ハイスクールD×D〜高町なのはこうして悪魔に成った〜 作:真っ白いなにか
こんにちは、高町奈乃羽です。
あのSLB事件?から1週間が経ち新学期が始まりその帰り道を歩いている時に不意に頭の中に声が聞こえてきました。
『誰か、誰かお母様を助けて・・・』
私は、その声が聞こえた瞬間転移陣が発動して声の主の元に転移して行きました。
この声と転移は最後の特典で私の周辺で助けを求める人の声が聞こえその元に転移するというものです。
前世では、助けを求めている人が居るのに助ける事が出来ないというとても歯痒い思いをしていたのでこの特典を付けて貰う事にしました。
転移して先ず初めに目に入ったのは巫女服を着てお互いに抱き合っている母娘の姿と手に武器を持っている男の人達でした。
明らかに母娘が襲われています。
「貴様何者だ。貴様も化け物共の仲間か!」
「あなた、早く逃げて!」
母親の方が私に逃げる様に言ってきました。
「もう、大丈夫ですよ。安心してそこで待っていて下さい」
「何言っているの早く逃げないとあなたも殺されてしまうわ!」
「大丈夫・・・レイジングハートセットアップ」
「了解しました。Stand by Ready, set up.」
今日は、夫のバラキエルが堕天使総督のアザゼルの頼みで急遽仕事に行ってしまったので娘の朱乃と2人で自宅である神社で過ごしていました。
お昼になって昼食の準備をしようと台所に朱乃と向かっていると突然男の人達が部屋の中に押し入って来てその手に武器を持っている事を目にした私は咄嗟に朱乃の手を掴んで外に逃げ出しました。
けれど直ぐに追いつかれせめてこの子だけでも守らなければと抱き寄せて目を瞑ってその時を待っていましたが男達が何事か騒ぎ出したので目を開けると目の前に朱乃と同じくらいの女の子が立っていました。
私は、混乱しましたが、私達の事に女の子を巻き込まない様に逃げる様に言いましたがその子は、大丈夫だと安心していいと言うと何事か呟くと何処からか女性の声が聞こえ聞こえたと思うと女の子が光に包まれその光が晴れるとそこには、白を基調とした服装にやけにメカニカルな槍の様なものを手にして最初に見た時と同じ様に佇んでいました。
「レイジングハート非殺傷モード」
「了解」
「一応、自首してください」
「巫山戯るな!やはり貴様はあの化け物共の仲間だったか!お前から天誅を下してくれる!」
男の人達は、そう言うと刀を上段に構えて斬りかかって来まきた。
「バインド」
男の人達は、全員私のバインドで地面に転がり抜け出そうと藻掻いていました。
私はこれからどうしようと考えていたら母親の方が声をかけてきました。
「どなたか知りませんが娘共々助けて頂きありがとうございます」
「お姉ちゃんありがとう」
「どうっ」
私は返事をしようと声を出そうとした瞬間何かのエネルギー反応を感じてその場を飛び退きました。
その直後に今まで私が居た場所には、光っている槍の様なモノが刺さっていました。
「大丈夫か珠璃、朱乃」
声のした方に顔を向けると背中かり漆黒の翼を生やした男の人がいました。
「貴様何者だ!」
私が誤解を解くために声をかけようとすると母親珠璃と呼ばれた人が背後にドス黒いオーラを纏って何処から出したか解らない鞭で叩いていました。
「あなた、私達の命の恩人に何やっているのですか?」
「えっ?あっそれはどういう事だ?」
「どうもこうもありませんわ。そちらの女の子は私達の命の恩人であちらで転がっているのが私達を殺しに来た者達だと言う事だけです」
「パパのバカァ」
「ううっ、朱乃がバカってバカって俺はもう生きて行けない俺なんて・・・」
「あなた何時までそうしているつもりですか!」
「はっ!そうだった。さっきは悪かった命の恩人の君を危うく殺してしまう所だった」
「い、いえ誤解が解けて良かったです。あのあの人達の処理はお任せしても宜しいですか?」
「あ、ああ大丈夫だ。改めてお礼を言わせてくれ珠璃、妻と娘を助けてくれてありがとう」
「いえ、当然の事をしただけですから」
「そうか・・・所で君は何者なんだい?」
「私は。高町奈乃羽魔導師です」
「魔導師?聞いたこと無いな」
「あの!お姉ちゃんパパがごめんなさいそれと助けてくれてありがとう」
「どういたしまして、あなたのお名前聞いてもいいかな?」
「うん!私の名前は朱乃、姫島 朱乃だよ」
「そっか、朱乃ちゃんは何歳かな?」
「7歳だよ」
「私と同い歳だね。だからお姉ちゃんじゃなくて奈乃羽って呼んで欲しいな」
「分かった!奈乃羽ちゃん宜しくね」
「宜しくね朱乃ちゃん」
「夫がごめんなさいね奈乃羽ちゃん。私は、姫島珠理よ宜しくね」
「宜しくお願いします。珠璃さん」
「俺は、バラキエルだ宜しく頼む」
「はい、宜しくお願いします。バラキエルさん。私はそろそろ帰りますね」
「大した持て成しは出来ないけれどお礼がしたいから上がっていってくれないかしら?」
「お誘いは嬉しいのですが。家族が待っていますので」
「そう・・・それじゃまた来てくれるかしら?」
「はい。是非」
「奈乃羽ちゃん行っちゃうの?」
「ごめんね。朱乃ちゃんまた来るから」
「約束だよ」
「うん約束。またね」
私は、そう言って姫島家の皆さんに見送られながら神社の階段を降りて人目が無くなった所で転移して家に帰りました。
『あっ奈乃羽お帰り今日は早く帰って来れるんじゃ無かったかにゃ?』
『そうだったんだけどね。ちょっとトラブルがあって』
『大丈夫だったかにゃ?』
『うん、大丈夫だったよ』
『そうかにゃ』
『うん』
それから、後日改めて姫島家に赴いて盛大に歓迎されたり朱乃ちゃんが私と同じ学校に行きたいと言い出したりして概ね楽しく過ごさせて貰いました。
此からの学校生活が楽しみです。
次回は、中学生編