東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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今回は霊夢と魔理沙がメインになります。



紅霧異変 STAGE 4

 

紅魔館のどこかにある部屋

 

 

玉座に座り窓の外を眺めている少女がいた。

 

 

「ふふ、やっと役者が揃ったわね。まあ一人だけ関係ないやつが紛れ込んだけど。」

 

 

その少女はこれから起こる何かを知っているような口ぶりだった。

 

 

「それにしてもこの男何者なのかしらね。美鈴を打ち破るなんて・・・」

 

 

その男のことを気に掛けるように少女はつぶやいた。

 

 

 

紅魔館の中に入った玄武は驚いていた。

 

 

「こりゃたまげたな。館の中は能力か何かで空間を弄ってあるんだな。」

 

 

紅魔館の大きさと中の広さに違和感があり、玄武は何らかの方法で空間を弄っていることを見破った。

 

 

「この館には空間操作系の能力者でもいるのか?しかもこれだけの規模の空間を弄るってのは相当な実力者だな。」

 

 

これを行った能力者とも戦ってみたいと思いつつ、霊夢と魔理沙がどこにいるのか探った。

 

 

「・・・霊夢は2階に、魔理沙は地下の方か。しかも二人共弾幕ごっこ中ってわけか。」

 

 

二人の居場所を突き止めた玄武はどちらに行こうか迷っていた。

 

 

「うーん上の方は霊夢ひとりでもなんとかなるかもしれないが、問題は地下の魔理沙の方だ。」

 

 

地下から感じたドス黒い魔力はなんだ。

 

2階の奥からも相当な魔力を感じたが地下のはそれ以上のヤバさを感じた。

 

 

「ここは魔理沙の方に応援に行ったほうがいいか。」

 

 

そう思った玄武は急いで地下に通じる階段を探し始めた。

 

 

2階の廊下

 

 

霊夢と咲夜のいる廊下はすごいことになっていた。

 

あたりが大量のナイフが突き刺さり、弾幕によって出来た焦げ跡が残っていた。

 

 

「ふっ!」

 

 

咲夜はこれでもかってぐらいにナイフを投げてきた。

 

 

「どこにそんだけのナイフ隠し持ってんのよ!?」

 

 

明らかに持っているナイフの数が半端ではなかったため霊夢は驚いた。

 

 

「それは秘密。」

 

「ちっ」

 

「これはどうかしらメイド秘技『殺人ドール』」

 

 

四方八方から大量のナイフがいきなり出現し、霊夢に向かってきた。

 

霊夢は次から次へと向かってくるナイフを避け続けた。

 

 

「だったら夢符『封魔陣』!」

 

 

霊夢に迫っていたナイフがスペルカードによって消えていく。

 

 

「やるわね。」

 

「それはどうも。」

 

「これはかわせるかしら、幻像『ルナクロック』」

 

 

スペルカードを発動した瞬間に既に霊夢の前にナイフが出現した。

 

 

「危ないわね!」

 

 

なんとか反応することができた霊夢。

 

しかしまた同じようにナイフが目の前に出現した。

 

これも弾幕を当てて乗り切ることができた。

 

しかし

 

 

「よそ見してていいのかしら。」

 

 

いつの間にか咲夜は霊夢の後ろに回り込んでいた。

 

しかもナイフが全方向から襲いかかってくるおまけ付き。

 

 

「っ!?」

 

 

これはヤバイと霊夢は思い、スペルカードを発動した。

 

 

「夢符『二重結界』!」

 

 

どうにか結界によってナイフを防ぐことができた。

 

もしスペルカードの発動が遅れていたらと思うと霊夢はゾッとした。

 

 

「まさかこれも防がれてしまうなんて・・・」

 

 

先程まで余裕の表情だったが、険しい表情になってきた。

 

次の手をどうしようかと考えていた咲夜だが、それよりも早く霊夢が動いた。

 

 

「今度はこっちの番ね!」

 

 

そう言って霊夢はスペルカードを発動した。

 

 

「霊符『夢想封印』!!!」

 

「っ!しまっ・・・」

 

 

気づいた時にはあたり一面が弾幕で覆われていた。

 

 

ドカァァァン

 

 

「キャアアア!」

 

 

弾幕は命中し咲夜は廊下の床に叩き落とされた。

 

 

「私の勝ちね。」

 

「くっ!ま・・・さか・・負けるなんて、申し訳・・・ございま・・・せん。お嬢・・さ・・・ま。」

 

 

バタン

 

 

 

咲夜は気絶してしまった。

 

 

「博麗の巫女を舐めるんじゃないわよ。」

 

 

霊夢はさらに奥へと進んでいった。

 

 

一方魔理沙はというと

 

 

未だ図書館でパチュリーと戦っていた。

 

 

「弾幕はパワーだぜ!」

 

 

星型の弾幕があたりにばらまかれた。

 

 

「ゴリ押しじゃ勝てないわよ。火符『アグニシャイン』」

 

 

パチュリーのスペルカードが発動し、巨大な炎の渦が魔理沙を襲った。

 

しかし魔理沙は持ち前のスピードで弾幕を交わし続けた。

 

 

「こっちも行くぜ!魔符『スターダストレヴァリエ』」

 

 

発動したスペルカードにより先ほど出した弾幕よりも大きい星型の弾幕が放たれた。

 

そして二つの弾幕が衝突し、互いに打ち消しあった。

 

 

「っち、相打ちかよ。」

 

「アグニシャインを相殺するなんて・・・」

 

 

魔理沙は悔しそうにしており、パチュリーは驚いていた。

 

 

「だったらこれで終わらせるぜ!」

 

 

そう言って魔理沙は帽子の中から何かを取り出し構えた。

 

それは魔理沙の所持品の一つミニ八卦炉である。

 

 

「これでもくらえぇ!恋符『マスタースパーク』!!」

 

 

スペルカード発動と同時にミニ八卦炉から極太のレーザーが発射された。

 

 

「っ!これはやばいわ、水符『プリンセスウ・・げほっげほっこ・・・こん・な時に。」

 

 

パチュリーはスペルカードを発動させようとしたがここに来て持病の喘息が悪化してしまい発動させることができなかった。

 

パチュリーはなんとか顔を上げ前を見たら巨大なレーザーが目の前まで迫っていた。

 

 

「はぁ・・・運がなかったわね。」

 

 

ため息を吐いた直後パチュリーは極太のレーザーに飲み込まれた。

 

そしてレーザーが消え去り、その射線上にいたパチュリーは気絶していた。

 

 

「私の勝ちだぜ。」

 

 

こうして魔理沙とパチュリーの弾幕ごっこは魔理沙の勝ちで終わった。

 

 

2階の最奥

 

 

霊夢は装飾が施された大きな扉の前にやってきた。

 

 

「ここね。」

 

 

ガチャ

 

 

扉お開けて中に入ると、玉座に座っている少女が目に入った。

 

 

「いらっしゃい、ここまで来れたことを褒めてあげるわ。」

 

「あんたみたいなやつに褒められても嬉しくないわよ。」

 

「あら、それは失礼・・・で私に何の用かしら?」

 

「とぼけてんじゃないわよ。外の紅い霧、あれあんたの仕業でしょ。」

 

「どうしてそう思うのかしら。」

 

「私の勘よ。」

 

「ふーん、勘ね。」

 

 

少女は指を口に当て、なぞる。

 

 

「その紅い霧を私にどうして欲しいの?」

 

「今すぐ止めなさい。」

 

 

霊夢は霧を消すように少女に言った。

 

 

「嫌だと・・・と言ったら?」

 

「力ずくで分からせるまでよ。」

 

 

霊夢はお祓い棒を少女に向けていった。

 

そしたら少女はけらけら笑い出した。

 

しかし次の瞬間笑っていた少女は玉座から姿を消した。

 

そして一瞬のうちに霊夢の後ろに現れ拳を振り上げた。

 

 

「!?」

 

 

なんとか気づき交わすことができた。

 

 

「へぇこれを避けるなんて、ますます気に入ったわ。」

 

 

その少女は二ヤッと笑った。

 

 

「レミリア・スカーレットよ、覚えておいて損はないわよ。」

 

「博麗 霊夢・・・覚えなくていいから」

 

「霊夢ね・・・それじゃ楽しいひと時を過ごしましょう霊夢。」

 

 

レミリアは不気味に笑いこうつぶやいた。

 

 

「だって・・・こんなにも月が赤いのだから。」

 

 

いつの間にか夜になっており、窓から紅い月が見えていた。

 

今まさに霊夢とレミリアの戦いが今始まろうとしていた。

 

そしてもう一つ地下の方で動きがあったのだが誰も気づくことはなかった。

 

 

ちなみに玄武は

 

 

「地下への階段はどこだー!」

 

 

未だに地下に降りる階段が見つからずさまよい続けていた。

 

果たして玄武は無事階段を見つけることができるのだろうか。

 

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