ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~ 作:ゆるポメラ
今日は節分の日なので
執筆してみました。
内容は回想になってますが
楽しんでいただければ幸いです。
視点は鞠莉ちゃんにしてみました。
それではどうぞ。
チャオー☆、マリーよ♪
今日は浦の星での出来事を話すわねー♪
「どうしてこんなに仕事があるのー!?」
私、小原鞠莉は浦の星女学院の
生徒であると同時に理事長でもある。
千歌っち達がスクールアイドル部を立ち上げたいと
いう条件としてファーストライブの日に体育館を満員に
出来たら人数に関わらず部として承認すると私は言った。
結果は町の人達も来てくれたお陰で大成功。
…で、次の月曜日の昼休みにダイヤから……
『あ。鞠莉さん、理事長室に書類を置いておいたので確認お願いします』
と言われたので放課後に理事長室に行ってみると
机に大量の書類が積み置かれていた。
そして今に至る……
「や、やっと半分終わったわ……」
幸い確認の判子を押すだけの作業だったけど
流石に腕が疲れるわよ……
少し休憩しようかしらねぇ。
「気分転換に屋上でも行ってみようかしら?」
こう座ってばかりだと外の日差しを浴びたくなっちゃうわ。
そう思った私は屋上に向かう事にした……
ーー屋上ーー
(ここはやっぱり気持ち良いわね~♪)
屋上に着いた私は背伸びをする。
少しここで休んでから残りの作業をやろうかしらね……
そう思って前を見たら誰かが寝そべっている。
近づいてみると……
「心結…?」
心結が気持ちよさそうに寝ていた。
せっかくだから膝枕でもしてあげようかしらね~♪
私はその場に座り、起こさないように心結の頭をそっと持ち上げ
自分の膝に乗せる。
「すぅー、すぅー……」
「ほんとに可愛い寝顔ね♪」
この子の寝顔を見てると疲れも吹っ飛んでしまうわ♪
それにしてもどんな夢を見てるのかしら?
「むにゃ……恵方巻……くぅ……」
「もしかして節分の時の夢かしら?」
心結が寝言で『恵方巻』と言ったので
姉さんが営んでいる1号店での節分パーティーの出来事の夢を
見ているんだと察した。
そういえば、あの日から2ヶ月ぐらいも経つのね♪
ーー2ヶ月前……、2月3日。月見屋1号店ーー
この日はパパが少し東京で野暮用があったので
私達親子は東京で滞在する事になった。
それで私は姉さんと心結が営む喫茶店『月見屋』に
遊びに行く事になった。
そこで姉さんが言ったのが……
「節分の日ですし豆撒きをしましょう」
セツブンノヒ……?、マメマキ……?
聞いた事がない単語ね。日本の文化か何かかしら?
「…未柚姉、まさか店内でやる気?」
「そんな訳ないでしょう。中庭でやるんですよ」
「姉さん、そのセツブンノヒとかマメマキってなあに?」
と私が聞くと……
「鞠莉は知りませんでしたよね。『節分の日』というのは毎年2月3日に行う日本の行事で、そもそも『節分』という言葉は『季節を分ける』という意味が含まれてるんです。」
季節を分ける?
うーん、ちょっと分かんないわね……
日本の文化は難しいわ。
「厳密には『春』、『夏』、『秋』、『冬』にも節分があるんです」
「…未柚姉、でもなんで2月3日が節分なの?」
そうよね。
逆になんで2月3日なのかしら?
「まず節分には
その前日が節分と言われています。季節が『春夏秋冬』と書くように、1年の始まりは『春』なんです。更に言うと、その春の始まりが立春です。その前日が2月3日…つまり今日ですね。だから節分が2月3日に行うのがメジャーになったんですよ」
姉さん、いくらなんでも博識過ぎない…?
「さ、中庭に行きますよ。心結、豆はありますよね」
「…準備万端」
そう言うと姉さんと心結は中庭に移動した。
マメマキ…楽しみだわ♪
「では鞠莉。これがあなたの分です」
姉さんから渡されたのは二握り分の煎った豆だった。
「では未柚がお手本を見せますので、よく見ててくださいね?」
「え、ええ………」
すると姉さんは……
「鬼は外ー、福は内ー」
と掛け声を言いながら外に豆を投げては中に豆を投げたりしていた。
why?、これは一体何の意味があるの?
私が分からない表情をしてたのか……
「これは無病息災の為にやってるんですよ。簡単に説明すると」
「…鞠莉姉もやってみて」
とりあえずやってみようかしら……
「お、鬼はー外、福ーは内ー」
あら?
これ結構楽しいわね。
「では恵方巻を食べましょうか」
「エホウマキ?」
「持って来るので待っててくださいね?」
数分後、姉さんは何やら太巻き寿司のようなものを
持って来た。えっ?、これがエホウマキ……?
「…未柚姉、今年の恵方は何処なの?」
「今年は『北北西』になりますね。はい。これが鞠莉の分です」
「あ、ありがと……姉さん、恵方って?」
「簡単に言うと、それを喋らずに食べると願い事が叶うんですよ」
願いが叶う!?
なんてロマンチックなの♪
あ、心結は早速食べ始めてるわね……
「…………」
っていつの間にか姉さんまで食べてるし!?
えーっと、2人とも同じ方角を見ながら食べてるから
それでいいのかしら……
(デリシャス♪。これがエホウマキ♪。)
「ふふ♪、あの頃が懐かしいわね……」
思い出したら恵方巻が食べたくなっちゃったわ♪
今度、姉さんに頼んでみようかしら。
「「「あー!!?」」」
声がしたので振り向くと
千歌っち、梨子、曜の3人が指を差しながら
こっちを見ていた。
あらあら♪、これは流石に戻らないとマズいかしら?
「あ、心結君。寝てるんですね……」
梨子?
あなたそう言うけど目のハイライトが仕事してないわよ?
昨日、姉さんから電話で聞いてたけど相当ね……
何を聞いたのかって?
それは……
『鞠莉、梨子は嫉妬深いんですよ。そのうちヤンデレになると思います』
「や、ヤンデレ…?。そうは見えなかったけど……、千歌っちと曜は?」
『千歌と曜は今は無自覚なだけじゃないかと』
「そうなの?」
『未柚の女の勘です。ティアお姉様も同じ事を言うと思いますよ?』
って会話したわね……
しかも姉さん曰く、5年前のバレンタインデーの時に梨子が
手作りチョコに
言ってたのよね。
その完成した『愛情たっぷり手作りチョコ(意味深)』を心結に渡したって。
く、クレイジーだわ……
「3人共、心結が起きたら理事長室に来てね?。承認の判子と部室の鍵を渡すから」
「「「分かりました」」」
うん♪、返事が良いわね~♪
さてと。残ってる仕事を終わらせなきゃね♪
「えへへ…///、心結君の寝顔……」
「あ~!?、梨子ちゃんだけズルいよ。私も、こーくんに膝枕するー!」
「わ、私もしようかな……///」
なんか凄い光景ね。
3人で詰めあって膝枕って……
心結が起きたらビックリするんじゃないかしら……?
(さてと、お姉ちゃんも頑張ってくるからね~♪)
3人に気づかれないように
私は屋上を後にした……
理事長室に戻り残りの書類を見ても
一言だけ言わせて欲しいの……
「…これ。今日中に終わるのかしら?」
万が一、終わらなかったらダイヤに頼もうと
思った私だった。
何とか出来た……
今年の方角は『北北西』なので
この話の恵方も北北西にしてみました。
次回は第4話『ふたりのキモチ』の回に
なります。
次回もよろしくお願いします。