IS 転生して貰った物は!? 旧式   作:マーシィー

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その5

 今俺の目の前では原作最初の見せ場?の切欠となるイベント、そうオルコットさんの女尊男卑発言をリアルタイムで聞いてます。

 

「~としても後進的な国にいること事態、わたくしにとっては耐え難い苦痛で~」

 

「イギリスだってたいしてお国自慢ないだろ!!世界一まずい料理で何年覇者だよ!!」

 

「な、何ですって!!」

 

 原作と同じくクラス代表を決める話が出た時、推薦が一夏にしか出なかったことに腹を立てたオルコットさんが原作通りの発言をして一夏が切れた、と。

 

 ちなみに俺の名前は殆ど出ていません。

 

 フフフ、このために地味な格好と地味なオーラを出して目立たないように人の目線に入らないように過ごしてきた甲斐があったものだ。今では俺の事など「そういえば居たよね」程度しか認識されていないのだ。

 

 フハハ!!これで原作キャラとの邂逅は無くな「ではクラス代表を決める模擬戦はオルコット、織斑、一二三の三人で総当たり戦をしてそれで決めることにする」った……え?

 

「フン!無様に負けるがいいですわ!!」

 

「それはこっちのセリフだ!!」

 

「いやいやいや」

 

 ちょっとまてや!!

 

「織斑先生、どういう事ですか。俺も模擬戦に出るって!!」

 

「何を言っている、貴様も推薦されただろう?」

 

「だからって、いくらなんでも無理があるでしょう」

 

 一夏みたいに専用機を与えられるわけでもないのに代表候補生と戦えっていくらなんでも無茶すぎるだろう。「八卦龍」は使えねーんだぞ!!

 

「これは決定事項だ、腹を括れ」

 

 そういって出て行ってしまった織斑先生。ねーよ、マジねーよ。

 

 せっかく地味に過ごしてきたのにこれはねーよ。

 

「四五六、そんなに落ち込むなよ。アレだけ言われたんだ、このまま黙ってられないだろ」

 

「織斑さんはまだ度胸がある方ですのに一二三さんは情けない事ですね」

 

 となにやら二人が言っているが、こいつら今の自分達の立場と状況が分かってねーのか!?

 

「二人とも、今回の模擬戦がどういう状況になってるのか理解してるのか?」

 

「どうゆう状況ってなんだよ?ただクラス代表を決める試合だろ」

 

「何を仰ってるのかしら。まあ結果の見えた試合で……」

 

「……今回の模擬戦、下手するとイギリスと日本の関係が悪化するんだぞ」

 

「「「「え?」」」」

 

 俺の発言に二人だけではなく、話を聞いていたクラスメイト達も声を出して不思議がる。

 

「ど、どういう事ですか、関係が悪化するって!!」

 

 オルコットが息を荒げて言ってくる。

 

「オルコット、この模擬戦が決まる前に一夏に対してなんて言ったか覚えてるよな?」

 

「それがどうしたって……」

 

「極東の島国、野蛮な猿の国、後進的な国等々そんな発言したよな?」

 

「ええ、言いましたわ」

 

「……その発言が一夏と二人だけの時に言ったならともかく、いやそれも問題だが、そんな発言をよりにもよって授業中、しかもコレだけの人数が居るところで発言したって事は、その発言はオルコット個人の発言ではなく、イギリス代表候補生としての発言として取られても反論できないんだぞ」

 

「四五六、それがどうしたっていうんだよ」

 

「……代表候補生の発言、それはその国の発言として取られてもおかしくはないって事だ。つまりイギリスは日本の事を野蛮な猿の国で後進的な国である、と宣言した、と取られてもおかしくはないんだよ」

 

 其処まで言ってオルコットは自分がどういう発言をしたのか理解して青ざめてた。

 

「今の世界情勢で日本と言う国がどういう意味を持つか分かるだろう一夏」

 

「それは……」

 

「ISを開発した人物は日本人、最強のIS乗りも日本人、ついでにIS学園の生徒も半数は日本人。こんな状態であんな発言をしたら、どうなるか一夏お前でも分かるだろう」

 

「……」

 

 何もいえなくなる一夏。だが、まだ終らない。

 

「コレだけでもヤバイのにまだあるんだぞ」

 

「まだありますの!?」

 

 かなり顔色が悪くなっているオルコットが叫ぶ。

 

「オルコット、お前が発言した言葉をぶつけた相手の名前を言って見ろ」

 

「相手の名前?織斑いち……」

 

「分かったな?織斑一夏。つまり世界最強のIS乗りである織斑千冬の実の弟である相手に野蛮だの猿だの言ったんだ。しかも一夏は世界初の男性IS適合者。そんな相手にアレだけの発言をしたんだ。どう見繕ってもイギリスと日本の関係が悪くなるのは必須。」

 

 もう顔色が悪くなりすぎた青から白くなってきたオルコット。

 

「ついでに織斑千冬と織斑一夏の二人はISの生みの親篠ノ之束博士に気に入られているらしいじゃないか。もし今回の事が束博士に聞かれて機嫌を損ねるようなことになったら、下手するとイギリスが保有しているISコアだけ機能停止させられるかもしれないんだ。今のご時勢、国がISを使用できない事がどういう事になるかなんてISに関与した人間なら分かるだろう?」

 

 其処まで言ったらオルコットはぶっ倒れた。

 

「ちょ、オルコットさんシッカリして!!」

 

「だれか!衛生兵!衛生兵!!」

 

 教室内は阿鼻叫喚の状態になってしまった。やりすぎたか?

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