ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~ 作:ゆるポメラ
曜ちゃん誕生日おめでとう。
それから、こちらの小説の投稿が
遅れてしまい申し訳ありません……
今回の内容ですが前回の続きになっています。
視点は曜ちゃんになっています。
それではどうぞ。
ヨーソロー!
私達は先程、図書室の一件で逃走した
こころ君を捕まえ現在尋問中であります!
「…ねぇ別に僕、逃げないし縛らなくてもよくない?」
「ダメよ!そう言って心結君はすぐに逃げるんだもん!」
それにしてもさっきの梨子ちゃん凄かったなぁ……
凄い勢いで逃げるこころ君に追いついちゃうだもん……
「で!!、こーくん!ルビィちゃんとは結局どういう関係なの!」
「それ以前にコレ外してくれない?…まぁ自分で外せるけど……」
そう言いながら、
梨子ちゃんが手首に縛っていた縄跳びを
こころ君は簡単に外してしまった。
えっ!?、そんな簡単に外せたの!?
「…それでルビィちゃんの事だっけ?、その事なんだけど……」
「心結~!」
私達に説明しようと思った矢先、
理事長が部室に入って来た。
半泣きになってるけどどうしたんだろ?
「どしたの鞠莉姉?」
「書類が全然減らないの~!ヘルプミー!」
「さっきまでの頑張りはどうしたのさ……」
「ダイヤに頼んでも手伝ってくれないのよー!」
「…いや、ダイヤさんだって生徒会の仕事とかあるんだから忙しいに決まってるじゃん」
「だってあんな大量の書類マリー1人じゃ終わらないんだもんー!」
手をじたばたさせながら
駄々っ子状態の理事長……
この人が理事長で本当に大丈夫なのかなぁ……
「分かったから……僕も手伝ってあげるから駄々っ子にならないで……」
「本当!?、じゃあ早速レッツゴー!!」
切り替え早っ!?
あ、こころ君が連行されちゃった……
思わぬ乱入者のせいで肝心な事が聞けなかった私達だった。
練習が終わって制服に着替えた後、
私は帰りに寄りたい場所があったので
千歌ちゃんと梨子ちゃんには先に帰っててと伝えた。
「…曜ちゃん?」
「あ、こころ君」
昇降口で偶然こころ君と会った。
「千歌ちゃんと梨子ちゃんと一緒じゃないの?」
「2人には先に帰ってもらったんだ、今から1人で寄りたい場所があるから」
「…もしかして今から水泳部に顔を出すの?」
あ、そっか……
こころ君には話してなかったっけ……
「ううん、今からジムに行くんだ」
「…ジムって筋トレする方のジム?」
「うん。私、筋トレが趣味なんだ」
恥ずかしながら私、渡辺曜は筋トレが趣味。
趣味というよりは日課に近いかな……?
ランニングもよくするし……
「ねぇ曜ちゃん、この辺にジムなんてあるの?」
「あるよ。こころ君も良ければ一緒に行く?……なんてー……」
さり気なく一緒に行かないって誘ってみる。
でも喫茶店の営業とかもあるし流石に今日は無理かなって思ってたら……
「うん。行く……」
予想外の答えが返ってきた。
これには私も……
「じゃ、じゃあ一緒に行こっ?」
「ヨーソロー……案内よろしくお願いしますー……」
成り行きで2人でジムに行く事になったであります……
でもこれってよくよく考えたら……
(こころ君と……で、デートなんじゃ……///)
それを考えてしまった瞬間、
自分の顔が赤くなってる感じがした。
「曜ちゃん、どうしたの?」
「えっ!?///、な、なんでもないよ!早く行こ!」
「あ、曜ちゃん待ってよー」
うぅ…穴があるなら入りたい……///
移動する際も顔を見られないように意識するのに
精一杯だった……
浦の星から歩いて15分。
私が行ってる目的地のジムに到着したであります。
「…こんなところにジムなんてあったんだ」
「看板が目立たないからねぇ……私も偶然見つけたんだよ?」
「…内浦に長い事住んでても?」
「あはは……まぁね……」
ここを初めて見つけたのは本当に偶然。
ランニングをしてた時にふと目についた小さな看板が
気になって入ってみたらジムだったって感じなんだよね~
その事をこころ君に話したら隠れたお店みたいだねと言った。
「こころ君って体を鍛えるのが好きなの?」
中に入り更衣室で着替え終わり、
受付前でこころ君と合流した後になんとなく聞いてみる。
こころ君は黒を基調とした服だった。
放課後の練習でも使ってる練習着だ。
それにしても黒がよく似合うなぁ……
あ、勿論着替える場所は別だよ!?
アウトドア派って言うよりインドア派ってイメージがする。
「好き……というより日課みたいなもんかな?そんな頻繁にはやらないけど一応体がなまらない程度には今でもやってるよ?」
「へぇ~……」
なまらない程度って言うけど、
それにしてはウエストとか細い気がする……
華奢な体って表現すればいいのかな?
私個人からしたら羨ましい……
「あの……あんまり見られると僕も恥ずかしいんだけど……」
「へっ?……あ、ご、ゴメンね!?」
わ、私何やってるだろ!?
これじゃ変態じゃん!?
「…僕は気にしてないから早く行こ?」
「う、うん……///」
そんなこんながあって、
トレーニングルームに着くと人が50人くらいいた。
いつもはこんなにいないけど今日は何故かいつも以上に
人が来ていた。
「…曜ちゃん何かチラシが貼ってあるよ?」
こころ君に言われたので壁に貼ってあるチラシを見る。
そこに書かれてあったのは……
『挑戦者受付中!、格闘技のチャンピオンに勝った方には豪華賞品が与えられます』
と書いてあった。
だから人がこんなに来てたんだ。
そういえば噂で遠征に来た人がいるって聞いたような……
「…豪華賞品ってなんだろ?、内浦特産品かな?」
「どうなんだろう……って、こころ君もしかしてやるの!?」
「…場所はこの先のスパークリング広場か。行ってみよっと」
「こ、こころ君!?」
そう言うとイベント会場に向かってしまった。
こころ君って意外と自由気ままだなぁ……
ーースパークリング広場ーー
こころ君に追いつくと、
そこでは参加客や見物客がいた。
人が随分といるなぁ……
「それにしてもあのチャンピオン強いな」
「なんでも都会からわざわざ遠征に来たらしいぜ?」
「都会から?、なんでわざわざ……」
「俺もテレビで観た程度なんだがなんでもあのチャンピオン、1人の女の子に負けたらしいんだ。」
見物に来ていたおじさん2人がそんな話をしていた。
ちょっと気になった私はもう少し聞く事に……
「女の子に負けた?」
「ああ。しかもその女の子当時13歳だったらしい」
「は、はぁ!?、13歳!?」
「しかもその女の子、随分前に
「あぁ……そういやいたな。その男の子と女の子達……確か
なんだろう?
今の話、何処かで聞いた事があるような……
しかも7年前っていうと……い、いやぁ……まさかね……?
「お!。次の挑戦者は……男の子か?」
「知らないのか?、最近引っ越してきたばかりの喫茶店営業してる子だよ」
「ああ……浦の星女学院初の男子転校生か。遠目からだと女の子に見えなくもないが……」
その話を聞いてリングを見ると、
こころ君の姿が……
い、いつの間に……
(大丈夫かなぁ……)
前にデパートで千歌ちゃんを不良の集団を守ってた出来事を思い出す。
あの時は2人が怪我でもしたらどうしようか心配だったけど……
梨子ちゃんによると、こころ君の無茶な行動は前からとの事。
「それではルールを説明をします。格闘技なら何でもアリ!、ただし目を狙ったりするのは禁止です。怪我の方は各自、自己責任でお願いします」
審判の人がルール説明をする。
怪我の方は自己責任って……もしこの場に梨子ちゃんや千歌ちゃんがいたら……
完全に激おこ状態だよね。私もだけど……
「それでは試合開始です!」
試合開始の合図が鳴った。
けどお互い一歩も動かない……
「オイオイ……お互い一歩も動かないぞ!」
「気のせいかチャンピオンの方が怯えてないか?」
「っておい!?、あの男の子が消えたぞ!?」
観客がざわつき始めた。
目を凝らして見ても、こころ君の姿が視えない……
「オイ!いつの間にかチャンピオンの背後に回り込んでいるぞ!?」
「何者なんだあの子……」
相手が背後にいる事に気づき、
体を振り向かせた直後……
「し、試合終了!。挑戦者の勝ち!」
「…やったー、僕の勝ち」
試合が終了していた。
これには周りの観客の人達も……
「チャンピオンが体ごと振り向いた瞬間、サマーソルトキックを決めるとか……」
「あの子スゲーな……」
この後、豪華賞品が渡された。
賞品は、こころ君が予想してた通り内浦の特産品だった。
受け取る際、こころ君の左目がキラキラしてるように見えた気がする。
帰る時にはもう夕方だった。
時刻は17時。
けっこう遅くまでいちゃったなぁ……
こころ君と一緒だから私はいいけどね♪
「ねぇ曜ちゃん」
「んー?」
「今日って曜ちゃんの誕生日でしょ?」
「ええっ!?、な、なんで知ってるの!?」
本当になんで知ってるの!?
だって私、こころ君に誕生日とか教えてない筈だよね!?
「…千歌ちゃんから聞いたー。今日は曜ちゃんの誕生日だよって。それで今から千歌ちゃんの家で誕生日パーティーをやるって言ってたよー?」
だから千歌ちゃん、帰る際に慌ててたのかな?
梨子ちゃんも千歌ちゃんの話に合わせてる感じがあったし……
「…というわけでコレ僕から曜ちゃんに誕生日プレゼント」
「あ、ありがと……///」
ど、どうしよう……
私、生まれて初めて異性の男の子から誕生日プレゼントを
貰っちゃったよ……///
「あ、開けてもいい?」
「どうぞー……」
箱を開けると入っていたのは、
水色のリストバンドだった。
しかも英語で私の名前も入っていた……
ひょっとして……
「もしかしてコレ……こころ君の手作り?」
「…うん。自分でも納得の出来だと思ってるよ」
自分でも納得の出来……
つまり何度も作り直したといいう意味になる。
凄く嬉しかった……
「あ、あの……その……ありがと……///」
そう言うと
こころ君は……
「曜ちゃんが喜んでくれて良かった……」
微笑みながら
私に言ってくれた。
今日は私にとって、
大切な日だと思った……
読んでいただきありがとうございます。
曜ちゃんの口調、やっぱり難しいなぁ……
この調子ではありますが本編の方も頑張りますので
よろしくお願いします。