転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

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Zeroの世界に最強の皇帝が行ってしまったら

 

華琳様の戦闘シーンがムズすぎるので、その気晴らし投稿。

 

1ヶ月間も出して無かったのに、誤字修正などして頂きありがとうございました。

一応制作は進んでいますので安心して下さい。

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「セラ本当にこれでいいの?」

「はいそれで召喚出来ます」

「うーん何か心配だけどやらなくちゃね」

「イリヤがんばれー」

 

イリヤと呼ばれた少女は、普通の人間ではありえないほどの白い髪と赤い瞳を持っている。

 

イリヤの近くにいるリズとセラも同じような髪と瞳だが、胸の大きさが圧倒的に違う。

 

そんな3人は人間ではなくホムンクルスと呼ばれる、作られた人造人間だ。

 

イリヤ達が今しているのは英霊(サーヴァント)を呼び出す儀式だ。

 

本来ならその儀式を行うにはもっと膨大な魔力と時間が必要になるが、今の時期は違う。

聖杯戦争と呼ばれる物の参加者には簡易な術式で英霊を呼び出す事が出来る。

 

少しの詠唱と聖杯によって与えられた令呪の所持が必要だ。それと出来れば召喚したい英霊の持ち物があれば、召喚したい者を呼びやすくなる。

 

簡単に言えばゲームのガチャだと思えばいい。

 

今回行われる聖杯戦争にイリヤは並々ならぬ気持ちがこもっている。

 

だからこそ最強角の英霊を召喚する。

 

英雄ヘラクレス。

 

12の試練を乗り越え神にまで至った半人半神だ。その男が召喚されれば並大抵の英霊では勝てない。だからこそ呼び出す。

 

 

そのためにイリヤの実家であるアインツベルンは多額の金をかけた。

 

ヘラクレスが着ていたと言われる衣類の一部を入手し、今回はそれを使用する。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。

降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

繰り返すつどに五度。

ただ、満たされる刻を破却する」

 

英霊を呼び出すために綴る詠唱。

 

その詠唱が開始されると、イリヤの前にある魔法陣が光り輝き始める。

 

その輝きは詠唱が進めば進むほど増していく。

 

「―――――Anfang(セット)

 

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者」

 

普通はこの後最後の人文を入れるのだが、イリヤ達は新たな言葉を追加する。

 

それは英霊の理性を奪う代わりにステータスを上昇させるために、クラス...バーサーカーで召喚するためだ。

 

クラスは七つあり、セイバー・アーチャー・ランサー・キャスター・アサシン・ライダー・バーサーカー。

 

そのクラス事に特殊なスキルが付く。

バーサーカーはその特殊なスキルに、狂化と呼ばれる物があり、理性を失わせる代わりにステータスを上げる。

デメリットとして限界している間の魔力消費は、他の英霊に比べかなり多い。

 

それはアインツベルン家が対策として、魔力タンクを何体か用意している。

 

「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――。

 

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

詠唱最後の人文を言い放った事で魔法陣の輝きはイリヤ達の視界を奪う程に輝き、そして爆発した。

 

「え?セラこれって」

「そんな...まさか失敗した?ありえません。こんな早い段階でバーサーカーを召喚する者など...」

 

セラがブツブツと呟いていると、リズがある事に気づく。

 

それは上空から何かが落下してきているのだ。

 

リズがイリヤとセラを抱えその場から飛んで離れると、すぐに天井が壊れ何かが飛び込んでくる。

 

 

「何が起きたの!」

「分からない。けどアイツ危険」

 

リズの一言に3人は屋根の崩壊で巻きあがった土煙の場所を睨む。

 

一体何が来たのか。

 

空気が凍るほど睨みつけるている中、突入してきた男から言葉が放たれた。

 

「ふはははは!貴様がこの皇帝(オレ)を呼びしひゃっひゃぁ!幼女(契約者)だな。だがこれを言わねばならないらしいな」

 

 

何この男。

 

イリヤの最初のファーストコンタクトの感想はそれだった。

 

が、目の前の男の風格と言葉から微かにその存在が分かってきた。

 

髪の色は日本人によくある茶髪だが、その髪全てがオールバックになって上がっていて、腹部を覆う赤い鎧は強大な存在感を放っており、この世にいる人間では到底出せない物だ。

 

 

「幼女よ貴様が皇帝(オレ)のマスターか?」

「マスター?やっぱりサーヴァントなの?」

「いかにもそうだ」

「やった!ヘラクレスを召喚できた!」

「ヘラクレス?あの肉団子如きと一緒にするな」

 

ヘラクレスと間違えられるのは心外なので、自ら己の名前を言う。

 

皇帝(オレ)の名前は兵藤一誠だ。肉団子と一緒にするのではない」

 

ここにチート級のサーヴァント兵藤一誠が、バーサーカーのクラスによって限界した。

 

この男が数々の問題を起こして、その問題の誤魔化しに胃を痛める物が多く現れる事をこの時はまだ知らない。

 

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