アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ 3rd SEASON (完結)   作:栗ノ原草介@杏P

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 Cパート

 

 

 

 765プロ本社ビルの応接スペースで、プロデューサーは約束の相手を待っていた。

 そこは、新しいビルだった。

 新築のにおいが、残っていた。

 少し前まで、雑居ビルに事務所を構えていた芸能プロダクションのものとは思えない、立派なビルだった。

 

「すいません、お待たせしちゃいまして」

 

 応接スペースに、スーツ姿の女性が現れた。

 髪をまとめて、メガネをかけているその女性は、きびきびとした動作で、頭を下げた。

 プロデューサーも、すぐに立ち上がって、頭を下げた。

 そして互いに、名刺を交換した。

 貰った名刺には、プロデューサーの肩書きがあった。

「346さんと、こうしてお仕事のお話をするのは、初めてですね」

「はい。このたびは、お忙しいところ、時間を作っていただいて、ありがとうございます」

「いえいえ、こちらこそご足労いただいてしまって」

 挨拶代わりの世間話は、すぐに終わる。

 765プロの女性プロデューサーは、着席するなり、厳しい表情で――

「お話をいただいた件ですが、やはり我々としては、あまり積極的になれません」

「他の事務所と合同で仕事をすることが、問題、なのでしょうか?」

 女性プロデューサーは、うーんとうなって、肩をすくめて――

「346さんがどうとか、そういう理由じゃないんです。ただ、うちの場合、他の事務所と色々ありまして。それで、できる限り、うちの事務所だけでやるようにしているんです」

 プロデューサーは、何も言わずに頷いた。

 765プロと961プロの関係については、業界の人間なら誰しも知っている。

 だから、予想はついていた。

 765プロが、自分の提案した企画に、どういう反応を示すか。

 場合によっては、断られてしまうかもしれないと。

 

 しかし――

 

 簡単に引くわけにはいかない。

 シンデレラ達に大きな舞台を用意するためには、765プロの協力が必要不可欠である。

 だからプロデューサーは、こぶしを強く握って――

 

「チャンスを、いただけませんか?」

 

「チャンス、ですか?」

 女性プロデューサーは、いぶかしげに眉をよせた。

「いきなり、例の企画に参加してもらうのは、抵抗があると思います。なので、うちの事務所のアイドルと、765さんのアイドルで、一緒に仕事をしてみて、それから、結論を出していただけませんでしょうか?」

 女性プロデューサーは、腕を組んで沈黙した。

 プロデューサーは、祈るような気持ちで、女性プロデューサーを見つめた。

 

「リツコ! お客さんか!」

 

 応接スペースの入り口から、褐色のアイドルが顔をだした。

「ちょっとナターリア、今大事な話をしてるんだから……」

 女性プロデューサーがたしなめたが、褐色のアイドルは構わずに、応接スペースに入ってきた。

「ナターリアに仕事か? お待ちかねだゾ!」

「そうじゃなくて……、いや、そうね……」

 女性プロデューサーのメガネが、キラリと光る。

 そして、褐色のアイドルの背中へ、手を回して――

「この子、売り出し中の新人なんですけど、この子を使ってもらえるような企画、検討できますか?」

「ナターリア、よろしくお願いするゾ!」

 褐色のアイドルが、笑顔で頭をさげた。

 その名前と、言葉から、恐らく、外国出身のアイドルなのだと見当がついた。

 外国出身のアイドルは、扱いが難しい。

 言葉はもちろん、価値観や常識が異なるので、思わぬトラブルに見舞われることも珍しくない。

 

 けど、プロデューサーは、迷わなかった。

 

 シンデレラプロジェクトには、アナスタシアがいる。

 彼女を理解し、ユニットを組んでいる新田美波がいる。

 

 二人に任せれば大丈夫だと確信し、プロデューサーは企画の検討を約束した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 オーディオコメンタリー(あとがき)


 プロデューサーの皆様、やみのまでございます!
 このたびは拙作にお付き合いいただき、まことにありがとうございますっ!

 今回は、シンデレラプロジェクトの守ってあげたい系アイドル――チエリエルのお話を書かせていただきました。
 彼女に関しては、成長物語にするのが鉄板なところですが、成長して欲しくないと思う自分がいるのもまた事実で、執筆にあたり葛藤がありました。
 チエリエルはそのままでいいんだよ俺が守ってやるからさぁぁああ――ッ! と戯言をのたまう〝もう一人の自分〟を戒めつつ、キーボードを叩きましたw

 〝主人公を絶望させる強キャラポジション〟を担当してもらった志希にゃんは、すぐに匂いをかぎたがるクンカー系アイドルです。
 一度でいいから彼女にクンカされてみたいものです。
 でも真顔で「くっさ!」とか言われたらどうしよう。
 果たして自分は、それをご褒美と受け止めて喜ぶことができるのか?
 紳士としての力量(?)が試される局面ですね……w

 次の月末ガシャが終わる頃、次話を投稿する予定です。
 次回はミナミィが外国人ハーレムを作る話を予定しております。

 またお付き合いいただけると最高にハピハピでごぜーます!


 ――さて、話を現実にシフトしますが、

 プロデューサーの皆様は、バレンタインにかな子ちゃんからマカロンをもらいましたでしょうか?
 まさかマカロンメーカーとコラボするとは、正直、予想外でしたw
 デレマスは、予想の斜め上を行くコラボをするから油断できません。
 日商簿記とか、日商簿記とか、日商簿記とか!w
 ボイスメッセージを公開したり、アーニャちゃんを巻き込んで寸劇をしたり、もうやりたい放題ですw
 商工会議所に潜伏しているであろうプロデューサーに、この場を借りて一言いわせていただきたい――

 いいぞ、もっとやれ!

 この世の全てをデレマス色に染めてしまうのだー(悪の大魔王感w










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