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風のランスター。それは俺の“前世”で見たアニメに出てくる巨大ロボットの事である。こいつは背中についている一対の大型スラスターを使用した高速戦闘が得意でさらにそのスラスターを利用し竜巻を発生させて相手を攻撃する事が出来る。
アニメでは最初に出てきてアニメの主人公を追い詰める物のあっけなく倒されてしまったが、このランスターの性能がもしアニメと同じだったとしたら、一夏と鳳さんのペアではまずいかもしれない。
2人とも接近戦を中心とした戦い方をするのにランスターも接近戦を得意としている。さらにランスターはスラスターを利用して強風を相手に向けて放つ事ができるのだが、これが一番厄介なのだ。2人が戦う場所が制限の無い大空ならまだしもアリーナ内と言う限られた空間で、強風を放たれた場合乱気流の中を飛行するような事になるのだ。
さらに、ランスターの最強攻撃は強風を集めて巨大な竜巻を作り相手にぶつける事によりズタボロに引き裂くのだ。
その様な攻撃を2人が受けたら間違いなく専用機は大破。中の2人も唯ではすまない。どうする。今はまだランスターと一夏達は互いににらみ合っているが、何時までこの状態が続くかは分からない。
……まだ様子見だな。このランスターがアニメと同じ性能を持っている、と決まったわけではないからな。
こんな時、“前世”で見ていた二次創作のオリ主ならすぐさまアリーナ内に突入して敵を倒すんだろうが、俺には出来ない。
「八卦龍」という強力な力を持っているのに、俺はあの中に入っていく事が出来ない。もし俺が「八卦龍」を持っていることがばれたら、きっと以前俺が予想していた事が実現するだろう。
頭の中でどうしてもその事がちらつき、後一歩が踏み出せない。ハハッ、アレだけ原作介入だ、チート無双だって考えていたのにいざ事が起きたらしり込みしてしまう。
……俺は、
アリーナ内
「一夏、あんたはピットに逃げなさい」
「な、鈴何言ってるんだ!!そんな事出来るわけないだろう!?」
「うるさい!!エネルギーが少ししかない素人がいたって邪魔なだけよ」
「でも!!」
「私は中国の代表候補生よ。あんたが逃げる時間と、応援が来るまでの時間ぐらい稼げるわよ」
そういって一夏を逃がそうとする鈴。その時2人に相手から通信が入った。
『残念だが、そうはさせない』
「相手からの通信!?」
『私には織斑一夏の持つISコアの奪取が命じられている』
「俺のISコアの奪取!?いったい誰に」
『貴様が知る必要は無い。なぜなら貴様はここで私に倒されるからだ!!』
其処まで言って相手が動き出す。
「一夏はやらせない!!」
『邪魔だ!!』
鈴の専用機「甲龍」から不可視の衝撃波が放たれる、が
『遅い!!我が風のランスターにその様な攻撃は届かない!!』
不可視であるはずの衝撃波をまるで見えているかのように回避し、接近してくる。
『風のランスターの攻撃、受けてみよ!!ボーンフーン!!』
両肩から強烈な風が吹き出し、鈴を襲う。
「こ、れ、ぐらいぃぃーーー」
鈴は「甲龍」を限界まで機動させギリギリで避けて見せたものの
『風のランスター、出力全開』
避けた先に最大出力で加速したランスターが待ち受けていた。
「きゃぁぁぁぁぁーーーーー」
「りーーーん!!」
最高速度での体当たりの直撃によりアリーナの壁際まで吹き飛ばされISの絶対防御が発動し、鈴は無事だったものの「甲龍」は待機状態になってしまった。
「クソ!!よくも鈴を!!」
怒りに任せ残りのエネルギーのことも忘れ、ランスターに向かう一夏。だが
『その様な単純な軌道では風は捕らえられん』
一夏の攻撃を流れるような動作でかわしていくランスター。
「当たれ、当たれーーー!!」
闇雲に攻撃する一夏。
『……』
それをかわし続けるランスター。そして、元から少なかった一夏のエネルギーが切れる。
「しまっ!!」
『無様な……』
動けなくなった一夏の首を掴み、吊り上げる。
「ぐっ……はな、せ」
『織斑一夏、貴様に怨みはないが、我らが悲願を達成するため貴様のISコアを奪わせていただく』
ランスターが空いている手で一夏からISコアを奪おうとしたその時
「Jカイザー、ファイヤー!!」
アリーナを覆っているシールドから爆音が響き、その音にランスターが振り向いた瞬間ランスターに衝撃が走る。
『何!!』
衝撃で一夏を手放してしまい、地面に落下する一夏。それを受け止める謎の機体。
『何奴!!』
一夏を受け止め悠然と佇む謎の機体。それを睨みつけるランスター。
戦いはまだ始まったばかりである。
ばれた時のリスクを考え、今の日々の事を思うと後一歩が踏み出せない四五六
だが、一夏の危機を見て遂にその一歩を踏み出した
次回、「現れた謎の機体、その名は!?」
君は八卦の輝きを見る