東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ 作:フジパンホンジコミ
思いつきで書いたのですが気軽に読んでください。
「はぁ~・・・」
地霊殿の自分の部屋で物思いにふけっているさとりがいた。
「・・・玄武さん」
デフォルメされたガメラのぬいぐるみを抱きしめながらベットに横たわるさとりがそう呟いた。
実を言うと、一月前から玄武が一人でこそこそと何かをやっているのを最近知り、それがなんなのか気になってしょうがなくなりさとりは玄武を訪ねた。
一度玄武の心を読もうとしたら、玄武の力によって阻害され心を読むことができなかったから今度は普通に問いただしてもはぐらかされてしまうのでますます気になっていく一方であった。
そして今に至る。
「そこまで私に内緒にしたいことってなんなの?」
コンコン
「はい。」
誰かがドアをノックしたのでさとりは体を起こし返事をする。
「さとり様お昼の用意ができましたよ。」
どうやらお燐が昼食ができたことを伝えに来たらしい。
さとりもそれにすぐさま答えた。
「わかりましたすぐに行きます。」
さとりは抱きしめていたぬいぐるみを枕元に起きベットから起き上がった。
「歯がゆいですが玄武さんが答えてくれるまで待つしかありませんね。」
そう呟いてさとりは部屋を後にした。
――――――――――
―――――――
―――
さとりSIDE
私たちはリビングで玄武さんが作った昼食の焼きそばを食べています。
そしたら焼きそばを食べている最中に玄武さんが声をかけてきました。
「さとり、今日の午後は空いてるか?」
私は口の中に入っている焼きそばを食べ終わってから玄武さんに返答しました。
「仕事の方は昨日の内に終わらせたので、今日の予定は今のところないですね。」
「そうか・・・じゃあ2時半頃に部屋に来てほしいんだ。」
「2時半ですね、わかりました。」
私は返事を返したあと食事へと戻りました。
昼食を食べ終わり時間が来るまで部屋で本を読んで時間が来るのを待ち。そして2時半になる5分前に玄武さんの部屋の前に来ました。
私は3回ドアをノックし玄武さんに来たことを知らせました。
「はい。」
「さとりです。」
「入って構わないぞ。」
「失礼します。」
私はドアをくぐり玄武さんの部屋へと入りました。
部屋に入ると机に座り作業をしている玄武さんの姿が目に入った。
でももう終わったのか席を立ち上がり私の下に歩いてきて、私を部屋に備えてあるソファーに座らせた。
「それで話というのはなんですか。」
「じ、実はな///さとりを食事に誘おうと思ってな////」
「私を食事にですか?というよりもこいし達は誘わないのですか?」
「誘わなかったのは理由があるんだ。」
「?」
一応玄武さんの心を読もうとしたがやはり読むことができなかった。
どんな理由で皆を誘わずに私だけを誘おうとしているのでしょうか?
「なぁさとり。」
「なんですか玄武さん。」
「もう一年経つよな俺たちが付き合いだしてから。」
「そうなりますね。」
「だから・・・その・・・一周年記念として二人だけでお祝いしたいなぁって思ったんだ。」
そういえば玄武さんと付き合ってからもう一年にもなるんですね。
それを祝うための準備を一月前からしていてくれてたんだ。
だからあんなに必死に隠してしてたんだ。
「さとり・・・この一月構ってあげられなくてゴメンな。さとりを驚かせたかったんだ。」
「玄武さん////」
私は嬉しくって玄武さんに抱きついた。
玄武さんもそのまま私を抱きしめ返してくれた。
私たちは抱き合った後、抱き合うのをやめお互いを見つめ合った。
そして私はつま先立ちをしてから彼に顔を近づけキスをした。
――――――――――
――――――
―――
その後私と玄武さんはこのあとの予定を話し合いました。
玄武さんとの会話が終わり部屋を出てから私は嬉しくなって鼻歌を歌いながら自分の部屋に向かっていた。
「ふふ、玄武さんとの食事、楽しみだなぁ。」
私は部屋に戻ると出かけるときに来ていく服を決めるためクローゼットへと向かい沢山の服を引っ張り出しベットの上に並べた。
「やっぱり今回は記念日ということなので―――」
私はある服を手に取った。
この服は以前外の世界で買い物している時に見つけたもので可愛いデザインだったので思い切って買ったものなんですよね。
「これ着た私を見て玄武さんはなんていうのかな、ふふ楽しみ♪」
さとりSIDE OUT
―――――――――
――――――
―――
玄武SIDE
俺は玄関先でさとりが来るのを待っていた。
外食ということなので今回の服装はグレーのチェック柄ジャケット、ピンクのワイシャツ、濃紺ジーンズ、革靴のシンプルなコーディネとにまとめた。
俺は少し落ち着きがないようにそわそわしていた。
それには理由があった。
今回は外食に行くだけが目的ではない、さとりには言ってはいないが実を言うともう一つ目的がある。
それを果たすためにさとりを外食に誘ったのだ、もちろん1周年の記念も兼ねてだが。
だから俺はさとりが来るのを今か今かと待ち望んでいた。
そこに―――
「お待たせしました。」
さとりが来た。
俺はさとりの姿が見えるように振り向くとさとりから目が離せなくなった。
「玄武さん?」
「・・・(ボソッ)すごくいい・・・」
「?」
さとりの服装は実に可愛らしかった。
黒の肩出しのプリーツドレスに白のボレロを羽織り、パンプスを履いていた。頭にはいつものカチューシャではなくピンクのバラの髪飾りをカチューシャのハートのあった場所に付けていた。(もちろんサードアイは外していた。)
これが見惚れないわけがない!可愛すぎる!
俺はさとりから目が離せなくなっておりボォーっとしていた。
「早く行きましょう。」
さとりは俺に近づいてきて腕を絡ませてきた。
その時ムニュンとさとりの胸の感触が俺の腕に伝わってきた。
この瞬間俺の意識は覚醒した。
これはやばい!!!
俺はテンパりながらもさとりに返答した。
「そ、そうだな。」
さとりの身体の柔らかさと鼻孔をくすぐるような良い匂いそして腕に感じる胸のムニュンとした感触に負けそうになりつつもなんとか自我を保ちさとりと出かけ始めた。
――――――――――
――――――
―――
外界に来た俺たちは周りからの視線を感じつつ予約していた店へと入った。
席に座った俺たちは飲み物と予約していたコース料理をウエイターに頼み、飲み物が来るまでさとりと話をしていた。
頼んだ飲み物が来た俺とさとりはグラスを持ち、乾杯した。
「それじゃあ俺とさとりの1周年を祝って―――」
「「乾杯」」
俺とさとりは運び込まれてくるコース料理を堪能しながらこの一月であった事を互いに話した。
さとりは紫や幽々子と外の世界で買い物に行ったことや風見 幽香という妖怪と出会い花の話で盛り上がったことを話し、俺は妖怪の山に住んでいる河童の河城にとりというエンジニアに会い、互の技術を見せ合ったりして友好を深めたことを話した。
互の話が終わったあとも楽しい会話を交ぜつつ料理や飲み物を堪能していった。
1時間ほど経った時に俺は手洗いに行くといい、席を立ち上がった。
手洗い場の前まできた俺は今日のために用意したものを確認し、気合を入れたあとそれを握りしめて自分の席へと戻った。
俺は席に着くとさとりに話しかけた。
「さとり、大事な話があるんだ。」
「大事な話ですか?」
「ああ。」
俺は緊張しながらもさとりを見つめ、すかさずズボンの右ポケットに入れていたモノを取り出しさとりに見せた。
それを手に持ちながら俺はさとりに伝えた。
「古明地 さとりさん、よろしければ俺と・・・結婚してください。」
そう言いながら俺は手に持ったものを開き中身をさとりに見せた。
銀色に輝く指輪を―――
玄武SIDE OUT
さとりSIDE
玄武さんの言ったことに私は言葉を失った。
だってこれまでにないくらい嬉しい気持ちでいっぱいになったのだから。
そしたら私の目からポロポロと涙が出てきた。
嬉しい気持ちでも涙って出るもんなんですね。
私が涙を流したことに玄武さんはびっくりして慌て始めました。
「ど、どうした!?やっぱ結婚は嫌なのか!?」
「いえ嬉しくて泣いているんです。」
「嬉しくて?」
「だって一番聞きたかった言葉が聞けたんですもの。」
私はバックから取り出したハンカチで涙を拭き玄武さんに返答しました。
「亀山 玄武さん、こんな私ですけれどもよろしくお願いいたします。」
私がそう言ったあと玄武さんは私の左手をとり薬指にその指輪をはめてくれた。
その瞬間周りの人たちが拍手し始めました。
私たちはその行動に驚いていた。
「ねぇ聞いた生のプロポーズよ!」
「私もあんな風に言われたぁーい!」
「兄ちゃん、あんた男だぜ!」
「幸せにしてやんなよ。」
私と玄武さんは周りの人達から祝福の言葉をもらい恥ずかしかったですがとても嬉しかった。
ちなみにその後お店のスタッフ総出で私たちの結婚祝いのパーティーをしてくれた。
そのおかげで楽しいひと時を過ごすことができた。
―――――――――
――――――
―――
お店を出たあとは二人で腕を組んで歩いていました。
私はというと嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちを表すかのように玄武さんに寄りかかっていました。
「玄武さん、帰ったらこいし達に報告しないといけませんね。」
「ああそうだな。」
「玄武さん。」
「なんだ。」
「幸せにしてくださいね。」
「もちろんだ。」
月明かりがまるで私たちを祝福してくれてるかのように照らしてくれた。
私は玄武さんの顔をチラッと見て心の中で呟いた。
―玄武さん、あなたを愛してよかった―
いかがでしたでしょうか。少々ぐぶぐぶな感じになってしまったかのではないかと思ってしまう自分がおります。感想などがあればをお待ちしております。