ラブライブ!サンシャイン!!~730日の景色~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回の時系列は
前作の第109話『12月12日 夕方』
の出来事になります。

それではどうぞ。


第3話 12月12日 夕方4時

「…今からどうしよう?」

 

時刻は16時。

僕は喫茶店を出てから

そこら辺を歩いていた…

 

「…参ったなぁ」

 

今から悠里兄と璃夢姉が

待ってる場所に戻るのは却下。

仮に戻ったとしたら途中で

悠里兄を捜してる花怜姉達に遭遇する

可能性があるからだ…

 

「…そうだ、あそこに行こう」

 

ふと思い出したのは、

この近くに新しく出来たという

デパートだった。

そうと決まれば……

 

「混んでないといいけど……」

 

そんな事を考えながら僕は

デパートに向かう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

ーーデパート内ーー

 

 

 

 

 

「広っ……」

 

僕の個人的意見なんだけど、

どうして新しいデパートって

こんなに広いんだろう……

 

「…内浦にも出来ないかなぁ…?」

 

…本当、都会の上層部さ、

田舎にも大きなデパートを

建設して欲しいよ。

あるか無いかで生活がガラリと変わる気が

すると思うよ……

 

「本屋に行こうかな、気分的に……」

 

僕は本を読むのは好きな方だ。

だけど本を読むのも

できないかもしれない……

…よそう。考えるのは……

 

「えっと、本屋の場所は……」

 

僕は案内掲示板を見て

本屋がある場所を探す…

 

「…5階か」

 

というより5階のエリアは

本屋になっていた…

僕はエスカレーターに乗りながら

目的地に向かった。

 

 

 

 

 

 

ーー5階、本屋ーー

 

 

 

 

 

見渡す限り本、本、本…

 

「これ下手したら迷子になるよ絶対……」

 

にしても気のせいかな?

警備員の人数が多い気がする……

少し気になったので近くにいた

警備員さんに聞いてみる。

 

「あの、すみません…」

「どうしたんだい?」

「警備の人が多いのはなんでかなぁって…」

 

すると警備員さんは、

少し苦笑いをしながら……

 

「実は前に人質事件があってね…」

 

何とまぁ物騒な話だね…

 

「…それでどうなったんですか?」

「ぽやぽやした女子高生が1人で解決しちゃって

警察の面目も潰れたらしい……」

「そうなんですか、お仕事頑張ってください」

「あぁ。君も気を付けなさい?」

「どうもです…」

 

僕はラノベや漫画がある

コーナーに向かいながら警備員さんが

言っていた人物について考えてみる。

 

「ぽやぽやした女子高生って瑠菜姉しかいないじゃん…」

 

なんで僕が人質事件を

解決したのが瑠菜姉だって

言い切れるのかと言うと、

こんな会話が聞こえたからだ…

 

「ねぇ知ってる?、前にここで人質事件があったんだって」

「やだ!!、怖~い」

「でも女子高生が1人で解決したんだって」

「えっ!?、どんな人どんな人?」

「なんか雰囲気がこう…、『ぽやぽや~』してて…」

「それでそれで?」

「月ノ丘高校の制服を着た2年生だったみたい……」

「えっ!?、じゃあ私の高校の先輩!?」

 

という会話を聞いた。

雰囲気が『ぽやぽや』、

通ってる高校は『月ノ丘高校』、

決定的なのは学年が『2年生』……

以上の事を踏まえると該当する人物が

瑠菜姉しかいないからだ。

 

(瑠菜姉らしいけどさ…)

 

誰よりも優しい瑠菜姉の事だ。

自分の安全なんかより人質救出を

優先したんだと思う。

瑠菜姉にやられた犯人には相手が悪かった

しか言えないけどね…

 

「…新刊がない」

 

新刊販売コーナーで

お目当ての本を探してるんだけど

見つからない…

発売日を間違えたかな?

すると背後から何かに見られてる感覚がした

 

「…なんか視線がって、ティア姉?」

「やっぱりココロだったのね」

 

振り返ると見知った人物だった。

如月(きさらぎ)ティアこと

ティア姉だった。

 

「…声かけてくれればよかったのに…」

「人違いだったら嫌でしょう…?」

「…それもそだね」

 

ティア姉らしいと言えばらしいのかな?

何故かティア姉には頭が上がらない……

そういえば鞠莉(まり)姉も

ティア姉には頭が上がらないって言ってたし…

あ、隣の女の人は友達なのかな?

 

「…あ。どうも葉月心結です…」

「そ、園田海未です……」

「ウミなんで畏まってるのよ……」

 

僕も思う。

明らかに僕の方が年下の筈だよね?

穂乃果さんと言い、ことりさんと言い……

なんか悪い事しちゃったかなぁ…

 

「そういえばココロ?」

 

ティア姉、どうしたんだろ…?

 

「ここ、警備員が多いのは気のせい?」

 

やっぱりティア姉も気になってたんだね。

僕は警備員さんから聞いた事を

そのまま説明する…

 

「気のせいじゃないよ。

前に人質事件があったから

警備を強化してるみたいだよ。

ぽやぽやした女子高生が解決した

って警備員の人が言ってた。

…まぁ僕もさっき聞いたんだけどね」

「あら。そうだったの」

 

ティア姉、冷静だなぁ……

あ、海未さんも僕と同じ表情してるよ。

 

「もしかして解決したのってルナだったり?」

「…ティア姉、当たり」

「やっぱし……」

 

ティア姉が溜息を吐く理由も分かる。

この場に悠里兄もいたら溜息を吐くと思う。

なので僕は…

 

「…瑠菜姉だし、そこは許容しようよ」

 

こう言って宥めるしかない。

 

「そういえばココロ、今年はミユの喫茶店の

お手伝いとかは行くの?」

 

するとティア姉は何かを思い出したのか

近いうちに未柚姉の喫茶店の

クリスマスバイトの手伝いに行くのか

聞いてきた……

 

「…未柚姉から電話がきたら行くよ?」

「あら。じゃあ今年も忙しくなりそうね?」

「…どうせティア姉も行くんでしょ?」

「ユーリ次第ってところかしら」

「…悠里兄は多分、行くんじゃない?」

 

悠里兄の事だ。

多分だけど今年も行くと思う。

ふと時間を確認してみる。

……そろそろ行こうかな。

 

「…じゃあティア姉、僕は行くね?」

「あら、どこか行くの?」

「色々と。それでは海未さん、失礼します」

「あ、はい……」

 

ティア姉と海未さんに

挨拶をし、下の階に向かう…

 

()()()1()2()()は何か起きるのかな……」

 

他人事だとは思ってない。

ひょっとしたら何かが変わるのかもしれない…

そう思った僕がいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回に続き
海未とティアを出しました。
前作の方の最新話の後書きにも
お知らせをしましたが、
次回で『悠里の誕生日編』は
最後になります。
こちらの方も頑張りますので
よろしくお願いします。
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