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唐突ですが初めましてっ!
ジン・ベルブ・デビルークと申します!
名前からわかる方もいると思います。
そう!デビルーク星の王子なんです!
先日、妹から婚約者候補を地球で見つけたと聞き、今日から地球へ行き、妹の様子を見に行こうかと思っています。妹とは言っても双子ですけどね。
実は僕が王になるはずだったのですが、堅苦しいのは苦手なので断りました。口調は気にしないで!
何よりも父の後継者になる為だけに結婚なんてしたくないので。ちゃんとした恋愛もしてみたいですし。何処ぞのサド将軍じゃないですが。
まあその様なことがあって当然、妹のララの夫が後継者になるのです。だから妹に責任を押し付けてしまったほんの少しの報いとしてその婚約者候補を見極めに行きます。
その方と父のギドが会いに行った様ですが中々見込みのある人間だったそうです。
どうせ誰でもいいから王座を押し付けて自分はのらりくらりと自由に生きていきたいだけでしょうけど。
発展が不十分な地球で、しかもデビルーク人とは比べ物にならない位貧弱な地球人がララの婚約者候補っていうのが心配です。ララが何処ぞの馬の骨にひっかかっていたらただじゃすませません、婚約者候補を。まあ父が既に会いに行っているのでそれはないはずですけど。
「お兄様!」「兄上!」
宇宙船に入ろうとしていた僕を呼び止める甲高い声2人の声が聞こえてきました。行儀の良い呼び方で呼んだのが末っ子のモモで、言葉遣いと立ち振る舞いが少々男気のある子が次女のナナ。僕の妹達です。
小さい頃から2人は僕の服の袖を掴みとことこ後ろを歩く位のお兄ちゃん子(確信) 自分で言うと恥ずかしい(ドヤ顔) 慕われることは嬉しい限りです。モモは最近なつかなくなっていますけどね......... 反抗期、ぐすんっ
僕はモモ達の方を向き
「どうしたのですか2人とも?」
「どうしたもこうしたもありません!」
「そうだぞ!なんで姉上のとこに行かないといけないんだよ!しかも急過ぎるぞ!」
「んー、急でしょうか?2時間ほども前から父上に相談して許可を頂いたのですが」
「だから急だってっ!」
ジト目で僕の顔を見ている。いやんいやん恥ずかしー美少女に見つめられるな・ん・て♡(棒読み)
まあ確かに急ですね。自覚しています。
それでも心配は治らない。それどころか刻一刻と更に増している。なんかトラブるに巻き込まれてそう。
「僕は地球に長く滞在するかもしれない。ザスティンもいない今は隙だらけ。用心して過ごしなさい」
「........じゃああたしらも行く」
「私も今回はナナの案に賛成です」
「今回父上に許可したのは僕1人です。また今度一緒に行きましょう。長くても2、3ヶ月位しか居座るつもりはありませんから。約束は破りません」
「........そうじゃありません。地球に行きたい訳でも、私達の護衛をしていただきたい訳でもありません。只々お兄様が心配なのです」
正直、僕を心配する要素はない。簡潔に説明すれば、宇宙最強の子供。子供は親に似る。宇宙では僕の名前を聞いただけで気絶する方もいる位ですから。
しかし嬉しいものです。連れて行きたいのは山々ですが許可をもらったのは僕だけなので。
「心配してくれているのは本当に嬉しいです。ですが戦争に行く訳でもないですし安心してください。さっきも言いましたよね?約束は守ります」
「........わかったよ。でも守るって言ったからにはちゃんと守るんだぞ!」
「じゃあいい子にしていなさい」
「「ん〜」」
僕は2人の頭を撫でてあげた。目をを細めて気持ちよさそうにしています。上手なのかわかりませんが喜んでくれるのでいつも撫でてあげています。でも暫くはお預け。ですからその分いつもより長く丁寧に撫でてあげてました。
「行ってきまーす!」
「「行ってらっしゃい!」」
宇宙船にエンジンをかけてデビルーク星を出た。
地球ならすぐに着くでしょう。
それよりどうやって彼と接触しましょうか...?父がララは高校に通っていると言っていたのを思い出し、これから向かう『彩南町』の付近にある高校を探した。
目的地は決まった。
『彩南高校』だ
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数分後、俺は彩南高校の屋上に着地した。
僕の宇宙船はステルス機能を搭載しているものですから誰にも見られていないはず。
取り敢えずこの学校の長たる人物にテンコウの許可を頂きに行きましょう。
地球に来る途中に漢字もある程度勉強したのでコウチョウシツに長がいることは間違い無いでしょう。
コンコンと扉をノックした。これは地球人の入室の許可を求めるサインらしい。
「どうぞ」
「失礼しま........す」
中に入ると半裸の変態がいた。しかも下半身。幸い変態は後ろを向いているので男性の汚物は見えずその代わりだらしない大きなお尻が丸見えだ.............正直に言ってキモい。近づきたくない。でもララの為ですっ!
「御校に編入したいのですが?」
「お名前を聞いてもよろしいですかな?」
「はい。ジン・ベルブ・デビルークと申します。一年生です」
「よろしい!ぐふぃふぃふぃふぃっ!綺麗な妹さんをお持ちでっ!ぐふっ、ララちゅゎ ブフッへ!」
ララを気持ち悪い呼び方で呼んだので殴りました。反省も後悔もしていません。寧ろ清々しいくらいです。コウチョウらしき変態はピクリとも動かないですが........ いいでしょう。
僕は骨川先生に案内され1-Aの教室の前に来た。
「みなしゃん、とょうはしぇんこうせんが来ました」
教室がざわつき始めた。というか骨川先生、もう退職なさった方が宜しいのでは?
合図があったとこで僕は教室に入った。
次に瞬間、一気に静まりかえった。気まずい........
「どうも。僕の名を答える前に妹のララ・サタリン・デビルークの婚約者候補の方はいらっしゃいますか?」
「ジン⁉︎久しぶり!なんで彩南町にいるの?」
「ララですか。なんでじゃありません。そもそもララがここにいる方がおかしいのです!それで何処なのですか婚約者候補の方は?」
「うん!リトだよ!ね〜リト!」
ララがそのリトとやらの名前を発して直ぐ彼にクラスの視線が一斉に注いだ。
「あなたが婚約者候補のリトさんですか?」
「え?あ、はい。.............納得してないけどな」
「..........................と言いますと?」
ララの何処が不満なのでしょう。顔は勿論の事、体型も引っ込むとこは引っ込んでいて、出てるとこは出て、男性にとっては性的欲求を向ける格好の獲物だと思うにですが... しばき倒してやりましょうかこの人
「いや気にしないでくれ。結城リトって言うんだ。気軽にリトって呼んでくれ」
「納得いきませんがいいでしょう。妹がお世話になっています。ジン・ベルブ・デビルークと申します。どうぞジンとお呼びくださいリトさん。よろしくお願いします」
「おう」
「皆さん、お騒がせしてすみません。以後慎みます」
・・・・・
『きゃぁぁぁっっ!』『イケメンっ!イケメンよっ!』『むっさい男子くらいしかいない学校に爽やか系とワイルド系両方兼用のイケメン瀑誕!』
「......?」
一礼した後、女子の黄色い声が聞こえてきた。
イケメンってどういう意味なのだろう?