無限戦争に終止符を   作:Firefly1122

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ラースVSシュバルツ(後篇)

 倒れこんだシュバルツの頭に足を置き、腕を組み勝ち誇るラース。

 

「ははは!俺の勝だ!」

 

 そういいながらシュバルツの頭をぐりぐりと押さえつける。シュバルツの体から赤いオーラが噴き出していた。俺達でも分かった。あれは憤怒だ。

 

「……めぇ……」

 

 小さく呟くシュバルツ。それに対してラースは、

 

「ん?よく聞こえなーい!もっと大きな声で!」

 

と煽っていた。シュバルツは踏んづけられているにもかかわらず、平然と立ち上がる。ラースは慌てて離れた。

 

「てめぇ!ぜってぇ許さねえ!!」

 

 シュバルツがそういった瞬間、ラースの周りに光の穴が無数に現れる。刹那、光の穴から光の矢が飛び出す。ラースは俊足を使い躱しながら、剣で躱せない光の矢をはじく。しかし、躱しきれなかった矢がラースの体を掠める。

 

「っ……!野郎!!」

 

 ラースは地面に向かって能力を使い、爆発させる。煙の中に矢が飛び、しばらくすると収まった。

 

「……下か!」

 

 シュバルツは上に飛ぶ。刹那、地面が爆発した。ラースは能力を使い、地面を掘り進んできたのだ。

 

「ちぃ!」

「無駄だ!!」

 

 シュバルツはラースが出てきた穴に向かって光の槍を投げつける。しかし、ラースは素早く避ける。そして、シュバルツが着地した瞬間に銃を向ける。だが、シュバルツもすでに無数の光の穴をラースの周りに準備していた。

 

「やるなぁ、ガキ!」

「お前もな!あと、俺はガキじゃない!」

 

 銃弾は確実にシュバルツの頭を撃ちぬける。ラースの周りの光の穴は先ほどよりもラースに近い位置だ。逃げ切れる距離ではない。

 ラースが引き金を引き、銃弾が飛び出したと同時に、光の矢が発射された。シュバルツは引き金を引かれる瞬間に体を反らし、銃弾を躱す。髪が銃弾でこすれ、切れる。

 

「はははっ!俺の勝だな!ガキ!!」

 

 シュバルツが体勢を元に戻した瞬間、シュバルツの腹に剣が突き刺さった。

 

「ぐはっ……!?」

「はぁ……はぁ……ははっ!」

「な……ぜだ……!」

 

 光の矢は躱せる距離ではない。確実にラースに当たったはずだった。

 

「痛いよ……お前に貫かれた横腹が!」

 

 ラースの横腹に血が滲んでいた。

 俺は見ていた。ラースが躱した瞬間を。撃つと同時に後ろに向かって能力を起こし爆破させる。爆風で前に前に飛んだのだ。爆破で後ろから飛んできた矢の一部は破壊したが、破壊できなかった矢が横腹に突き刺さった。

 

「ガハッ……!」

 

 ラースは剣を抜く。シュバルツは体勢を崩す。

 

「今度こそ、俺の勝ちだ!」

「……ははは……ふはははは!!」

「!?」

 

 シュバルツの腹に開いた穴はみるみるうちに回復していく。

 

「!?」

「おい、ガキ!お前は負けだ!俺の能力は光を操る能力だけじゃない!」

「ラース!!さっき言っただろ!!奴の能力は!」

「瞬間回復能力だ!!」

 

 シュバルツは立ち上がる。腹に開いた穴はすでに塞がっていた。

 

「おらぁ!!」

「ぐあっ!!」

 

 シュバルツはラースを蹴り飛ばす。ラースは横腹へのダメージでうまく動けない。

 

「あいつらはお前の仲間かぁ?」

 

 シュバルツは俺を見つけ、微笑む。

 

「ははっあいつがいるじゃねえか。面白いやつだったぞあいつは!」

「ぐぅ!」

 

 光で槍を作り、ラースに向ける。

 

「これで終わりだ!!」

 

 槍がラースに向かって放たれる瞬間、ラースはその場から消えた。

 

「!?」

 

 シュバルツが横を見るとそこにはラースを抱えたスロウスがいた。

 

「なんだ?ガキが増えたぞ!」

「ラース、大丈夫?」

「くっ……スロウス……!すまない」

 

 ラースの横腹に向かってスロウスは能力を使う。回復の能力だ。みるみるうちに怪我が治る。

 

「お前も回復の能力か!」

「……お前には、負けない」

 

 怪我が治り、ラースは起き上がる。

 

「行くよ、ラース」

「ああ、俺たちは二人で一人だ!!」

「ああ、いいだろう!二人でかかってこい!!」

 

 シュバルツは本気を出し、悪魔の姿に変わった。だが、ラース、スロウスは動じなかった。

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