東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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完成はしていたのですが、誤字などを見つけたり話の内容を大幅に変えたりとしていたら時間がかかってしまいました。小説を楽しみにしている方に申し訳ないと思っています。それでもお楽しみいただけたらいいなと思っています。
10/19:修正いたしました。


永夜異変 STAGE 2

 

 

 

「なるほどなそういった理由であそこにいたのか。」

 

 

俺は妹紅に一通り事情を説明していた。

 

妹紅の方も納得してくれたようでこれで疑われずに済んだ。

 

 

「しかしびっくりだよ、あんたが亀山 玄武の弟子だなんて。」

 

「まああの人は俺の育ての親みたいなもんだから。」

 

「へえーそいつは初耳だな、じゃああんたも古い神の一人なのか?」

 

「ああ、古代神であり不死鳥でもあるんだよ俺は。」

 

「不死鳥?・・・でも青い炎を扱う不死鳥なんて見たことも聞いたことないな。」

 

 

それはそうだろうな青い不死鳥になるにはかなりの年月が必要だ。

 

それも長い年月を重ねるだけでなく、それなりの実力がなければ至ることができないのだから。

 

それ故に青い不死鳥は俺しか存在していない。

 

 

「でもあんたが嘘言ってるようには思えないから信じてやるよ。」

 

「ありがとさん。」

 

 

一応お礼を言っておいた。

 

 

「まあ今はそんなことより人里ってこっちであってるのか。」

 

「ああここをまっすぐ行けば人里だ。」

 

「早く異変を解決せにゃ人里の人も安心できんだろしな。」

 

「それは同感だ。」

 

 

~♪

 

 

「ん?」「お?」

 

 

~♪

 

 

「声・・・というより歌か。」

 

「そのようだな・・・でもこの歌なんか変な感じしねえか?」

 

「っ!?妹紅、耳を塞げ、こいつは聴いちゃなんねぇ!!!」

 

 

俺の焦った声と忠告を聞き、急いで手で耳を塞いだが一歩遅かった。

 

突然視界が悪くなり始めたのだ。だがそれだけではなく見計らったように近くの茂みから誰かが出てきた。

 

 

 

―――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

 

「人間が二人吊れたわ。」

 

「やっぱ妖怪の仕業か。しかも視界を奪う能力ってことはお前さん夜雀だな。」

 

「へぇあなた人間のくせに博識ね。能力だけで私の種族を当てるなんて。」

 

「(旦那と姐さんにみっちりと叩き込まれたからな)そいでその夜雀さんは俺たちに一体何の御用なんだ?」

 

「簡単なことよ。私の餌になって頂戴。」

 

「それは御免だな。」

 

「あたしも。」

 

「ふーん、でも視界が悪いのに逃げられると思ってるの。」

 

「逃げないさ、もし逃げるんならお前さんを倒してからだ!」

 

 

飛鳥は話終えると同時にミスティアに向けて弾幕を放った。

 

ミスティアは突然のできごとに反応できず弾幕をくらってしまう。

 

 

「くっ!?視界を奪ったのに私に弾幕を当てるなんて!」

 

「視界を奪われたって戦いようはあるんだよ。」

 

「なによそれ人間のくせに!?」

 

 

ミスティアは飛鳥に接近し鋭い爪で攻撃するも避けられてしまう。

 

 

「あたしもいるのを忘れては困る。」

 

「えっ!きゃあああ!!!」

 

 

妹紅の放った炎弾がミスティアに直撃した。

 

 

「な、なんで!?見えてもいないのにどうして私の位置がわかるの!?」

 

「「(そんだけ大声で喋ってたら居場所教えてるようなもんだろ。)」」

 

「だったらこれはどうなのよ声符『木菟咆哮』!!!」

 

 

ほとんだヤケクソにスペルカードを発動させるミスティア。

 

 

「やばい!スペルカードを使われたぞ、どうすんだよ飛鳥。」

 

「心配すんな、こういった状況での戦いには離れてる。」

 

「そんなこと言ったってな。」

 

「まあ見てなって言っても見えないんだったな。」

 

 

飛鳥は見えないにもかかわらず、迫り来る弾幕に顔を向けた。

 

そして地面に手を叩きつけ炎の壁を出現させた。

 

 

「要は自分の前に来る弾幕のみを防げばいい。それに・・・フン!」

 

 

飛鳥は力を込め、何かを弾き飛ばした。

 

 

「ふーこれで見えるな。」

 

「見えるってまさか私の能力を弾き飛ばしたっていうの!?」

 

「こういった能力は能力者の力量で決まる。だからそれを超える力ではじき飛ばせばいいだけだ。」

 

「へーなるほど、それだったら私も。」

 

 

妹紅も飛鳥の説明を聞き、自身に妖力を流しミスティアの能力をはじき飛ばした。

 

 

「私の能力にこんな攻略法があったなんて・・・」

 

「さあ仕切り直しだぜ。夜雀の嬢ちゃん。」

 

「くっ!だったら力ずくで倒してやるんだから。猛毒『毒蛾の暗闇演舞』!!」

 

「目が見えればこっちのもんだ炎符『不死鳥の息吹』!!!」

 

 

ミスティアはばら撒くタイプの弾幕を放ち、飛鳥は細いレーザー状の弾幕をランダムに放つ。

 

飛鳥の弾幕はミスティアの弾幕を貫通するものの、弾幕の密度はミスティアの方があるためミスティアに近づくにつれ威力はなくなってゆき最後には相殺されてしまう。

 

どちらの弾幕も攻防は凄まじいのだが決定的なダメージを相手に与えるには至らなかった。

 

だがミスティアは飛鳥に気を取られていたためもう一人の存在を忘れていた。

 

 

「背後ががら空きだ。不死『火の鳥‐鳳翼天翔』!!!」

 

「しまっ!?」

 

 

流石に不意をつかれたミスティアは妹紅の弾幕を避けることができず直撃してしまう。

 

ミスティアの姿は大量の煙で見えなくなった。

 

 

 

 

――――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

スペルの効力が切れ、妹紅は飛鳥の隣に移動しミスティアのいるであろう場所を飛鳥と共に見ていた。

 

 

「やったか?」

 

「いやまだだろうな、仮にも相手は妖怪だ。おそらくは多少のダメージは与えてもまだ動けるはずだ。」

 

 

煙が晴れると多少服がボロボロになっているが変わらぬ様子のミスティアが飛鳥たちの前に浮かんでいた。

 

 

「やってくれるじゃない、人間のくせに。」

 

「舐めてるからそうなるんだよ。それに俺人間じゃないし。」

 

「あたしも厳密に言えば人間じゃないがな。」

 

「そうなの?」

 

「でどうするんだまだ続けるのか?」

 

「当たり前よ!あなたたちに一泡吹かせてないんですもの!」

 

 

ミスティアはスペルカードを取り出し宣言をした。

 

 

「鷹符『イルスタードダイブ』これを攻略してみなさい。これを含めて3つ後略できればあなたの勝ちよ。」

 

 

弾幕が展開され、飛鳥たちに向かって弾幕が迫ってきた。

 

 

「上等、妹紅ここからは俺だけで相手にする。だから手を出すなよ。」

 

「はいはい、わかったから。」

 

「オッシャーーーー!!!」

 

 

飛鳥は弾幕の中へと身を投じた。

 

迫り来る弾幕を避けたり時には弾幕で相殺しながらスペルカードの効力が切れるのを待っていた。

 

だが

 

 

「スペルカードの効力が切れるまで待とうってそうはいかないわ、夜盲『夜雀の歌』!!!」

 

 

ミスティアは効力が切れる前に次のスペルカードを使用した。

 

まさか続けてスペルカードを使用してくるとは思っていなかったため飛鳥は険しい表情をしながら避けていた。

 

 

「(ちっ!終わってもいないのに次が来るとはねぇこりゃ厄介だ。ここでスペルカードを使えば楽なんだがあいにくまだ力が溜まっていない。ここは耐えるしかねぇ。)」

 

 

飛鳥はその後もひたすら避け続けたが流石に2枚のスペルカードを避け続けたせいでかなり体力を消耗した。

 

 

「こりゃきついぜ、ハァ・・・ハァ・・・、さすがの俺もバテバテだぜ。」

 

「2枚分のスペルカードを避け続けたなんてさすがね。でもそんな疲弊した状態で私の最後のスペルカードは攻略できないわよ。」

 

「試してみなけりゃわからんぜ。」

 

「言ってなさい。これで私の勝ちよ!夜雀『真夜中のコーラスマスター』!!!」

 

 

ミスティアは最後のスペルカードを使用した。

 

飛鳥はスペルの使用を確認し、勝負に出ることにした。

 

 

「もってくれよ俺の体・・・神鳥『アカシック・バスター』!!!」

 

 

スペルを使用した途端、飛鳥の前に魔法陣が形成された。飛鳥は勢いをつけ形成された魔法陣に突っ込んだ。

 

そして魔法陣を抜けると青い火の鳥となってミスティアめがけて突っ込んだ。

 

その青い火の鳥の姿はとても神々しく、弾幕ごっこを見ていた妹紅はその姿に目が離せなかった。

 

それは弾幕ごっこをしているミスティアも例外ではなかった。

 

自分の放つ弾幕を燃え散らせながらこちらに向かってくる姿は、恐怖を感じさせたがそれ以上に青い炎の鳥というまさに幻想と思わせるような姿に惚れ惚れとしていた。

 

だが今は弾幕ごっこ中、意識を疎かにしていたら―――

 

 

「あ・・・」

 

 

なんともあっけない終わり方で弾幕ごっこは終了した。

 

 

 

―――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

 

「なんだか最後のはやりがいがなかったな。」

 

 

飛鳥は何とも言いようのない表情をしていた。

 

弾幕ごっこで不完全燃焼だったため不貞腐れていた。

 

 

「あんたにとってはそうだったかもしれないが、あたしはいいもんが見れたから気にしないけどな。」

 

「いいもんが見れたって?」

 

「教えねぇよ。」

 

「ちょい待てって俺を置いていかんといて!」

 

 

妹紅は飛鳥を置き去りにして人里に向かう。

 

飛鳥も置いていかれないように妹紅を追いかけた。

 

 




どうも作者です。9月の下旬に行った新技の名前について投稿を皆様にお願いしていただいたところ2名の方が考えてくれました。さて名前の方なのですがどちらの名前も捨てがたいと私は感じたので、主人公が使用するときはクロスケさんの技名を使わせていただき、ナハト・リコリスさんが考えてくれた技名はそのヒロインであるさとりが使うときの技名にさせていただきます。お二人には感謝しておりますので感想などもどんどん送ってください。そして応援よろしくお願いします。
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