東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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今回のお話はギャグも含まれます。


会議

 

 

 

異変終了から一週間が過ぎた頃、玄武とさとりは地上に来ていた。

 

何故さとりが地上に出ているのか。

 

それにはある理由があった。

 

 

「紫も急に言ってくるもんだから何も準備できなかったな。」

 

「ええ・・・でもホントによろしいんでしょうか地底の妖怪である私が地上に出てきて。」

 

「紫が連れてきてくれって言うから別にいいんじゃないのか?」

 

「そうだよお姉ちゃん久々の地上なんだから楽しまなくっちゃ。」

 

 

玄武とさとりの会話にこいしが割り込んできた。

 

 

「だからって何であなたまで来てるんですか。」

 

「・・・飛鳥に変な虫がついてないか確かめるために・・・」

 

 

こいしの言葉を聞いて二人は心の中で

 

 

「「(それがついてきた理由か!!)」」

 

 

と叫んでいた。

 

フラフラと歩くこいしを連れて玄武とさとりは博麗神社へと足を進める。

 

ちなみにこのあと妖精に出くわすがこいしの状態(目のハイライトが消えている)を見た瞬間悲鳴を上げその場から逃げていったのだとか。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

―――――――

 

 

 

―――

 

 

 

 

「ここが博麗神社であってる?」

 

「ああ、ここが博麗神社だ。」

 

 

こいしは石の階段を見上げながら玄武に訪ねた。(こいしは元の状態に戻っております。)

 

訪ねられた玄武はすぐに返答を返し、石段を上がっていった。

 

石段を登りきると目の前に鳥居と神社が見えた

 

境内には掃除をしている霊夢がいた。

 

 

「霊夢、お邪魔するぞ。」

 

「あら、玄武じゃないそっちの一人は画像越しで見たことあるけどもう一人は誰?というかその二人あんたの知り合い?」

 

「紹介しよう、右手側にいるのが姉のさとりで逆方向にいるのが妹のこいしだ。」

 

「さとりにこいしね。よろしく。」

 

「よろしくお願いします。」「よろしく~。」

 

「ところで霊夢、紫は来ているのか?」

 

「それがまだなのよ、どうせまだ寝てるんでしょうけど。」

 

 

霊夢がぶつくさ言っていると腕が引っ張られる感じがしたので見てみるとこいしが引っ張っていた。

 

 

「ねえねえ飛鳥は?」

 

「あいつだったら縁側でフーって人と将棋を打ってたわよ。」

 

「ありがとう。」

 

 

こいしは縁側へと足を進めていった。

 

 

「・・・不思議な子ね。」

 

「すみません妹が迷惑をかけて。」

 

「気にしてないからいいわよ。取り敢えず部屋に案内するからついてきて頂戴。」

 

 

玄武とさとりは霊夢の後に続き神社の住まいの方へと歩いて行った。

 

部屋に案内されると既に何人か集まっていた。

 

玄武は茶菓子などの準備をしに霊夢についていった。

 

 

「さとり~久しぶりね。」

 

「幽々子さんご無沙汰してます。」

 

「ふふ、ちょっと見ないうちに大きくなってるじゃない。」

 

「私だって成長しますよ。」

 

 

幽々子とさとりが会話している時に妖夢はじっとさとりのことを見ていた。

 

 

「(この人が紫様以外の幽々子様のご友人・・・・)」

 

 

さとりは幽々子の隣にいた妖夢からそのような考えが読めたため、そちらに視線を向けた。

 

 

「(彼女は確か―――)」

 

 

さとりは妖夢に近づき挨拶した。

 

 

「はじめまして、魂魄 妖夢さん。古明地 さとりと申します。」

 

「みょん!こ、こちらこそ・・・あれ?私名前を教えましたっけ?」

 

「あなたのことは玄武さんから聞いていましたから。」

 

「なるほど・・・あなたが玄武さんの彼女さんなんですね。」

 

「ふぇ////な、なんでそのことを知って・・・っ!?そういうわけですか・・・」

 

 

顔を赤くしていたが、妖夢の心を読み誰が喋ったのかわかった途端恐ろしい顔つきになるさとり。

 

妖夢はヒッという悲鳴を上げ、後ずさる。

 

さとりはと言うとそのままっすぐに縁側と歩いて行った。

 

その直後―――

 

 

「姐さんどうしたんですかぶべらーー!!!」

 

 

さとりに盛大に殴り飛ばされる飛鳥の声が神社に響き渡った。。

 

 

「あ、飛鳥ーーーーっ!!!さ、さとり殿落ち着かれよ。」

 

「お姉ちゃん落ち着いてってば!?」」

 

「飛鳥さん?随分余計なことを他の人に話してくれたようですね。」

 

 

指の骨をポキポキ鳴らしながら一歩一歩飛鳥に近づいていくさとり。

 

その顔は綺麗な笑顔をしていたが目が一切笑ってはいなかった。

 

 

「えっと、それは・・・すんません!!!」

 

「許すと思ってるんですかーーーーー!?」

 

「ぎゃーーーーーー!!!!」

 

 

さとりが飛鳥を殴り続け3分が経過したとき飛鳥は無残な姿になっていた

 

不死鳥さえも殺しかける力を見せつけたさとりを見て――

 

(((絶対に怒らせてはいけない)))と心に誓う全員。

 

 

「遅れてごめんなさいねってこの惨状は一体なんなのかしら・・・」

 

 

真っ赤な血だまりに沈む飛鳥と両手を真っ赤に染めたさとりの姿が紫の視界に映った。

 

 

「・・・えっとこれはどういうことなのかしら幽々子説明して頂戴。」

 

「飛鳥が私たちに玄武とさとりのことをペラペラ喋ったことが原因よ。」

 

「・・・もういいわありがと幽々子・・・さとり。」

 

 

幽々子の説明を聞き紫はなんとなく理解したあとさとりに声をかけた

 

先ほどの恐ろしい表情からいつもの感じに戻ったさとりが後ろを振り返る。

 

 

「紫さん、遅かったですね。」

 

「ごめんなさいねちょっとやることがあったから遅れてしまったのよ。それよりも手を

 

洗ってきたらどうなの?」

 

「そうですね汚れてしまったので洗い落としてきます。」

 

 

さとりはそう言い残して洗面所へと向かった。

 

その直後飛鳥が生まれた子鹿のようにプルプルしながら立ち上がってみせた。

 

 

「ま、マジで死ぬかと思った。」

 

「だがそれは自業自得なのではないのか。先程話が本当ならばお前が悪いぞ。」

 

「そうだよ、お姉ちゃんは繊細なんだからね。」

 

「うぐっそりゃ俺もしゃべりすぎたってのは自覚してる。」

 

 

バツの悪い顔をする飛鳥。そこに茶菓子をお盆に載せた玄武が部屋に入ってきた。

 

 

「おっ全員揃ったようだな。会議をはじめるから全員それぞれの場所についてくれ。」

 

「だ、旦那ぁ。」

 

「ほれ早く自分の席に行け。」

 

「了解しやした。」

 

 

その後さとりが洗面所から戻ってきたので話し合いをはじめることにした。

 

 

「第2回ギャオス対策の会議をはじめる。」

 

 

この場にいるのは

 

紅魔館からレミリア、咲夜、パチュリー

 

冥界からは幽々子、妖夢

 

人里からは慧音、妹紅、阿求、フー

 

永遠亭から永琳、鈴仙、輝夜

 

個人的な参加は霊夢、魔理沙、アリス、藍、文の五人

 

紫は地上の代表として参加、さとりも同様に地底の代表として参加。(こいしはさとりの付き添い)

 

玄武は古代神代表として参加、

 

飛鳥はその補佐として参加。尚阿求は今回の会議の書記を担当している。

 

 

「今回の会議から参加することになった永遠亭と地底のメンバーだ。自己紹介よろしく。」

 

 

永遠亭と地底のメンバーが自己紹介していく。

 

 

「自己紹介も終わったことだし始めよう。」

 

 

玄武は全員を見渡し会議を始めることを伝えた。

 

 

「前回紅魔館で行ったときに話したことはギャオスのことについて話したが、実を言えば話しきれていないことがあってこの場に集まってもらった。」

 

「でその話しきれてないのって一体なんなの・・・」

 

「妹紅と永遠亭の永琳以外のものは知らないと思うがギャオスが人に作られた人工的な生物もとい生物兵器だと以前説明したよな。」

 

「ええ。」

 

「実を言うとな俺を含めた飛鳥とフーそしてここにいないもう一人はギャオス同様人に作られた生物兵器なんだ。」

 

「あんたらがギャオスと同じ存在ってこと?」

 

「そうだ。」

 

 

さとりとこいし以外の者は衝撃的な事実を聞かされて声がでなかった。

 

 

「他にも多くの同士たちが作られたそうだが成功したのは我々だけだったそうだ。」

 

「しかも俺とフーは旦那を雛形に作られた生物兵器なんだ。」

 

 

語られていく真実はとても重苦しいものであった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

―――――――

 

 

 

―――

 

 

 

「それじゃあ本題に入ろうか。」

 

「そうね今回の会議はこれがメインですもの。」

 

「今回現れた新種のギャオス・・・私と玄武さん、紫さんはこの新種をバイパーと名付けました。」

 

「このバイパーについて何か質問のある奴は」

 

「じゃあ私からいいかしら。」

 

 

パチュリーが手をあげてため玄武はパチュリーにし質問を許可した。

 

 

「何故鳥のような姿から形状を変化させたのかそれが聞きたいわ。」

 

「ギャオスは自らを環境に適応させて行動する生き物だ、しかもギャオスにはこの星のあらゆる生物たちの遺伝情報を持っているから地底で最も動きやすい形を求めた結果があの姿だと俺は思っている。」

 

「環境の変化によって自らの形を変化させる生物・・・」

 

「ほかには?」

 

「それじゃあ私からいいかしら。」

 

「どうぞ永琳。」

 

「そもそもギャオスの作られた理由は?」

 

「わからん。」

 

「それはどう言う意味かしら・・・」

 

「ギャオスが造り出されたのが俺よりも前だからだ。以前アトランティスのデータベースを調べてはみたが過去の記録はすべて消されていた。」

 

 

玄武がそのことを永琳に伝える。

 

 

「そう・・・わからないのであれば仕方がないわね。」

 

「他に質問したいものは・・・」

 

 

手を上げている者がいないか確かめる。一通り見回したが手を挙げているものがいなかったため玄武は―――

 

 

「これを持って第二回ギャオス対策の会議を終了する。阿求と射命丸は後で話があるから残っておいてくれ。」

 

「了解です。」「はい。」

 

「まぁここからは紫とさとりから話があるそうだから二人に変わるから・・・二人共よろしく。」

 

「はい。というわけでここからは私たちが仕切らせていただきます。」

 

「まずはこの一週間で私とさとりと玄武で決めたことを話します。1つ目はコレです。」

 

 

さとりの視線を感じ俺は畳から立ち上がり端に置いていたダンボールを持ち上げそれぞれの机に置いていく。

 

 

「今みなさんの机に置かれた箱には私や玄武さん、飛鳥さんが使っているMCが入っています。これを皆さんにお渡しします。」

 

「あの便利な通信機ね。ほんとにくれるの?」

 

「これはギャオス対策の一つですから。」

 

「まぁくれるって言うんだからもらっとくわ。」

 

「2つ目・・・これは了承をもらうのにかなり時間が掛かったわ。藍持ってきて頂戴。」

 

 

紫がそういうと藍は手に持っていたジュラルミンのケースを持ってきて紫に渡した。

 

 

「紫さんそれは?」

 

「ふふ、これはあなたたち地底の妖怪にとって嬉しいものよ。」

 

 

ガチャという音がなり、ケースを開ける紫。中から取り出したのは二枚の紙。

 

 

「それは地上と地底の不可侵条約を結んだ時に使った契約書ですね。」

 

「ええ、でもこれはもう必要ないわ。あなたにはこっちを書いてもらうから。」

 

 

もう一枚の紙をさとりに見せたら目を見開いて驚いていた。

 

 

「これって不可侵条約を破棄する契約書じゃないですか!?」

 

「閻魔様から了承えられるまで今朝までかかっちゃったけどなんとかOKをもらえたわ。あとはあなたがサインするだけよ。」

 

「紫さん・・・」

 

「あなたには大変な役目を押し付けてしまってほんとに悪かったわだからこれは私からのご褒美よ。受け取りなさい。」

 

「ありが・・・とう・・ございます。」

 

 

さとりは涙を流しながらこの契約書を受け取った。

 

 

「お姉ちゃんよかったね。」

 

「ええ。この契約書は後日届けますので。」

 

「ええ、待ってるわ。さて三つ目なのだけれどこれは玄武お願いしてあるわ。」

 

「三つ目は俺の作っている野菜や果物、肉に魚などを地上にも提供することだ。」

 

「肉や魚などは幻想郷では重宝されてるものだったけど玄武のおかげで食料問題も解消。おまけに肉や魚の値段も安くなるわ。」

 

 

扇子を開き口元を隠して笑う紫。

 

 

「これだったら美味しいものが沢山食べれるわね妖夢。」

 

「・・・そうですね、幽々子様。」

 

 

嬉しそうに笑う幽々子に対して妖夢は暗い表情だった。

 

 

「以上が私たちが決めたことよ。文句のあるものは・・・いないわね。」

 

「これで全て終了しました。お疲れ様でした。」

 

 

玄武たちもそのまま地底に帰ろうとしたがさとりは紫と幽々子に捕まってしまった。

 

 

「え、あ、あの何か?」

 

「あらあら、まだ私たちあなたと彼のことを聞いてないわ。」

 

「はうっ//////」

 

「じっくり聴かせてもらうわ。」

 

「ちょ、ちょっと!?玄武さーん助けてぇぇぇー。」

 

 

さとりはそう叫びながら紫と幽々子に部屋の奥へと連れて行かれた。

 

玄武とこいし、飛鳥はこれから起こることに対して合唱をしていた。

 

そしてさとりは根掘り葉掘り話す羽目になったが、結果として惚気話になっていき紫や幽々子だけでなくそれに付き添ったものは砂糖を吐きまくることになった。

 

その時のさとりは頬を赤く染めながら嬉しそうに喋っていたとか。

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