今回は短く仕上げました。もし、短かすぎたら、教えてください。
頑張って伸ばしていくので。
それと、今日授業中にガチャを単発で弾いたら、エルキドゥが当たりました。
少し声が出そうで危なかったです。
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イッセーはものの数分でグレモリー邸についた。
自分の勘を頼りに、進み小猫たんがいるであろう部屋の近くに行く。
すると、ドアの前に元浜がおり、壁に凭れている。
そこまで、行くと元浜も気づきこちらに駆け寄ってくる。
「やっと来たかイッセー。中に小猫ちゃんがいるぞ」
部屋の方を親指で指差ししながら言ってくる。
「小猫たんは目覚めてるのか?」
「あぁ目覚めてるよ。今は部長達が中で、話してる」
イッセーはそれを聞き、深いため息を吐く。
「良かったぁぁぁ」
「ほれ、お前も行ってこいよ」
元浜が背中を押し、ドアの前まで連れていく。
しかし、イッセーは身体をそらして躱し、すぐに背を向けその場を去ろうとする。
「どうしたんだ?いつものイッセーらしくないぞ」
いつもなら、「小猫たぁぁんぅぅ!!大丈夫かいぃぃぃぃぃ!!今俺の愛で治すよぉぉ!」とか言って突っ込みそうなものを、何故かこの時に限り、すぐに離れようとする。
「今の小猫は、これから先の人生に関する大切な選択の時だ。だから、俺はその選択を邪魔しないように、今は近寄らない」
そう言い残し、イッセーはその場を後にする。
その時のイッセーはどこはかとなく、″イケ魂″と言われるものだったのだろう。
「なんだよ、意外と考えてるじゃんか」
イッセーの意思を聞き、イッセーはただの変態ではなく、相手の気持ちを思いやるド変態なのだと知る。
その場を後にしたあと、使用人の方に言われとある人物に会いに来ている。
その人物は、亜麻色の髪に美しい美貌を兼ね備えた女性、ヴェネラナさん。部長のお母さんに会いに来ていた。
「どこでダンスの経験を?」
「勘です」
悪魔としてはダンスなどを覚えてもらいたかったらしいが、すでに直感で踊れるので何とかなる。
その発言を聞き、ヴェネラナさんは頬を少し引き攣らせる。
「そうですか、流石は赤龍帝と言った所でしょうか」
「そんな物じゃありませんよ。ただ生き残るその為だけに、研ぎ澄ませた力ですから」
イッセーは、満面の笑みを浮かべる。
それを見て、頬を少し赤らめさせ下を向く。
「私には、あの人がいます。これは浮気ではなく、そう!孫を可愛がる感覚のはず。きっとそうに違いない」
何やら小さいな声で呟くが、幸いイッセーの耳に入る事はなかった。
「それじゃそろそろ、特訓に戻りますね」
その言葉を聞き、少し首を傾ける。
「あら?小猫さんの事は聞かないのですか?」
これは、心から思ったことだ。
小猫の事が好きと聞いていたので、きっと聞いてくると思っていたのだが、聞いてこず、そこに驚いている。
「そんなに意外ですか?」
「ええ、聞いてた話と大丈夫違いますから」
イッセーは苦笑いを浮かべ、俺一体どんな奴になってんだよと、思っていた。
「何でかしら?」
その言葉をかけられ、心に思ったことをすぐに言う。
「まあ、好きな女の子の事を知りたいって気持ちはありますよ、けど俺に話さなかったて事は、聞いて欲しくないって意思表示だと思うんですよ。だから、出来れば小猫の口から直接聞きたいです」
イッセーの真面目な雰囲気に呆気にとられる。
そして、すぐにその場から消え、オーフィス達の元へと戻る。
「ふっ!」
「はっ!」
同じ剣をぶつけ、投げを繰り返す。
すでに、数時間が経過していた。
「凄まじいな、それでまだ成長途中か。それならば英霊になるのも、理解できる」
凄まじい剣の応酬をしつつも、シロウは語りかける余裕を見せる。
「はぁ......はぁ......まだまだ!!」
イッセーは初めての魔術回路の使用に加え、初の複製魔術、そのため身体にはすでにガタが来ているが、無理矢理に身体を動かす。
「ふっ、ならばこちらも力を上げるぞ」
先程の時よりさらに早くなる。
どうすれは.........なんだ、頭が痛い......
「どうした、動きが悪いぞ」
「くっ!」
頭の痛みのせいで、動きが悪くなりかすり傷を負い始める。
何が......これは?なんだ...魔術式?何だか知らないけど、これ使えってことか。
戦闘中に頭の中に現れた、謎の魔術式を使用する。
「Time alter ―― double accel!」
イッセーが突然速くなる。
いや速くなると言うより、周りの時間が遅くなったという方が近いだろう。
その速度のまま、シロウの腹に重い一撃をいれ、吹き飛ばす。
「その...技は」
「なんか、知らないが突然頭の中にっ!」
イッセーは突然の負荷に血反吐を吐く。
「これは......ぐはっ!......はぁ」
身体にかかった負荷から、片膝をつく。
そうすると、シロウが立ち上がり近づく。
「その魔術をあまり使わない方がいい。なんせその技は使用後に身体に大量の負荷をかける、一撃で倒せるならいざ知らず、今の君では話にならん。だから、使わない方がいい。マスター、治療を頼む」
「分かった」
オーフィスが近づき、治癒魔法をかける。
その治癒魔法により、イッセーの身体は急激に回復する。
「少し休憩にするとしよう」
シロウはそう言うと、その場を離れ英雄王の所へと向かう。
「英雄王、少し聞きたい」
「なんだ贋作者」
シロウは紅茶を煎れながら、問いかける。
「あの者についてだ」
「ほほう」
シロウが煎れた紅茶を受け取り、口に含む。
「あの者には一体何がある。まるで世界が、あの者を援護してるように感じられるが」
「はっ!所詮は贋作者か。その程度簡単だ、イッセーが世界に選べられただけの事」
「選ばれただと?」
シロウは英雄王の発言に驚愕を隠せない。
なにせ、シロウの中では世界が誰かを選ぶなど聞いたことがなく、選ばれた者など見たこともないからだ。
しかし、英雄王には確信出来るだけの材料があるのだろうと、思うほどのオーラがある。
英雄王は何故そう思ったのか語るために、紅茶を机に置く。
「イッセーと最初戦った時に、すでに予兆はあった。何せこの我が、イッセーに乖離剣を使うことになった時からだ。あの時別に躱せば良かったものを、何故か身体が勝手に動き、乖離剣を使っていた。我を縛れるなど、世界規模の力でなければ無理だからな!」
その意見を聞き、改めてイッセーについて考える。
となれば、聖杯戦争に呼ばれるのも必然か......一体何が彼にはあるのか定かじゃないが、とりあえず続けるとするか。
英雄王が、紅茶の追加を要求するので、茶菓子と紅茶を用意し、英雄王に出すと。
「贋作者の割には、いい心がけだ」
と言い、じっくりと味わっていた。
その後も特訓を続けていると、突然のアラームが鳴り響く。
「なんだ、この不快な音は」
「これは、アラーム。イッセーそろそろ会場に行く」
イッセーの肩を掴むと、空間の割れ目に放り込む。
「え?ちょっ」
言い終わる前に、割れ目を閉じ見送る。
「これで終わり、助かった」
2人に深くお辞儀をする。
「別に貴様の為ではないわ。我は帰るぞ」
「また、呼んでくれ。その時は力になろう」
2人で反応は違うが、英雄王はツンデレだから、シロウと同じような意見だろう思われる。
二人が消え、数秒が経つと、オーフィスの姿が変化し、大宮の姿になる。
「さて、俺も潜入するかね」
そう言って、割れ目を通って行った。