加えマッシブライダーズの面々も工場でたむろっていた。
「おう。良いって事よ」
「……車は?」
「そこに置いてある」
内藤が指差した先に、久永は視線を向ける。
そこには、黒いJAZ80スープラが、堂々と待ち構えていた。
「これが、ベース車ですか」
「ああ。諸経費込みで40万だ。
色々探してる時に、ちょうどオークションで出てきたから、速攻で買い付けたぜ。モノは6万キロのSZのAT車で車検は残り1年半。ざっと見たが修復歴は無いから、程度は良いな」
「オートマですか」
「ああ。ATだったら、そこまで荒く乗られる事は無いからな。どの道ボディさえ手に入れば、残りは殆どいじる。結構大がかりになるぜ」
内藤はニヤリと笑う。
「……久永さん、マジで車買ったんだ」
夏樹は、呆れ半分と言った様子。
「ん~……まだ車高が高いっしょ?」
里奈は、全然違う所に着眼した。
「…………」
拓海は無言でスープラを見つめるだけ。
マッシブライダーズの面々の思惑は様々だ。
ここで、美世はある話題に踏み込む。
「ところで、久永さん。エンジンだけは当てがあるって言ってましたよね?」
「ええ。その件ですが、アメリカの知り合いに交渉した所、オッケーが出ました。
来週の頭には、航空便で届くように手配してます」
久永も準備を始めていた。
「ほー……。アメリカから取り寄せるとな」
内藤は、そのワードに引っ掛かりを覚えた。
何も、スープラに搭載されている2JZを探すなら、日本の方がはるかに早い筈だ。
「ええ……。ちょっとした秘密兵器ですよ」
異常なまでに自信を見せる久永に、ある種の不気味さを感じていた。
彼の言う秘密兵器。
空輸されたエンジンが内藤自動車届くと、その正体に度肝を抜かれた。
木箱にがっちりと梱包されて届いたエンジンや補器類。それに加え、オーバーホール用のスペアパーツに、トランスミッション等。重要なパーツ類が、フォークリフトで荷卸しされて、工場内で御開帳する。
「……こりゃ、とんでもない代物を持ち込みやがったな」
蓋を開けて、内藤は度肝を抜かれた。
(……あの人は一体何者なんだろう)
美世さえも生唾を飲む。
届けられたエンジンは、2,1リッターの直列4気筒。3S-GTEベースのレーシングエンジン。
トヨタ社内通称コード“503E”。
かつてのJGTCや、IMSAで使用されていた代物だ。
「……これをあのスープラに載せるってのか。相当な化け物になるぜ……あのマシンは」
何十機ものエンジンを組んできた内藤ですら、身震いする。
「こんなに凄いエンジンを触れる日が来るなんて、夢にも思わなかったよ……」
美世もそのモンスターマシンの心臓に手を触れた時、鳥肌が立っていた。
3S-GTEと言えば、長らくトヨタの中核を担うエンジンだった。
コロナなどの大衆車の他に、セリカやMR2、アルテッツァ等のスポーティーマシンにも搭載されていた。
しかし、モータースポーツでも長らく活躍していた事でも、非常に有名である。
WRCで活躍したセリカGTFourやカローラWRカー。他にも4ドアのツーリングカーレースで戦った、コロナやチェイサー等のレーシングカーにも転用されていた。
鋳鉄のブロックの3Sは、他のメーカーの4気筒エンジンの中でも、エンジン重量が重いという欠点がある。半面、鉄ブロック故にアルミブロックよりもはるかに頑丈な構造をしており、高ブーストに耐えられるという利点もある。
グループCのレーシングカーに搭載されていた3Sでは、予選アタック用のハイブースト仕様で、800馬力を超えていたとも言われる。
究極のチューニングカーは、レーシングマシンさえも超えるのか。
「……やってやろうじゃねぇか。究極のマシンメイキングをな」
内藤は、強く強く拳を握りしめていた。
マニアなネタを仕込みました。