ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~ 作:ゆるポメラ
今回から第3話『ファーストステップ』の回
になります。
心結との絡みもちょこちょこ入れようかなと
予定しています。
それではどうぞ。
「
梨子ちゃんがスクールアイドルに加入してからの早朝。
僕達4人は砂浜でダンスの練習をしています。
と言っても僕は手拍子をしながらリズムをとる役をやってる……
「はい、ストップー!」
曜ちゃんの合図で動きを止める千歌ちゃんと梨子ちゃん。
僕はスマホに取り先程のダンスの動きの確認をする為、
再生ボタンを押す。
「…さっきよりは良くなってない?」
「でも、ここの蹴り上げがみんな弱いのと、ここの動きも!」
「…あ。言われてみれば確かに……」
率直な僕の感想に曜ちゃんが指摘する。
確かに言われてみれば僅かだが、
そのような箇所があった。
「…曜ちゃん凄いね。こんな微妙な箇所でも気づくなんてさ」
「高飛び込みやってたからフォームの確認は得意なんだ!リズムは?」
やっぱりスポーツとかの部活に所属していると
フォームの確認とかに敏感になるのかな?
「だいたい良いけど千歌ちゃんが遅れてるわ」
「私かぁ~……」
梨子ちゃんの指摘にやっちゃった~と項垂れる千歌ちゃん。
すると何かに気づいたようだ。
「あれ、何?」
「「「?」」」
千歌ちゃんが上空を指さしていたので
僕と梨子ちゃん、曜ちゃんが上空を見上げると
ピンク色のヘリコプターが飛んでいた。
「
「小原家?」
曜ちゃんが呟いた。
梨子ちゃんは疑問の声を上げていた。
…え?、曜ちゃん今、小原家って言った?
「淡島にホテルを経営していて新しい理事長もそこの人なんだって」
「…へ、へぇー……」
「こーくん、どうかしたの?」
するとヘリは僕達がいる場所に近づいてくる。
…………why?
「…あのヘリさ、こっちに近づいてない?」
「心結君、気のせいよ」
梨子ちゃんがそう言った瞬間、
大きな音を鳴らしながら僕達4人がいる場所に着地してきた。
「なになに!?」
千歌ちゃんが慌てながら言うと
ヘリの扉が開いた。
乗っていたのは………
「チャオー☆」
「ま、鞠莉姉……?」
僕の義理の姉の鞠莉姉だった。
ーー理事長室ーー
「新理事長!?」
あの後、学校に登校し教室に着いたあと
僕達4人は理事長室に呼び出された。
で、千歌ちゃんが驚いている理由だけど鞠莉姉の口から
とんでもない事を聞いたからだ。
「イエース、でも、あまり気にせず、気軽にマリーって呼んで欲しいのー」
「でも「紅茶、飲みたい?」」
…相変わらずだな。鞠莉姉……
ちなみに鞠莉姉と直接会うのは
内浦に来てから初めてだったりする。
今まで電話だったからね……
「あの、新理事長……」
「マリーだよ~!」
…うわぁ。
千歌ちゃんですら鞠莉姉のペースに
焦ってるよ……
「ま、まりぃー…その制服は…?」
「えっ?、どこか変かな?3年生のリボンもちゃんと用意したつもりだけど…」
「理事長ですよね!?」
「しかーし!この学校の3年生!生徒兼理事長、カレー牛丼みたいなものね!」
カレー牛丼って……
鞠莉姉、その例えが分かるのは未柚姉ぐらいだよ……
僕もその例えの意味が分かんない。
「例えがよく分からない……」
ほら。梨子ちゃんも
そう言ってるじゃない。
「分からないの!?」
鞠莉姉がちょっとショックという表情を
しながら梨子ちゃんに詰め寄った瞬間……
「分からないに決まってます!」
「…あ、ダイヤさん」
鞠莉姉に叱るダイヤさん。
注意されてるにも関わらず鞠莉姉は……
「oh~♪、ダイヤ久しぶり~♪。」
「触らないでいただけます?」
…ブレなかった。
いつもの自由なペース的な意味で……
「随分大きくなって~!……胸は相変わらずね」
「っ!?、喧しい!!……ですわ」
「あ~ん♪、心結~♪、ダイヤがマリーの事いじめる~」
そう言いながら僕に抱きつく鞠莉姉。
今のはどう考えても……
「…ダイヤさん、うちの
「い、いえ。気にしてはいますが、気にしないでください…。えっ……?」
「マリーが悪いの~!?」
「…どう考えても鞠莉姉が悪いでしょ?」
「「「「えええええええー!!?」」」」
ダイヤさんに謝った後、鞠莉姉を注意したら
千歌ちゃん、梨子ちゃん、曜ちゃん、ダイヤさんの4人が
驚愕の表情をしていた。
「ちょっと鞠莉さん!?、あなた弟いたんですの!?」
「そうよ~♪、心結はマリーの自慢の弟なんだから~♪」
「あれ?。でも、こころ君と名字が違うような……?」
「…まぁ早い話、養子だよ。形式上だけど」
僕が簡単に説明すると
納得してくれた。
「全く、1年の時に居なくなったと思ったら、こんな時に戻ってくるなんて、一体どういうつもりですの?」
ダイヤさんが鞠莉姉に
溜息を吐きながら聞くが
当の本人は……
「シャイニ~☆」
そう叫びながらカーテンを開ける。
うわっ!?、眩しい…!!
「人の話を聞かない癖は相変わらずの様ですわね」
「イッツジョーク♪」
「とにかく、高校3年生が理事長だなんて冗談にも程がありますわ」
「…そうだよ鞠莉姉。実は冗談でしたってオチでしょ?」
すると鞠莉姉は懐から一枚の紙のような物を
取り出し……
「心結、ジョークじゃないからね?」
「「は?」」
僕とダイヤさんが目を凝らしながら
書かれている内容を読む。
それは鞠莉姉を浦の星女学院理事長に任命するという
正式な任命証だった。
「うーん、心結。この手紙の内容を見れば信用できる?」
僕がイマイチ信用してなかった表情を
してたのか、もう1枚の手紙を渡してきた。
三日月型のシールで止めてあった手紙には見覚えがあった。
それは……
「…ティア姉から?」
「そうよ♪」
手紙の内容を読んでみると
ティア姉が鞠莉姉を理事長に推薦したと書いてあった。
…でもティア姉。なんか考えでもあるのかな?
まぁとりあえず……
「…確かにこれなら信憑性が高いね。でもなんで僕達を呼んだの?」
「実は、この浦の星にスクールアイドルが誕生したという噂を聞いてね?」
「まさか…それで?」
あのさ鞠莉姉。
どこでそんな情報を知ったの?
まさかティア姉かな……?
「そう!ダイヤに邪魔されちゃ可哀想なので、応援しに来たのですー」
「ほんとですか!?」
「イエース!このマリーが来たからには心配ありません」
鞠莉姉の一言に嬉しそうな声を上げる千歌ちゃん。
「もちろん、デビューライブにはアキバドームを用意してみたわ♪」
「そ、そんないきなり……」
「き、奇跡だよー」
初ライブの場所が秋葉という事に焦る梨子ちゃん。
対して千歌ちゃんは大喜び。
…でも鞠莉姉の事だし……
「イッツジョーク♪」
…ほらね?
「ジョークのためにそんなもの用意しないでください…」
「…まぁまぁ千歌ちゃん。鞠莉姉?」
「実際には……、ふふっ♪」
千歌ちゃんを宥めながら鞠莉姉に聞く。
そして案内された場所は……
「ここで?」
「はい。ここを
曜ちゃんの問いに答える鞠莉姉。
案内された場所は浦の星の体育館だった。
「ほんと!?」
「部費も使えるしね♪」
なるほどね。
条件を達成できたら理事長である鞠莉姉が
正式に承認してくれるって事か。
「でも、満員にできなかったら?」
「その時は解散してもらう他ありません」
梨子ちゃんが万が一の事を聞いた。
すると、できなかったら解散と鞠莉姉は言った。
贔屓目なしってところだね。
「嫌なら断ってもらっても結構ですけど…どうします?」
…鞠莉姉、千歌ちゃん達の事を試してるな。
「結構広いよね、ここ…。………やめる?」
「やるしかないよ!」
曜ちゃんが千歌ちゃんに聞くと
やはりというべきか千歌ちゃんは条件を飲んだ。
「オーケー。行うということで、いいのね?」
そう言うと鞠莉姉は体育館から
出て行った……
すると梨子ちゃんが何かに気づいたのか……
「待って!この学校の生徒って、全部で何人?」
「ええっと……。ああ!!」
曜ちゃんも梨子ちゃんの質問の意味に気づいたっぽい。
「なになに?」
「分からない?仮に全校生徒が全員来ても…ここは、満員にならない」
「うそ……」
「まさか、鞠莉さんそれ分かってて……」
千歌ちゃん達3人が落ち込む中、
ここで僕は考える。
確かに部の承認として満員にするという鞠莉姉の条件は正しい。
でも梨子ちゃんが言った浦の星の全校生徒が来ても満員にはならない…
なら何故、鞠莉姉はこの条件を出したのか。
すると、ある答えが……
(そういう事か……)
放課後に千歌ちゃん達に
言ってみようかな……
「心結~♪、お昼ご飯、マリーお姉ちゃんと食べようね~♪」
そんな空気をぶち壊すかのように
鞠莉姉がまたやって来た。
ほら、千歌ちゃん達が唖然としてるじゃん……
おっと、その前に……
「…ねぇ。鞠莉姉?」
「なあに~?」
鞠莉姉はニコニコした表情をしていた。
あ、これは聞いても大丈夫っぽいな。
「
「もちろん♪、約束するわ♪」
やっぱり僕が言った質問の意味が分かったみたい。
確認もできたので……
「…ありがと。僕、お昼ご飯、食堂で食べる予定だから待ってるね?」
「ノープロブレム♪。仕事すっぽかしても絶対行くからね?」
「…し、仕事はちゃんとやろうね?」
「チャオ~☆」
そう言うと鞠莉姉は上機嫌になりながら
体育館を後にした。
この後、千歌ちゃん、梨子ちゃん、曜ちゃんに
鞠莉姉との関係を詳しく聞かれた。
少し短くなってしまいました…
申し訳ありません(土下座)
…が、頑張らないと……(汗)
次回もよろしくお願いします。