東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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今回のはさとりと魔理沙の弾幕ごっこの話になります。
そしてさとりの新しい能力の使い方が出てきます。


4章 花映塚編
交流試合


 

 

 

 

ギャオス対策の会議から早ひと月が経とうとしていた。

 

地底との不可侵条約がなくなったため、地底の妖怪たちも地上に出てきて人里に赴いていたりした。

 

そのおかげで人里は活気あふれる里へと変わった。

 

以前は人間だけが通っていた寺子屋には、妖精や地上と地底の妖怪なども通うようになった。その中にはチルノ、大妖精、ルーミア、リグルミスティアの姿もあった。

 

ここまで活気あふれる人里は幻想郷始まって以来だと阿求は語っていた。

 

変わったところはもう一つあった、それは永遠亭だ。青の会議の直後に永遠亭は診療所を始め、このひと月の間にかなりの評価を得ることができたと永琳は嬉しそうに語っていた。

 

永遠亭の主である輝夜は時たまやってくる妹紅と相変わらずいがみ合いをしているとか。

 

それとこのひと月の間である珍事件が起きた。それは射命丸の書いた新聞が原因だった。

 

原因の内容はズバリ玄武とさとりのことで、馴れ初めから付き合うまでの経緯などを書いた新聞を地上だけでなく地底にまでばら撒いたのだ。当然その新聞を見た玄武とさとりは鬼の形相になって射命丸を追いかけ続けたらしい。

 

玄武とさとりに捕まった射命丸はさとりの新しいスペルカードの実験体にされかけたらしいが無事に解放されたのだとか。

 

 

ちなみ今現在玄武たちはというと―――

 

 

 

 

聞こ得ているかわからないが一応謝るさとりに玄武。

 

 

「さぁこれより地上と地底の交流を兼ねた弾幕ごっこを開始したいと思います。実況は私・・清く正しい幻想のブン屋こと射命丸が務めさせていただきます。そして解説者に古明地さとりさんの友人である八雲紫 さんとさとりさんの恋人である亀山 玄武さんにお越しいただいております。」

 

「よろしく。」

 

「ちょっと待てホントにやらなきゃダメなのか?」

 

「当然です。」

 

「はぁ・・・まぁやることになったからにはきちんと解説するんでよろしく。」

 

「はいお二人の紹介も終わったことですので早速今回の対決のカードはこちら!?」

 

 

『普通の魔法使い 霧雨 魔理沙 vs 地底の主 古明地 さとり』

 

【右から入場いたしますは幻想郷きっての略奪者、気に入ったものは全て私のもの・・泥棒兼魔法使い―――霧雨 魔理沙~~~~!!!】

 

「私は普通の魔法使いだぁーーーーー!!!変な二つ名つけんじゃねぇ文!?」

 

【体しまして、左から入場いたしますは幻想郷一ののバカップルの片割れにして地底の主―――古明地 さとりーーー!!!」

 

「・・・焼き鳥にしますよ射命丸さん」(左目のコンタクトはとっております。)

 

「それでは両者とも中央へ。」

 

 

さとりの威嚇を無視して話を続ける射命丸。

 

渋々といった感じで中央に歩み寄る魔理沙とさとり。その中央には装飾の施された帽子をかぶった緑髪の少女が立っていた。

 

 

「審判はこの私、四季映姫・ヤマザナドゥがいたします。」

 

 

幻想郷の閻魔が立っていることにさとりは驚愕していた。

 

さとりは驚きすぎて心を読むことを忘れ普通に質問した。

 

「あの映姫さん?・・・お仕事の方はいかがなされたのですか・・・」

 

「実は閻魔大王様より有給を消化しろとの通達が来たので1週間お休みをいただいたのですが・・・やることがなくて人里をぶらついていたら八雲 紫に今日の審判をお願いされたので引き受けたのです。」

 

「ところで小町さんは?」

 

「彼女は仕事です。」

 

「・・・そうですか?」

 

「こほん、それではルールを説明します。時間無制限、スペルカードも制限は無し、格闘戦もありの試合です。気絶したり降参の場合は負けと判定させていただきます。・・・両者共準備はいいですか?」

 

「OKだぜ。」

 

「大丈夫です。」

 

「それでは・・・始め!?」

 

 

二人は開始と同時に空に飛び上がり相手に向けて弾幕を撃ち始めた。

 

さとりは弾幕がくる場所を能力を駆使してわりだし最小限の動きで回避を行いながら敵買うに魔理沙のいる方に向かって弾幕を放つのに対して魔理沙はスピードを駆使して弾幕を回避しながら弾幕を放っている。

 

実況席から見ている文は二人の動きについて語っていた。

 

 

「いやー魔理沙さんはいつもながら豪快な感じですね。それに比べさとりさんは自分のペースで動いていますね。」

 

「さとりは俺と組手などをしているからな身体の動かし方に関しては熟知しているし能力のおかげで弾幕が来る場所をは秋しているからな。」

 

「なるほどそれであれだけの少ない動きだけで回避が行えてるってわけですね。」

 

「そういうことだ。・・・見ろ魔理沙が押され始めてきたぞ。」

 

 

上空では次第に魔理沙に弾幕がかすり始めてきていた。

 

次第に焦り始める魔理沙は状況を覆そうとスペルカードを使うことにした。

 

 

「行くぜ星符『スターダストレヴァリエ』!!!」「甘いですよ想起『テリブルスーヴニール』」

 

 

しかし魔理沙がスペルカードを使うと同時にさとりもスペルカードを使用した。

 

お互いの弾幕がぶつかり合い相殺していく。その様子を魔理沙は舌打ちしながら見ていた。

 

 

「・・・隙を突いたつもりだったのに・・・」

 

「私の隙をつけるのは玄武さんくらいなものですよ。」

 

 

さとりは笑みを浮かべながら魔理沙にそう答えた。そしてさとりは次のスペルカードを取り出していた。

 

玄武はそれを見てニィと笑っていた。

 

 

「面白いものが見られるぞ。」

 

「「?」」

 

 

紫と文は玄武のいったことに対して不思議に思い首をかしげていた。

 

 

 

―――――――――

 

 

 

――――――

 

 

 

―――

 

 

「これから面白いものを見せてあげます。模範『八雲 紫』」

 

 

スペルカードを宣言するとさとりが光に包まれ始めた。魔理沙はさとりから放たれる光を腕を縦にして遮っていた。

 

そして光が止むと紫の格好をしたさとりの姿が目に映った。

 

それを見た紫は『私の格好ね、あれ』とつぶやいていた。

 

 

「なんだよその姿。」

 

「それは秘密です。それより今は弾幕ごっこに集中しないと危ないですよ!」

 

 

さとりはスキマを自分の前に開き弾幕を放った。その弾幕が魔理沙の背後から現れ直撃した。

 

 

「イッテェ・・・おいそれスキマじゃねぇか!?なんで使えんだよ。」

 

「いったはずですよ秘密だと。模範『光と闇の網目』。」

 

「っ!?紫の能力だけじゃなくスペカまで使えるのかよ、マジで反則すぎだろーが!!!」

 

 

魔理沙はそう叫ばすにはいられなかった。

 

下の実況席では玄武による説明がなされていた。

 

 

「さとりさんが八雲 紫の能力だけでなくスペルカードまで使用してみせたのは一体どういうことでしょうか?」

 

「もともとさとりはスペルカード自体は少ないのだがさとりは相手のトラウマになっている弾幕を再現できるんだそうだ。」

 

「弾幕の再現ってすごすぎるのですが。」

 

「でもこれには欠点があってなトラウマになっている弾幕は再現できてもトラウマになっていない弾幕は使えないんだ。」

 

「なるほど。でもあれはどう見てもトラウマを呼び起こしたものではないと思うのですが。」

 

「いいとこに気がついたな。実を言うとな俺の血を受け入れたさとりは能力までもが強化され表層意識までしか読めなかったが最近になって深層意識・・・つまり潜在意識まで読めるようになったんだ。」

 

「潜在意識ってなんですか?」

 

「潜在意識というのは今まで自分が経験してきた出来事を保存しておきメモリーバンクみたいなもの・・・いわばその人の人生そのものとも言っていいものよ。」

 

「ちょっと待ってきださい!!つまりこういうことですか・・・潜在意識を読むことができるということは・・・。」

 

「その人物の経験を追体験をすることによって相手そのものを理解し完全に再現ができるようになる。」

 

「なるほど、だからさとりは私自身を真似ることができるのね。」

 

「なんてチート能力。さとりさん怖すぎます。」

 

 

玄武の説明が終わり視線を上空にいる二人に向ける。

 

既にあちこちとボロボロの状態になっている魔理沙と未だ被弾ゼロのさとりの姿が目に映った。

 

ここに来て実力の差が出始めてきた。

 

 

「仮にも彼女は地底を収めていた妖怪よ、それに玄武から手解きを受けてるんですものこうなるのは必然だわ。」

 

「だが魔理沙は今までに異変を解決してきているからこそここまで保つことができたんだ。まぁそれでも数十分くらいしかもたないだろがな。」

 

 

 

――――――――――

 

 

 

――――――

 

 

 

―――

 

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「魔理沙さん、もう降参したほうがよろしいですよ。」

 

「ま、まだまだ私は頑張れるぜ。」

 

「意地っ張りなんですね。なら・・・」

 

 

さとりは紫の格好から元の服に戻った。

 

 

「・・・なんで元に戻ったんだ。」

 

「やはりこっちのほうが落ち着きますから。」

 

「戻ったこと後悔すんなよ!?恋符『マスタースパーク』!!!」

 

 

魔理沙はスペルを宣言し、八卦炉を取り出し極太のレーザーを発射した。

 

さとりもスペルカードを構えた。

 

 

「玄武さんからもらった予備のスペルカード(炎刀『エルボーバーナー』)を私用にアレンジしたものです・・・炎刀『麒麟・紅』!!!」

 

 

さとりがスペルカードを宣言すると肘から高温の炎の刃が出現した。

 

そして左腕を後ろに構えマスタースパークに向かって飛び込み振り向いたその結果――――

 

 

ザンッ!!!

 

 

一刀でマスタースパークを斬り裂いた。

 

 

「私の・・・マスパが・・・斬られた。」

 

「はあぁぁぁぁ!!!!」

 

「っ!?やばい早く逃げねーと!!!」

 

「せいっ!!!!」

 

 

さとりは勢いよく炎の刃を振りかぶる。

 

 

「うおっ!あぶねぇー。」

 

 

危なげになんとか避ける魔理沙だが服の一部が焼き斬られていた。

 

 

「こえぇーマジでこえぇよ。」

 

「今のを避けますか。」

 

「そう簡単に当たってたまるか!(といってもまスパを斬られるとは思ってもみなかったな。)」

 

「自分の十八番の技を斬られて少し動揺されていますね。」

 

「ちっ!ホント厄介な能力だぜ全部お見通しってわけか。」

 

「さぁどうなさいますか魔理沙さん。」

 

 

さとりは炎の刃を消しながら言い放った。

 

 

「へっ!決まってんだろ最後まで足掻き続けてやるぜ。」

 

「やっぱり魔理沙さんの性格上降参はありえませんでしょうからね。」

 

「わかってるじゃねぇか!!!」

 

 

言い終わると同時に魔理沙は弾幕を放つがさとりはまたしても弾幕のくる位置を魔理沙の心を読んで把握し避ける。

 

 

「無駄ですよ、弾幕のくる位置はあなたの心を読んで分かっているので。」

 

「そんなことは百も承知だぜ。」

 

「ではどうするというのですか。」

 

「んなもん決まってるパワーで押し切るだけだぜ。彗星『ブレイジングスター』!!!」

 

「なっ!?」

 

 

魔理沙はさとりめがけて突っ込んできた。咄嗟の出来事だったのでさとりは反応することができなかった為、ガードすることができずに弾き飛ばされた。

 

 

「っ結構無茶なことしてきますね魔理沙さんは。」

 

 

さとりは自分の周囲を高速で飛び回っている魔理沙に視線を向けようとするが魔理沙が動き回っているためかなかなか視界に捉えることができなかった。

 

 

「どうだ!心が読めたって私の動きについてこられないんじゃ意味ないぜ。」

 

 

魔理沙は挑発するようにさとりに言う。

 

それを聞いたさとりは少しカチンときた。

 

 

「だったら私も・・・マナによる身体強化プラス高速移動術『疾風』!!」

 

 

一瞬にしてさとりの姿が消えた。

 

魔理沙はさとりのいた場所から視線を変えようとするが―――

 

真横から視線を感じ魔理沙はバッと視線の感じる方へ振り返ると、並行するように飛んでいるさとりが目に入った。

 

 

「誰がついてこられないって言うんですか。」

 

「マジ・・・・クソッ!!」

 

 

魔理沙はさとりを振り切ろうと速度を上げた。

 

さとりも魔理沙を追いかけるために速度を上げた。

 

 

「逃しませんよ!!」

 

「ちっしつこいんだよ。・・・マジックミサイル!!」

 

「全部撃ち落とします。ガンズプラズマ火球!!」

 

 

小型のプラズマ火球が大量に放たれ、マジックミサイルを撃ち落としていく。それだけでなく魔理沙にもプラズマ火球を浴びせるさとり。

 

 

「うわっちち!!威力はねぇけど弾速が速い上に速射性も高いタイプか・・・プラズマ火球って使い勝手良すぎだろ、っていうかなんで玄武の技がつかえんだよ!?」

 

「私には玄武さんの血が流れているんですよ。これくらいできて当たり前です。」

 

「それだけで納得できるかぁーーーー!!!」

 

「隙が有りすぎですよ。」

 

「へ?」

 

 

自分のお腹に添えられているさとりの手が見えた。

 

次の瞬間魔理沙の体全体に衝撃が走った。

 

 

「なん・・・だ・・・こ・・れは・・」

 

「『武神流・武王衝破浸透掌』――衝撃を体全体に流し、内側から破壊する技なのですが今回は体の感覚を麻痺させることだけにとどめました。これでチェックです。」

 

「チク・・・ショ・・・・・ウ。」

 

 

そう言い残し魔理沙は気絶した。

 

 

「ふう、やはりもっと実戦形式の組手の時間を増やす必要がありますね。」

 

『勝者・古明地 さとり』

 

 

映姫が勝利宣言をし、交流試合はこれで幕を閉じた。

 

 

 

 




どうも作者のフジパンです。遂に出せましたさとりの新しい能力の使い方。
かなり前から考えていたネタなので出せたことに感激しております。
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