やはりどうしてもギャスパーが、あのお方になってしまう。
今回はやっと会議が始まります。
長かったけどやっとここまで来れました。
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~イッセー~~
次の日の中庭にて─────
今、ギャスパの力を確認するために、木場と戦っている。
「ハッハハ!その程度か?」
「くっ」
木場は、何度も切りかかるが、全てギャスパーの影に防がれ、逆に一撃を貰う形になっている。
そして、ギャスパーの背中には、影が人の形を成して存在している。
「最強の力を見せよう!ザ・ワールド!!」
時が止まる。
その間動けるのはギャスパーのみ、知覚できるのもギャスパーのみだ。
そして、ギャスパーは懐からナイフを何本も取り出し、それを木場の方に投げまくる。
そうすると、木場の手前で全てのナイフが停止する。
「そして、時は動き出す」
そう唱えると、止まっていた時間が動き出す。
先程まで、動きが停止していたナイフが木場に向けて、動き出す。
木場は、その攻撃を避ける暇もなく、ナイフを剣で弾くが、全て弾けずなす術もなく針山となる。
しかし、次の瞬間、木場の着ていた鎧が爆発を起こし、視界を奪う。
「はぁ...はぁ...ここまでとはね...」
木場は少し離れた木の後ろにいた。
先程の爆発はかなりの奥の手で、本来は鎧を爆発させ相手にダメージを与えるものなのだが、今回は囮として使用した。
この攻撃を使うと数分の間、新たに鎧を創る事が出来ない。
そのため、奥の手である。
しかし、ギャスパーはそれを予測していた。
「無駄ぁ!」
影の無慈悲な一撃が、木場に叩き込まれる。
木場はそのまま校舎の方に飛んでいき、校舎の壁を壊す事で、停止した。
「いやぁ~あの耐久力無限の木場を倒すか......」
今までも、イッセーは何度も攻撃をしたが、1度も倒した事が無かった。
しかし、ギャスパーは確実に木場倒した。
そのため、イッセーは素直に感心していた。
「ハッハ!あの程度どうという事など無い」
ギャスパーは、高らかに言い放つ。
それを聞いて、イッセーは苦笑いを返す事しか出来なかった。
数分がたち、木場は木影に置き休ませ、他のものはそれぞれ会話をし、先程までの殺伐とした、雰囲気が無くなっていた。
「さて、そこに隠れてる貴様、いつまで隠れてるつもりだ?まだ隠れる気なら、こちらにも考えがあるのだがな?」
ギャスパーの目線の先には、一つの木があり、その木に隠れている物に語りかける。
先程まで、会話をしていたが、途端にやめ今はその木の方に向いている。
「おいおい、戦いに来た訳じゃないんだがな......」
木からは、浴衣を少し着崩して着ている、アザゼルが出てきた。
「まぁそうだろうな、今戦えばどちらが殺られるか、理解しているようだ」
ギャスパーは両手を自分の胸の前で組、相手を挑発するかのような、態度でいる。
「けっ!全く飛んだ化け物の巣窟だな此処は...」
アザゼルの目の前には、
オーフィスに鍛えられた、赤龍帝。
麻婆神父の唯一の弟子の、元協会の戦士。
異世界に渡り、その異世界で出会った吸血鬼の弟子になった、ギャスパー。
神滅具の一つを所持している、ヴァレリー。
今は寝ているが、1から龍を創りあげた、木場。
いくら、世界ひろしと言えど、こんな化け物戦力が集まるのはそうはない。
アザゼルは、突然頭を下げ謝る。
「内のヴァーリが迷惑をかけた。済まなかった」
アザゼルはより深く謝る。
アザゼルは、ヴァーリからある程度話は聞いており、自分の息子の様な人物が迷惑をかけたので、謝りに来たのだ。
すると、イッセーが1歩前に出る。
「謝らなくてもいいですよ。なんせ、こっちには友達が出来たんですから」
「そうか、アイツに友達か......」
アザゼルは、少し目元を潤ませ、「じゃあな!」と言い、その場を去る。
その後も皆楽しく1日を過ごした。
しかし、しっかりと2人の胃に傷痕を残してだが......
~アザゼル~~
アザゼルは、ソファーに深く座り込む。
この日は、イッセー達に会いに行っただけでなく、ある事を確かめに駒王町を歩いていた。
「はぁ...やっぱりそうみたいだな...」
「
もう1人の少女は、冷蔵庫からアイスを取り出し、それを口にほうばりながら現れる。
「あぁ確実にそうだろうな。あの町はこの後も確実に何か起こるな」
アザゼルは確信を持っていた。
過去にもこの闘争の渦だった町があったが、その町は3大勢力の争いに巻き込まれ、消滅したのだ。
「どうすっかな......対策とか出来そうに無いんだがな......」
「
オーフィスは、一つだけでは満足できなかったのか、口には五本のアイス棒が入っている。
「まっそうだな。なるようになるか」
アザゼルは、正直考えるのがめんどくさいので、考える事を放棄した。
「俺にもそれくれよ」
「
オーフィスはあらかじめ持っていた、もう一つのアイス棒を渡す。
アザゼルは受け取ったアイスを食べ終わると、流石にそれだけでは腹が膨れないので、オーフィスと一緒に牛丼屋へと向かった。
その後、松屋か吉野家で殴り合いの喧嘩し、結局間をとってすき家の牛丼を食べる事となった。
~イッセー~~
それから数日達、遂に会談の日となった。
「さて、時間だ。始めようか」
サーゼクスは辺りを見渡しながら言う。
今回の会議に現れたのは、
悪魔側、魔王のサーゼクス様、もう一人の魔王のレヴィアタン様、給仕係としてグレーフィアさん、そしてオカルト研究部、そのまとめ役として生徒会長。
ギャスパーは、まだヴァレリーの事が知られていないので、小猫と一緒にお留守番となった。
天使側、金色の羽を生やしたミカエル様、その隣で真剣に漫画を描いている、ゼノヴィア、描かれている漫画を見ているアーシア、つまらないさそうに欠伸をしているステイル。
堕天使側、まともなスーツを着ているアザゼル、大量のドーナツを食べているフードを被っている謎の少女、一緒にpspで通信対戦をしているヴァーリ。
この豪華なメンツで会議は始まる。
「会議を始める前に、前提条件としてひとつ。神の不在を皆知っているかい?」
全員に確認するように問いかける。
全員が頷いたのを確認した後、会議は始まった。
会議は順調に進んでいる。
すると、話題がこちらにふられる。
「ソーナちゃん、話して頂戴なっ☆」
それをうけ、しっかりと落ち着いて答える。
生徒会長はあの場に直接いなかったため、時々こちらに確認を求め、それをイリナのみが答え、数十分程で発言は終わった。
「──これが今回の事件についての事です」
生徒会長は、静かに椅子に座る。
ナンデワタシガコンナコトヲ......
コレモスベテリアスガ...リアスガイケナイノヨ
爪を噛んで何か呟いていたが、その呟きは誰にも聞こえることは無かった。
「さて、アザゼル。この件についての、堕天使総督としての意見を聞きたい」
アザゼルは、面倒くさそうな顔をするが一応発言をする。
「あぁまぁ今回の件はアイツの独断だ。あれが堕天使の意見ではない。それに、アイツは
サーゼクスは「そうか」と呟き、その話題は終わった。
「しかし、一つ聞きたい。先程の発言が正しいのなら、何故神器所有者を集める?」
「戦争するのなら理解できますが、今のところ集めるだけ、集めて全く戦いを仕掛けて来ませんでした」
サーゼクスの意見に同意し、ミカエルも意見する。
2人の意見を聞いて、苦笑する。
「神器の研究のためさ。てか、それ以外に興味がねぇ。なんなら研究データを渡そうか?──にしてもオレの信用はそんなにないかよ」
『当たり前だ!!』
この場にいた、アザゼル以外の人物が全員息を揃えて言い放つ。
「マジかよ......」
アザゼルは少し肩を落とすが、すぐに元に戻る。
「てか、めんどくせぇ!さっさと和平を結ぼうぜ」
和平、その一言が出た事により、空気が1段と重くなる。
「我々は構いませんよ」
「僕達も構わないよ」
悪魔と天使のトップの発言により、今回の会議の殆どは終わった。
すでに、会談が始まってから1時間たっている。
そのため、アーシアとフードを被った謎の少女は眠りに入っていた。
ステイルは、外にタバコを吸いにでている。
イッセーと、ヴァーリはpspに飽き、今は2台のps4を使い、タイタンフォール2をやっていた。
ミカエルがイッセーの方に視線を向ける。
「さて、話も殆ど終わりましたし、赤龍帝達の話を聞いてもよろしいかな」
全員の視線がイッセーに集まる。
「うーん特に無いっすね。けど、色々な出会いがあって、良かったってことぐらいしか」
本当に言うことがなく、このぐらいしか言うことが無かった。
「さて、他の世界に影響及ぼしそうな奴らも聞こうか、まずは、ヴァーリだな」
アザゼルの問いかけに、ゲームをしながら答える。
「俺は、ある人物を守れるぐらいのチカラが欲しい。それだけだ」
ヴァーリの背中からは、絶対に折れないっていう、意気込みが伝わってくる。
「次は、赤龍帝お前だ」
また来たよ、話すことなんて無いしな......
「えっとまぁ......平和が一番って事で」
全員が少し笑う。
「えっ!何かおかしな事を言ったか!」
こうして、今回の会議は完全に終わろうとした。
その瞬間、突然部屋に球体が現れ、大きな爆発を起こす。