ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~ 作:ゆるポメラ
千歌ちゃん、誕生日おめでとう。
こちらの作品が遅れて申し訳ありません。
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
「ふんふーん♪」
「千歌ちゃん、ご機嫌だね」
「だってこうやって、こーくんと一緒にお出かけだもん♪」
「買い物だけどね」
そう。隣にいる
「……(そんなに買い物に行きたかったのかな?)」
不思議そうに千歌を見る心結。実は千歌が機嫌がいいのは、もう1つ理由がある。
それは数分前まで遡る……
◇
「おや」
「
喫茶店、月見屋にて。
迷子になっていた
「困りました。一部の材料が足りなくなりそうです」
「…それってつまり、一部のメニューが出せなくなるって事?」
「そうなりますね」
なんとメニューにある一部の材料がそろそろなくなりそうだと言うのだ。
「あれ? ここの材料が足りなくなるなんて、あんまりないよね?」
「正確にはテイクアウト用です。偶に予約注文が入るので、店内用とテイクアウト用で材料は分けてるのです」
「
「未柚姉。買い物なら僕が今から行ってくるよ」
「助かります。しかし量が量です。誰か心結と一緒に行ってくれる人は……」
試しに未柚が心結と一緒に買い物に付き合ってくれる人はいるか?と言うと……
「「「「「「はーい!!」」」」」」
「はぁ……」
千歌、梨子、曜、
「マルがお手伝いするずら」
「あんたそもそも、この辺の地理分かってるんの? お兄ちゃんの手伝いは私が行くわ」
「る、ルビィだって、心結お兄ちゃんのお手伝いできるもん!」
花丸、善子、ルビィが言う。この3人はまだいい。心結に対してブラコンな部分があるが常識人だ。だが問題は……
「「「……」」」
笑顔で火花を散らしてる千歌、梨子、曜の3人である。
「じゃあ私がこころ君の荷物を持つの手伝うよ!」
「いやいや曜ちゃん。コスプレした状態で外に出たら、こーくんが困っちゃうよ?」
「千歌ちゃんこそ、何言ってるの? 私が心結君と行ってくるから」
「「「……………………………………は?」」」
こうなる可能性があるから嫌だったんですけどねと未柚は思ってたからだ。現にこの3人、極上の笑みを浮かべてる……のだが、額に幾本もの青筋が。これは怖い。
「こ、怖い……」
「般若と鬼が見えるずら……」
「こ、これがリアル闇のオーラ……」
1年生組も3人の雰囲気が怖いのか、未柚の後ろに隠れてしまっている。
「全く。独占欲が強すぎるのも考えものですね……」
「なんで?」
「なんでって……では心結。あなたに訊きますが、もしも自分に独占欲が強い同年代の彼女が居たらどう思いますか?」
「嬉しいけど」
「……(そういう意味ではないのですが)」
原因である心結に質問をした未柚。即答する彼、……この愛弟子は質問の意味を解ってるのだろうか?
「では質問を変えましょう。その独占欲が強い同年代の彼女が仮に3人居たとします。その場合はどう思いますか?」
なので質問の内容を変えてみた。独占欲が強い3人……千歌、梨子、曜の事である。さて、なんて答えるのだろうか?
「え? え、えっと……その……もっと嬉しい……」
「おいバカ弟子、なに顔を赤らめながら乙女チックな反応をしてやがるのです。そんな天然反応するから
「なんで鞠莉姉?」
何故か心結は、手を口元に当てながら顔を赤らめながら質問に答えたのだ。未柚は思わずイラっとしてしまったが。
「では例えばの話ですが、その独占欲が強い同年代の3人の彼女が
「「「!?」」」
「……(ふふ♪ 見てます、見てます。そういう反応するところは、千歌も梨子も曜も年相応ですね)」
そこで未柚は現在進行形で火花を散らしていた3人の名前を挙げつつ、質問を変えてみる。千歌と梨子と曜は直ぐに反応し、未柚に質問をされている心結に視線を向ける。
「千歌ちゃん、梨子ちゃん、曜ちゃんだったら?」
「そうです。もし3人が目のハイライトが仕事してない且つ笑顔で『どっちを選ぶの?』と言われたら、なんて答えますか?」
「「「ちょっ!?」」」
あまりの具体的な例えに3人が『私達そんな目しないよ!?』と言いたげに未柚に訴えるが、さっきまでしてた人が何を言うんだとばかりに未柚は3人に溜息で返す。
「ああ……付け加えるなら、選ばれなかった2人は独占欲の強さに比例して、心結を自室に閉じ込めたり、そうですね……他には漫画やアニメみたいに
「未柚お姉ちゃんの例えがあまりにも物騒過ぎるずら……」
「「うんうん」」
花丸の呟きにルビィと善子もうんうんと頷く。さて。心結はなんと答えるのだろうか?
「……千歌ちゃんが……梨子ちゃんが……曜ちゃんが…………僕を……? トゥンク……」
「おいバカ弟子。なに自分は、そんな状況になっても全然アリな表情をしてやがるのです」
「…だって……例え話でも……ねえ……?」
「バカ弟子。某ヤンデレクイーンの表情をしながら未柚に同意を求めないでください。無駄に妖艶で色っぽいのが偶にムカつきます」
何故かときめいた表情で質問に答えた心結。あろうことか某ヤンデレクイーンのような表情で未柚にも同意を求める始末。
「ええい! 千歌! 梨子! 曜!」
「「「は、はい!」」」
「ここは公平にクジ引きで決めます! 文句はありますか!」
「「「な、ないです!」」」
こうして未柚の圧に気圧された3人は、公平にクジ引きで決める事になった。そして結果的に心結と一緒に買い物に行く権利を得たのは……
「やったー♪」
「「……(ガクっ!)」」
千歌だった。あまりのショックに落ち込む梨子と曜。
「それじゃー行ってきまーす♪ こーくん、行こっ?」
「うん。…じゃあ行ってきます……」
2人を見送る一同。
「……さて。梨子、曜。いつまで落ち込んでいるんですか?」
「「うぅ……だってぇ……」」
未だに落ち込んでる梨子と曜を見て、未柚は溜息を吐く。
「ルビィ、花丸、善子。お昼ご飯は食べましたか?」
そう聞かれた1年生組は首を横に振る。ここに来るまで忘れてたが、確かに昼食はまだだった。
「そうですか。では、お昼ご飯にしましょう。梨子と曜も後でいい物をあげますから、お昼ご飯の用意を手伝ってください」
「「うう……いい物って……?」」
「心結が好きそうな制服とかコスプレ衣装とか、その他諸々と言えば納得しますか?」
「「手伝う!」」
「「「……」」」
本人のあずかり知らぬところで、梨子と曜に闇の取引的な事をする未柚を見た1年生組は、心結の為にも黙っておこうと思うのであった。
読んでいただきありがとうございます。
なんとか間に合って良かったです……(苦笑)
次回も投稿が遅れる事があると思いますが、なるべく投稿できるように頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。