投稿おそーい!
とか言わんでください。
―安吾は未だ見つからない。
それは何故か、答えは簡単、情報が無さすぎるからだ。
武器庫を襲撃した武装集団「ミミック」、
組織内での裏切り、
坂口安吾…
その部屋から出てきた「グラオガイスト」。
考えても謎は深まるばかりだ。
――洋食屋 『フリイダム』にて
「カレーの味はどうだい、
「いつも通りだ。親父さん。」
この親父さんは、この店の店主。
訳あって、世話になっている。
「子供たちの様子はどうだ?」
すると親父さんは満面の笑みで返した。
「いつも通りだよ。二階にいるから、顔出してやってくるといい。」
俺は店を出て外の階段をのぼり、子供たちの部屋へ向かった。
入り口には無造作に子供の靴が脱ぎ捨てられている。
言う通り、『いつも通り』なのだろう。
「俺だー。入るぞ。」
部屋に入っても、子供たちは表情一つ変えず、
一人は正面でグローブにボールを投げ続け、
一人は本棚の前で本を読み続け、
一人は壁際でゲーム…PSPだかをプレーし続け、
一人は一人机の上で勉強している。
協調性の無い奴らだ。
「親父さんに迷惑かけてないか?」
そういった瞬間、二段ベッドから一人飛び出して俺に飛びかかる。
「ひひっ(^o^)v もーらったァッ!」
それを合図にみな俺に襲いかかり、俺を押し倒す。
「どーだ織田作!まいったか!」
やはり、いつも通りのようだな。
「本物のマフィアの恐ろしさを、教えてやる必要がありそうだな。」
もうその後は大逆転だった。
俺がこいつらをまとめて縛り、倒した。
「参ったか」
「まいらないっ!」
「ならば…ポートマフィア流の拷問術で…」
といっても、無理矢理拘束してぶん殴ったり、というわけではない。
あ、拘束まではしていたか。
その拷問術とは……くすぐりの刑だ。
「むぐぐ………………く、ぷっはっはっはっは、やめろー、死ぬ、死ーぬー!
あはっ、やめろ、ほんとに、ばかっ、やめー、ぎひゅーーっ!」
楽しかった。成長したら、断末魔は「ぎひゅーーっ!」じゃなくて「くぁwせdrftgyふじこlp」とかになるかな。
「つぎは必ずしとめる!」
「楽しみにしている。」
子供たちの様子を見てきた後、俺は店内に戻った。
そこには平塚がいた。
「これは辛すぎやしないかい?私には辛すぎと感じるのだが、甘口を作ってみればよいのでは?」
「織田作ちゃんはいつもそれ食べているよ。あ、噂をすれば。子供たちはどうだった。」
「いつも通りだ。」
「やあ織田作。子供たちというのは、前の抗争で孤児となった子供たちの事かね?
決して殺さず、出世に興味は無く、孤児を養うマフィア、織田作之助。変わってるな。」
「いつも自殺を試みる太宰よか幾分かマシだ。」
「そうかもな。」
「それはそうと、親父さん、子供たちの当面の生活費だ。」
「大丈夫なのかい?良ければうちでもいくらか負担を…」
「親父さんには、場所を貸してもらってる。それに俺は、いつでもここのカレーが食えるだけで十分だ。
平塚、今日来たのは例の件だろ。」
「あ、ああそうだったな。親父さん、悪いが、アイスティーをくれないか。」
「結論から言えば、かの『ミミック』は、外国の異能力犯罪組織だった。
英国の異能機関『時計塔の十騎士』に追われ、欧州からほうほうの体で逃げてきたらしい。」
「そんな奴らが日本に来て、何しようとしてる?」
「逃げた先は異国の地、先立つものがいるということではないだろうか。」
「なるほどな。有りそうな話だが、それなら一つ引っ掛かることがある。」
「兵の練度が高すぎる、ってことだろう?」
「ああ。」
「奴らは軍人崩れだよ。情報によると、組織の長は強力な異能力で歴戦の部下たちを統率している、とのことだ。」
「強力な異能力?」
随分と曖昧な物言いだった。
「ボスはこの事を知っているのか?」
「勿論報告したさ。そしたら、対ミミックの戦略立案を私が、作戦総指揮を太宰が仰せつかった。
もう太宰が罠を仕掛けているだろうな。」
そうか…と、素直に心から思い浮かんだ。
羨望ではない。二人の腕を知っての納得だった。
「根本的な事を聞くが、国際的な軍事紛争であれば、政府機関の案件では無いのか?」
「鋭い質問だな。その『政府機関』とは、『内務省異能特務課』のことかね?
あいつらは滅多なことでは出張ってこないのだよ。表向きは存在しない組織だからね。」
「…安吾については?」
「…武器庫の暗証番号は、安吾から…もたらされたものと…断定した。」
「安吾は…組織を裏切ったのか?」
「……そう考えれば…全ての辻褄が合う…」
見ただけで、平塚は悲しげだった。こいつは情熱のある女だから、仲間を大切に思っている。
勿論俺もだが、安吾と対立する可能性を考慮して、葛藤したのだろう。
「悲しむな。仮定と事実は違う。何故警察が状況証拠で逮捕しない?
要素が揃っていても推測が事実に及ばないこともあるんだ。」
「フッ……織田作、お前合コン行きたまえよ。
速攻で女2、3人落とせるぞ。」
「遠慮する。女に興味は無いんでな。」
いかがでしょうか?
進行も遅いっすね…
キャラ紹介
雪ノ下陽乃
年齢 女性に聞かないこと
身長 女の秘密
異能力 「明確ナ敵ノ存在」
相手より強い敵を出現させる。
1vs1での勝率は0%。
ではではー。