ダンガンロンパ 世界で一人だけの天才医師   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!

愉快なクラスメイトシリーズ最終話です!

お気に入りがどんどん増えてめちゃくちゃ嬉しいです!
ありがとうございます!

それでは本編どうぞ!


第5話 愉快なクラスメイト その3

「これを直すのか……」

 

 

教室は見事にボロボロになっていた。そりゃそうかあんなに派手に暴れてたからな…。周りを見れば怪我をしてる人達が沢山いた。きっといろいろなものが飛んできたんだろう。

 

 

「左右田。お前大丈夫か」

 

 

「だい……じょうぶ…だ、ソニアさんを守るためなら……このくらい」

 

 

「絶対大丈夫じゃないだろ!そこらじゅう腫れてるじゃねえか!」

 

 

俺はそう言って左右田の傷を治療していった。

 

 

「それにしても凄いな!どうやって直してるんだ」

 

「し、紫藤君が触れた傷は1時間経てば自然に治るんですよ」

 

 

「これほとんど才能じゃねぇからな」

 

 

そうだ。こんなの才能じゃない……。この力はただ気持ち悪いだけだ……。そう思っていると手に何かが触れていた。手を見るとハムスターが4匹いた。

 

 

「このハムスター誰のだ?」

 

 

「え、ええとそれは「そいつらは俺の忠実なしもべ『破壊神暗黒四天王』だ!」

 

 

「あ、暗黒四天王?」

 

 

「そのハムスターさんは田中さんのなんです」

 

 

「それでは失礼する」

 

 

田中はそのまま去っていった。その後九頭龍が辺古山を連れて俺のところにやってきた。

 

「紫藤頼む。ペコの傷を診てやってくれ」

 

 

「ああ。どこを怪我したんだ」

 

 

「足首をひねってしまってな。私としたことが、まだまだ未熟だ。このままじゃ坊ちゃんをお守りすることができない」

 

 

「そんなことねえよ!お前にはいつも助けてもらってるから、そんなこと言うんじゃねえよ」

 

 

そういえば辺古山は九頭龍の使いだったっけ。確かに辺古山は九頭龍をいつも助けているからそんなに落ち込まなくてもいいのに。

 

 

「君の才能は本当に凄いね。僕なんか運だけだから君が羨ましいよ」

 

 

「てめぇのその運のおかげで無傷で済んでんじゃねえか!!」

 

 

左右田が狛枝になんかキレていた。まあ確かにいろんなものが飛んできても全く当たってなかったけど。

 

 

 

「お前が思っているほどいい力じゃないよ……」

 

 

「おーい!木材運ぶの手伝ってー!」

 

 

小泉と西園寺が大量の木材を台車に乗せて持ってきた。ていうかあの量をよく二人で運べたな…。

 

 

 

 

「すぐ行くよー!」

 

 

さて、修復開始だ!

 

 

 

 

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日向side

 

 

 

今は希望ヶ峰学園予備学科の休憩時間。その時、帝人からLINEが来た。

 

 

「えーとなになに『いきなりでごめん!そっちはどんな感じだ?俺の方はもうめちゃくちゃでさ。けど皆いいやつばっかだぜ!あと今日の放課後七海がオススメのゲーセンあるから俺と七海と創の3人で行かないってさ。俺はもちろん行くけどお前はどうする?行くか決めたらあとで返事してくれ』か……。ゲーセンかあ、面白そうだな。よし『俺も行くよ』と……」

 

 

俺が送信した後すぐに返事が来た。内容は放課後予備学科の校門に行くからと書いていた。そういえば写真も一緒に付いていたよな。どれどれ……うわっ、教室がめちゃくちゃだ…帝人も大変そうだな。

 

 

 

 

日向side out

 

 

 

 

雪染side

 

 

 

私は職員室である調査をしていた。それはこの希望ヶ峰学園で行われようとしているプロジェクトについてだ。何故予備学科の生徒たちに多額の入学金を払わせるのか。私はずっと気になっていた。

 

 

 

「うーん、やっぱりまだわからないかぁ。一から調査するのってやっぱり大変だなあ。あ!いけないそろそろ教室に戻らないと!」

 

 

いけないいけない!私ったら調査に集中しすぎてすっかり忘れていた。あ、後は。

 

 

「これでよしと!」

 

 

カレンダーに全員出席の印を書いて私は職員室を後にした。

 

 

 

 

廊下を歩いていると何か騒がしかった。また暴れてたらどうしよう…

そう思いながら私はドアを開けると皆ゲームをしていた。教室を見ると壊れていた壁が直っていた。

 

 

「何してるの?」

 

 

「実はこう見えて……ゲームっす!」

 

 

「誰が見てもわかるっての」

 

 

「驚いたか!このモニターは俺が作ったんだぞ!」

 

 

「皆で遊ぼうって七海さんがオススメのゲームを持ってきてくれたんだ」

 

 

そう…七海さんが。

わたしは皆と一緒にゲームを見た。

 

 

 

「おりゃあああ!!」

 

 

「離せ!このままだと貴様も冥界の底に!」

 

 

「望むところだあ!!!」

 

 

「「うおおおお!!!ああああ!!!」

 

 

「よっしゃー!」

 

 

「………先生」

 

 

ゲームが終わると七海さんが話しかけてきた。

 

 

「ゲームは……友達だって作れるんだね」

 

 

「お!七海!次のゲームやろうぜ!」

 

 

皆楽しそうね。見ているこっちも楽しくなってきちゃったな。そう思っていると紫藤君が話しかけてきた。

 

 

「最初は一人で言うの緊張するからっていって俺に頼んできたんだ。だから俺も一緒に言ったら皆がやろうって言ってな。やっぱり七海は凄いな。俺はこんなこと思いつかなかったよ」

 

 

七海さん、本当に凄いわ。でも、少しだけだけど紫藤君のおかげでもあるのよ。あなたが七海さんと友達だから七海さん自身も紫藤君に頼んで皆に言えたんじゃないかな。私はそう思うな。

 

 

 

雪染side out

 

 

 

帝人side

 

 

現在俺たちは桃鉄をやっていた。左右田と九頭龍、花村に狛枝が対戦していた。

 

 

「多人数プレイは初めてだぜ!おっ!後はマス目に合わせてゴールだ!」

 

 

「チッ」

 

 

「狛枝貧乏神ついてやんの。幸運じゃねえのかよ」

 

 

「ははは、僕の幸運も尽きたかな。あれ、ゴールだね」

 

「テメェそんなのアリかよ!!」

 

 

狛枝の番になるとサイコロがゴールのマス目にあっていた。恐ろしいぐらいの幸運だった。

 

 

「ははは。ごめんね、運だけが取り柄なんだ」

 

 

「左右田に貧乏神押し付けてゴールしやがった」

 

 

「お、俺の資産があああ!!」

 

 

画面を見ると左右田の資産が凄い勢いでマイナスになっていた。可哀想な左右田……

 

 

 

「次はこれっす!」

 

 

澪田が取り出したのはマリオカートだった。やるのは澪田と西園寺、七海に先生か。これは七海が勝つんじゃないかな。

 

 

 

「唯吹の前は何匹たりとも走らせないっす!」

 

 

「負けない!」

 

 

「抜かれたっす」

 

 

「お先!」

 

 

「また抜かれたっす。こうなったらこのアイテムで!ああ!!海に落ちたっすー!!」

 

 

西園寺のやつ、上手くスターでぶつかったな。

 

 

「やっと戻れた!?ああ!?」

 

 

「プークスクス」

 

 

お前本当にゲスいな…。そう思っていると七海が一着、先生が二着で西園寺が三着でゴールした。次のゲームはボンバーマンか。今回は七海と小泉、ソニアに罪木か。

 

 

「まるで女子会ですわね」

 

 

「爆弾投げまくる女子会って…」

 

 

「ふふ。あ」

 

 

「ああ罪木さんそんなに爆弾をばらまいては」

 

 

「ふええ!ごめんなさい〜!!」

 

 

罪木が暴走したな。あんなにばらまいたら自滅するぞ。ん?なんかいい匂いがするな。その時教室が開いて花村と西園寺が入ってきた。

 

 

「みんなーお待たせ〜」

 

 

「私も手伝ったんだ!」

 

 

お!昼飯ができたのか。横を見ると先生が驚いていたから俺が説明した。

 

 

「皆疲れてるしゲームをしていたら時間を忘れるから俺が頼んだんだ」

 

 

「そうなの。皆!ゲームは一旦中断でお昼ご飯よー!」

 

 

それを聞いて皆ゲームを中断して昼飯の準備を始めた。肉じゃがか、うまそうだな!

 

 

皆座って先生が言った。

 

 

「皆お皿まわったわねー。じゃあ手を合わせていただきます」

 

 

 

「「「いただきます」」」

 

 

「おかわり!!」

 

 

「はや!」

 

 

終里のやついくらなんでも早すぎだろ。俺はゆっくり食べるとするか。

 

 

「おお!美味い!」

 

 

「はむ…う!?…………まあまあ」

 

 

「すごく感動したぽかったのに!?「おかわり!!」もっと味わってよ」

 

 

ははは。七海、本当は美味しいと思ってるくせに……ま、それが七海っぽいけど。

 

 

「冷水スープもあるからねー」

 

 

「いらねぇっす。そんな怪しいスープ」 「ドーピングはもうこりごりじゃ」

 

 

確かになんか怪しそうだな。花村が作ったスープはあまり飲まないようにしよう。俺は隣の七海を見るとなんだか顔を赤くした七海がいた。

 

 

「いやドーピングコーンスープだけじゃ…あれ?スープが一つない!?」

 

 

「それってこれのこと」

 

 

「ああ!?それは!?」

 

 

「おい、七海。大丈夫か?しんどいなら保健室に「ガシャン」ん?」

 

 

音のした方を見ると倒れこんだ終里がいた。隣の弐大が心配して駆け寄った。

 

 

「おい!大丈夫か!」

 

「やっやめて。触らないで……」

 

「え、おっおう。(なんじゃ。この胸の高まりは)」

 

え?どういうこと。どうなってんだ。あれ、なんだか頭がクラクラしてきた。俺はそのまま後ろに倒れこんでしまった。周りを見ると皆様子がおかしくなった。

 

 

 

「身体が熱いっす。ラヴハートが突撃っす!」

 

 

「西園寺。どういうことだ」ハァ…ハァ

 

 

「えーこのビンを肉じゃがに混ぜただけだけどー」

 

「よ、よりにもよって媚薬入りのエロエロスープを!?」

 

「あれー花村おにぃには効きすぎたかな」

 

 

「ふおお!ああ!!」

 

 

「プークスクス!」

 

 

「ゆっ由々しき事態だわ」ハァ…ハァ

 

 

顔がだんだん熱くなってきた。なんだか急に肩が重たくなったな。横を見ると七海がもたれかかってきた。

 

「ハァ…ハァ」

 

 

「私もうダメ……」

 

 

「ソ、ソニアさん俺も「バカッやめろ」離せ俺はソニアさんを「お前、それでも男か」ソニアさん」

 

 

九頭龍も大変そうだな。

 

 

「坊ちゃん。今そちらに!?」

 

「ぺ、辺古山さん。竹刀を貸してくだしゃい」

 

「何を」

 

「し、竹刀の……先っぽ……先っぽだけ」

 

あっちもあっちで大変そうだな。

 

 

「あははははは!よかった!あんなまずそうな肉じゃが食べなくて「だったら大根はどうだね」え!?」

 

 

「だったら大根はどうだああ!!」

 

 

「いやあああ!!」

 

 

「色欲の波動に目覚めた俺っちを誰も止められないんじゃあ!!」

 

 

「た、助けて…靴を……靴の裏を舐めればいいの?」

 

 

花村の野郎、ついに暴走しやがったか。早く止めないと。すると隣の七海が立ち上がった。

 

 

「もっと上をグヘェ!!」

 

 

「天殺龍神拳!!」

 

 

七海のアッパーが見事に炸裂した。花村は宙を舞いながら吹っ飛んでいった。

 

 

「私のクラスメイトに……手を出さないで」

 

 

七海…。一応花村もクラスメイトだよ。

 

 

「僕もクラスメイトだよ……」

 

 

「だいぶマシになってきた。とりあえず動くことはできるな。!?七海!!」

 

 

立ち上がると七海は倒れこんでしまった。早く保健室に連れて行かないと!!俺は七海を背負い保健室に向かった。

 

 

 

 

 

 




はい!今回は長めに書きました。

早く本編をもっと早く進めなきゃ……

感想待ってます!

次回第6話お楽しみに!!

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