無限戦争に終止符を   作:Firefly1122

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訪問者と奇襲

 俺が部屋に戻ると、窓が開いていた。

 

「久しぶりだね、冬樹」

 

 声がする方を見ると、椅子にラストが座っていた。

 

「お前どうしてここに!?」

 

 ぽろろんとギターを鳴らしながらくつろぐラスト、俺は剣を構え、警戒する。ラストは剣を向けられたにもかかわらず、ギターを弾く。

 

「ぼくは君を探しに来たんだよ。空高くに消えた君を」

「探しに来た?どうして……」

「一応仲間だしね」

「俺は仲間だと思ってないがな」

「ひどいじゃないか……まぁ、本当はエンドについて話に来たんだ」

「エンドについて?」

「そう。エンドについて。君と似ている理由は、君の力の一部だからだよ」

「どういうことだ」

「エンドは君の裏人格。君が彼を倒した時、その力が君に戻り、本当の力を手に入れる」

「だから、どういうことだ!」

「……仕方ない」

 

 そう独り言のようにつぶやくと、ギターを鳴らす。刹那、俺の頭の中に映像が流れる。それはまるでビデオテープを高速で巻き戻し、また再生するように、一つ一つの記憶が順に戻ってくる。

 

「これは一体!?」

「君の記憶の奥に現状に封印されていた記憶さ」

 

 無数の兵士。銃弾や大砲、あらゆる飛び道具が俺に向かって飛んでくる。だが、俺にそんな能力が効くはずもなく、すべて俺の目の前で止まる。そしてその飛び道具は数秒の時間を置き、飛んできた方向に跳ね返る。

 また、俺を殺すために剣や槍などの近距離武器をもち、接近してきた兵士は俺に触れる前にバラバラに崩れ落ちていった。文字通り、バラバラだ。腕や足、頭すべて一つ一つのパーツになり果てる。恐れをなして逃げ出す兵士は高速で飛ばした剣でやすやすと貫く。遠くの方では跳ね返った大砲の爆発であたりに火が上がり、あたりを照らす。それはまるで空襲の後のようだった。

 まさに地獄絵図だった。だが、どこか懐かしくもあった。

 

「この記憶は一体……!」

「何をそんなに苦痛に思う必要がある?今までずっと似たようなことしてきたじゃないか」

 

 確かにそうだ。今までだって敵の首を切ったり、銃で脳天を撃ったりした。だが、それとこれとは比べ物にならない。

 俺はふと一つのことに気付く。

 

「待て、俺に銃弾をすべて受け止めて跳ね返したり、接近してきたものを一瞬でバラバラにするような能力は持っていない!」

「……」

「これこそ偽物の記憶なんじゃないか……!」

「その答えはエンドを倒すことでわかるだろう。さて、僕はそろそろ行くよ。あんまり長居して見つかったら面倒だしね」

「ま、待て!」

 

 ラストは窓から飛び降りる。俺はすかさず窓の下を見る。が、ラストはまるで霧のように消えていた。

 

「一体なんだってんだ……」

 

 俺はベッドに横になり先ほどの記憶、そして俺自身のことに付いて、天井を眺めながら考えた。

 

 いつの間にか眠ってしまっていたようだ。気が付くと朝になっていた。

 

「……け!……出せ!」

「?」

 

 玄関の方が何やら騒がしかった。俺は扉を少し開け、様子をうかがった。

 

「どけ!冬樹を出せ!あの悪魔を出せ!」

 

 たくさんの兵士。それを止める龍。

 

「お前はあの悪魔の肩を持つのか!?この日本の恥さらしめ!」

「落ち着いてください!」

 

 俺は部屋から出て、龍の後ろに立つ。

 

「ようやく出てきたか悪魔!貴様のような奴は生かしておくわけにはいかない!」

「冬樹!窓から逃げろ!俺がここは止めるから!」

「……その必要はない……これ以上龍に迷惑をかけるわけにはいかない」

 

 俺は龍の肩を掴み退かす。その瞬間兵士たちは俺に掴みかかり、俺の顔面を殴る。

 

「死ねよ悪魔!よくも俺達の国に入ってきたな!」

「……」

「おい!やめろ!冬樹は何もしていないだろ!」

 

 俺を殴りつける兵士を必死に止めようとする龍。だが、止まることはなかった。

 

「龍、いいんだ。好きなだけやらせておけ。どれだけ殴っても龍の能力で俺は無傷だからな」

「……」

「……」

 

 兵士も龍もその事実に気付き、止まる。

 

「おい、俺が悪魔だと言ったな。その理由を教えろ」

「そんなの決まっているだろう!なんだあの容姿は!悪魔だったじゃないか!」

「それだけか?」

「そ、それにあの力は一体……」

「力?力が多少あるだけで悪魔だと決めつけるのか?」

 

 俺の襟をつかんでいた兵士は怯え、後ずさる。それに同調するように他の兵士も後ずさった。

 

「お、お前は悪魔だ!悪魔以外の何ものでもない!」

「俺は俺自身のことは何もわからない。いや、少し前は普通の人間だと思っていた。能力もなく、無能力者の学校に通い、普通の生活をしていた。それが今では強力な能力を持ち、少し感情を爆発させたら容姿が変わる。一体俺は何者なんだ……なあ、教えてくれよ!」

 

 俺が詰め寄ると、兵士たちは一目散に逃げ出した。龍は哀れみとも悲しみともとれる表情で俺を見る。

 

「あのさ……」

 

 龍が何かを言おうとした瞬間に外から大きな爆発音が聞こえた。

 

「な、なんだ!?」

 

 俺たちは外に出る。手すりから体を乗り出し、下を見る。車が爆発し、炎上していた。後続の車は急ブレーキをかけ止まる。が、緑色の光が一瞬飛んできたかと思うと車が爆発する。

 しかし、よく見ると車が炎上しているわけではなかった。先ほどの緑色の光の着弾点が爆発し、炎上しているだけである。

 これは龍の能力であるアンチブレイクによる効果だろう。

 

「一体誰が……」

 

 俺は一目散に階段を駆け下りる。一階に降りると何者かが緑色の光を放っていた。

 

「ちっ……この国はどうなってやがんだ……いくら攻撃しても壊れるどころか傷一つつかねぇ」

「お前何者だ!」

 

 一人の兵士がその男の前に立つ。男は桃色の髪を立て、がたいは細身で痩せていた。

 

「ああ?俺の名はシュバルツ。チルド帝国潰したついでにここを潰しに来たんだが、どうなってんだ」

 

 シュバルツと名乗る男は兵士に銃を向けられても臆することなく兵士に近づく。

 

「く、来るな!撃つぞ!」

「はっ!撃ってみろよ!俺に当てられるというのならな!」

 

 兵士は銃を撃つ。銃弾がシュバルツの体に触れる前に緑色の光となり、消える。シュバルツの能力のようだ。

 

「俺の能力はフラッシュランス。知ってるか?光ってんのは強いほど熱い熱を持つ。銃弾を強い光で焼き尽くすなんて造作もない」

 

 怯えて腰を抜かす兵士の頭を鷲掴みし話す。

 

「だがここは何だ?どれだけ強力な光を発射しても焼けるどころか傷一つつけらんねぇ!」

 

 兵士の顔面に膝を打ち付けるシュバルツ。だが、兵士に傷はない。

 

「……ほらな?人間にだってダメージを与えられない!どうなってんだ?」

「おい」

「ああ?」

 

 俺はシュバルツに声をかける。

 

「お前この国のやつじゃないな?」

「……はっ。面白いやついるじゃねぇか」

「?」

 

 シュバルツは鷲掴みにしていた兵士を放り投げると、ズボンのポケットに手を突っ込み俺を見る。

 

「お前もこの国のやつじゃないだろ?」

「……何故わかる?」

「目が違う。ここのダメージを食らわないからと慢心し、平和ボケしている人間と目が違う」

「……」

「ちょうどいいや。チルド帝国があっけなさ過ぎて面白くなかったんだ。お前は楽しませてくれるよな!」

 

 シュバルツは一瞬で俺の前に移動する。それは本当に一瞬で、瞬きしている間に俺の目の前にシュバルツの拳があった。

 

「っ!?」

「……おい。瞬きしてんじゃねぇぞ。戦いってのは瞬きなんてできないのが普通だろ!」

「……はぁ……また光の速度で移動するタイプのやつか……」

「ああ?」

「戦い飽きてんだよ!!」

 

 俺は時間を止め、殴りつける。シュバルツの頬に触れる瞬間時間停止を解く。シュバルツは驚いた表情をしていたが、この距離で躱せるわけもなく盛大に飛ぶ。

 シュバルツは大の字で地面に倒れながら笑い始める。

 

「は、はは……あっはははははは!なんだこれ確かに衝撃はあったが痛くねぇ!俺にもかかってるのかこのバリア!」

 

 シュバルツは突然地面に拳を叩きつける。

 

「ふざけんじゃねぇ!!何も破壊できない!何も殺せない!こんなバリアを張ってるこの国は戦争を舐めてんのか!?」

「舐めてるのはそっちだろう侵入者!」

 

 寝転がったシュバルツは頭を上に向ける。シュバルツの方に歩いてきた兵士は雷電だった。

 

「ああ?また新手か?」

「俺達を舐めてもらっては困る。壊されたら直さないといけない。それが面倒だからバリアを張っている」

 

 あえてバリアと言うのは龍の能力だと悟られ龍を殺しにかかってくるのを防ぐためだろう。龍自身にも能力はかかっているのだからあまり意味はないのだが。

 

「面倒だぁ?おめぇら本当に戦争したことあんのか?ああ?命がけで戦っていると面倒くさいなんて感情はわかない!」

「あいにく、俺達の国は万が一の時以外戦わない主義の国だ。お前みたいな敵を追い払うためにいるのが俺達兵士だ」

「ああもういい!こんなつまんねぇ国は一瞬でぶっ潰すしかないよなぁ!」

「?一体何を……」

 

 雷電が言い終る前にシュバルツは消えていた。だが、声が聞こえる。

 

「どうせ能力で張ってるバリアだろう?だったら限界がある!限界がくるまで能力をぶつけてやるぜ!!」

「どこに行った!?」

「あそこだ!」

 

 兵士が指を指す方を見ると、奴はいた。天高くだ。

 

「あの一瞬であんな高くに!?くそ!あれじゃあ手を出しようがない!」

 

 空が緑色に光る。まるで星のようにいくつもの光の矢が上空にあった。

 

「龍!耐えきれるか!?」

「何とかやってみるよ!」

 

 龍は全身に力を入れ、能力をさらに強く発動させる。それに反応したのか、上空にそのバリアが現れる。

 

「ははは!これがバリアの正体か!さすが国中を覆うバリアだ!デカい!だが俺の攻撃を耐えられるかなぁ!」

 

 光の矢が動き出し、バリアに直撃する。バリアに着弾した光の矢は爆発を引き起こす。

 

「くっ!?」

 

 その力の強さに龍は膝をつく。

 

「さすがに日本全土を覆いながらは辛いね……!だが、これならどうだい!」

「なんだぁ?」

 

 バリアが動き、シュバルツを囲む。黒い球のようになったバリアの内側でシュバルツはさらに光の矢を出す。

 

「いいぞいいぞ!これをぶっ壊せば俺の勝ちだ!はははは!」

 

 光の矢が四方八方に飛び、着弾点が爆発。バリアはかろうじてそれを受け止める。

 

「くっ!やつの力は半端じゃない!俺の力だけじゃ止めきれないかもしれない!」

 

 膝をつき、能力を発動させ続ける龍。そんな時、一人の兵士がこちらに向かって走ってくる。

 

「雷電大佐!!大変です!」

「どうした!」

「バリアが解かれたのを見計らったように隣とホクチョウ民主主義国が攻めてきました!」

「なんだと!?」

 

 それは敵国が攻めてきたという報告だった。

 

「行ってくれ雷電!俺は大丈夫だから!」

「……わかった!冬樹、龍を頼んだぞ!」

 

 

 冬樹と龍と別れた俺は戦場に向かう。部下の話では敵兵が攻めてきた際に近くにいた兵士が何とか止めているようだが、敵の数がかなり多く、突破されるのも時間の問題だということだ。

 

「……」

「どうかしましたか?大佐」

「ん?いや、なんでもない」

 

 俺は3つ気になることがあった。一つ目は昨日の冬樹の容姿について。

 あのあと会議があり、あれはこの国に入れてはいけないものではないかという話があった。確かに悪魔のような容姿で、俺達日本兵の中で一番強いあの兵士を圧倒する力、人間ではない。だが、俺には引っかかることがあるのだ。それは”どうしてあの時まであの力を解放しなかったのか”ということ。あの力があれば俺たちは勝ち目はない。にもかかわらず最後の最後にあの力を見せた。何か企みがあるのか……それとも……。

 

「大佐!あそこです!」

 

 俺は部下の声で我に返る。戦場ではこちらの兵士がほんの数十に対し、相手は数百、いや、数千の数いるだろうか。

 

「よし、各隊!体勢を整えろ!それまで俺が行く!」

 

 俺の指示に従い、少しずつ後ろに下がる兵士たち。俺は前に出て敵を迎え撃つ。

 

「へへ、いくら日本軍だからといってこの数を一人で相手なんて無駄だ!!」

 

 敵兵が一斉に俺に向かってくる。だが、いくら数が多いと言っても俺にとってはたいしたことはない。先頭の兵士一人の攻撃を電撃で弾き返す。ビリビリと俺の周囲に電気が回る。

 

「小賢しい電気なんざなんてことねぇ!!死ねぇえええ!!」

 

 学ぶ脳がないのか俺にはじき返されたにも関わらず、同じように攻撃をしてくる。当然弾き返す。1回目の攻撃の際に敵に蓄電させたプラスの電気。2回目の攻撃でプラスの電気を流し込む。退け合った電気は一気に敵を吹き飛ばす。すかさず二人目の兵士、三人目の兵士がかかってくる。が、全く同じこと。

 敵を退けると退けるだけ敵の数が多くなり、俺はすでに敵に囲まれていた。攻撃の嵐は止むことはない。だが、俺に傷一つつけることはできなかった。

 

「鬱陶しい!!」

 

 俺は地面に電気を流し込む。

 

「ハッ!」

 

 次に地面に流し込んだ高電圧の電気は周囲の兵士の体に流れ込む。当然兵士は断末魔を上げその場に倒れた。

 

「ふぅ……っ!?」

 

 確かに電気を流して倒したはずの兵士たちが次々と起き上がる。まるで攻撃が効いていないかのように。俺は再び電気を流し込む。敵は倒れるも再び起き上がり、俺の電気のバリアに攻撃をしてくる。

 

「一体何なんだ!」

「ぐははは!!さすがはエンド様の力だ!!」

「エンド?」

 

 エンド……名前だけは聴いたことがある。確か冬樹の国をたった一人で壊滅させたというやつがエンドと言う名前だったはずだ。そいつの力が俺の電気を無効化しているのか?

 俺は戦いながら周囲を見渡す。だが、周囲は敵しか見えない。

 

「あれは……冬樹?」

 

 敵と敵の隙間から冬樹らしき人物を見つけた。

 

(冬樹がここにいるということは……あれは援軍か!?)

 

 俺は走りだした。電気によって行く先を阻む敵はすべて吹き飛ばす。だんだんと冬樹の背中が見えてきた。

 

「冬樹!」

「……誰だ?あんな雑魚と私を間違えるやつは!」

「!?」

 

 確かにそこにいたのは冬樹だ。見た目は全く変わらない。だが冬樹からあふれ出す力と得体のしれない気配。そしてオーラが全く違うのだ。

 

「お前は……誰だ!?」

「私はエンド。この世界の神だ」

「お前が……エンド……お前がこの奇襲の指導者か!」

「先に厄介なところは落としておきたいからな。ちょっと近くの国を指揮下に置かせてもらった」

「それじゃあ先に入ってきたシュバルツとやらもお前が!」

「?シュバルツ?誰だそれは」

 

 俺の二つ目の疑問は突然現れたシュバルツのことだ。どうしてあのタイミングでたった一人でこの国に攻めてきたのか。そして三つ目の疑問は、

 

「やつを利用してバリアを剥がせ、俺達を一気に攻め落とすのがお前の作戦じゃないのか!?」

 

 シュバルツとの戦闘のタイミングで攻め込んできた敵についてだった。いくら何でも出来過ぎているのだ。島国であるこの国に来るのには最低でも3時間はかかる。だが、シュバルツとの戦闘が始まって数十分後に報告が来た。普通に考えるとシュバルツが主力で、一番厄介なバリアを剥がせるために特攻したと考えれるのだ。

 

「そんな小細工は必要ない。私の力があればいずれこの国も落ちる!」

 

 エンドの話を聞く限り、本当にシュバルツについては何も知ら無いようだ。それじゃあシュバルツは一体何者なんだ。

 

「話は終わりか?それじゃあ力を感じるお前を先に片付けてやる」

 

 エンドが剣を抜き、構える。俺もエンドから感じる力を警戒し、構える。

 エンドは瞬間移動で俺の目の前に現れ、剣を振る。力は他の兵士とは比べ物にならない。

 

「くっ!」

 

 かろうじて電気のバリアで防ぐことができたが、再び瞬間移動し、背中に切りかかってくる!

 

「冬樹と似たような動きを……!だが!」

 

 俺は放電する。エンドは瞬間移動で躱したようだが、周囲の兵士は吹き飛ぶ。

 

「電気の力……お前が私の電気の力のほとんどを持って行っているようだな!」

「何を言っているんだ?」

「お前が知る必要はない!」

 

 瞬間移動からの切りつけを繰り返ししてくるエンド、俺は敵の動きを追うのが精いっぱいだった。だが、いつかはチャンスが来る。その時のために俺はポケットにしまっている鉄球を手に持つ。

 

「この電気いつまでもつかな!!」

「っ!」

 

 正面に現れたエンドは全体重をかけ、全力で剣を振る。その攻撃で俺の電気のバリアは破壊された。

 

「もらった!!」

「いまだ!!」

 

 俺は素早く照準を合わせ、レールガンを放つ。

 

「グハッ!!」

 

 レールガンはやすやすとエンドの体を貫く。地面に倒れるエンド。

 

「諦めて撤退しろ!」

「……ふ、ふふ……諦める?」

「なっ!?」

 

 エンドは手を地面につき、立ち上がる。レールガンで貫かれて穴が開いたはずの腹はすでに穴がふさがっていた。

 その光景に驚き、後ずさった俺は、後ろからきた敵兵士に拘束された。

 

「しまっ……!!」

 

 腹部に強烈な痛みが走る。敵兵もろともエンドは俺に剣を突き刺す。

 

「ガハッ!」

「油断したな。あの程度の攻撃ならば全然耐えられる!」

 

 俺は意識が遠くなっていき、地面に倒れた。

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