東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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守護神と覚妖怪

 

 

「ほら、あーん。」

 

「じ、自分で食べれます。」

 

「左手しか使えないのに我が儘言わない。けが人なんだから素直に言うことを聞け。」

 

 

なぜこのようになったか。

 

 

 

一時間前

 

 

 

二人が自分たちのことを話したあとさとりはあることに気づいた。

 

 

「そういえば、私の治療をしたのって、亀「玄武でいいよ。」、げ、玄武さんなんですか。」

 

「ここにはおれしかいないからな。」

 

 

玄武がそう答えるとさとりは次第に顔を赤くしていきこう言った。

 

 

「じゃあ、わ、私の裸をみ、見たってことですよね。」

 

 

‥‥‥

 

・・・・

 

・・

 

 

 

カァーーーー

 

 

 

玄武は顔を真っ赤にし、近くにあった壁に頭をぶつけだした。

 

 

「ヌオーッ!?(ガン)なんということをー(ドガン)女性の(バコン)裸を(バキ)見てしまったなんて(メキョ)。」

 

 

しかし玄武は視福だったなと思っていた。

 

 

それを読み取ったさとりは頬を染めながらジト目で玄武の心に突き刺さるようなことを言い放った。

 

 

「エッチ」

 

「ぐふっ」

 

「スケベ」

 

「ガハッ」

 

「変態」

 

「・・・」

 

 

 

バタン

 

 

 

玄武は心臓を抑えながら地面に倒れた。

 

玄武がビクンビクンと動いているその様子をさとりは面白そうに見ていた。

 

 

「ふふふ、冗談ですよ。」

 

「へ?」

 

「助けてもらった恩人なんですよ。先程のはなぜか言わなければいけなかったように感じたから言ったまでです。」

 

「そ、そうなのかー。」

 

 

その時、服のことで玄武は思い出した。

 

 

「ちょっと待ってろ。」

 

 

玄武はこの病室から走って出て行った。

 

 

「ほんと不思議な方ですね。彼といると自分が抱えていた悩みを吹き飛ばしてくれそうに感じてしまいます。」

 

 

さとりは、自分が頬を赤く染めいた事に気づいた。

 

 

「な、なぜ彼のことを考えてるんですか私は、まだ出会ったばかりだというのに。それにこの気持ちは何なんでしょう。」

 

 

さとりは彼のことを忘れようと頭を左右に振った。

 

しかし彼のことが頭から離れなかった。

 

さとりは彼が戻ってくるまで悩み続けた。

 

 

 

 

――――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

「お待たせ、食事と服を持ってきたよ。」

 

 

彼はお盆を台に乗せ、折り畳んだ私の服を渡してきた。

 

私の服は血みどろでボロボロだったのに数時間でこんなに綺麗になるものなのですか。

 

 

「さとりの着ていた服はボロボロすぎて処分したよ。」

 

「じゃあこの服は?」

 

「さとりの服をスキャンして、アトランティスの技術で復元して作った服さ。」

 

「確かに服の形状は似ていますが手触りというか材質自体が異なりますね。どんな材質で出来ているんですか。」

 

「ふふーん、俺の服と同じでオリハルコンを糸状にしてから編んで作ってあるんだよ。」

 

 

私は空いた口が塞がらなかった。

 

 

「伝説上の金属を服の材料に使いますか普通。」

 

「何より頑丈だから破れる心配もないしいいじゃないか。」

 

 

私はため息を吐き、彼には己の常識は全く通用しないと実感してしまった。

 

 

 

クゥゥゥゥ

 

 

 

 

病室にそんな音がかすかに聞こえた。

 

私は穴があったら入りたい気持ちでいっぱいだった。

 

まさかこんな状況でお腹がなるとは思ってもみなかった。

 

 

「はははー確かにこんな時間だからお腹もすくよな。」

 

 

そして彼は立ち上がり先程台に乗せたお盆を私のもとに持ってきた。

 

 

「温かいうちに食べるといいよ。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

 

私は頬が暑くなるのを感じた。

 

私はお盆に乗ったご飯を食べようとしたが利き手ではないので食べづらかった。

 

それを見かねた彼が私から箸を取り茶碗を手に持ってご飯をすくって私の口の前に持ってきた。

 

 

「ほら、あーん。」

 

「じ、自分で食べれます。」

 

「左手しか使えないのに我が儘言わない。それにけが人なんだから素直に言うことを聞け。(因みにこれはさっきのお返しだけどな)」

 

「さっきのお返しってなんですか!ううっ、わ、わかりました、あ、あーん。」

 

 

私は恥ずかしい気持ちでいっぱいになりながら彼にご飯を食べさせてもらった。

 

 

「包帯は明日の朝取り替えるから。」

 

「いろいろとありがとうございます。」

 

「いいって、それじゃあお休み。」

 

「はいおやすみなさい。」

 

 

彼はお盆を持って部屋から退室した。

 

私はベットに寝転がりあることを考えていた。

 

 

「そういえばこいしたちは大丈夫でしょうか。」

 

 

そう私が心配しているのはもう一つ地霊殿にいる妹のこいしやペットのお燐やお空のことだ。

 

おそらく私を探しているのではないかと考えている。

 

 

「明日・・・彼に‥‥‥はな・・さ・・・・なきゃ。」

 

 

私は相当疲れていたらしくそのまま眠ってしまった。

 

しかし地底の方で大きな事件になっているとは思いもよらなかった。

 

 

 

地底の方では

 

 

 

「お空、そっちはどう。」

 

「うにゅうダメ全然見つからない。」

 

「さとり様どこにいちゃったの。」

 

 

猫耳と二又のしっぽが生えた赤毛の少女の名は火焔猫 燐、火車の妖怪である。

 

その隣にいる鳥の羽を生やした黒髪の少女の名は霊烏路 空、地獄ガラスの妖怪。

 

二匹ともさとりのペットである。

 

主であるさとりがなかなか帰ってこないので探しているのだ。

 

そこに―――

 

 

「お燐にお空こんなとこで何してるの?」

 

 

二人は後ろを振り返った。

 

そこには、帽子を被り、さとりと同じようなサードアイを持った少女がいた。

 

 

「「こいし様!?」」

 

 

そうさとりの妹であるこいしがいた。

 

 

「あたしらもいるんだけどね。」

 

 

その後ろには四人の人影が見えた。

 

額に一本の星のマークが入った角、体操服の様な服にスカートを履いた女性。

 

黒い上着にこげ茶色のジャンパースカートを着ているおだんごにもポニーテールにも見える髪型をした少女。

 

桶に入ったツインテールの少女。

 

ペルシアンドレスに似た服を着た少女。

 

 

「勇儀さん、ヤマメ、キスメ、パルスィどうしてここに。」

 

「どうしてって昨日宴会していてね。で今はその帰り。」

 

「そしたらあたふたしてるアンタラを見つけたってわけ。」

 

「(コクコク)」

 

 

ヤマメとパルスィが自分たちの経緯を話した。

 

 

「でどうして二人がこんなところにいるの?確か今は仕事のはずだけど」

 

 

こいしが二人に聞いてきた。

 

 

「実は‥‥‥」

 

 

お燐は、こいし達に事情を説明した。

 

 

「はぁ!?さとりの奴が行方不明。」

 

「はい、さとり様昨日の買い物から帰ってきてないんです。」

 

「でも、昨日の昼過ぎに旧都で買い物してるのを私とキスメが見かけたけど。」

 

 

勇儀は顎に手を当て考えていた。

 

 

「(買い物をしていたのはヤマメとキスメが見たってことだからおそらくは)買い物の帰り道で何かあったか。」

 

 

その時犬の鳴き声が聞こえてきた。

 

 

 

ワンワン ワンワン

 

 

 

お燐はそのの声を聞き振り返った。

 

 

「なにか向こうで見つけたみたい!」

 

 

お燐は走り出した。

 

 

「あ!?お燐待ってよー。」

 

 

お空もそのあとに続いて走り出した。

 

 

「あたしらも行くよ。」

 

 

全員頷き二人のあとを追いかけた。

 

 

「・・・お姉ちゃん。」

 

 

こいしはとても不安でしょうがなかった。

 

しかしのその不安が現実のものになるとは思いもしなかった。

 

お燐たちに追いつき、全員で見たのは地霊殿までの通り道に岩盤が崩れた箇所があった。

 

 

「ここって昨日の地震で崩れたとこじゃない?」

 

 

ヤマメがなぜ案内された場所がここなのか不思議に思った。

 

その岩盤の間から一匹の犬が何かを加えてこちらに来た。

 

 

「さとり様はどうしたの?それに咥えてるのは何?」

 

 

 

クゥーン

 

 

 

お燐は手を出して犬が咥えている物を受け取った。

 

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

 

全員には見覚えのある色だった。

 

血の色でくすんでいたが分かってしまった。

 

これがさとりの服の一部だと。

 

 

「「さとり様!?」

 

「お姉ちゃん!?」

 

 

三人はいてもたってもいられず崩れた岩盤のところに行った。

 

ほかの四人も頷いて岩盤のところに行った。

 

四人が岩盤のところに来てみると座り込んだ三人を見つけた。

 

勇儀たちはそこに駆け寄った。

 

そこで見たのは、おびただしいほどの血痕と壊れた買い物かご、野菜や果物の残骸だった。

 

 

「・・・そん・な・・こんなのって・・・ないよ。」

 

「さと・・・り・様。」

 

「‥・‥」

 

 

三人とも放心状態で目に光が点っていなかった。

 

 

「見てられないね。」

 

「ええ。」

 

 

勇儀とパルスィは悲しげな表情をしていた。

 

 

「(フルフルフル)」

 

 

キスメは涙を流しながらヤマメに抱きついた。

 

 

「キスメ。」

 

 

ヤマメも泣きながらキスメを抱き返した。

 

そんなところに

 

 

「あんたらここで何してるだ?」「皆さんどうしたんですか?」

 

 

声のした方に勇儀達は振り向くと

 

そこに玄武と車椅子に乗せられたさとりがいた。

 

 

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