東方Project ~異形の玄武が幻想入り~   作:フジパンホンジコミ

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ついにダブルGが激突!?
勝負の行方と幻想郷は一体どうなってしまうのか!


大結界異変 後編

 

 

 

 

 

 

 

「ガアアアァァァァ!!!」

 

「ゴアアアァァァァ!!!」

 

 

二体の咆哮は幻想郷中に響き渡る。

 

二体は咆哮を上げた後、地響きを起こしながら相手へと向かっていく。

 

そして互の体が衝突した。

 

その衝撃は凄まじく彼らを中心にして周りの木々が吹き飛び地面が割れた。

 

それを上空に飛んでいた霊夢は目を見開いてその有様を見ていた。

 

そこにようやく魔理沙と文が追いついてきた。

 

 

「霊夢なんだよさっきの衝撃はってなんじゃこりゃーーー!!!」

 

「なんですかこの爆心地みたいな地形は!?一体ここで何があったんですか!?」

 

「あそこの二体の影響よ・・・」

 

 

霊夢が土煙で見えないが二体がぶつかり合った場所を指さした。

 

土煙が晴れると取っ組み合っているガメラとゴジラの姿が見え始めた。

 

 

「玄武じゃねぇか!!それにもう片方は・・・うんいかにも凶悪そうなツラしてるぜ。」

 

「でもすごいですよあの黒い龍・・・あの形態の玄武さんと互角のパワーなんて並の存在じゃありませんよ。」

 

「私もそう思うわ身体がぶつかり合っただけでこの惨状なのよ・・・他の攻撃でどれほどの被害になるのか想像つかないわよ。」

 

 

霊夢はまだまだこれが序の口であることに恐ろしく感じた。

 

そこに―――

 

 

「霊夢さん、魔理沙さん、射命丸さんご無事ですか!?」

 

「霊夢大丈夫!?」

 

「霊夢一体何の騒ぎなの?」

 

「あらあらすごいことになってるわね~。」

 

「黒い亀と黒い龍どちらもすごいわね。」

 

 

外界から戻ってきたさとりたちと結界に穴が空いたことに気付いた紫や藍、それに紅魔館、白玉楼、永遠亭の者たちも集まってきた。

 

 

「霊夢今どういった状況なのか説明してくれないかしら。」

 

「私も全部わからないわよなんせいきなり結界に穴があいたんだから。」

 

「困ったわね。」

 

「そのことについてなら私が説明します。」

 

 

さとりは事細かに事情を説明していった。

 

閻魔である映姫からの依頼で外界で仕事をしていたこと

 

数多の亡霊に仁がとりつかれてしまったこと

 

玄武もガメラの姿になり応戦し始めたこと

 

技同士がぶつかり合ってその衝撃で結界に穴があいてしまったこと

 

 

「なるほど・・・外界の方ではそんなことが起きてたというわけね。」

 

「申し訳ありません、私たちの判断ミスでこのようなことになってしまって・・・・」

 

「今回は仕方ないわ誰だってこんなことは予測できなかったわよ。」

 

「ですが・・・」

 

「今は玄武にどうにかしてもらうしかないわ。それしか方法がないのだから。」

 

「紫さん・・・」

 

「見て玄武が動き出したわ!?」

 

 

下のほうを見てみるとゴジラを持ち上げて投げ飛ばそうとしているガメラの姿が目に入った。

 

そしてそのまま山に向かってゴジラを投げ飛ばした。

 

ゴジラが山にぶつかると山は崩壊して跡形もなくなった。

 

すかさずガメラは山にぶつかり倒れているゴジラにプラズマ火球を3発を放った。

 

ゴジラは起き上がろうにも岩が邪魔をしてうまく起き上がれなかった。

 

3発のプラズマ火球が直撃し大きな爆発が起きる。

 

その場にいたものはあれだけの威力ならば無力化できたのではないかと思っていた。

 

しかしゴジラと化した仁は彼女たちの想像を遥かに超えていた。

 

なんと燃え盛る爆炎の中から岩の瓦礫をはじき飛ばし何事もなかったように出てきた。

 

そして御返しとばかりに背びれを発光させて口から熱線を放った。

 

ガメラはそれを両腕でガードした。それに伴い激しい火花が両腕から出る。

 

ゴジラが熱線の放射をやめて前方を直視しすると、そこには傷一つついていないガメラの姿があった。

 

ゴジラはムカついたのか咆哮を上げて突進していった。ガメラも迎え撃とうとゴジラへと突っ込んだ。

 

先ほどの取っ組み合いではなく今度は激しい殴り合いを行っていた。

 

ガメラの拳がゴジラの胸に直撃し後退させるが、ゴジラは伸びきっているガメラの腕を掴み始め、そのまま背負投をした。

 

ガメラは上空へと投げ飛ばされそのまま背中から山の頂上に落ちた。

 

その衝撃で山は崩壊し、また一つ瓦礫の山ができた。

 

そのがれきの山から瓦礫を押しのけてガメラが立ち上がった。

 

ゴジラからは青い光が漏れ、ガメラからは炎が迸っていた。

 

そして放射熱線とブラストノヴァがそれぞれの口から放たれた。

 

光線同士がぶつかり合い押したり押し返したりの繰り返しでその状態が20秒くらい続いたが突如爆発が起こり爆発の衝撃波が周囲を襲った。

 

その衝撃波でガメラとゴジラも後方へとはじき飛ばされ地面に倒れた。

 

もちろんそれはさとりたちにも襲いかかったが数人で結界を張りなんとか持ちこたえていた。

 

結界を解き視界に映ったのはガメラとゴジラの周りが火の海と化した場所であった。

 

あれだけ綺麗な場所だったところがたったの数分で焼け野原へと変貌していた。

 

霊夢達はこの残場を見て震えていた。

 

 

「紫さん、霊夢さん結界の方は大丈夫ですか?」

 

「っ!?ちょっと待っててくれるかしら今調べるわ。」

 

 

紫は目を閉じて確認をとっていた。

 

 

「今の所は大丈夫よさっき空いた穴ももう閉じているわ。」

 

「それは良かったです。」

 

「もしかしてさっきの状態が起こって結界に空いたの?」

 

「結界に穴を開けた技よりも下位でしたがそれでもあれだけの威力があったんです。ですから確認をとったのです。」

 

「あれで下位の技っていうのが恐ろしいぜ。」

 

「旦那と仁の実力はまだまだこんなものじゃないぜ、これからが本番だ。」

 

 

飛鳥の言葉を聞きさらに何とも言えない空気が流れた。

 

だがそんなのはお構いなしで下の2体は戦闘を再開していた。

 

熱線と火球の打ち合いで両者の体からは火花が散り、確実にダメージを与えているがそれでもなお聞いていないかのように攻撃し続けていた。

 

だが次放たれるゴジラの攻撃は違っていた。

 

背びれが赤く発光しだしたのだ。そしてゴジラから赤い熱線――『バーンスパイラル熱線』が放たれた。

 

バーンスパイラル熱戦はガメラの左肩の甲羅を貫いた。

 

ガメラは悲鳴を上げながら背中から地面へと倒れた。

 

その光景を見てさとりは悲鳴を上げ、飛鳥、フー、竜也は驚いていた。

 

 

「玄武さん!?」

 

「あいつ、旦那の甲羅を貫きやがった!?」

 

「我らで傷つけることができなかったあの甲羅を!?」

 

「それだけじゃねぇ仁の奴、旦那の攻撃を少しづつ吸収して自分の攻撃に上乗せにして放ちやがった。」

 

 

ガメラは左肩から緑色の血を流しながら起き上がり唸り声わげながら相手を睨みつけていた。

 

 

「どうやら玄武さんは本気で戦うみたいです。」

 

「だろうなあんな表情の旦那なんて1万2千年振りだ。」

 

「我らももう少し離れようでなければ巻き込まれるぞ。」

 

 

フーの言葉に従い全員この場から離れていった。

 

 

「ガアアアアァァァァ!!!!」

 

 

ガメラは両腕を肘だけ残し甲羅の中に引っ込め噴射口からプラズマエネルギーを放出し炎の剣『バーナー』を作り出しゴジラに斬りかかった。

 

その切れ味は凄まじくゴジラの右肩から左腰までを切り裂いた。

 

当然ゴジラは悲鳴を上げ血を流しながら後退する。

 

ガメラはその隙を見逃さず右腕のバーナーをゴジラに向けて砲弾のように飛ばした。

 

それに気づいたゴジラはバーナーに向けて熱線を放ち相殺させた。

 

だがそれは囮で左のバーナーが本命でゴジラの左の脇腹に突き刺さった。

 

炎は消え肉の焦げる匂いがあたりに漂った。

 

ゴジラは怒りの形相となりガメラを睨みつけた。

 

そして先ほどと同じように背ビレを赤く発光させ、バーンスパイラル熱線を放つ。

 

ガメラもそれに対抗して両腕を砲身のように構え、ブラストノヴァの同時斉射――『トライデントガイア』を放った。

 

先ほどの放射熱線とブラストノヴァを超える爆発と衝撃波が発生した。

 

周りはさらにひどい状況になっていき最早地面がむき出しの更地と化していた。

 

 

「これ戦闘って呼べるのかしら・・・」

 

「なんて力してやがるんだものの数分で更地になってるじゃねぇか・・・これが玄武本来の力・・・」

 

「これが・・・世界の頂点に君臨する者たち―――神々の戦い。」

 

 

古代神である3人以外はガメラとゴジラの戦闘に次元の違いを感じていた。

 

 

「あいつらまだ続けるのかよ!?」

 

「これ以上彼らが戦えば幻想郷が持たないわ!?」

 

「その心配はいらんと思う。」

 

「飛鳥はなんでそう思うの?」

 

「仁を見てみな。」

 

 

全員がゴジラと化している仁に視線を向ける。

 

なぜだか疲れてきているように思える。

 

 

「なんだかあいつ動きが鈍くなってきてないか?」

 

「そういえばそうね最初の頃より若干遅くなってる。どういうこと?」

 

「それは仁君の力を使っているのが彼自身ではなく亡霊たちだからですよ。」

 

「姐さんも気づきましたか。」

 

「どういうことか説明してくれよ。」

 

「つまりこういうことよ魔理沙・・・体を乗っ取ったはいいけど力の使い方を全く知らない者たちが動かしてガス欠になりかけてるってことよ。玄武を見なさいよ怪我を負っていても息切れなんてしていないでしょ。」

 

「確かに。」

 

「要は力の使い方を知っている者と知らない者の差がここに来て出てきたってわけ・・・わかったかしら。」

 

「おう!」

 

「・・・ほんとわかってんのかしら。」

 

 

霊夢が玄武たちの方に顔向けた。

 

ゴジラは焦りが見え始めているのか攻撃が単調になってきた。

 

だがそんな攻撃は歴戦をくぐり抜けてきたガメラには通用せず逆にこちらのダメージが増える一方だった。

 

ゴジラは右側から爪による攻撃を仕掛けたが当たる前にガメラは腕でガードして止めてみせた。

 

ガメラはその直後、左腕でバーニングフィストを先ほどバーナでつけた刺し傷に叩き込んだ。

 

あまりの痛さに悲鳴を上げ傷口を抑えながら横転するゴジラ。

 

それを見計らいガメラとなった玄武はさとりに交信を行った。

 

 

〈さとり聞こえるか。〉

 

〈はい聞こえます。〉

 

〈いいか今から言うことを飛鳥たちに知らせてくれ。〉

 

〈わかりました。それでその内容は?〉

 

〈――――――――ということだ。〉

 

〈了解しました。お気を付けて。〉

 

 

玄武とさとりは交信を終え、さとりは今玄武が言ったことを飛鳥たちに話した。

 

6人は頷いたあと、それぞれの場所へと移動を開始した。

 

ゴジラは立ち上がりガメラへと熱線を吐き出し攻撃する。

 

ガメラはそれを両腕でガードし攻撃を防ぐ。

 

ガメラは飛鳥たちが所定の位置につくまでゴジラの攻撃をガードし続けた。

 

そして飛鳥たちは所定の位置についたことをさとりにMCで通信を入れて伝えた。

 

さとりはすぐにそれを玄武に伝えた。

 

 

〈玄武さん、みなさんの準備が整いました。〉

 

〈そうか、なら作戦開始だ!〉

 

 

ガメラは相手の熱線を受けながら前進しだした。

 

ゴジラはこちらに近づけさせないように熱線を吐き続けた。

 

しかしそれでもガメラは止まらなかった。

 

そしてゴジラは熱線を吐くことができないほどエネルギーを消費しまいガメラの接近を許してしまった。

 

ゴジラのもとにたどり着いたガメラはゴジラの両腕を封じるように組み付いた。

 

ゴジラはガメラを振り払おうと体を揺さぶるがしっかりと組み付いているため離れなかった。

 

そしたらガメラたちを囲むように金色の光の柱が6箇所から上り始めた。

 

それはガメラたちの真上で一つに重なるとガメラたち目掛けて落ちてきた。

 

金色の光に飲み込まれるガメラとゴジラ。

 

するとその金色の光の奔流から黒い靄のようなものが飛び出すが徐々に小さくなっていき最後には消滅してしまった。

 

金色の光が消えるとゴジラの姿はなくガメラだけがそこに立っていた。

 

ガメラは天に向かって咆哮し金色の光を放ち始めた。それは幻想郷全土へと放たれ幻想郷を包み込んだ。

 

金色の光が収まると霊夢たちは驚愕した。

 

なんと更地と化していた場所は見てみれば緑豊かな森へと戻っていた。

 

奇跡とも呼べる神の御技を目の当たりにした。

 

こうして幻想郷の歴史上最大の異変が終わりを迎えた。

 

 




今回ゴジラシリーズとガメラシリーズから1シーンずつ再現を入れました。
1つ目はゴジラvsメカゴジラのゴジラの熱線とメカゴジラのメガバスターがぶつかりシーンを2つ目はガメラ2レギオン襲来のガメラがマイクロ波シェルを受けて傷を負うシーンを再現しました。
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