東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ 作:フジパンホンジコミ
ルーミアに勝利した俺は急いで紅い霧の出ている場所に向かっていた。
「あの湖のむこうか。」
赤い霧の出処に向かって飛び続けているとまだ遠いいが大きな湖が見えてきた。
ちなにに言うと俺の視力は30.0で大抵のものなら見逃すことはない。
このまま向かおうとスピードを上げようとした。
「ちょっといいかしら?」
すると右側から声がしたので振り向くと、紅白の巫女服を着た少女と黒白の魔法使いの服を着て箒に跨った少女がいた。
「よう!あんたも異変を解決しに来たやつか。」
白黒の魔法使いの少女が話しかけてきた。
「ああ、俺は亀山 玄武。あんたらは?」
「私は霧雨 魔理沙。普通の魔法使いだぜ。」
「博麗 霊夢。博麗の巫女よ。」
まさかこの二人に会えるとは思ってもみなかったな。
「玄武っていたわね?ここまで来たんだから何か掴んでるんじゃないのあんた。」
おお!霊夢から話しかけてくるとは思わなかった。
「へえー意外と鋭いな霊夢は。確かに俺の推測ではあの紅い霧が出てるのは湖の向こう側ってなだけだ。」
「ふーん。魔理沙の情報と一致しているわね。」
「ほれ、私の言ったとおりだろ。」
「はいはい、わかったから話をそらさせないで。犯人の特徴なんかは?」
「俺もそこまで調べ切れなかった。」
「まぁなんとかなるわね。」
俺達三人はそのまま紅い霧の出処に向かっていった。
「でかい湖だな。」
「霧の湖って言うんだぜ。」
「名前の通り一年中霧に包まれてるわ。」
これが霧の湖か、原作の知識を知っていても実際に見るのとじゃ違うな。
「あれ見てみなさいよ。あそこが異変の中心みたいね。」
「へっ!腕が鳴るぜ。」
俺は霊夢たちが見ている方向に顔を向けた。
その視線の先には紅い霧が立ち昇る館が見えた。
「上等!」
俺達はその館に向かおうとしたが
「ちょっとあんたたち!あたいの縄張りで何してる!」
そんな声が響いたと思った矢先、何やら青い人影が俺たちの前に割り込んできた。
「なあ霊夢コイツは?」
「ああ、ここに住み着いてる氷精よ。」
「ふーん」
「あたいのことを無視すんなー!?」
いきなり弾幕を飛ばしてきた。
「うおっ!いきなりだな。」
「どうすんの?あれの相手誰がする?」
「私が行くぜ。」
どうやら魔理沙が相手をするようだ。
「そ、じゃあ任せたわ。」
魔理沙はチルノに突っ込んでいった。
さて見物させてもらいましょうかね。
「待たせたな。」
魔理沙は氷精の前までやってきた。
「あっちの二人は?」
チルノは玄武と霊夢を指差して聞いてきた。
「見学だ。」
「ふーんまあいいわ。あたいの強さを見せてやる。」
「そうかい、っと私は霧雨 魔理沙。お前は?」
「あたいはチルノ。」
「そうか・・・行くぜチルノ!」
魔理沙は弾幕を放った。
チルノも負けじと弾幕を撃ち始めた。
それから二人は弾幕を撃っては避ける行為を繰り返していた。
そして痺れを切らしたチルノがスペルカードを構えた。
「これでも喰らえー!氷符『アイシクルフォール』」
チルノから大量の弾幕が放たれた。
「上等だぜ!攻略してやんよ!」
迫り来る弾幕を魔理沙は軽々と避けていく。
その様子を見ていた見ていたチルノは
「なんで当たらないのよー!」
と不貞腐れていた。
そしてスペルカードの持続時間が来てしまった。
「おし、今度は私の番だ!恋符『マスタースパーク』」
魔理沙が手にした八卦炉から極太のレーザーが発射された。
そしてチルノはその膨大なエネルギーに飲みこまれた。
「きゃああああああ!」
そして悲鳴を上げながらチルノは湖に落ちた。
「よっし私の勝ちだぜ。」
その様子を見ていた玄武達はそれぞれの思いを口にしていた。
「全く魔理沙のやつは・・・」
霊夢はため息を吐いていたが、玄武は魔理沙の戦い方を分析していた。
「(やはり原作通り、火力重視だな。今のうちに対策を考えておくか。)」
魔理沙は嬉しそうに霊夢と玄武のそばに帰ってきた。
「さっ早く先に進もうぜ。」
「そうね、早く帰ってゆっくりしたいし。」
「だな。」
俺達はチルノはほおっておきそのまま紅い霧の出ている場所に向かった。
紅い霧の出ている場所に着いた俺達は満場一致で思ったことが一つ。
「真っ赤ね。」
「真っ赤だぜ。」
「真っ赤だな。」
俺たちの目の前には屋敷があった。しかし色が問題だった。
そう真っ赤だ。目がチカチカするほど真っ赤なのだ。
俺は視力が良すぎるために気持ち悪くなりかけた。
「早く異変を解決しましょ。目が痛くてしょうがないわ。」
「霊夢の意見に賛成。」
俺達は中に入ろうと進んだら大きな門の前に差し掛かった。
しかもその門の前に女性が一人立っていた。
俺たちは警戒しながら進んでも相手はなんのアクションも仕掛けてこなかった。
俺たちは不思議に思い近づいてみると。
「クカァァ~、スピ~」
「「「寝てるんかい!」」」
思わずツッコミを入れてしまった。
しかしそれでも起きる様子はなかった。
「どうするよ、これ。」
「うーん無視していいんじゃない?寝てるんだし。」
まぁ霊夢の言うことも正しいが俺としては一戦交えてみたいと思っている。
だから俺は寝ている女性の近くまで近づき、デコピンをかました。
パーーーン!
「痛ったぁぁぁぁい!」
「「何してんだーーーーお前!?」」
霊夢と魔理沙が俺の行なったことを見て叫んだ。
そして女性は額を抑えてうずくまっていた。
「・・な、なんなんですかあなたたちは!・・・もっと優しい起こし方ってもんがあるでしょ!」
オデコを摩りながら立ち上がりコチラを睨めつけていた。
「「いや、私らに言われても。」」
霊夢と魔理沙は自分は関係ないと訴えかけるように俺の方を見ている。
「紅魔館に何の用ですか。そしてあなたたちの目的はなんですか。」
この館紅魔館というのか。見た目どうりだな。
門番の女性が睨んできた。
俺たちは3人揃ってこう答えた。
「「「異変を解決しに来た。」」」
そうしたら女性の雰囲気が変わった。
「そうですかならここを通すわけにはいきません。お引き取り願います。」
何やら構えだした。
「「「!?」」」
かなりの殺気だな。しかも殺す気満々だなどう見ても。
俺は霊夢たちの前に出て、こう言った。
「霊夢!魔理沙!コイツは俺が何とかするから早く行け!」
霊夢と魔理沙は俺の言ったことを理解し、館に飛んでいこうとした。
「そうはさせません!」
霊夢と魔理沙の進行を阻止しようとしたが
「おっとあんたの相手は俺だ。」
俺が立ち塞がった。
「くっ!だったらあなたを倒して追いかけるまでです!」
そう言って拳を繰り出してきた。
しかし俺はその拳を片手で受け止めた。
「なっ!」
「おらぁぁ!」
受け止めた拳を掴んで霊夢達の反対方向に投げ飛ばした。
空中でなんとか姿勢をただし着地する女性。
俺は霊夢と魔理沙が館に入っていくのを確認して、女性の方に顔を向けた。
「さぁこれで思う存分やりあえる。」
「どうやら最初からこうするつもりだった言い回しですね。」
「ああ、あんたとは一戦交えてみたいと思ったからだよ。」
そして俺は独特の構えをした。
ちまみにこの構えは100年かけて編み出した構えだ。
その構えをした瞬間、俺は思考を切り替えた。
「!?(・・・この人・・・強い)一筋縄では浮かないようですね。」
「そういうこった、門番のお嬢さん。」
「なら全力でいかせていただきます。」
彼女も本気で構えた。
そして俺たちはそれぞれ名乗りを上げた。
「紅魔館が門番、紅 美鈴」
「闘神 亀山 玄武」
「「いざ尋常に!」」
開始と同時に俺達は拳をぶつけ合った。