「さてと、とりあえず俺の出番が回ってきたは良いものの……」
俺はため息をつきながらチラリとフィールドを、というよりこの塾の惨状に目を移す。
見るからに部屋中ボロボロで、アクションフィールドも半分くらいヒビやら瓦礫やらが散乱、さらにアクションフィールドの管理をしていたトマトこと遊矢まで目を回してノックアウト、これはもう酷いとしか言いようがなかった。
「……いったい誰がこんなことを」
「全くだな、どうしてこうなったんだか」
「「原因は間違いなくお前らだからな、二人とも」」
悪びれなく言う二人に俺は柚子ちゃんから借りたハリセンで共に二人をぶっ叩く。。実際蘭の試合の最後、咄嗟に俺と剱菜先輩の『カオティック・セイメイ』二体で別室に居た遊矢を除く控え室の面々をガードしたから良いものの、そうでなければ確実に死人が出てもおかしくないものだった。
「まぁ、さっき動作確認はしてみたが……一応動くようだし。壊れたら壊れたで不良品掴まされたってレオ・コーポレーションに文書送るから」
管制室から遊牙が姿を表すと苦笑いをしながらもシレッととんでもないことをいい放った。
「物騒な事言うなよ……まぁ俺はデュエルできるなら別に良いけどさ」
「でも遊矢伸びてて、他に操作できる人いるんすか?」
「それなら私が行きますよ。お姉ちゃんもお願い!」
亮の問いかけに柚子が名乗りをあげ、姉の杏子さんにも声をかける。
「そうね、ここはアタシ達が管制室に行くわ。デュエルはアクションデュエルを選ぶかしら?」
「当然アクションデュエルだ。それに、ペンデュラムの開祖の一人って言われてるくらいだ、どんなデュエルをしてくれるか楽しみだぜ」
「……蓮、負けたらアレはちゃんと受けてね?」
「ゲ、マジか……」
まさかここでそれを持ってくるとは思ってなかったぞ?
「アレ? アレってなんなんだ?」
「……蓮が、中々にタイトルを受け取ろうとしないから、私の前で一回でも負けたらタイトルを受けとるって言う賭けをしてるだけ」
「はあっ!? どういうことなんだ!?」
「まさか、2人目がいたとはね……」
「だから!!俺はそんな賭けをした覚えはないし、それに俺は実力で取りたいんだよ、何が悲しくて譲り受けなきゃならないのさ」
そう言って俺はデュエルフィールドに向かう。ちょっとイラっとしたし、アレ使っても悪くないよな?
「……まぁ、俺のデュエルは父さん譲りのエンタメデュエルではないから満足させれるかは分からないが、俺のゼンリョクを出させてもらうよ」
遊牙は苦笑いしながら俺の次いでフィールドに立つ。
『それじゃあ行くわよ。アクションフィールド、オン! 『クロスオーバー・ザ・ゲート』!!』
「さてフィールドは……ってマジか!!」
どんなフィールドかと確認してみると、そこは沢山のステップと巨大な荒野、さらに空にはまるで星座が浮かんでそうな夜空……ぶっちゃけ言うとバトスピのブレイブの後半のバトルフィールドに変な足場が付いただけのそれだった。
「……? こんなアクションフィールドあったか……?」
「……いや、無いだろ……」
何となく突っ込む気も失せた為、ため息を洩らし、デュエルディスクを展開する。なぜなら、
「寧ろ俺達の戦いにこれ以上無い程に相応しいものは無い!!だから、全力で相手をさせてもらう!!」
俺のとてつもないやる気な発言に感化されたのか、遊牙も一瞬呆けるが、すぐに獰猛な鋭い目に変わる。
「まぁ、こちらとしても負けるつもりはないのでな。チーム遊勝塾の大将として最終戦は勝利させていただくぞ!」
「「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が、モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!!見よ、これがデュエルの最終進化系!!アクショーン……デュエル!!」」
蓮 LIFE4000
遊牙 LIFE4000
「先行はもらう!!……俺は早速だが手札から魔法カード『壺の中の魔術書』を発動!!互いに三枚ドローだ!!……いいカードだ。俺は永続魔法を三枚発動する!!来い、『神樹の切り株都市』、『聖者の樹の実』二枚!!」
その瞬間、フィールド内に巨大な樹の根と、白い霊樹が二つ現れる。
「また知らないカード……一体どんな効果があるんだか……」
「ここまでは序ノ口、俺は手札から『幻のグリフォン』を通常召喚!!」
『幻のグリフォン』 ☆4 A2000
「俺はカードを二枚伏せて、エンドフェイズ時に『切り株都市』の効果発動!!デッキトップのカードを確認し、そのカードがレベル4以下の風属性モンスターならば、特殊召喚する」
そう言いながら、俺はデッキトップのカードを確認する。そして、ニヤリと顔を歪める。
「カードはレベル3チューナーモンスター『チューニン・ツバメ』!!よって特殊召喚!!」
『チューニン・ツバメ』 ☆3 A1500
「これにて俺のターンは終了だ」
蓮 手札一枚
フィールド
『幻のグリフォン』 A2000
『チューニン・ツバメ』 A1500
『神樹の切り株都市』 永続魔法
『聖者の樹の実』×2 永続魔法
伏せカード二枚
「攻撃力2000の通常下級モンスター……中々珍しいモンスターを使ってくるようだが……幸いにも手札は潤沢だ。こちらも全力を尽くさせてもらおう。俺のターン、ドロー!」
さぁて、お手並み拝見といこうか?ペンデュラムの始祖?
「とりあえず、まずはこいつからだ。『マジェスペクター・フロッグ』を召喚!」
『マジェスペクター・フロッグ』A1200
「『マジェスペクター』……なるほど、妨害されるのは厄介だな」
「マジェスペクター・フロッグのモンスター効果! デッキから『マジェスペクター・テンペスト』をセットする! フロッグ、行くぞ!」
遊牙のやつはモンスターの召喚と同時に共に走り出して、って早速アクションマジックを加えやがった!!
「これは……とりあえず、相手の罠に突っ込みに行くしかないか。俺はスケール8の『オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン』とスケール1の『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』でペンデュラムスケールをセッティング!」
「来たなペンデュラムス……さぁ!!ペンデュラム召喚してみろ!!もっとも、今のお前には何もできないがな!!」
「何……? どういう事だ……『Error! Error!』なっ……!?」
「そのままの意味さ、永続魔法『聖者の樹の実』の効果。相手のメインスェイズ1に、相手が二回目の魔法カードを発動したとき、発動終了後、そのメインスェイズ1を強制終了させ、バトルフェイズに強制移行させるのさ。Pカードの発動は即ち、魔法カードを発動するのと同じ扱いだ、そしてその効果で、今のお前はメインスェイズではなくバトルフェイズだから、ペンデュラム召喚は当然できない!!」
「まさか、そんな効果があったとはな……!」
「言っておくが、この程度はまだ序の口だぜ?俺は伏せていた罠カード『魔術師の交換』を発動する。自分のフィールドに魔法カードが表側表示で一枚以上存在するとき、その永続魔法をリリースして発動する!!デッキから永続魔法を発動する。俺は二枚あるうちの『聖者の樹の実』の一枚をリリースし、デッキから『端末世界』を発動する!!」
これが通れば遊牙はメインスェイズ2もスキップさせられる。さぁ、ここでどう動く主人公?
「っ……! そのカードは悪いが通さない。『端末世界』発動後に手札から速攻魔法『サイクロン』! 端末世界を破壊する!」
「ち、そうは問屋が下ろさないってことか……まぁ除去カード一枚使わせたと考えれば良いか。あぁついでだからもう一つ教えておくぜ、『聖者の樹の実』にはもう一つ効果がある。それは俺が戦闘ダメージを受ける度に、デッキからカードを一枚ドローできるっていうな、下手なダメージは身の危険だぜ?」
そう言いながら俺は近くのアクション魔法を一つ、空中の足場から手札に加える。
「(!!なるほど、こういうアクション魔法か。まぁまだ使う場面じゃあないな)さぁどうする?」
「どうするもこうするも……正面から突き進む! 俺はアクションマジック『究極のゼロ』を発動し風属性を選択する! そしてデッキトップが風属性のモンスターだったらそいつを特殊召喚できる!」
「……マジェスペクターは風属性魔法使い族のカテゴリー、選ぶのは当然か……」
「デッキトップは……!?」
そこで遊牙の動きが止まる。なんだ?白紙のカードでもあったのか?
「ん?どうした?カードは?」
俺がそう聞くと、奴はニヤリと嗤った。
「……安心しろ、今見せてやる。デッキトップは、こいつだ! 闇夜を羽ばたく鷲よ、その獰猛なる爪で敵を切り裂け! 『ナイトイーグル』を特殊召喚!」
『ナイトイーグル 』 ☆5 A2000
「んな!?ち、鳥獣だと!?ていうか、なんでそのカードを!!俺らの専売特許が!?」
言ってるのも変だが、『ナイトイーグル』は確かにバトスピで存在してたモンスター……いわばこっちの世界にあるはずのないカードの筈なのに……。
「んなもん知るか! いつの間にか入ってたんだからな! バトル! 『ナイトイーグル』で『幻のグリフォン』を攻撃! そしてこの瞬間、『ナイトイーグル』のモンスター効果発動! こいつの攻撃宣言がなされたとき、フィールドに『分身トークン』を1体特殊召喚する! そして、こいつがいる限り俺の場の分身トークンの攻撃力は3000となる!」
「な、『グリフォン』と攻撃力は互角、自爆特攻するつもりか?」
「んなことさせっかよ。アクションマジック『白夜王の宝剣』発動。自分フィールドのモンスターの攻撃力を500アップさせ、このターン、対象のモンスターは闇、炎属性モンスター以外の効果を受けない! 効果対象は当然ナイトイーグル。後半の効果は意味ないが、攻撃力アップには十分だ!」
「流石にそれは洒落にならないぜ!!罠カードオープン!!『緊急同調』!!俺はレベル4『幻のグリフォン』に、レベル3チューナー『チューニン・ツバメ』をチューニング!!蒼き風纏う翼が、暴風となりて今ここに顕現する!!シンクロ召喚!!現れろ『鳥獣烈神ガルード』!!」
『鳥獣烈神ガルード』 ☆7 A3000
「なっ……! レベル7で攻撃力3000!?」
「まさか次のターンに出すつもりだったモンスターを引き出させるとはな。そして俺はアクション魔法『激突』を発動する!!お互いのフィールドのモンスターを一体選択し、そのモンスター同士を強制的にバトルさせる。俺は『ナイトイーグル』と『ガルード』を選択する」
その宣言通り、『ガルード』に向かってそれなりの大きさの『ナイトイーグル』が突っ込んでいく
「まだ、終われない! アクションマジック『月光竜の死鎌』をナイトイーグルを対象にとって発動! 攻撃力を500あげる!」
「まだだ!!アクション魔法『オフェンシブ・オーラ』!!このターンの間、自分フィールドのモンスターの攻撃力を300アップさせる!!さらに……ガルード!!」
俺がそう叫ぶと、『ガルード』はその大きな翼を一度振るう。すると巨大な烈風が遊牙を襲い、追加のアクション魔法を取るのに失敗してし宙を舞う。
「俺のモンスターの羽ばたきは突風なんて柔いもんじゃない!!烈々を超えて、暴風なんだ、これ以上簡単にアクション魔法を取れると思うなよ!!」
「ッチ! だが……『フロッグ』、『ナイトイーグル』!」
暴風に両腕で顔を覆うが、あいつは自らの場にいるモンスター達の名を呼ぶ。すると『ナイトイーグル』に掴まった『フロッグ』が舌でアクション魔法を手に入れ、それをあの暴風の波に乗ったらしいあの鳥は遊牙のもとに蛙とアクション魔法を渡しやがった。
「アクションマジック『コールオブディープ』! 罠カードの効果を受け付けないモンスターを1体破壊できる効果があるがこれは意味はない……だが、自分フィールドに風属性モンスターが存在するとき、相手の場のモンスターを1体守備表示にする。ガルードを守備表示に!」
「なろ!!」
流石の往生際の悪さに悪態を着きながらも、俺は妨害されずに別のアクション魔法を手に入れる。
「アクション魔法『サジット・フレイム』!!相手フィールドの永続魔法か、レベル5以下のモンスターを破壊する!!俺は『分身トークン』を破壊する!!さらにアクション魔法『太陽石の加護』!!モンスター一体を選択し、そのモンスターに貫通効果を与える。俺は遊牙、お前の『ナイトイーグル』を選択する!!ガルード!!もう一つ大仕事だ!!」
そう叫ぶと、今度はガルードがとんでもない勢いで風を巻き荒らす。流石に今度は大型の鳥では無い『ナイトイーグル』に掴まるのは至難の技だ。
ん?俺?ガルードの真後ろに居るから風は感じるけど何とか踏ん張ってるぞ?
「っ……もう発動するものはないが……『ナイトイーグル』、守備表示のガルードを切り裂け! フィンスターニス・ナーゲル!!」
守備表示になったところで一瞬ガルードの起こす暴風が止まる。その一瞬の隙をついて猛スピードで襲い掛かる。その爪には闇のような漆黒のオーラが纏われており……その爪がガルードを切り裂く。
蓮LP4000→3000
「これでモンスターはいなくなった! フロッグで直接攻撃!」
「おっと、『フロッグ』の攻撃の前に、『聖者の樹の実』の効果でドローさせてもらうぜ」
蓮 手札 1→2
「来い、ライフで受ける!!」
蓮 LIFE 3000→1700
「ぐう……『聖者の樹の実』の効果で、一枚ドロー!!」
蓮 手札2→3
「……メイン2。今あるスケールでレベル2~7のモンスターが同時に召喚可能!
揺れろ、新風纏いしペンデュラム! 天空を翔ろ新風のアーク! ペンデュラム召喚! 舞い降りろ、俺の仲間達よ!
手札より現れよ! 『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』、『マジェスペクター・キャット』」
『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』A2500
『マジェスペクター・キャット』D1800
「更にカードを1枚セットしてターンエンド、この時キャットの効果発動。デッキよりマジェスペクターカードを手札に加える。俺は『マジェスペクター・クロウ』を手札に加える。これでターンエンドだ」
遊牙LP4000
手札3(クロウ)
マジェスペクター・フロッグATK1300
ナイトイーグルATK2000
オッドアイズ・ファントム・ドラゴンATK2500
マジェスペクター・キャットDEF1800
伏せカード(マジェスペクター・テンペスト)
伏せカード
スケール
赤:オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン スケール:1
青:オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン スケール:8
蘭視点
「……お互いに一歩も譲らない……流石は、というべきだな」
「……蓮はああ言ってますけど、実力だけならプロの私に匹敵しても劣らない実力の持ち主です。しかも、
「……まぁ、鳥獣族ってイメージでしかないからな。カテゴリーでは確かになさそうだ」
まぁ正確に言えば、蓮曰く『バトスピカテゴリー』とかいうらしいが、ここで話すのは無粋だろう。
「……まぁもっとも、蓮の話だと自分の実力は妹には及ばないって話ですが、というよりも、あのデッキは蓮の妹さんから貰ったものらしいですけど」
「へぇ、そんな妹さんがいたのか。いつかは会えるのかな?」
「……多分無理ですよ、彼女の心は、あのデッキの中にしか居ないですから」
そこで察したのか、遊輔さんは何も言わなくなった。私も、彼のデュエルを見ることに集中することにした。
「俺のターン、ドロー!!……俺は速攻魔法『サイクロン』を発動し、とりあえずさっきセットしてた『テンペスト』を破壊する。さらにそのあと、手札から『ハーピィの羽箒』を発動し、ペンデュラム含めてそっちの魔法、罠カードを全部除去させてもらう!!」
そして近場のアクション魔法を手に入れると、少しだけにやりとする。
「アクション魔法『輝石の光主』を発動し俺は風属性を選択する、そしてデッキトップのカードを確認する。そのカードが選択された属性のモンスターならば、そのカードをデッキに戻したあとシャッフルし、デッキからカードを二枚ドローする。……オープンしたカードは『ハーピィ・レディ1』、風属性のためデッキに戻して二枚ドロー!!」
さて、引いたカードは……うん、まぁまぁなところか
「……! 輝石の光主の効果処理直後、アクションマジック『英雄皇龍の咆哮』! 自分の手札にある魔法・罠カード1枚をセットすることで、自分はデッキから1枚ドローする。俺はこのカードを伏せてドロー! 更に……あった!」
ドローした遊牙は更に、手身近にあったアクションマジックを手に取ると笑顔で発動させた。
「いいもん引いたぜ。アクションマジック『覇王爆陽』発動! 自分フィールドの魔法・罠ゾーンの伏せカードを一枚リリースし、デッキからレベル6以上のモンスターを特殊召喚する。俺は……今伏せた伏せカードをリリースしデッキからレベル6以上のモンスター……」
そしてデッキを確認すると少し考えんで、とあるモンスターを召喚した。
「…………俺は、こいつを特殊召喚させる。黄金の鬣震わせ戦場を縦横無尽に跳ね回れ! 己の跳獣王 ライオ・ビットを特殊召喚!」
『己の跳獣王 ライオ・ビット』 A2400
「またバトスピモンスターかよ……いったい何枚紛れ込んでやがる……っと手札手札……よし、俺はまずカードを二枚伏せる」
「……手札でも事故ったか?」
「残念なことに事故じゃあ無いんだな。俺は手札の魔法カード『マジック・オブ・オズ』を発動する!!手札をすべて捨てて、デッキから三枚ドロー!!」
さて、引いたカードは……よし!!
「……ッ!!なるほどな、行くぜ!!俺のフィールドにモンスターが存在しないとき、手札の『LL―ターコイズ・ワーブラー』を特殊召喚できる!!」
『ターコイズ・ワーブラー』 ☆1 A100
「LLって……マジかよ……」
よしよし、どうやら狙いに気づいてるみたいだね?
「そして特殊召喚に成功した『ターコイズ・ワーブラー』の効果で、さっき墓地へ送った『LL―コバルト・スパロー』を特殊召喚!!さらに『コバルト・スパロー』の効果でデッキから『LL―サファイア・スワロー』を手札に加える。そしてフィールドに鳥獣族モンスターが存在するとき、『サファイア・スワロー』の効果で手札のレベル1鳥獣モンスター『森林のセッコ~キジ』と共に特殊召喚する!!」
「……アイツ、きそうだな……あれで収まるとは思えんが」
「さらに俺は先程伏せた魔法カード『ハンド・タイフーン』を発動!!互いに手札が一枚以上あるとき、お互いは手札を全て墓地へ送り、手札が四枚となるようにドロー!!」
もとはバトスピ禁止カードだったが、遊戯王じゃこれくらい普通(?)の魔法だから大丈夫大丈夫!!けど、相手に手札アドを与えちまったが、これで準備は整ったぜ。
「行くぜ、俺はレベル1のモンスター全てでオーバーレイ!!次元を超え、小夜鳴く翼を顕現させよ!!エクシーズ召喚!!来い、『LL―アセンブリー・ナイチンゲール』!!」
『LL―アセンブリー・ナイチンゲール』 ★1 A800
「エクシーズ素材になった『サファイア・スワロー』の効果で、墓地へ送った二枚目の『ターコイズ・ワーブラー』をORUに加える。そしてこのモンスターの攻撃力は、ORU一つにつき、200アップするから……」
『アセンブリー・ナイチンゲール』 A800→1000
さて、アクション魔法は……っと、まさかのこれか……
「アクション魔法『超新星爆発』!!自分のライフが相手より低く、尚且つ2000以下のとき、俺のライフを5000になるように回復する!!この効果の発動中、相手はアクション魔法を発動できない!!」
蓮 LIFE1700→5000
「バトル!!『アセンブリー・ナイチンゲール』でダイレクトアタック!!こいつは効果でダイレクトアタックが可能なモンスターだぜ!!」
「ッチ、面倒な奴を呼び出しやがって……!」
遊牙はそう言うと走り出した。まるで、アクションカードを探しているかのように
「な!?アクション魔法で防ごうとも『アセンブリー・ナイチンゲール』には連続攻撃効果があるのに……」
しかし、その言葉に耳を一切貸さず遊牙は走り続ける。そして、あるカードを手に取る……と、突然カードが発動された。
「……アクション罠『逆光特攻』が発動した。今行われているバトルは無効になる。そして俺の場の守備表示モンスターは攻撃表示となり、相手モンスターに攻撃する。その後、このターンのバトルフェイズが終了する……」
マジェスペクター・キャットDEF1800→ATK100
遊牙LP4000→3100
「バトルの強制終了かよ……まぁいい、俺はカードをさらに二枚伏せ、ターンエンド。この瞬間、『切り株都市』の効果でカードをオープン……よし、カードは『ジョーニン・トンビ』、よって守備表示で特殊召喚!!」
蓮 LIFE5000 手札二枚
フィールド
『アセンブリー・ナイチンゲール』 A1000
『ジョーニン・トンビ』 D2000
『神樹の切り株都市』 永続魔法
『聖者の樹の実』 永続魔法
伏せカード三枚
「アセンブリー・ナイチンゲールとは驚いたな……だが、俺だって負けるつもりはねぇ! 俺のターン、ドロー!」
「遊牙のスタンバイフェイズに『アセンブリー』の効果を発動!!ORUを一つ取り除き、このターン『LL』は戦闘及び効果によって破壊されず、戦闘によるダメージを0にする!!」
使用ORU
『森林のセッコーキジ』
「まぁ、これはしょうがない……っと、またアクション罠か……『逃げ腰』の効果で俺、お前の順で俺の墓地のモンスターを選択。俺が選択したモンスターは俺のデッキの一番下に、お前が選択したモンスターはお前の場に特殊召喚される。俺はマジェスペクター・クロウを選択する。さぁ、お前も俺の墓地から選ぶといいさ」
よし、ある程度ラッキーなカードだ。さて、墓地のカードは……
遊牙の墓地のモンスター
『聖鳥クレイン』
『聖鳥クレイン』
「さてどれか……ってどっちも同じカードじゃねぇか!!なんで二積みしてんだよ!?」
「ペンデュラムと相性がいいものでな『
『聖鳥クレイン』 A 1600
「なら俺は『クレイン』の効果を発動!!」
「おっと、その特殊召喚時効果に対してアクションマジック『天翔龍神覇』! 相手の場にモンスターを召喚・特殊召喚された時、相手の永続魔法を2つまで選択して破壊する。その後ライフを500支払って相手の場に存在する攻撃力2000以下の相手のモンスター1体を破壊する! 俺は『神樹の切り株都市』と『聖者の樹の実』を選択する。そして何もなければ『ジョーニン・トンビ』にも消えてもらう!」
「させない!!アクション魔法『氷壁』!!相手の発動した魔法
、罠カードの効果を、攻撃表示のモンスターを守備表示にして無効にする!!俺は『クレイン』を守備表示へ変更!!そして『クレイン』の効果で一枚ドロー!!」
「ま、こんなもんだろ。どうせこれもあるからな。相手の場に魔法・罠カードが2枚以上存在し自分の場に魔法・罠カードが存在しない場合、手札から罠カード『タイフーン』発動。『聖者の樹の実』を破壊する」
「……手札罠とは洒落たもん使いやがって……だがそう単純に破壊させる訳にいかんのよな!!リバースカードオープン!!速攻魔法『非常食』!!『聖者の樹の実』と『切り株都市』をリリースして、ライフを2000回復!!」
蓮 LIFE5000→7000
「ま、そうするしかないわな。念押しでフロッグは守備表示にしておいて、と。俺もハーピィの羽箒を発動し、伏せカードを破壊するぜ」
「あ、『スタラ(スターライト・ロード)』で。エクストラに『スターダスト』居ないけど」
まさか念のために容れて、偶々引いたカードが使えることになるとは……運も恐ろしきだな。
「あ、それならその後で『ナイト・ショット』で残った伏せ除去するぞ」
いつも思うけど、除去カードそんなに積み込みたいか!?こっち全然上手く進まないぞ!?
「く、『破壊輪』が……」
「お前、意外に物騒なカード伏せてやがったな……まぁ、これで少しはマシになっただろう。『埋葬呪文の宝札』を発動し墓地の魔法カード……アクション魔法の『究極のゼロ』、『白夜王の宝剣』、『月光竜の死鎌』を除外して2枚ドロー。そしてバトル! 『ナイトイーグル』で聖鳥クレインを攻撃! 『ナイトイーグル』の効果で『分身トークン』を特殊召喚!」
「だが『アセンブリー・ナイチンゲール』の効果で、俺に一切のダメージは入らないし、破壊できるのは『クレイン』と『ジョーニン・トンビ』だけだ!!」
「構わないさ。『クレイン』撃破後に『分身トークン』でジョーニン・トンビを攻撃」
「『ジョーニン・トンビ』のモンスター効果!!このカードが破壊されたとき、フィールドに分身トークンを一体特殊召喚」
「なら、『ライオ・ビット』で『分身トークンを攻撃』。そしてメイン2に移行する。俺は魔法カード『痛み分け』をフロッグをリリースして発動。相手プレイヤーは自分のモンスターをリリースしなければならない。これはプレイヤーに干渉する効果だ。さぁ、モンスター……といってもお前の場には『アセンブリー』しかいないけどな」
「はいそうですか……なんてするわけないだろうが!!アクション魔法『粉砕!!玉砕!!大喝采!!』を発動!!フィールドのモンスター一体をリリースすることで、相手フィールドのカードを全て破壊する!!」
なぜか発動した瞬間特徴的な社長の高笑いが聞こえた気がするが……うん、気にしたら負けだ。
「強靭!!」
「無敵!!」
「「最強!!……は!!」」
何故か言わなければいけないような感じで言ってしまった。
「……流石にそううまくはいかない、か。だが、金満な壺を発動し……エクストラデッキにあるキャット、オッドアイズ・ミラージュ、オッドアイズ・ペルソナをデッキに戻して2枚ドロー!! そしてアクションマジック『フェイタルドロー』を発動! デッキからカードを2枚ドロー。更に、相手とライフを比べて自分のライフが少ない場合、更にデッキからカードを1枚ドローする!」
手札
0→2→4→5
「うげ、なにその某HERO使いみたいなチートドロー……」
遊牙はドローしたカードを見ると、少し口角を上げた。
「行くぞ!! 俺はスケール1の『翼の覇獣スパ・ルーダ』とスケール8の『アルティメット・ショカツリョー』でペンデュラムスケールをセッティング!」
「またバトスピ……しかもペンデュラムだぁ?一体どうなってるんだよ……」
「揺れろ、新風纏いしペンデュラム! 天空を翔ろ新風のアーク! ペンデュラム召喚! 羽ばたきて舞い降りろ、俺の仲間達よ!
手札より『マジェスペクター・フォックス』、エクストラデッキより再び現れよ……『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』、『マジェスペクター・フロッグ』……そして『己の跳獣王 ライオ・ビット』、『ナイトイーグル』!」
『マジェスペクター・フォックス』ATK1500
『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』ATK2500
『マジェスペクター・フロッグ』ATK1300
『己の跳獣王 ライオ・ビット』ATK2400
『ナイトイーグル』ATK2000
「俺はカードを1枚セットして、ターンエンド」
遊牙LP3100
手札1
『マジェスペクター・フォックス』 A1500
『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』 A2500
『マジェスペクター・フロッグ』 A1300
『己の跳獣王 ライオ・ビット』 A2400
『ナイトイーグル』 A2000
伏せカード