予めご了承ください。
繁忙期はようやく終わりを迎えた7月の最終週。週末は宮森達5人と三毛猫は非番となった。今日が終われば休みが久しぶりにもらえる。朝出社した宮森と安原は、始業前に話し込んでいた。
「あ!おいちゃん!明日遊びにいかない? ずかちゃんから連絡があった。」と、安原が声をかける。
「いいね!えま!」と、宮森が返す。
「みんなで、プールへ行こうと言っているよ。だから多摩のホテルへ5人で泳ぎに行こう!みーちゃんも非番だから行くそうだよ。」と、安原が言う。
「そうなの!じゃあ三毛猫君も誘おうか?」と、宮森は言った。
「いいね!三毛猫君も誘ってみよう!6人だと楽しそうだね!」と、安原は答える。
「あ!三毛猫君!明日プール行かない? ホテルだから空いているよ。今年の夏も暑いから行かない?」と、宮森が消印作業している三毛猫を見つけて話しかける。
「いいね!夏はこう来なくっちゃね!じゃあ明日の朝、どこで待ち合わせるの?」と、彼は答えた。すると
「京王吉祥寺駅」と、宮森は答える。
「じゃあしっかり楽しむよ!俺!カナヅチだから浮き輪とかいろいろ持っていくね!」と、三毛猫は言った。
この日9時からのミーティングでは、ゆうちょ銀行の興津と丸川局長の姿も、輸送ゆうパック課にあった。
「皆さん、おはよう。」と、丸川局長が挨拶する。皆が返事をすると
「繁忙期も終わり落ち着いたと思うけど、今度郵便局のイベントがあります。それは”子供の社会勉強”がテーマになっています。小学生を対象とした内容で、局内をいろいろ見学します。輸送ゆうパック課の宮森君と井口君に案内してもらいたいね。」と、丸川局長が言う。すると
「え!私がですか?」と、宮森が答える。
「そうだよ。君が武蔵野中央郵便局の案内をしてあげてほしい。お願いできないかなあ?」と、丸川局長がお願いすると
「私もゆうちょの社員に、手が空いている者がいれば行ってもらえるように頼みます。」と、興津も言う。
「わかりました。じゃあ頑張ります!」と、宮森は返事をした。
「あと矢野君がお父さんの療養で、しばらく休職することになりました。しばらく企画は人手不足になりますが、小笠原君がいてくれるから問題ないですが。」と、葛城課長は言う。
「そうですか。」と、宮森が言うと
「まあ忙しくなると思うけど、企画の方は頑張ってください。あと営業もあと5千枚”かもめーる”が残っています。これを売り切ってほしいです。合わせてお願いします。そして今日も、14時半にノーステップが23台到着しますのでよろしく!」と、葛城課長は言う。
「わっかりましたよ!」と、高梨は言う。
「注意して作業してくださいね。以前に荷物が入力漏れで、大変なことになったよ。」と、葛城課長は言う。
「第一供給と四国・関西の区分は、私がやりますよ。」と、三毛猫は言と、
「じゃあ第二供給は私が。」と、杉江は言う。
午前中の区分は到着で、台数も少なかった。九州発の荷物もロールパレット8台ほどであった。ほかの地域についても、到着台数は少なかった。
「やっと落ち着いたね。先週までの繁忙期が嘘みたい。」と、高梨は言いながら佐倉とともに、到着する郵便物の対応をする。2号便は定刻通りに出発し、全国宛の空のパレットを準備してから、区分係はお昼休憩に入った。企画デスクでは、宮森が小笠原と共に作業していた。
「人手が足りないと、差し立てスケジュールに影響が出ないか心配だなあ。」と、小笠原は言う。
「確かにそうですね。今度秋に繁忙期が控えているのに。九州北海道の農産品臨時便。あれの到着が10時半だから区分が忙しくなる。」と、宮森は答えた。
「まあもうじき人手不足は解消しそうだよ。5人契約社員で入ることになったからね。うち一人は、ほかの物流会社からの中途採用になる。」と、丸川局長が言う。
「それなら心強いですね。」と、宮森はいう。
「あと夏休みのイベント、どうしたいか宮森君も考えておいてほしいなあ。」と、丸川局長が言った。宮森は心配な顔で作業していた。
昼13時からはいつも通り、全国を差し立てる。同時に木下と船越が出社してきた。
「お!風香ちゃん!今日も来たんだね。」と、木下が言うと
「ええ!シフト入っているので。」と、船越は答える。
「じゃあ今日もお願いね!区分!荷物多いから大変だけど。」と、木下はお願いをした。
この日も、ノーステップのセール関係で荷物が多かった。
「打鍵なしとあり、手区分の3つに区分しておくよ。」と、三毛猫は言う。
「手間だけどお願いしようかなあ? できる?」と、木下は言う。
「大丈夫です。問題ないです!」と、三毛猫は答えた。
昼からは各郵便局から到着するものが多くなった。それらは木下が供給を行う。
そうしている間にも、電気店の当日結束の商品が来る。
「あ~三毛猫君、安原さん、手区分やって!」と、円が言う。
「わっかりました!」と、三毛猫は答えて安原と共に作業をした。
「やはり商品多いですね。」と、安原は言う。
「確かにそうだね。セールしているから仕方がないよ。」と、三毛猫は答えた。
「電子レンジ多いなあ。これめちゃくちゃ重くて私には無理・・・」と、安原が言う。
「そうだね。30kgあるから大変だよ。でもきっと受取人の人は、届くのを心待ちにしていると思う。」と、三毛猫は答えた。しばらくすると、
「今東京国際着いたから、区分よろしく。」と、佐倉がアルミパレットを持ってやってきた。
「やはり少ないなあ。EMS!アジアのあの国の情勢が悪いからなあ。あと円安も影響して、輸入されるものが減ったなあ。」と、三毛猫は言う。
「三毛猫君は詳しいねえ。でもこれから発送が忙しくなるから、そっちの応援を頼むかも。」と、杉江がやってきた。
「お~留学生のシーズンですからね。向こうは秋入学が多いので、EMSやSALが忙しいですからね。」と、三毛猫は知っているように答えた。
「三毛猫君は、海外のことや国際郵便に本当に詳しいですね。」と、安原が言うと
「まあ僕も留学経験あるからね。小3のとき・・・」と、三毛猫は答えた。
「すごいね!三毛猫君は!そういえば君は、神戸在住だったからね。」と、杉江が言うと安原は感心した表情をした。
新京阪物流のトラックが、ノーステップの商品を載せて局に14時半に到着するはずだった。しかし到着したのは、15時過ぎの到着であった。
「遅れてすんません。」と、茶沢が言ってトラックから降りてきた。
「あ!茶沢さん!到着時刻遅れ過ぎですよ。何があったのですか。」と、葛城課長は言う。
「変な話、ちょっと道草していて~!ビニコンに!ギャハハハハ!!!!」と、茶沢がふざけて笑いながら答えると
「いい加減に定時運行してください。これで遅延は3回目です。差し立てに影響が出るのでやめてほしいです。」と、葛城課長は言う。
「変な話、こっちがなんで指示されなきゃいけないのですかねえ? 」と、茶沢が答えると
「もうすでに遅延が数回発生している状況では、こちらも下請け先の変更等も検討せざるを得ません。またはあなたを外すべきかで、こちらも新京阪物流の方へ報告する必要があります。」と、葛城課長は言う。
「そうですか?では荷物おろしてから、空パレットを積んでノーステップへ行きます。」と、茶沢は言ってトラックへ戻った。葛城課長も茶沢の態度には、完全にあきれ返っていた。
でも実際、茶沢はやはり塩沢のことが好きで、自宅に寄っていたので遅延したのであった。
「塩沢さ~ん、好きだから来ちゃった!今度泳ぎに行こう!」と、言うと
「夏はこう来なくっちゃ!海水浴に限る!」と、塩沢は答えた。
「水着持っている?あと俺は車ないから、電車で行こう!」と、茶沢は言う。
「それじゃあ、自宅まで迎えに来てくれる?親が厳しいから困るから。」と、塩沢は言う。
「そうするよ。またメールするね!」と、茶沢は言ってトラックに戻った。
「やっぱ旧式のタコグラフは細工ができるなあ。」と、彼は言って運行記録を細工して塩沢の自宅へいった記録を隠すことにした。そのため本部も、一連の「中抜け」を把握できないこと彼は知っているから、茶沢はこのような”セコい”ことをするのであった。
配達室では、新川、瀬川、堂本の3人と、配達員の京橋晴海が話し込んでいた。
「あ!木佐君知っている?実は先日、ロードレース中に自転車事故にあって、現在休職しちゃったんです。さらにこの後、病気復帰後は瀬戸内海の離島へ転勤だそうです。おかげで毎日残業ばっかりで、何もかも楽しめてないです。」と、京橋が言うと
「京橋さんは、何かと大変だねえ。配達は深刻な人手不足。こっちは2~3人体制で配達道順仕立てやっているよ。」と、新川が言う。
「配達の下請け出すとか、この間丸川局長が言っていたなあ。どこの会社かなあ。」と、瀬川が言うと
「助かりますねえ。こっちは負担になっているから、ゆうパックの一部でも助かります。さすがに再配電話が鳴ったらビビります。」と、京橋は答える。
「そうよね~!こっちも大変だよ。再配対応!」と、新川は言う。
「まあ体壊さないようにしてほしいね。京橋さんも」と、堂本は言う。
「何がともあれ、安全運転で配達行ってきます!」と、京橋は言って帽子をかぶり、軽四配達車で郵便の配達に出発した。
三毛猫はこの後、電話で呼び出しがあったため特殊郵便課にいた。そこで杉江とともに、これから留学に行く学生のEMSやSALの区分をしていた。
「国際郵便は、大陸別に分けるんだよねえ。やはりアメリカ宛ては多いね。」と、杉江は言う。
「やはりそうですね。海外留学に向かう学生さんが多いですね。またEMSも多いなあ。」と、三毛猫は答えた。
「最近円安で日本からの輸出が好調だから、船荷証券とか荷為替手形の書類がたくさん出されているからね。あ~そこにあるロールパレットをお願いね。」と、杉江は三毛猫にお願いをする。
「確認オオライ!」と、三毛猫は答えてグレーのロールパレットを持ってくる。そこへ先ほど区分したSALを積載する。別のロールパレットへは、EMSを積み込んでいた。
「やっぱり荷物が多くて、書類は相変わらずな量ですね。下段に重量物メインで載せて、手紙は上段に積みましょうか?」と、三毛猫は言いながら作業していた。
「お願いするね。重いものは私には無理だから。区分はするけで、パレット積載は三毛猫君に頼むね。」と、杉江は言った。
「オオライ!」と、三毛猫は言ったあと、積み込みをした。
午前締切の発送は百貨店がない分、穏やかであった。しかし区分検査はなしで、ノーステップの供給をする。打鍵は木下が行い、山田が供給する。
「時間で午前締切には注意してね。ノーステップは遅い時間だから積み間違いに注意して。」と、葛城課長は放送して注意を促した。一旦供給を終えて、午前最終の荷物が16時ちょうどに到着する。それらを供給し、最後に手区分でキャンセルを積み込む。
「相変わらずスーツケースの積み込みに苦戦するなあ。」と、木下は言う。
「下に荷物があればなおさらっす。」と、高梨は答える。
「あのさ~?下に米があるのに、入れちゃっているよ・・・」と、木下が言った途端
「ぎょえ~!!!」と、高梨は驚く。
「そのまま発送だと、確実に米の袋が破れる。工夫がいるなあ。そこの廃ダンボールを敷いて、その上にスーツケースを積むといい。」と、小笠原が通りすがりに言う。
「そうっすか!すごいっすね!小笠原さんは!」と、高梨は感心する。
「君ももう少し、積載について学ぶべきだね!」と、円が言った。
「は~い!そうします!」と、高梨は答えた。
夕方からは今井が出社してくる。ミーティングを済ませた後、レーンに入り各郵便局から到着する荷物を区分する。同時に八王子のリサイクルショップや電気店の商品も到着次第供給する。
「今日も荷物多いっすね!私もがんばりまっす!」と、今井は言って、関西の区分を行っていた。手区分では、宮森が取ってきた板金工場の自動車部品が積載されていた。
「これすごい重いなあ。名古屋!オオライ!赤鉄の下段にいれとくよ!」と、山田が言いながら積み込んでいた。
「しかし手区分も多いなあ。帰省が近いからかなあ?カバンがとにかく多い・・・」と、山田が言う。
「これから忙しくなりますよ。」と、小笠原が転送のゆうパックを手にやってきた。
「お!ゴスロリ様!そうだね!」と、山田は返事をする。
「8月までは人手不足で何かと大変だよ。さらに11月からの繁忙期、どうなるか心配です。景気は上向きでギフトも増加しているのに、人も集まるのか気になるところです。」と、小笠原は言う。
「そうだね。今後どうなるか。」と、山田は答えるだけだった。
18:45までは、供給は止まる気配がない。しかし今井に内線電話が入る。
「あ!ディーゼルさん!国際郵便の区分お願いしたいけどいいかなあ?すぐ来てくれる?」と、三毛猫は言うと
「いいっすよ!特殊課へ今からいきます!」と、今井は返事をして向かう。3階へ到着すると、杉江と三毛猫が作業していた。
「あ!ちょうどよかった。これから追い込みをするから、ディーゼルさんも手伝ってくれないかなあ?わからなければ、三毛猫君が教えるから安心して。」と、杉江は言う。
「久しぶりの国際郵便、頑張ります。」と、今井が言うと
「お願いするね。留学生が多いから荷物がやばい・・・」と、三毛猫は言った。
「確かにたくさん来ているっすね!」と、今井が言うと
「そうだね。私と三毛猫君だけでは、この量では無理だから。」と、杉江は言う。
「じゃあ大陸別に区分して、18時半には終わるようにしましょう。」と、三毛猫は指示を出した。
輸送ゆうパック課では、皆が八王子のリサイクルショップやノーステップの区分を行うのと同時に、一般の午後差し立ての荷物を区分する。
「相変わらず多いなあ。重量物が立て続けでくると大変だなあ。」と、安原は言う。
「お~い!えまたそ~!だいぶ北陸できるようになったねえ。」と、井口が言うと
「そうですか。だいぶ慣れました。」と、安原が答えると
「手伝うって!心配しないで!赤鉄は、ロールBoxより取り扱いやすいから。これに入れてね。」と、井口は言って、新しいロールパレットを置いていくのと同時に、満杯になった新富山のものを貯留場所へ持っていく。
区分は順調に進み、18:45にゆうパック区分係は休憩を取る。同時に国際郵便は締め切りを迎える。
「あ!輸送ゆうパック課の三毛猫君だ!こんばんは!」と、新川が言う。
「お~!新川さん!何の用です?」と、三毛猫は言うと
「配達落ち着いたから、ロールパレット降ろすの手伝うよ。下の階の出発ホームまで!」と、新川は言う。
「お願いします。杉江さんは他の作業にあったので。」と、三毛猫は言い、新川と共にロールパレットのエレベーター積み込み作業をした。
19時からは通常通り午後差し立てのゆうパックを供給し、空いた時間でノーステップの打鍵による供給をする。三毛猫は杉江と共に、レターパックの区分作業をしていた。風香、安原も正確に丁寧にベルトコンベアから出てきた荷物を、正確に積載していた。
この日は、21時には全国へ発送するすべての荷物が到着した。最後にキャンセルを打鍵供給して終わった。
「いや~疲れたなあ。」と、三毛猫は言うと
「そうだね!でも明日楽しみだね!」と、宮森は答えた。
「ではお疲れ様です。」と、三毛猫は言って帰宅した。
翌日の土曜日、坂木と藤堂は朝の京王吉祥寺駅で待っていた。
「お~い!ずかちゃん!みーちゃん!お待たせ~!」と、宮森が言う。
「待たせちゃったね!」と、安原も言う。
「じゃあ!行きますか!プール!」と、三毛猫は言ってICカードを出す。京王井の頭線に一行は乗り、多摩センターを目指す。
「久しぶりの遠出だね。三毛猫君は荷物多いですね。」と、安原が言うと
「そうだね。いろいろ準備していたらこうなったよ。」と、三毛猫は得意げに言う。
「三毛猫さんは、鉄道写真とかとるとか言っていたっすね。」と、今井が言う。
「そうだね!ディーゼルさん!最近忙しいから、撮影に行っていないよ。」と、三毛猫は答える。
「久しぶりのお出かけ、そしてパソコンなしの生活はなんか新鮮ですね。いつも供給でモニターとにらめっこしていたから。」と、藤堂は言う。
「打鍵は大変だからね。こういうのをするといい気分転換になると思う。」と、三毛猫は言った。
多摩センター駅に着くと、駅前のファミレスで昼食を一行はとった。
「外出は久しぶりだね。おいちゃん!」と、安原は言う。
「いつも郵便局と自宅の往復だもんね。」と、宮森は答えた。
「こっちも普段は、声優としてのトレーニングとゆうパックのバイトが忙しいです。」と、坂木は言う。
一行はプール付きホテルに到着した。
「お~ここが例のホテルだね!」と、今井が言うと
「そうだよ!ここのプールプランで遊ぶ!」と、坂木は張り切って言う。
「じゃあ俺は浮き輪いろいろ持ってきたから、膨らますね!趣味がこれ集めることだったからな。」と、三毛猫が言うと、
「変わった趣味をおもちなんですね。」と、安原は言う。
「そうだね。変な趣味が多いと言われたことがある。」と、三毛猫は答えた。
「へえそうなんですか? 具体的には、どういうことっすか?」と、今井が尋ねると、
「まあ小学1~2年の時は、割れた風船を集めていたり、中二病のときは浮き輪などの空ビにはまっていた。それで集めていたなあ。」と、三毛猫は答えた。
「そうなんですか。」と、宮森は言ったとき、
「それでは、そんな扱いになってしまいうっすね!」と、今井も言った。
その後、ホテルにチェックインを済ませると、皆はそれぞれの部屋に入り水着に着替えて泳ぐ準備をした。
「三毛猫君!早く早く!」と、宮森が言うと
「待って!今準備している!いろいろあるから大変!」と、三毛猫は答えた。
「もう!先に行って待っているからね!」と、宮森は言ってプールへ行った。
皆がプールサイドにいるときに、三毛猫やってきた。
「三毛猫君!こっちこっち!」と、今井が言うと
「おまたせ~!いろいろあったから大変だったよ。」と、三毛猫は言って浮き輪などの遊び道具を持ってきた。
「いろいろ持っているっすね。浮き輪!」と、今井が言うと
「そうだよ。コレクションしているからなあ。」と、三毛猫は答えた。
「わあ~!とってもかわいい!これにする!」と、坂木はいろいろな人形のイラストがある浮き輪を手に取り言う。
「いいよ!使って!でも大切にしてね!」と、三毛猫は言う。
「三毛猫君は変わった趣味をお持ちですね。」と、宮森は言う。
「そうだねえ。中学から集めていたりする。実家が海近い場所に住んでいるからなあ。」と、三毛猫は言う。
「さて遊びますっか。」と、今井が言うと
「おう!」と、三毛猫は言う。
宮森たちは「ビキニ」であった。それを見た三毛猫は、
「君たちはまぶしいなあ。」と、言った。
「三毛猫シャン!パス~!」と、藤堂はビーチボールを打ってくる。
「本気やからなあ~!」と、三毛猫は返事をして思いっきり打ち返す。
「やはり輸送の人は、力強いなあ。ビーチボールでもこれだけ打ち返すって。」と、宮森は言った。
「お~次わたしっす!」と、今井がビーチボールを打つ。
「ナイス!ディーゼルさん!」と、三毛猫は言った。
6人は思い思いに、プールで楽しんだ。
プールで思いっきりはしゃいだ後、プールサイドで休んでいた。その時、三毛猫は坂木にあるお願いをする。
「ずかちゃん、お願いがあるんだけど!」と、彼が言うと坂木は、
「なに?」と、答えた。
「服を着たままプールへほっぴんジャンプ!してくれないかなあ? 持って来ているから・・・」と、三毛猫が言って服を渡した。
「いいっすよ!水着の上から着て、プールへほっぴんジャンプかなあ?」と、坂木は言って三毛猫からもらった白いワンピースを着る。
「めっちゃかわいいね。リゾートの雰囲気が出ているよ。」と、三毛猫は言った。その後坂木は、
「今から飛び込むよ!」と言って、プールへ服のまま飛び込んだ。三毛猫は防水カメラを準備して、
「さあ泳ぐとこ撮るで!」と、言って写真を撮った。
「あ~服を着ていると泳ぎにくいなあ。濡れると肌に服が貼り付くし、水を吸うと重いからなあ~。まあ浮いているのがいいかも。服と肌の間に空気があるからね。風船みたいになる。」と、坂木は言っていた。
「服を着たままって、かなり難しいからなあ。」と、三毛猫は言う。すると様子を見た安原は、
「お~ずかちゃんの泳ぎ方、犬掻きチックだね!」と、言う。
「そうかな?まあ服着ちゃっているから、泳ぎにくいからかな?」と、坂木は答える。
「いい経験になったね!いざという時の!」と、藤堂は言う。
「そうだね。演技で服を着たまま泳ぐシーンとかあったら、今日の経験は参考になるかも。」と、坂木は答えた。
「そうじゃないけど?まあいっか!」と、藤堂は答えた。
一通り写真を撮り終わり、坂木も疲れてきたのでプールから上がってから、濡れた衣服を絞り脱いでいた時に突然三毛猫は、
「もし気に入ったら、その服あげるよ。」と、坂木へ言う。
「いいの?お気に入りだったら申し訳がないよ。」と、坂木は答えた。
「婦人服だよ!あげるよ!この機会に!大切にしてな!また何かあれば、お気軽に相談してね。」と、三毛猫は坂木の肩をたたいて言った。
「うん!ありがとう!三毛猫君」と、坂木は照れながら言った。
6人は夕食をホテル内のレストランで済ませた。
「これから閑散期に入るけど、なぜ新入社員が入るのでしょうかなあ?」と、藤堂は言う。
「そうですねえ。今度の繁忙期に備えるのと、慢性的な人手不足が続いているから、好条件でゆうメイトを募集したんじゃない?」と、三毛猫は答えた。
「まあノーステップも増加傾向だし、秋から新しい取引先開拓も控えているからねえ。」と、宮森も言う。
「そうなったら区分係の負担も大きくなりそうかも。」と、坂木は言う。
「そうだね。だからこのタイミングで、新メンバーを入れると考えられる。」と、三毛猫は答えた。
シャワーを浴びた後、部屋でくつろいでいた宮森のスマホに電話が入った。
「あ!おねえちゃん!今日は楽しかったよ。みんなでプールに行った!」と、あおいが言うと
「そうなんだ!こっちは仕事ばっかで、退屈だなあ。グレーだよ・・・パチンコでぼろ負けしたし。」と、かおりは言う。
「もうおねえちゃんも、そろそろクズ修業はやめてね。」と、あおいは言った。
「やだ!取り返すもん!なにがあっても、この前負けた3万円取り返す!!!」と、かおりは答えた。
「本当に借金できないか、私も心配しているからね。」と、あおいは言って電話を切った。
つかの間の休日、6人は思い思いに楽しんだ。でも郵便に盆休みはなく、交代で出社することになる。差し立ては新東京多摩郵便局で行い、さらに夏休みのイベントも控えているため、これからが企画に対しての負担が増える。
そして8月1日より、新しい社員(長期のゆうメイト)が加わるとともに、夏休みのイベント内容が決まる。
皆さんの応援、ありがとうございます。