IS 転生して貰った物は!? 旧式   作:マーシィー

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更識姉妹ルート(ただし、失敗すると二人ともヤンデレになります)

布仏姉妹ルート(ただし、キャラが把握できていないので会話が少なくなります)

NTRルート(寝取りルート。一夏ハーレムの誰かを寝取る。失敗すると主人公勢が敵にまわります)

孤独ルート(ヒロイン無し)

この作品がゲーム化したら作者はこうするんだ。


その10

 生徒会からの呼び出しが終わり、教室に戻り席に着く。後ろのドアからこっそりと入ってこっそりと席に着いたおかげで誰にも気づかれていない。

 

 フフフ、地味スキルは着々と向上しているようだな。そんな風に悦に浸っていたら、クラスの皆の話が聞こえてきた。

 なにやらクラス代表戦の事で盛り上がっているようだ。……という事は「その情報、古いよ」来ました。

 セカンド幼馴染こと、ちっぱい、じゃ無かった凰 鈴音。原作では初期から登場している物のクラスが違う事で何かと不憫な目にあっている子です。

 

 その後は織斑先生の登場で何か小物っぽいセリフと共に戻っていく彼女。今思ったんだけど、彼女、廊下で入るタイミング計ってたから授業開始ギリギリに登場したのかな?

 廊下で聞き耳を立てながら入るタイミングを計ってる代表候補生。……シュールだ。その後いつも通りに授業が進みお昼の時間になって、すぐさま教室から離脱した俺。昨日のように一夏と一緒に食事をする気は無いのだ。それに今日、彼女が起こすイベントに巻き込まれたくないからな。

 

 そうして来ました。俺がいつも食事している隠れ家的な場所。ここは木や校舎等で普段は暗いのだがお昼時、つまり日が一番高くなる時だけ一部分だけ日が当たる場所があり、俺はいつもそこで食事している。

 そこ、寂しい奴とか言わない。こうした日々の小さな努力が後々大きな意味を出すんだ。そう思っていたら

 

「お先に失礼してるわよ、四五六君」

 

 地面にシートを広げ笑顔で座っている生徒会長に姿が。

 

「……何故、ここに?」

 

「此処わね、私のお気に入りの場所なの。最近はちょっと忙しくて来れなかったんだけどね」

 

「……さいですか」

 

 ここでUターンしても厄介事になるだろうと諦めて、「失礼します」と一言掛けてシーツに座らせてもらう。

 

「ふふん。此処に目を付けるとは四五六君なかなかやるわね」

 

「いえいえ、たまたま見つけただけですよ」

 

「そう?」

 

「そうですよ」

 

 そんな会話をしながら俺はお弁当を出す。

 

「それ、四五六君が作ったのかしら?」

 

「ええ。俺の手作りですよ」

 

「……」

 

 俺の作ったお弁当の中と自分が作ったお弁当の中を見比べる楯無さん。

 

(何かしら、この言いようの無い敗北感は……)

 

「どうかしましたか?」

 

「え!?何でも無いのよ、何でも」

 

「そうですか」

 

 不思議に思いながらも、「いただきます」と言ってからお弁当を食べ始める俺と楯無さん。

 

「その卵焼きおいしそうね」

 

「なら、そのから揚げとなら交換しても良いですよ」

 

 おかずの交換をしたり。

 

「……悔しい、でもおいしい」

 

「何が?」

 

 俺の卵焼きを食べた感想を聞いたり。

 

「食後は紅茶よね」

 

「いや、緑茶でしょ」

 

 食後の飲み物で言い争ったりしながら、お昼が過ぎていった。

 

「……ふぅ。こうしてゆっくりお昼を食べるのも久しぶりね」

 

「忙しそうですからね。生徒会長って」

 

「そうよー、忙しいのよー生徒会長って」

 

 ぐうたれた感じになって話す楯無さん。

 

 と言うか、楯無さんてこんな感じだったけ?人をおちょくるのが趣味の人だと思ってたんだけど。

 

「こうしてると普通の女の子ですね」

 

「だれが〜」

 

「楯無さんが」

 

「……へ?」

 

 キョトンとした表情を浮かべる楯無さん。

 

「生徒会室で話したときや、今一緒にお昼を食べた時の楯無さんは普通の女の子ですね」

 

「な、な、な」

 

 顔を赤くしながら驚く楯無さん。

 

「なに、言ってるのかしら四五六君は。私は生徒会長でIS学園最強なのよ。偉いのよ」

 

「そうですか?妹の事を心配したり、今みたいに一緒に食事をした限りでは楯無さんは普通の女の子じゃないですか?」

 

「な!!……フゥ。四五六君と一緒にいると何でか調子が狂うわ」

 

「そうですか?」

 

「ええ、そうよ」

 

 苦笑しながら、言う楯無さん。でもその顔は何処か嬉しそうだった。

 

「さてと、私は先に失礼させてもらうわね」

 

「仕事ですか」

 

「生徒会長は忙しいのよ。四五六君」

 

「忙しいのは分かりますが、程ほどにしないと体、壊しますよ」

 

「あら、心配してくれるの」

 

「当たり前ですよ、楯無さんは女の子なんですから」

 

「っ!!」

 

 “女の子”その言葉を聴いた楯無さんは何故か目を潤ませた。

 

「ど、どうかしましたか!?」

 

「な、何でもないわ。そ、それじゃあ私は仕事が有るからバイバイ」

 

 そういって駆け足で、走ってく楯無さん。

 

「何だったんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前話の没案を晒して見る。

 

ヤンデレモードが続いた場合。

 

「あれは、簪さんが俺を慰めてくれただけです」

 

「慰めた?」

 

「そ、そうです。その日の試合で俺が勝てなかったことに、その、泣きそうになった所を簪さんが抱きしめてくれただけで、他意はありません!!」

 

 実際は目にゴミが入って涙が出ただけのを簪さんが勘違いしただけだけど、こう言っておかないとまずい気がする。

 

「ホントウかな?」

 

「ほ、本当です!!」

 

「……」

 

「……」

 

 そのまましばらくの間見つめあう。ここで少しでも目を逸らしでもしたらきっとヤバイ。明日の日の出を見られなくなる気がする。

 

「……フゥ、どうやら本当のようね」

 

 そういって両手を離し手くれた楯無さん。

 

(はぁ〜。助かったのかな?)

 

「……でも、おかしいのよね」

 

「……え?」

 

「簪ちゃんが優しいと言っても同じ部屋なだけの貴方が泣きそうになってたから、ってだけで抱きしめるとは思えないのだけど」

 

「……そ、それはっムグ!?」

 

 気が付いたときには俺は座っている椅子に縛り付けられていた。水によって。

 

(これは!!)

 

「……ねえ、四五六君。本当に貴方、簪ちゃんに何もしてないの?」

 

「ムー、ムー」

 

 首を振り必死に抵抗する俺。だが

 

「ねぇ、どうして話してくれないのかな?……何かやましい事でもあるのかな?」

 

 再び俺の顔に両手を当ててくる楯無さん。両手の部分だけISを展開しながら。

 

「ねぇ、どうして、どうして話してくれないの!?ねぇ、なんで!!」

 

 少しづつ楯無さんの指が頭にめり込んでくる。

 

「どうして、どうして、貴方は簪ちゃんに抱きしめてもらってるの。何で私じゃなくて貴方が抱きしめられてるの?」

 

「ア、ガガガ」

 

「ねぇ、答えてよ。答えなさいよ!!」

 

 薄れていく意識の中、最後に見たのは輝きが無くなり濁った目つきをしながらも涙を浮かべ何処か怯えている表情を浮かべた楯無さんの顔だった。

 

 

 

 

 つまり、ヤンデレモードが続いた場合、四五六君は死んでいたんだよ!!




ダメだ、生徒会長のキャラがつかめない。気が付いたら普通の女の子になってるお。
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