東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ 作:フジパンホンジコミ
さとりとの交信が終わったあと俺は霊夢と咲夜のもとにやってきた。
「霊夢、咲夜何かわかったか。」
「ええ、収穫はあったわ。」
霊夢がそう言いながらある本をを俺に見せてきた。
「幻想郷縁起?」
「幻想郷の妖怪や主要人物の詳細が書かれている書物だそうです。」
「それの42ページを開いてみて。」
「42ページだな。」
パラパラパラ
「えっと・・・」
霊夢が言ったページを開き、その内容を読んでいくと先ほどさとりと交信した時に聞いた内容と同じようなものがいくつか書かれていた。
「白玉楼、それに亡霊姫に庭師か・・・俺の仕入れた情報も冥界が関係していた、今回の異変の中心点は冥界だ。」
俺がみんなに聞こえるように言った。
「よし、それじゃあ行こうぜ、冥界に。」
「「「・・・」」」
出かける準備万端という体勢の魔理沙がいつの間にか俺たちに加わっていた。
ほぉ手伝いもせずに魔道書をあさくってた奴がノコノコと現れるとは・・・
「仕置じゃボケェーーーー(怒)!」
「ぎゃあああああーーーーーー」
俺は魔理沙の頭を掴みアイアンクローを食らわせた。
多少恨みを込めて。
そして気絶させた魔理沙を投げ捨て、俺たちは図書館から退出した。
「ま、待って・・・く・・れ(ガクッ)。」
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―――
――
霊夢と咲夜を連れ紅魔館をあとにした俺たちは現在霧の湖の上を飛行中。
「ねぇ魔理沙おいてきちゃったけど大丈夫なの?」
「心配はいらんと思うぞ。」
俺が親指を後ろの方に向けた。
ものすごい勢いで俺たちを追いかけてくる魔理沙の姿が映った。
「げぇぇぇぇんーーーーーーぶぅぅぅぅ!!!!!」
おーものすごい怒りようだな。
そして俺たちに追いついた魔理沙は俺を掴んできた。
「よくも置いてってくれたなぁ!それにさっきから頭が痛くてたまんないんだよどうしてくれんだ!」
「アイアンクローは手伝わなかったお前へのお仕置きだ。」
「そうね、あれは仕事を手伝わなかった魔理沙が悪いわ。」
「自業自得ね。(今度彼に図書館の警備をたのもうかしら。)」
「うっ・・・手伝わなかったのは悪かったよ、でも置いてくことはないだろ。」
「時間が惜しかったし、それに・・・」
俺は話を中断し前方に視線を向けた。
「邪魔をしてくる者もいるからな。」
「あら気づいていたの。」
そこに俺たち以外の人影が現れた。
「妖怪ね、それも冬の。」
「レティ・ホワイトロックよ。よろしく。」
「あたいもいるんだからね。」
なんであのバカ妖精までいるんだ?まぁどうでもいいか。
「気をつけろよ皆・・・この二人、今の気候のせいで力が上がってるはずだ。まぁ氷精は大した事はないと思うが。」
「なによそんなこと言うあんたの方が大した事ないんじゃないの!前も戦わなかったくせに!」
「それにあなたはそこにいるメンツで一番力が弱そうですしね。」
そういや力抑えてたっけそれのせいで弱く見えるのか舐められたもんだな。
よかろう現実の厳しさってやつを教えてやるか。見た目で判断したらどうなるのか
「・・・だったら二人まとめて相手をしようじゃないか。」
少し力を解放しながらレティとチルノに目線を向ける。
「「ひっ!?」」
オーオー怯えてらぁ・・・まぁレミリアくらいの力を放出してるからな。
「三人とも離れとけ、やけどしても知らねぇからな。」
霊夢たちに言ったが既に離れたあとだった。
「さて、始めようか。」
―――――――
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―――
「あいつら終わったな。」
「ええ、よりにも寄って私たちの中で一番の実力者に喧嘩売ったんだから。」
「そういえば気になっていたんだけど、彼って何者なのかしら。」
「知らないわ。」「知らねぇぜ。」
「はぁ!?知らないのによく一緒にいられるわね!?」
咲夜は二人が言ったことに驚いていた。
まさか知りもしない人物と行動していたのだから。
「別にこれから知っていけばいいじゃない。」
「そうそう焦ることはないと思うぜ。」
「・・・あなたたちってマイペースすぎるわ。」
咲夜が呆れて果てていたとき、あたりが急に暑くなりだした。
三人がある一点に顔を向けると特大のプラズマ火球が放たれようとしていた。
それを見た三人は静かに十字を切った。
そしてそれは発射された。
「いやーーーーーーー!!!!」
「溶けるーーーーーー!!!!」
ピチューーーーーーン×2
「相変わらず凄まじい威力ね。」
「見ろよ湖に直撃したせいで水蒸気が立ちこんで周りが見えない。」
そこに弾幕ごっこを終えた玄武が戻ってきた。
「お帰り、そういやあの二人は?」
「ああ、あそこ。」
玄武は下に指をさした。
指のさした方に霊夢たちは顔を向けたら、プカプカと湖の上に浮かんでいる二人を見つけた。
三人はそれを頬を引きつらせてこう思った。
なにげに酷いと。
そんなことを気にせず玄武は既に上空目指して先に進んでいた。
それを見た三人は慌てて玄武のあとを追いかけていった。
―――――――
―――――
―――
「熱を操る程度の能力ねぇ、なんだか普通の能力ね。」
「なんだよもっとすごい能力を想像してたのにがっかりだぜ。」
「案外バカにできないだぞ俺の能力は、例えば大気中に存在している熱または熱エネルギーを吸収し、炎に変換し操ることができるがそれだけじゃない、大気中の水分から熱を取り除けば凝結させて氷を発生させることができるし、逆に大気中に過剰な熱を与えれば風を発生させることもできる。最近じゃあ水も操れるようになったからまだまだ発展途上中の能力だよ。」
「「「・・・」」」
三人はそれを聞いて言葉が出なかった。
複数の属性を操れるのは魔法使いくらいだと思っていたがまさかたった一つの能力で操れるとは思わなかった。
「あーあと俺は霊力や魔力なんていっさいつかってないぞ。」
「はぁ!?だったらどうやって能力使ってるんだよ。」
「それは秘密だ。」
「なんでなのよ。教えなさいよ」
「盗み聞きしているのがそこにいるからな。」
玄武が上空を見上げたら声が聴こえてきた。
「あややや、気づかれてしまいましたね。」
そこに黒い羽を携えた少女が玄武たちに近づいてきた。
その人物を見て霊夢と魔理沙はめんどくさそうな顔をしていた。
玄武は霊夢と魔理沙の表情を見て厄介ごとだと悟った。
「どうも清く正しい幻想郷の文屋、射命丸 文です。」
「・・・天狗がなんのようなの」
霊夢が射命丸になぜここにいるのか理由を聴いた。
「スクープの匂いがしましてここら辺を飛んでたら霧の湖から煙が上がってたので駆けつけてきたら
知らない男性が弾幕ごっこしていたのいい記事が書けると思ったのであとをつけていました。」
「このあとも着いてくるつもりなのか?」
「もちろん!今回の異変のことを詳しく書きたいので最後まで付き合いますよ。」
それを聞いて霊夢、魔理沙、咲夜は勘弁して欲しいと思っていたが玄武は射命丸と初対面だったので彼女の性格を把握しきれず、いつも通りに対応してしまった。
「まぁ邪魔しないのであればご自由にどうぞ・・・」
玄武が言ったことに対して霊夢たちはこの世が終わったような顔をし、逆に射命丸は喜んでいた。
その時の霊夢たちの気持ちはそのまま帰りたいと思ったそうだ。
こうして玄武たちは射命丸を味方?に加え、異変を解決しに先に進むことにした。
後に射命丸を連れて行くんじゃなかったと後悔することになるとは玄武は思っていなかったらしい。