Rail road girl! レールロードガール! 作:けいはんぐらし!
夜勤明けの仮眠が終わり、津和野と小郡の二人は、大阪難波のメイド喫茶店へ行くとこになった。
「よ~!おっは~!と言うか、おそよ~^^」と、オタ丸出しの姿の小郡が、待ち合わせである宿舎の最寄駅にいた。
「こっちも少し疲れているけど、まあこれからご飯を食べないといけないし。」と、津和野が言う。
「せやなあ。もう昼の13時やもん!これから地下鉄に乗って、難波まで行くとするか。」と、小郡が言うと、
「そうだね。行きますか!君、ちゃんとガイド頼むね。」と、津和野が言う。
そして二人は地下鉄に乗った。
「やっぱりメイドさんはクラシカルなのに限るな!」と、小郡が突然言うと、
「そうですねえ!ロリィタにも似合っちゃうし!」と、津和野も喜んだ。
「メイド喫茶店も種類が多いけど、やっぱり僕はこれに限る!店もうるさいことないし。」と、小郡は言う。
「知ってるよ!“ツンデレ系”とか“ふうふうあ~ん”とか、マジでやめてほしいよ!ただメイドさんが接客してくれるのには興味がある。」と、津和野が言う。
「最近、女の子がメイド喫茶店へ行くのとか流行だったりするよなあ。」と、小郡が言うと、
「それ知ってるよ!女子会とかもあるし、うちもロリィタお茶会が、たまにメイド喫茶だったりする。」と、津和野は答える。
「へえ!そうなんだな!」と、小郡は言う。
難波からは南海の駅を西に見つつ、進んだ場所にある小郡がよく行くというメイド喫茶店がある。
「着いたわ!ここやねん!」と、彼が言うと、
「そうなんだ!いい感じのお店だね!」と、津和野が答える。
「ちょうど君に服に合いそう!」と、小郡は言う。
「確かにそれは言えてるよ。とりあえず入っちゃおう!!」と、津和野は言って、店へ入店する。
店に着くと店員が「いらっしゃいませ!ご主人様とお嬢様!」と言ってくる。
「あ~噂に聞く店だけあるけど、思ったよりいい感じジャン!」と、津和野が気に入ったように言うと、
「せやなあ。あ!注文は何にする?」と、小郡が聞くと、
「とりあえずランチしたいね!14時だし!」と、津和野が真っ先に返した。
「確かになあ!じゃあ何にする?」と、小郡が質問すると、
「う~ん、ブルトレのパブメニューかなあ?となれば、ビーフシチューにする。」と、津和野が言う。
「案外ヘビーなの選ぶんだ!じゃあ僕もそれで・・・」と、小郡は言ってメニューが決まり注文する。
料理が出るまでの間に、二人は話していた。
「なあ津和野君、アンティークとか好きなんか?」と、小郡が尋ねると、
「そうだねえ。まあ好きかなあ?レトロモダンとかも!」と、津和野は答えた。
「そうなんだ!ロリィタも好きなんだし、ちょっと聞いてみた!」と、小郡が言うと、
「こっちはいつも作業着だから、普段だけでもかわいい服を着たいと思って、いっつもしているんだよ。ロリィタ!」と、津和野は答えると、
「そうなるね。気持ちは女の子だもん!」と、小郡は言った。
そうしている間にも料理が出てくる。二人は冷めないうちに素早く食べた。
食べ終わると、小郡は
「なあ津和野君もツーチキで写真撮らへんか?メイドさんとのツーショット。こっちもコンデジもあるし。」と、提案する。
「食べてばっかりじゃあれだもんね!」と、津和野は言う。
「ではこのポーズになさいますか?」と、黒髪ロングのメイドさんが言ってくると、
「せやな!じゃあ頼む!あと、このカメラで撮影頼むよ!」と、小郡は言う。
「かしこまりました!ご主人様!お嬢様!」と、メガネをしたメイドさんが言う!
「こっちは一番お気に入りのロリィタで攻めてきて正解だった!」と、津和野が言うと、
「そうですねえ!ものすごくかわいいですよ。そのお召し物。」と、メガネをしたメイドさんが答えた。
そしてカメラのタイマーをセットし、アンティークの食器棚を背景に写真を撮る。結果を見た小郡は
「やっぱりええなあ!こうでなくっちゃ!」と、言った。
「そうですねえ!めっちゃいい感じだね!」と、津和野も言う。
「いい写真になり何よりです。」と、メイドさんは言いつつスカートに手を添え広げていた。
「やっぱりこれもええなあ!」と、小郡は激写していた。
「よっぽど好きなんだねえ。こういうの!」と、津和野が言うと、
「そやねえ!」と、小郡は言う。
「よくご来店されているご主人様です。」と、笑顔で髪ロングのメイドさんが言っている。
「ほんならそろそろ席に戻って、おやつにでもするか。」と、小郡が言うと、津和野と共に席に戻った。
「そうだねえ?ではスイーツと紅茶かなあ?」と、津和野は答える。
「女の子だもんね。」と、小郡が言った瞬間、
「お嬢様とできれば呼んでほしい!ロリィタは誇りを持って着ている!!」と、津和野が言った。
「せやったな!すまん!」と、小郡は言った。
「そのお召し物は、ロリィタファッションですね。なかなかいい着こなしですね!お嬢様!」と、メガネをしたメイドさんが言うと、
「まあこの服は有名なブランドのものですからねえ。かわいいけど高いよ。」と、津和野は少し席を立って、スカートに手を添え広げてながら答える。
「私もほしいのですがねえ。ちょっと高いので手が出ませんよ。」と、黒髪ロングのメイドさんは言った。
「まあロリィタは高いですからねえ。有名な声優さんやモデルさんも着ていますよ。」と、津和野が言う。
「それそれ!私も好きなんです。一つほしいなあ!」と、そのメイドさんが言う。
「それならネットで中古を買うとか、いろいろ選択ありますよ。安いものなら1万円とか切っています。あと私もそのメイド服、素敵だと思いますよ。」と、津和野が言うと、
「そうですか!お嬢様!」と、そのメイドさんが返す。
「黒のロングメイド服に胸元に赤いリボンタイ。白のフリルエプロン。クラシカルな印象がお気に入りです。女性を美しく見せる黒もいいかと思います。」と、津和野が言うと、
「やっぱり服って、奥が深いんやなあ。」と、小郡が言うと、
「そうだね。」と、津和野が言う。
そうしているうちに、ケーキセットが出てきた。
「ほな来し食べるとするか!」と、小郡が津和野を呼ぶ。
「そうですねえ。じゃあおいしいのを頂くよ。」と、彼女は言った。
「ここの店は、紅茶とコーヒーがおいしいって、大阪の通の間では有名なんや!」と、小郡が自慢げに言うと、
「そうですねえ!私もこういう店はいいね。」と、津和野も気に入ったような返事をする。
「そういってもらえて光栄です。」と、メイドさんが声をかけてきた。
「私もこういうの案外好きなのかも。たまに遊びに来たいなあ?」と、津和野が言うと、
「じゃあ今度も機会あったら誘うわ!」と、小郡は自慢げに言った。
そしてケーキを食べていたら、突然津和野が
「ところで小郡君は料理をしたりしますか?」と、気になったように質問する。
「そうだねえ。いろいろやってるよ!」と、小郡は答える。
「へえそうなんだ!イケメンは料理とおしゃれだもんなあ。」と、津和野は感心する。
「焼肉は家で焼いたのもがいい!いつも濃いめのソース(たれ)でいただく!これが僕流だよ。」と、小郡が言うと、
「へえそうなんだ。ほかには?」と、津和野がさらに尋ねると、
「ドリアとかおすすめ。」と、小郡は返す。
「凝ったのとかも作れるんだなあ。すごいよ!」と、津和野も感心した。
「ところで、メイド喫茶店は気に入ってくれたかなあ?」と、小郡が津和野へ尋ねると、
「めっちゃ楽しかったよ。」と、彼女は答えた。
「そやな。まあこっちも忙しいし、金の問題でたまにしか来れない。」と、小郡は言う。
「あたりまえじゃない!」と、津和野は言って自分が食べた分とほぼ同じ金額を渡した。
「じゃあこれを出すことは“割り勘”だね!オオライ!」と、小郡は言って現金を津和野から受け取った。
会計を済ませて、二人は難波の街へ繰り出す。
「僕も学生時代は、日本橋や恵美須町でよくフレとつるんだなあ。バカぞろいだった!」と、小郡が言うと、
「そうなんですか。こっちは宇都宮が多かったです。あと原宿ね!親が新幹線の切符くれたときはね。」と、津和野は言う。
「へえ!新幹線なんや。そりゃ黒磯からとなるとなあ。で、ロリィタ歴ってどれぐらい?」と、小郡は尋ねると、
「そうだねえ。16歳ぐらいからやっているね。」と、津和野は答える。
「すげえなあ。まあ高いとか言っているけど、どれぐらいするの?そのロリィタは!」と、小郡は興味深く尋ねる。
「まあジャンパースカートが新品だと3万ぐらいかなあ?ブラウス1枚が1万円ぐらい。ヘッドドレスとかが1万円。でも私は、服はブランドだけど、靴はノーブランドでもかわいいものをチョイスして、安くしているね。」と、津和野はさらりと答える。
「すげえ値段だ!高いんやなあ!だけど堅実な部分もあるんやねんなあ。」と、小郡は感心する。
「まあね。中古でもワンピースが1万円切っているものとかあるけどね。」と、津和野が言う。
「ところでヘアアクセサリーは何が多いんや?」と、小郡が言うと、
「うちはシンプルにしている。ノーブランドの帽子とかを組み合わせるけど、十分これでもかわいいんだよなあ。」と、津和野が答える。
「シンプルなのか。これもええなあ。」と、小郡は関した様子で言う。
そうしている間にも、あっという間に近鉄大阪難波駅に着く。
「大阪難波はよく来たなあ。友人とつるむときにねえ。あとうちの実家もね。この沿線なんや!」と、小郡が言うと、
「そうなんですか。で、どこなの?」と、津和野が返す。
「そやなあ。東大阪市かなあ?町工場が多いね!」と、小郡は答える。
「へえ!そうなのか!」と、津和野は言った。
「もうあんなウザい場所に帰るぐらいなら、もうつまらないと思ってなあ。大阪市内へ飛び出してきたといった感じやなあ。」と、小郡は言う。
「何かと大変だったんですね。」と、津和野が言うと、
「せやなあ。そんなもんや!」と、小郡は答えた。
このまま御堂筋沿いの細い道を北へ行くと、サブカルチャーの殿堂たる「まんだらけ」の前に来る。
「お~ここ懐かしいなあ。ここ奈良の友人に買いに走らせて、帰りに無人駅の団体通路越しに受け取ったなあ。同人誌やらグッズ。今はいつでも買いに来れる。」と、小郡は自慢げに言う。
「この店、東京にもあるなあ。まあ私は関係ないかもしれないけど。でもこの先の心斎橋に、ロリィタのショップがあって、買いに行ったことある。」と、津和野が言う。
「やっぱりね!僕も知っているけど、たまに海賊版売る店がミナミにはあるから注意したほうがええぞ!」と、小郡は言うと、
「そうね!東京と違うからね。」と、津和野は答えた。
この後二人は、アニメショップなどを寄り道したりしつつ、宿舎に地下鉄で帰るのであった。
社員宿舎へ帰った津和野はパソコンをかけてメールチェックをすると、幼馴染で東京在住の友人からメールがあった。
「あ~あの子も神戸に遊びに来たいのか。いつ来るか聞いておこう!」と、津和野は思いメールを返信した。
そして晩御飯を作っていると、
「あ~津和野君、ちょっと入ってええかあ?」と、小郡がドアをノックしてきた。
「いいよ!開けるよ。」と、津和野がそう言ってドアを開けて招き入れる。
「ほい!お土産やで!551の豚まんやで!」と、小郡はそう言って差し出す。
「やっぱり大阪名物と言ったらこれですね!あるとき!ないときの!」と、津和野は言う。
「せやなあ。とりあえず一緒に食べようか!一人飯より、津和野君と一緒に食べたほうがうまいもんなあ。」と、小郡は言って上り込んでくる。そして部屋のテーブル前に座り込んだ。
「とりあえずサラダを作ったから、これどうかなあ?ちょうど作りすぎた感あるから。」と、津和野が言うと、
「うそやん!ちょうど助かるわ!飯に困ってたんや!ありがたいわ!」と、小郡は答える。
「じゃあ冷めた感じの豚まんだから、電子レンジで温めるね。」と、津和野が言うと、
「サイコーだなあ。あと豚まんは551がいい!他のは食べへんで!」と、小郡が言う。
「そうなんですね!」と、津和野は言ったのであった。
「俺って、保守的なのかもなあ?」と、小郡が言うと、
「まあ変わった感じの方?と言った感じです。」と、津和野は答える。
夕食を食べてすぐ小郡は自分の部屋に戻り、風呂に二人は入り翌日に備えるのであった。
翌日は通常出勤となり、打ち合わせから始まるのであった。明日はついに大きな発表がある。