東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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なかなか小説を投稿することができずすみません。
それでは続きをどうぞ。


春雪異変 STAGE 2

一方的ないじめにしか見えなかった弾幕ごっこでレティとチルノを撃退した玄武達は異変の中心点である白玉楼目指して現在、霧の湖を抜け魔法の森の上を飛行していた。

 

しかし気温が低いせいか玄武以外は寒さのせいで普段通りの動きができずいつもよりも飛行スピードが遅かった。

 

 

「うーっ寒い、こんだけ着込んでもまだ寒い・・・これじゃー凍えちまうよ。」

 

「・・・なんでうちの神社の巫女服はこんなのかしらね、寒くて仕方ないわ。」

 

「防寒具がマフラーだけにしたのは失敗だったみたいわね。」

 

「・・・こ、これも新聞のため、なんですが寒くて取材に身が入りません。」

 

 

やはり今の寒さは玄武以外にはとてもきつい様子だった。

 

玄武は今の状況を見て、どうにかしないといけないと感じたための能力を使用することにした。

 

 

「あり?なんだか急に暖かくなったぞ。」

 

「ホントですね体の中からポカポカして来てますね。」

 

 

自分の体が急に暖かくなったことに疑問に感じたが、今の現象を引き起こした人物に心当たりがあり、その人物に視線を移した。

 

 

「補助程度だがこれで暖かくなったはずだ。」

 

「ありがと、玄武。」

 

「サンキューやっぱこういう時は役に立つよな!」

 

「ありがとうこれでいつもどおりに動こけるわ。」

 

「ありがとうございますねこれで取材に集中できます。」

 

 

玄武のおかげで元気を取り戻した4人は、玄武にお礼を言った。

 

 

 

―――――――――

 

 

――――――

 

 

―――

 

 

 

そろそろ魔法の森を抜けるところまで進んだ玄武たちはこのあたりで少々休息をとっていた。

 

霊夢たちはどのルートを通っていくか話し合っていた。

 

しかし玄武は霊夢たちの会話に参加せずあたりを警戒していた。

 

それは霧の湖の時のようにいつ戦闘になるかわからないためである。

 

そこに話し合いを抜けてきた咲夜が玄武のそばまで足を運んだ。

 

 

「お疲れ様、これ飲み物よ。」

 

「済まない。」

 

 

咲夜から水筒を受け取り、水筒の付属品であるカップに液体を注いで一口飲んだ。

 

 

「甘酒か」

 

「ええ、少しは温まるんじゃないかと思って事前に用意しておいたのよ。」

 

「さすがメイド長、気がきくな。」

 

「どういたしまして・・・それで今のところはどうなの?」

 

「今のところ誰も襲いかかってくる奴はいない。だから安心していい。」

 

「わかったわ、それと見張りもいいけど休息は必要よ。私たちもいるんだから気を張り詰めないでね。」

 

「了解」

 

 

咲夜は玄武の返事を聞いて、その場から離れ霊夢たちのところに戻った。

 

玄武はというとあたりへの警戒をとき甘酒を飲みながら一息入れた。

 

 

 

――――――――

 

 

――――――

 

 

―――

 

 

10分ほど休息した玄武は霊夢たちのいる場所まで足を運んだ。

 

 

「そろそろ行くぞ。充分休息は取れたからな。」

 

「そうねグズグズしてたら、取り返しのつかない状況になるし。」

 

「そんじゃ行こうぜ。」

 

 

全員が飛び上がり、順調に進んでいると、魔法の森を抜け、妖怪の山にさしかかろうとした瞬間いきなり景色が変わったのだ。。

 

霊夢たちが驚いているさなか玄武はあたりを警戒してみたが、何も感じられなかった。

 

 

「(誰かが意図的に移動させたのか・・・あるいは偶然にもこことつながったのか?)」

 

 

玄武は心の中で今の状況を整理していた。

 

 

「とりあえず上からならばなにか見えるかもしれないな。」

 

 

玄武は空に飛び上がり、あたりを見渡していた。

 

すると遠くの方に村があるのが見えたので玄武は霊夢たちに知らせた。

 

 

「霊夢、向こうの方に村があるぞ。」

 

「・・・一旦そこに行ってみましょうなにかわかるかもしれないし。」

 

 

玄武たちは村まで歩いてきたもののその村は既に廃村で人っ子一人いなかった。

 

しかしある一種類の動物だけがその村に多数いた。

 

猫である。

 

見渡せばそこらじゅうに猫がおり、日向ぼっこをしていたのである。

 

そんな時、射命丸があることを思い出した。

 

 

「あやーもしかしたらここって迷い家じゃないですかね?」

 

「・・・迷い家っていったら滅多に来れない場所じゃない。」

 

「へぇーここが迷い家なのか。」

 

「これはいい手土産になるわね。」

 

 

霊夢と魔理沙と咲夜の三人はここがどこなのか理解したが玄武はわかっていない様子だった。

 

 

「なぁ霊夢、迷い家ってなんだ?」

 

「玄武は知らないのは当然かもね。いい迷い家っていうのはね・・・」

 

 

霊夢は迷い家のことについて自分が知る限りのことを玄武に教えた。

 

 

「・・・ということよ。わかった?」

 

「説明ありがとうな霊夢。」

 

「別にいいわよ。そういえばひとつだけお願いがあるんだけどいい?」

 

「なんだ?」

 

「この異変が終わってからでもいいから外の世界の話でも聞かせてくれるかしら。」

 

「あー!ずりーぞ霊夢、玄武私にも聞かせてくれよ。」

 

「私にも聞かせてください。(グフフ、これはいい記事がかけそうですね。)」

 

「私もいいかしら。」

 

「わかっ・・・!?」

 

 

玄武が返事を返そうとした時、どこからか微弱ではあるが妖力を感じた。

 

 

「霊夢気づいているか。」

 

「ええ。」

 

「なんだ?なにか見つけたのか?」

 

「あっちから妖力を感じたわ。」

 

 

霊夢が指を刺した方向にその場にいた全員が顔を向けた。

 

そこに一件の大きな屋敷があった。

 

その屋敷を見て魔理沙は目の色を変えた。

 

 

「なあなあ早く行こうぜ!きっとすごいお宝があるかもしれないしよぉ。」」

 

「魔理沙・・・あんた目的忘れてないわよね・・・」

 

「心配すんなって忘れてないから。」

 

「あっ!ちょっと待ちなさいって魔理沙。」

 

 

しかし魔理沙は霊夢の話に耳を向けずその大きな屋敷目指して飛んでいった。

 

霊夢は魔理沙の行動に溜め息を吐きたくなった。

 

 

「あーもう魔理沙ったら。あとで覚えときなさいよ。」

 

「霊夢さんそんなこと言ってないで早く追いかけましょううよ。」

 

「そうだぞ霊夢。あの屋敷になにか仕掛けられてたら大変だからな。」

 

「全く面倒かけさせるんだから魔理沙は・・・はぁ。」

 

 

玄武たちは急いで魔理沙のあとを追いかけた。

 

 

 

―――――――――

 

 

――――――

 

 

―――

 

 

 

一方魔理沙はというと

 

既に屋敷の中に入り中を散策していた。

 

 

「お宝♪お宝♪」

 

 

魔理沙の頭の中には異変のことよりも宝のことでいっぱいだった。

 

宝を見つけるために部屋を見つけては片っ端から調べまわっていた。

 

しかし一向に宝が見つからなかった。

 

 

「なんだよ全然ないじゃんかよ。」

 

 

不貞腐れながら廊下を歩いているとどこからともなく足音が聞こえてきた。

 

その足音は次第に大きくなっているのが聞こえた魔理沙は帽子の中から八卦炉とマジックボムを取り出し身構えた。

 

そしてすぐそこの曲がり角から人影が飛び出してきた。

 

その人影は緑のZUN帽に赤のワンピースを着た少女なのだが人間にはない猫耳と二本の尻尾が生えていた。

 

この少女は化け猫の妖怪である。

 

 

「見つけたー!よくも私の縄張りを荒らしてゆるさないんだからねー!」

 

 

しかも相当ご立腹のようだ。

 

 

「うっわなんかやばそうなのに目をつけられたぜ・・・となるとここは一時撤退だ。」

 

 

魔理沙は反対方向を向いた瞬間猛ダッシュでその場から逃げた。

 

 

「あー!まてー!」

 

 

猫又の少女も魔理沙の跡を追いかけだした。

 

 

 

――――――――

 

 

――――――

 

 

―――

 

 

屋敷に入った玄武たちは先ほどから魔理沙を探し回っていた。

 

 

「もう!どこいったのよ魔理沙は!!」

 

「霊夢叫んでないで魔理沙を探してくれ。」

 

「それにしても変わったお屋敷ですね。」

 

 

なんとも不思議な作りの屋敷だったのでパシャリとカメラのシャッタを押して写真を撮っていく射命丸。

 

 

「元々こういう作りなのかしら?」

 

 

咲夜は屋敷の内部構造を見て不思議に思っていた。

 

 

「魔理沙ー!出て来なさーい!今だったら夢想封印だけで済ませてあげるからー!」

 

「霊夢せめて封魔針でお仕置きしとけ霊力がもったいないぞ。」

 

 

玄武が霊夢に話しかけて注意していたらどこからか爆音がしていた。

 

しかも段々とこちらに向かってきていた。

 

そしてすぐ近くの曲がり角から魔理沙が飛び出してきた。

 

 

「やっと見つけたわよ魔理沙。」

 

 

しかし魔理沙は霊夢の横を素通りしていきその場から離れていった。

 

 

「ほかにも仲間がいたのね。これでも喰らえー!」

 

 

曲がり角から現れた化け猫の少女は玄武達にも弾幕を放ってきた。

 

玄武達もそれを見て迎撃しようとしたが場所が狭すぎてどうにもならなかったためあえてこの場は逃げることにした。

 

玄武達は先に逃げていた魔理沙に追いつき事情を聴いていた。

 

 

「魔理沙どういうことよこれは!ことによってはただじゃ済まさないわよ!」

 

「魔理沙手短に話せ。」

 

 

霊夢と玄武から厳しい視線を感じたため話し始めた。

 

魔理沙曰く、ここはあの化け猫の少女の縄張りであること。

 

そして自分の縄張りを荒らされて怒っていること。

 

 

「なるほどの、つまり私たちは魔理沙のとばっちりに巻き込まれたってわけね。」

 

「・・・」

 

「玄武も何か言ってくれよ!無言のお前ってばホント怖くて仕方ないんだよ!」

 

「だったら一言・・・自分でどうにかしろ。以上だ。」

 

「自分の不始末は自分でどうにかしなさい。」

 

「そりゃないぜ二人共。」

 

「外来人と博麗の巫女に責め立てられる白黒の魔法使い・・・いいネタになりそうですね。」

 

「あなた達駄弁ってないでちゃんと走りなさい。追いつかれちゃってるわよ。」

 

「マテー!」

 

 

それを見た玄武達は走るスピードを早め、屋敷の出口まで走り続けた。

 

 

 

――――――――

 

 

――――――

 

 

―――

 

 

 

なんとか外まで誘い出すことができた俺たちはこれからどうしようか考えていたが魔理沙俺達のが前に出た。

 

 

「私が相手する。元はといえば私のせいだからなケジメつけなきゃ。」

 

 

どうやら魔理沙が相手をするらしい。

 

当然だな元はといえば魔理沙が原因なんだからな。

 

ん、そろそろ出てくる頃かな。

 

 

「やっと追い詰めたんだからね。覚悟しなさい。」

 

「さっきは場所が狭かったから何もできなかったけど外なら充分に戦えるぜ。」

 

「公開しても知らないからね。」

 

「それはこっちのセリフだぜ泣いても知らねぇよ。」

 

 

すかさず二人は手を前にだし弾幕を放った。

 

そして空に飛び上がり弾幕を撃つが魔理沙は持ち前のスピードで交わし、化け猫の少女は俊敏な動きで交わしていく。

 

その様子を見ていた玄武は感心していた。

 

 

「魔理沙のやつ更にスピードが上がっているな。それにあの化け猫の少女もなかなかの身のこなしだ。」

 

「あんたがそんなこと言うなんて珍しいわね。」

 

「そうか?」

 

 

玄武は再び上空で弾幕ごっこを行っている二人に目を向けた。

 

 

 

「ちっ!こうすばしっこいと弾幕当てるのも難しいぜ。」

 

 

魔理沙はなんとか弾幕を当てようとしているがなかなか当てることができないでいた。

 

それは化け猫の少女も思っていた。

 

 

「(うにゃー、あの人間予想外の速さで飛んでるからなかなか当たらない。)」

 

 

ならばと化け猫の少女はスペルカードを構え、宣言した。

 

 

「これなら・・・仙符『鳳凰卵』」

 

 

化け猫の少女の周りに魔法陣が出現し、そこから一斉に弾幕が発射され始めた。

 

そのあまりの弾幕の数に魔理沙は反撃することができず避けることしかできなかった。

 

どうにか弾幕を当てようと隙をうかがってはいる魔理沙だがんなかなか隙ができないため攻めあぐねていた。

 

しかし時間が来てしまったのか魔法陣が消えスペルカードの効力が切れてしまった。

 

その瞬間を魔理沙は見逃さなかった。

 

 

「今だ!恋符『ノンディレクションレーザー』」

 

「!?うにゃーーーー!?」

 

 

不意を付くような形になったがなんとか弾幕を命中させることができた魔理沙。

 

しかし化け猫の少女はその程度では倒れることなく次のスペルカードを構えていた。

 

 

「今度はこれ、天符『天仙鳴動』」

 

 

スペルカードが発動したとたん、その少女は縦横無尽に動きまりながら弾幕を放ってきた。

 

しかもその弾幕に混じりながら化け猫の少女自体も突っ込んできた。

 

 

「あっぶねー、弾幕はさっきほど多くないがこう動き回られたらやりづらいぜ。」

 

 

しかし魔理沙はあることを思いつきた。

 

 

「イチかバチかやってみるか。」

 

 

魔理沙は意識を集中してその少女がどこから突っ込んでくるのか見極めようとしていた。

 

そして後ろから何かが迫ってくる音がしたためその方向に八卦炉を構え、スペルカードを宣言した。

 

 

「恋符『マスタースパーク』」

 

 

極太のレーザーが八卦炉から放たれ、魔理沙めがけて突進してきていた少女を巻き込んだ。

 

 

「ニャーーーーーーー!?」

 

 

ピチューーーーーーン

 

 

「うっしゃーあたしの勝ちだ!」

 

 

 

弾幕ごっこが終わった魔理沙は玄武たちのところに戻ってきていた。

 

 

「へへーん勝った勝ったー♪」

 

「はいはい。」

 

「もう少し早めに倒せたんじゃないか?」

 

「細かいことは気にすんなって。さぁ次に行こうか。」

 

 

そう言って魔理沙は箒にまたがり先に進んでいった。

 

そのあとを霊夢たちは慌てて追いかけていったが

 

玄武はその少女を抱き上げ屋敷の縁側にまでつ連れて行き、その少女をそこに寝かせてあげた。

 

そしてさり際に自分の能力を使用して少女の体を温めた。

 

その作業が終わると同時に玄武は霊夢たちを追いかけ始めた。

 

 

 

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