IS 転生して貰った物は!? 旧式   作:マーシィー

4 / 43
その4

 今俺の目の前に居るこの女性。

 

 名前を更識簪と言う。

 

 原作では彼女は自分ひとりの手で「打鉄二式」というISを作ろうとしていた人物である。彼女も原作では一夏ハーレムの一員となるようだが、まさかこんな所で原作ヒロインに会うことになるとは。しかもルームメイトって……

 

「あ~山田先生に聞いてないかな?今日からこの部屋のルームメイトになる一二三四五六だが」

 

「……そういえば、そうだったかな」

 

「では、改めて自己紹介をしよう。俺は漢数字で一二三四五六と書いてひふみしごろって言うんだが君の名前は?」

 

「……更識簪」

 

「更識簪ね……では更識さ「苗字で呼ばないで」……では簪さん」

 

「なに?」

 

「とりあえず、これから一緒の部屋で生活する事になるのだが、いろいろと決めておこうと思うのだが。シャワーの順番とか」

 

「……分かった」

 

 それからしばらくの間二人で順番とか、細かい注意点を聞いたりしたりしてその日は終った。

 

 え、隣に女性が居るのに寝れたのかって?

 

 ハハハ。紳士である俺に彼女に何かするなんて事出来るわけないだろう。

 

 ……すみません。嘘つきました。本当は彼女の姉が恐くて何も出来ませんでした。

 

 彼女の姉である更識楯無は原作キャラ内では上位の腕前を持つIS乗りである。さらに対暗部用暗部、「更識家」の当主でありその人脈や情報網はかなりのものらしい。

 

 ついでにシスコン。

 

 そんな姉を持つ彼女に対して何かして見ろ。物理的、社会的に消されてしまうわ!!シスコンモードでブチぎれた楯無さんを相手にしたら「八卦龍」でもきついわ。ギャグ的な意味で。

 

 さて、次の日になり朝、まだ布団の中に居る簪さんに軽い挨拶をしてから食堂で朝食を取る。

 

 今日のメニューは白米に鮭の塩焼き、味噌汁、おひたし、卵焼き、納豆、飲み物に牛乳をチョイスした。ちなみに食堂が空いた直後ぐらいに入ったので周りには殆ど、と言うか俺以外に誰も居ない。

 

 食後、一度部屋に戻り教科書類を持って教室に向かう。

 

 簪さんはまだ寝ぼけてたのかボーっとしてた。

 

 居室で、一人教科書を開き予習をしている俺。実際はこっそりと「八卦龍」を使いこの学園内にあるパソコン類にハッキングをかましていろいろと情報を収集している。

 

 まあ、殆どを「八卦龍」に搭載されているAI、MIKUにしてもらっているけど。

 

 そんなこんなでいろいろ足跡がつかない程度に情報を収集していたら、誰か教室に入ってきた。

 

「いっちばーんってあれ、一二三君、もう来てたの」

 

「ええ」

 

「来るの早いんだね~」

 

「朝は強い方なので」

 

 そんな風に簡単に会話をしていたら続々とクラスメイト達が来てまあ似たような反応をしていき、最後になにやら慌てた様子で、一夏と箒が入ってきて授業が始まる。

 

 授業中も「八卦龍」による情報収集は怠らない。何時トラブルに巻き込まれ、「八卦龍」の事がばれるか分からないのだ。

 

 それに、極々最近なのだが「八卦龍」に関してとても重大な事が判明した。正直知らなかった方がよかったことである。

 

 この「八卦龍」正確にはISではないのだ。ISの機能を持った別の機体なのだ。

 

 つまり、この「八卦龍」の情報の中にISと同等の性質、機能を持ち量産が可能で性別による適正が無いコアの情報も含まれているのである。

 

 ……真面目にこの「八卦龍」の情報が外に漏れでもしたら第三次世界大戦が勃発しかねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チートISと思っていたのが実は特大の地雷だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。