ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~ 作:ゆるポメラ
梨子ちゃん、誕生日おめでとう。
こちらの作品が遅れて申し訳ありません。5年振りの投稿です。
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
「ど、どうしよう……」
溢れる人混みの中、
「と、とりあえず月見屋に……」
とりあえず次の目的地である喫茶店に向かう事にした梨子。どの道、みんなで一緒に行こうと思ってたので、入れ違いになる事はない筈……である。
「はぁ、前途多難だなぁ……」
ひとまずみんなと合流しなければと梨子は歩くのであった。
◇
「やっと近くまでこれた……」
目的地の喫茶店、『月見屋』の近くまでなんとか辿り着いた梨子。実は道中、色々あったのだ。
散歩してる犬に吠えられるわ、道路が工事中で遠回りする事になったり、本屋でたまたま愛読してる雑誌の最新刊を見つけてしまい、悩んだ挙句に買ってしまったり等と大変だった……
「みんなもう着いてるかな……?」
この道を歩けば、月見屋に着く。着いたらまずみんなに謝ろう。
「ヘイ! そこの君、可愛いね~。俺らと遊ばない?」
「え?」
そう思った矢先、明らかにチャラそうな数名の男達が梨子に声を掛けてきた。俗に言うナンパである。
「えっと、あの……私、友達と待ち合わせしてるので……」
「いやいや、その友達来ないじゃん!」
「そうそう!」
何を勘違いしてるのか、男達は梨子が友達に約束をすっぽかされたと思っているようだった。
「そんな酷いヤツなんかほっといて、俺らと楽しい事しようぜ?」
「退屈はさせないからさ、な?」
「ちょ、ちょっと!?」
そう言いながら男は梨子の腕を掴んだのだ。まずい。もうどうしようもないのかと思ったその時。
「…おい、嫌がってる女の子相手に何してんの?」
「! 心結君……」
声が聞こえた方に顔を向けて見ると。
そこには何故か月見屋のエプロンを身に付け、髪はサイドテール、右目に眼帯を付けた遠目から見たら、少女にも見えなくもない中性的な少年、
「…行こ、梨子ちゃん」
「う、うん……」
男達には目もくれず、心結は梨子の手を繋ぎながらその場を去ろうとしたが……
「おいテメエ! 痛てえじゃねえか!」
「そうだそうだ。あーあー、こりゃ手が折れちまったかもな。どうしてくれんだよ?」
なんと男達が心結に対して、いちゃもんをつけてきたのだ。
「は? お前ら頭湧いてんの? 病院でも行けば?」
だが心結は男達をゴミでも見るような視線で言い返す。
「テメエ、俺達をバカにするとどうなるか分かってんだろうな?」
「俺達のリーダーが黙ってねえぞ?」
「それなら話が早いね。そのリーダーを連れてきなよ。月見屋っていう喫茶店で待ってるから」
そして脅しをかける男達に向かって心結がある事を告げる。それを聞いた男達は思ってた少し悔しそうにしながら、直ぐに連れてきてやるから覚えとけーと言い残し、その場から去っていった。
「…さて、店に戻って
「あの、心結君……」
「ん?」
「助けてくれて、ありがとう……」
「梨子ちゃんが無事で良かったよ。でも、怖い思いさせてごめんね」
お礼を言う梨子に心結は怖い思いさせてごめんと彼女に謝る。
「
「みんなお店に居るの?」
「うん。時間が時間だったから、さっきまで僕もお店の手伝いをしてたんだよ。この後も少し手伝うんだけど」
なるほど。助けにきてくれた時に、彼がエプロン姿だったのはそういう事だったのかと納得する梨子なのであった。
余談だが、月見屋に着いてから10分後に先程の男達がリーダーを引き連れ緊迫した空気になるのだが、そのリーダーが心結を見た瞬間、青ざめた表情で土下座をして、軽い騒ぎになるのは別の話。
読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回も投稿が遅れる事があると思いますが、なるべく投稿できるように頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。