スピリットが遊戯王モンスターになってた件   作:ドロイデン

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コラボ 儀式使いの戦士②

 さて翌日、初のスウィートルームのベットで熟睡できた俺は、俺より早く起きていたらしいユーキと共に俺の馴染みのカードショップへやって来たわけだが……

 

「すまないが、カードを売りたいのだけど」

 

「意外に普通だな反応が……」

 

 普通は腕にアメリカンタトゥーを入れたスキンヘッドの店員とか、客もヤクザやチンピラのような格好なのに和気藹々とテーブルデュエルを楽しんでるのに驚くのが普通だ。。もはや馴れてしまった俺は兎も角、初めて来た人間は逃げ出すか唖然とするのがお約束だというのに

 

「お前が連れてきた時点でここが安全な場所なのは解り切った事だ。最もお前が俺を騙しているなら話は別だがな」

 

 そこまで言うのか……俺としては昨日のお前の不信発言を聞いてるから若干アレなんだが。

 

「お、今日は見慣れないのと一緒だな蓮の坊主」

 

「おい蓮坊、ちょっと新しくデッキ作ったから試しデュエルしようぜ」

 

「蓮坊や、お前さん『ソニック・バード』持ってないか?ちょいとトレードして欲しいんだが」

 

 しかし、毎度の事だがここの人間、見た目の怖さを反比例するようにコミュニケーション能力高いよな。

 

「あー、悪い、今日はちょっと隣のやつのカードの買取りでさ、デュエルとかトレードはまた今度にしてくれ」

 

 俺がそう断ると、少し不満そうだがそこは年上の大人、きっちりと分別をつけてくれるから助かる。

 

「悪いな、ちょっと見た目おっかないけど、カードの買取りは俺が知る限りすげえ高く見積もってくれるし、何より親切だからさ」 

 

「……そうか。ならこれなんかどうだ」

 

 出されたカードを見た感じ普通のレアカードに見えたのだが、スキンヘッドの店員の目付きが変わった。

 

「ほう、限定版のカードかそれも数枚……珍しいものを持ってるものだな」

 

「限定版って、そんなにすごいのか?」

 

「当たり前だ蓮の坊主、こう言った限定版のカードは一枚数万越えするものも良くある位だからな」

 

「うげ!?マジか」

 

 流石に初めて数ヵ月程度の俺じゃ知ってるわけないやな。 バトスピ時代の『ロロ』みたいなもんだな、うん。

 

「それでいくらで買ってくれる?」

 

「そうだな……状態もそれなりだからな、見積もってこんなところだ。」

 

「まあ妥当な所だろう」

 

 チラリと覗いてみると、そこには軽く万を超えた数字が電卓に書かれていた。

 

「それじゃさっさと行くぞ」

 

「お、おう……マジかよ……」

 

 ユーキに聞こえないように小さな声で呟きながらショップを後にし、次の目的地であるパーツショップに向かうのだった。

 

 

 

 結果から言うと、デュエルディスクのパーツショップで、新品のデュエルディスク丸々一つ買えるのを、ユーキはほぼ全てジャンクパーツに変換してしまった。

 

 正直言えばもったいないとも思うが、まぁそこは人の感性というかなんというかだろう。俺には分からないが。

 

 そのままユーキはそこの作業場でデュエルディスクの修理を初めてしまい、俺は明日もあるためいったん自宅へ帰るのだった。

 

 

 

 そして二日後、あのパーツショップに向かっていた。

 

(さて、そろそろ修理も終わってるんだろうけど、どうなったかな……)

 

 俺がそう思いながら到着してみると、丁度終わったのか、自分のデュエルディスクを左手に付けたユーキが立っていた。

 

「直し終わったみたいだな」

 

 俺がそう言うと、気づいたらしいユーキは驚いていた。

 

「なんだまだ何か用か?」

 

「ご挨拶だなおい、何となく今来ておかないと勿体ない気がしただけだよ。それで、見た感じ直ったって思っていいんだよな?」

 

 俺がそう聞くと、ユーキは当然とばかりに頷いた。

 

「まあな。後は最終チェックだけだ」

 

「ならそれは俺がやらせてもらうぜ。ちょうど暇だし、何よりどんなデュエルをするのか見たかったからな」

 

「はぁ……分かった。なら場所を移動しよう。」

 

 そういうわけで移動した俺達が来たのは、ユーキが倒れていたホテルの屋上だった。

 

「何故この場所を指定した?」

 

「うーん、何となくお前と会った場所の近くにしたほうがいいかなって思ってな。俺の直感だけど」

 

 そう言って俺はデュエルディスクを構えた。

 

「行くぞユーキ!!俺の全力で、お前をぶっ倒す!!」

 

「「デュエル!!」」

 

蓮 LIFE8000

ユーキ LIFE8000

 

「先攻は俺だ、俺は手札から永続魔法『聖者の樹の実』を発動!!そしてカードを二枚伏せる」

 

 さて、早速少し展開するかな。

 

「さらに手札から魔法カード『ハンドタイフーン』を発動!!お互いの手札が1枚以上存在する時、互いに手札を全て墓地へ送り、デッキから四枚ドローする」

 

 こっちは手札1枚だから2アド、対して相手は手札五枚だから1損、手札を考えれば合計こちらは3アドを取れたことになる。

 

「この瞬間墓地に送られた『再炎コール』の効果発動。このカードが墓地に送られた場合、デッキから再炎カードを1枚墓地に送る。『再炎像ブレイズ・ガーディアン』を墓地へ」

 

 聞いたことのないカテゴリーだったが、墓地を利用するデッキか何かなのか?

 

「(ま、序盤は考えすぎてもダメだな)今引いた永続魔法『神樹の切り株都市』を発動!!そして俺は手札から『ジョーニン・トンビ』を通常召喚!!」

 

『ジョーニン・トンビ』 ☆4 A1800

 

「俺はエンドフェイズに入り、永続魔法『神樹の切り株都市』の効果を発動!!デッキトップを1枚めくり、そのカードが風属性モンスターならばフィールドへ特殊召喚できる!!……オープンしたカードはレベル5風属性モンスター『ナイト・イーグル』、よってこのカードをフィールドに特殊召喚!!」

 

『ナイト・イーグル』 ☆5 A2000

 

「ターンエンド」

 

蓮 手札2枚 LIFE8000

フィールド

『ジョーニン・トンビ』 A1800

『ナイト・イーグル』 A2000

『神樹の切り株都市』 永続魔法

『聖者の樹の実』 永続魔法

伏せカード二枚

 

 さあ、相手はどう出てくるのやら。

 

「俺のターン!『再炎獣ブレイズ・ビースト』を召喚!」

 

『再炎獣ブレイズ・ビースト』 ☆4 A1800

 

 現れたのは文字通り炎に燃えてる獣型のモンスターだった。

 

「さらにマジックカード『再炎ブラスト』を発動!このカードは自分フィールドに再炎モンスターが存在する場合に発動できる。フィールドのマジック・トラップカードを2枚で破壊し、破壊したカード1枚に付き400のダメージを俺は受ける。お前のセットカード2枚を破壊!」

 

「悪いがそれは困るな、罠カード『スターライト・ロード』!!カードが二枚以上破壊される効果が発動したとき、その効果を無効にして破壊する!!その後『スターダスト・ドラゴン』をエクストラデッキから特殊召喚できるが、生憎入ってないから関係ない」

 

 やはり入っていた除去カードを苦々しく思いながら、相手がすでに一枚目の魔法を使ったことにニヤリとする。

 

「手札からマジックカード『再炎ブースト』!このターンの間、ブレイズ・ビーストの攻撃力を1500ポイントアップし、俺は1000ポイントのダメージを受ける。」

 

『再炎獣ブレイズ・ビースト』 A1800→3300

 

ユーキ:LP8000→7000

 

 ライフを削ってまで攻撃力を上げてきたか。だが、

 

「『再炎ブースト』の効果が適用終了後、永続魔法『聖者の樹の実』の効果発動!!相手が二回目の魔法カードを使用したため、強制的にバトルフェイズへスキップする!!」

 

 俺のカードの効果を聞いてか、どうにも嫌な顔をしてるのが見てとれる。まぁ、普通に制限するカードは嫌がるのは当然か。

 

「俺は墓地の『再炎虫ブレイズ・ビートル』と『再炎クイックドロー』の効果発動!『ブレイズ・ビートル』は効果ダメージを受けた場合、墓地のこのカードを手札に加える。さらに『再炎クイックドロー』は効果ダメージを受けた場合にこのカードと再炎カードを1枚デッキに戻して、カードを1枚ドローする」

 

 さっきから自分に対する効果ダメージで発生する効果ばかり……バーンデッキなのか?これは?

 

「バトル!!『ブレイズ・ビースト』で『ナイト・イーグル』に攻撃!!」

 

「墓地の『仁王立ち』の効果発動!!『ジョーニン・トンビ』を選択し、このターン相手は『ジョーニン・トンビ』以外のモンスターを攻撃できない!!ぐぁぁ!!」

 

蓮 LIFE8000→6500

 

「くっ……『聖者の樹の実』の更なる効果!!自分が戦闘ダメージを受けたとき、デッキから1枚ドローする。そして『ジョーニン・トンビ』が破壊され墓地へ送られたとき、フィールドに『分身トークン』を特殊召喚する!!」

 

『分身トークン』 ☆4 A1000

 

「そして『ナイト・イーグル』の効果で、このカードが存在する限り、自分フィールドの分身トークンの攻撃力は3000になる」

 

『分身トークン』 A1000 → 3000

 

「『ブレイズ・ビースト』の効果!このカードが相手モンスターを破壊した場合、デッキからレベル4以下の再炎モンスター1体を特殊召喚する!俺は『再炎魚ブレイズ・シャーク』を特殊召喚!」

 

『再炎魚ブレイズ・シャーク』 ☆4 A1000

 

「更に墓地の『再炎星龍ブレイズ・ガイ・アスラ』の効果!自分フィールドの再炎モンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、墓地のこのカードを特殊召喚する!」

 

『再炎星龍ブレイズ・ガイ・アスラ』 ☆6 A2200

 

「ッ!!ガイ・アスラ……だと……」

 

 厄介なカード名が出てきたことに冷や汗が止まらない。それほどまでに俺にとっては聞き覚えのある名前だった。

 

「『ブレイズ・シャーク』の効果!このカードの特殊召喚に成功した場合、墓地からレベル4以下の再炎モンスター1体を守備表示で特殊召喚する!甦れ!『再炎銃士ブレイズ・リボルバー』!」

 

『再炎銃士ブレイズ・リボルバー』 ☆4 D200

 

「『ブレイズ・リボルバー』の効果!このカードの特殊召喚に成功した場合、フィールドモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを受ける。俺は分身トークンを選択し1500のダメージを受ける!」

 

ユーキ:LP7000→5500

 

「そして受けた攻撃力以下の再炎モンスターを手札に加える!俺は『再炎鳥ブレイズ・バード』を手札に加える!さらに今手札に加えた『ブレイズ・バード』の効果!自分が効果ダメージを受けた場合、このカードを特殊召喚し、受けたダメージ分のライフを回復する!」

 

『再炎鳥ブレイズ・バード』 ☆3 D200

 

ユーキ:LP5500→7000

 

 やはりバーン限定の自己回復効果持ちも居るのか、厄介な。

 

「『ブレイズ・バード』の効果!このモンスターが特殊召喚に成功した場合、デッキ・墓地から再炎と名の付く魔法・トラップカードを手札に加える。『再炎の儀式』を手札に!そして『ブレイズ・シャーク』の効果!このカードが場に存在する時に効果ダメージを受けた場合、レベルが1つ上がる。」

 

再炎魚ブレイズ・シャーク レベル4→5

 

 さらに相手はまだメインフェイズ2に入ってすらいないという。インチキ効果も大概にしろ……人のことは言えないが。

 

「メイン2!俺は儀式魔法『再炎の儀式』を発動!フィールドのレベル5となった『ブレイズ・シャーク』とレベル3の『ブレイズ・バード』を生贄に捧げる!再生を繰り返せし炎の天使よ、恵の炎で我らを癒せ!儀式召喚!レベル8!『再炎天ブレイズ・ヘブン』!」

 

『再炎天ブレイズ・ヘブン』 ☆8 D3000

 

「『ブレイズ・ヘブン』の効果!1ターンに1度、墓地から再炎カードを1枚手札に加える。俺は墓地から『再炎死霊魔術師ブレイズ・ネクロマンサー』を手札に加える。

カードを2枚伏せてターンエンドだ。」

 

ユーキ LIFE7000 手札2枚(『再炎虫ブレイズ・ビートル』、『再炎死霊魔術師ブレイズ・ネクロマンサー』)

場 

『再炎天ブレイズ・ヘブン』 D3000

『再炎星龍ブレイズ・ガイ・アスラ』 A2200

『再炎獣ブレイズ・ビースト』 A1800

『再炎銃士ブレイズ・リボルバー』 D200

伏せカード2枚

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