ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回から第5話『ヨハネ堕天』の回になります。
上手く表現できてるか不安ですが、
楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


第28話 ヨハネ降臨

ルビィちゃんと花丸ちゃんが加入して

Aqoursの5人になった数日後の放課後……

 

「昨日が4856位で今日が4768位」

「まぁ落ちてはないけど」

「ライブの評判は良いんですけど……」

 

梨子ちゃんと曜ちゃんが言ってるのは、

スクールアイドルのランキングの事である。

ルビィちゃんが言った通りライブの評判はいいのに、

何故か順位があんまり上がらない……

 

「それに新加入の2人も可愛いって」

「ルビィちゃんもそうだけど特に花丸ちゃんの人気が高いみたいだよ?」

「本当!?」

 

千歌ちゃんと僕の言葉にルビィちゃんが嬉しそうな声を上げる。

 

「本当…花丸ちゃん応援してますって書いてあるわ……」

「花丸ちゃんが歌うところを早く観たいです…ね? 大人気でしょ?」

 

すると花丸ちゃんはパソコンに近づくなり……

 

「こ、これがパソコン?」

「そこぉ!?」

 

ランキングよりパソコンに目がいったようだ。

曜ちゃんがまさかの事に驚きの声を上げる。

 

「もしかしてこれが知識の海に繋がっているというインターネット!?」

「そ、そうね。知識の海に繋がっているかはともかくとして……」

「あながち間違ってないけどね……」

 

梨子ちゃんと僕の言葉をよそに花丸ちゃんは、

パソコンに触りたそうに目をキラキラさせている。

その様子を見た千歌ちゃんがルビィちゃんに……

 

「花丸ちゃんってパソコン使った事ないの?」

「実は、お家が古いお寺で電化製品とか殆ど置いてなくて……」

 

そういえば忘れてた……

ルビィちゃんの説明通り花丸ちゃんの家は古いお寺で電化製品等が

殆ど置いてないらしい。

しかもルビィちゃん曰くこの前2人で沼津に行った時に水道の蛇口が自動タイプではないやつを初めて経験した際に『未来ずら~』と言ったそうだ。

 

「触ってもいいですか?」

「もちろん」

 

千歌ちゃんがそう言うと花丸ちゃんは

パソコンを起動させるボタンを押した。

……あれ?

 

「な、何を押したの? いきなり……」

「え? 1個だけ光るボタンがあるなぁと思って……」

 

それを聞いた梨子ちゃんと曜ちゃんは凄い速さでパソコンに向かい……

 

「大丈夫?」

「衣装のデータ保存してたかなぁ……」

「一応バックアップデータは僕が持ってるから大丈夫だよ?」

 

僕達3人の様子を見た花丸ちゃんは冷や汗を流しながら……

 

「マ、マル……何かいけない事しました?」

「あはは……大丈夫、大丈夫」

 

千歌ちゃんが苦笑い気味にフォローする。

 

「うぅ~」

 

花丸ちゃん、ちょっとだけ涙目。

…うん。この子に悪気はない。

 

 

 

ーー屋上ーー

 

 

 

「おー!、こんなに情報が!?」

「うん、ここで画面が切り替わるからね」

「ちなみに、ここを押すと画面を最小化にできるからね?」

「凄いずら~」

 

僕と曜ちゃんで花丸ちゃんに

パソコンの使い方を教えてると梨子ちゃんが

 

「もぅ、これから練習なのに」

「まぁまぁ梨子ちゃん、少しくらい……」

 

まぁ本当は今から練習だけどね?

そんなやり取りをしてると千歌ちゃんが……

 

「それよりランキングどうにかしないと……」

「毎年スクールアイドル増えてますから」

「しかもこんな何も無い場所の…地味&地味&地味!!…なスクールアイドルだもん」

 

溜息を吐きながら肩をがっくりと落とす千歌ちゃん。

 

「やっぱり目立たないとダメなの?」

「人気は大切だよ」

「何か目立つ事があればいいんだけど…梨子ちゃん何かある?」

「そうねぇ…例えばだけど名前をもっともっと奇抜なものに付け直してみるとか?」

 

僕が梨子ちゃんに聞くと、

名前を奇抜なものに付け直してみるという案が。

それを聞いた千歌ちゃんが……

 

「奇抜って……『スリーマーメイド』?」

「なっ!?///」

 

あ、梨子ちゃんの顔が真っ赤になってる……

黒歴史だもんね、スリーマーメイドという単語は……

 

「あ、違う!、ファイブだ!」

「ファイブマーメイド~……♪」

 

千歌ちゃんまだ言うか。

ルビィちゃんも乗り気だし……

それにしてもファイブマーメイドかぁ……

 

 

 

 

『『『『『私達はファイブマーメイドです!』』』』』

 

 

 

 

人魚の格好をした千歌ちゃん達を想像した。

僕個人としては……

 

「なんで前の事を蒸し返すの!」

「ってその足じゃ踊れないー」

 

…あ、そうだよね。

ちょっと残念だなと思ってるとルビィちゃんが……

 

「じゃあみんなの応援があれば足になっちゃうとか♪」

「ねぇ……心結君も何か言ってくれない?」

「アリ…かも……」

「心結君!?」

 

すると今度は曜ちゃんが……

 

「でも代わりに声がなくなるという……」

「ダメじゃん!!」

「だからその名前は忘れてって言ってるでしょ!」

「…人魚姫は悲しい話」

 

曜ちゃんが言ってた元ネタは人魚姫だったりする。

未だにスリーマーメイドネタを引っ張る千歌ちゃんとその事は忘れてという梨子ちゃんのやり取りを見てると誰かの視線を感じた。

隣にいた花丸ちゃんも気づいたらしい。

視線がする方に僕と花丸ちゃんが目を向けると見覚えのある青みがかった黒い長髪とシニヨンが覗いていた……

 

「「……善子ちゃん?」」

 

僕達2人が見てる事に気づいたのか、

善子ちゃ……じゃなかったヨハネちゃんは

そそくさと屋上から逃げて行った。

 

「…僕ちょっとみんなの飲み物買ってくるね」

「心結お兄ちゃん、マルも持つの手伝うずら」

 

花丸ちゃんもヨハネちゃんの事が気になるのかな?

さてと堕天使様は一体どこに行っちゃったのかな……

だいたい場所は予想つくけどね?

 

 

 

ーー廊下ーー

 

 

 

 

「…ねぇ花丸ちゃん?」

「なんずら?」

「いや……何でもないよ」

 

ヨハネちゃんを捜しに廊下を歩いてるんだけど、

さっきから花丸ちゃんが僕の手を抓ってくるんですよ?

しかも良い笑顔で……

 

(確かこの辺りに……あったアレだ)

 

見つけたのは何の変哲もない横幅がかなりある収納棚。

しかも人の気配がする。

花丸ちゃんに開けてみてと頼む。

そして取っ手を横にスライドさせるとあらビックリ、

ヨハネちゃんが体育座り状態で入ってました。

 

「ひっ!?」

「学校来たずらか」

 

み~つけたという感じで花丸ちゃんが言うと、

ヨハネちゃんは驚き僕の背後に隠れてしまった。

 

「き、来たっていうか…たまたま近くに来たから寄っただけというか……」

 

ヨハネちゃん?

僕の背中越しから花丸ちゃんに言っても説得ないよ?

 

「たまたま?」

「どうでもいいでしょそんな事!…それよりクラスのみんな何て言ってる?」

「えっ?」

「私の事よ! 変な子だねーとか、ヨハネって何~とか、リトルデーモン?ぷふーとか!」

「はあー」

 

ヨハネちゃんが花丸ちゃんに聞くがイマイチ分かってない様子。

まぁ僕は理由は本人から聞いたから知ってるんだけどね?

 

「そのリアクション…やっぱり噂になってるのね……そうよ、あんな変な事を言ったんだもん……終わったラグナロクよ。まさにデッドアライブ!」

 

それだけ言うと、

また収納棚に隠れて…というよりも閉じこもってしまった。

それ以前にさ……

 

「ヨハネちゃん、それ生きるか死ぬかって意味だよ?」

「そうずら。それに誰も気にしてないよ」

「でっしょー………………え"っ?」

 

花丸ちゃんの一言に驚愕の声を出すヨハネちゃん。

 

「それよりみんなどうして来ないのかなって心配してるよ?」

 

浦の星の生徒の人達……というか内浦の人達は、

みんな優しいから花丸ちゃんの言うのも納得である。

すると収納棚の扉が少しだけ開きヨハネちゃんがひょっこりと顔を出す。

 

「本当ね……? 天界堕天常連に誓って嘘じゃないわよね?」

「ずら」

 

天界堕天常連ってどういう意味なんだろ?

もしかして花丸ちゃんとは昔馴染みという意味でなのかな?

よく分かんないや……

 

「よし!、まだいける…まだやり直せる! 今から普通の生徒でいれれば……」

 

どうやら堕天使様はやる気を出したようだ。

 

「ずら丸!」

「な、なんずら~」

 

そういえばどういう訳か、

ヨハネちゃんは花丸ちゃんの事を『ずら丸』って呼ぶんだよね……

 

「ヨハネたってのお願いがあるの……」

 

ヨハネちゃんが花丸ちゃんに、

頼み事が終わるまで僕は少し待ってた。

それにしても何を頼んだのかな……?

まぁ女の子には色々とあるんだろうなと思っていると、

ヨハネちゃんが僕の左腕にくっついてきた。

 

「…どしたの?」

「喉乾いた……ジュース買って」

「まぁ今から買いに行く予定だったからいいけど……」

「あー! 善子ちゃんズルいずら!!」

「な、何よ!! お兄ちゃんは私のなんだから!!」

「それは違うずら!! 心結お兄ちゃんはマルのお兄ちゃんずら!!」

 

負けじと花丸ちゃんも右側にくっついてきた。

この2人のやり取り、小さい頃以来なんだけど……

この様子を他の人が見たらどう思うんだろ?

ちなみに2人の言い争いは校舎の自販機に着くまで続いた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますのでよろしくお願いします。
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