転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

45 / 82
最終調整

 

今回は短く仕上げました。もし、短かすぎたら、教えてください。

頑張って伸ばしていくので。

 

それと、今日授業中にガチャを単発で弾いたら、エルキドゥが当たりました。

 

少し声が出そうで危なかったです。

──────────────────

 

イッセーはものの数分でグレモリー邸についた。

 

自分の勘を頼りに、進み小猫たんがいるであろう部屋の近くに行く。

 

すると、ドアの前に元浜がおり、壁に凭れている。

そこまで、行くと元浜も気づきこちらに駆け寄ってくる。

 

「やっと来たかイッセー。中に小猫ちゃんがいるぞ」

 

部屋の方を親指で指差ししながら言ってくる。

 

「小猫たんは目覚めてるのか?」

「あぁ目覚めてるよ。今は部長達が中で、話してる」

 

イッセーはそれを聞き、深いため息を吐く。

 

「良かったぁぁぁ」

「ほれ、お前も行ってこいよ」

 

元浜が背中を押し、ドアの前まで連れていく。

 

しかし、イッセーは身体をそらして躱し、すぐに背を向けその場を去ろうとする。

 

「どうしたんだ?いつものイッセーらしくないぞ」

 

いつもなら、「小猫たぁぁんぅぅ!!大丈夫かいぃぃぃぃぃ!!今俺の愛で治すよぉぉ!」とか言って突っ込みそうなものを、何故かこの時に限り、すぐに離れようとする。

 

「今の小猫は、これから先の人生に関する大切な選択の時だ。だから、俺はその選択を邪魔しないように、今は近寄らない」

 

そう言い残し、イッセーはその場を後にする。

その時のイッセーはどこはかとなく、″イケ魂″と言われるものだったのだろう。

 

「なんだよ、意外と考えてるじゃんか」

 

イッセーの意思を聞き、イッセーはただの変態ではなく、相手の気持ちを思いやるド変態なのだと知る。

 

 

 

 

 

その場を後にしたあと、使用人の方に言われとある人物に会いに来ている。

 

その人物は、亜麻色の髪に美しい美貌を兼ね備えた女性、ヴェネラナさん。部長のお母さんに会いに来ていた。

 

「どこでダンスの経験を?」

「勘です」

 

悪魔としてはダンスなどを覚えてもらいたかったらしいが、すでに直感で踊れるので何とかなる。

 

その発言を聞き、ヴェネラナさんは頬を少し引き攣らせる。

 

「そうですか、流石は赤龍帝と言った所でしょうか」

「そんな物じゃありませんよ。ただ生き残るその為だけに、研ぎ澄ませた力ですから」

 

イッセーは、満面の笑みを浮かべる。

 

それを見て、頬を少し赤らめさせ下を向く。

 

「私には、あの人がいます。これは浮気ではなく、そう!孫を可愛がる感覚のはず。きっとそうに違いない」

 

何やら小さいな声で呟くが、幸いイッセーの耳に入る事はなかった。

 

「それじゃそろそろ、特訓に戻りますね」

 

その言葉を聞き、少し首を傾ける。

 

「あら?小猫さんの事は聞かないのですか?」

 

これは、心から思ったことだ。

 

小猫の事が好きと聞いていたので、きっと聞いてくると思っていたのだが、聞いてこず、そこに驚いている。

 

「そんなに意外ですか?」

「ええ、聞いてた話と大丈夫違いますから」

 

イッセーは苦笑いを浮かべ、俺一体どんな奴になってんだよと、思っていた。

 

「何でかしら?」

 

その言葉をかけられ、心に思ったことをすぐに言う。

 

「まあ、好きな女の子の事を知りたいって気持ちはありますよ、けど俺に話さなかったて事は、聞いて欲しくないって意思表示だと思うんですよ。だから、出来れば小猫の口から直接聞きたいです」

 

イッセーの真面目な雰囲気に呆気にとられる。

 

そして、すぐにその場から消え、オーフィス達の元へと戻る。

 

 

 

 

 

「ふっ!」

「はっ!」

 

同じ剣をぶつけ、投げを繰り返す。

 

すでに、数時間が経過していた。

 

「凄まじいな、それでまだ成長途中か。それならば英霊になるのも、理解できる」

 

凄まじい剣の応酬をしつつも、シロウは語りかける余裕を見せる。

 

「はぁ......はぁ......まだまだ!!」

 

イッセーは初めての魔術回路の使用に加え、初の複製魔術、そのため身体にはすでにガタが来ているが、無理矢理に身体を動かす。

 

「ふっ、ならばこちらも力を上げるぞ」

 

先程の時よりさらに早くなる。

 

どうすれは.........なんだ、頭が痛い......

 

「どうした、動きが悪いぞ」

「くっ!」

 

頭の痛みのせいで、動きが悪くなりかすり傷を負い始める。

 

何が......これは?なんだ...魔術式?何だか知らないけど、これ使えってことか。

 

戦闘中に頭の中に現れた、謎の魔術式を使用する。

 

「Time alter ―― double accel!」

 

イッセーが突然速くなる。

 

いや速くなると言うより、周りの時間が遅くなったという方が近いだろう。

 

その速度のまま、シロウの腹に重い一撃をいれ、吹き飛ばす。

 

「その...技は」

「なんか、知らないが突然頭の中にっ!」

 

イッセーは突然の負荷に血反吐を吐く。

 

「これは......ぐはっ!......はぁ」

 

身体にかかった負荷から、片膝をつく。

 

そうすると、シロウが立ち上がり近づく。

 

「その魔術をあまり使わない方がいい。なんせその技は使用後に身体に大量の負荷をかける、一撃で倒せるならいざ知らず、今の君では話にならん。だから、使わない方がいい。マスター、治療を頼む」

「分かった」

 

オーフィスが近づき、治癒魔法をかける。

 

その治癒魔法により、イッセーの身体は急激に回復する。

 

「少し休憩にするとしよう」

 

シロウはそう言うと、その場を離れ英雄王の所へと向かう。

 

「英雄王、少し聞きたい」

「なんだ贋作者」

 

シロウは紅茶を煎れながら、問いかける。

 

「あの者についてだ」

「ほほう」

 

シロウが煎れた紅茶を受け取り、口に含む。

 

「あの者には一体何がある。まるで世界が、あの者を援護してるように感じられるが」

「はっ!所詮は贋作者か。その程度簡単だ、イッセーが世界に選べられただけの事」

「選ばれただと?」

 

シロウは英雄王の発言に驚愕を隠せない。

 

なにせ、シロウの中では世界が誰かを選ぶなど聞いたことがなく、選ばれた者など見たこともないからだ。

 

しかし、英雄王には確信出来るだけの材料があるのだろうと、思うほどのオーラがある。

 

英雄王は何故そう思ったのか語るために、紅茶を机に置く。

 

「イッセーと最初戦った時に、すでに予兆はあった。何せこの我が、イッセーに乖離剣を使うことになった時からだ。あの時別に躱せば良かったものを、何故か身体が勝手に動き、乖離剣を使っていた。我を縛れるなど、世界規模の力でなければ無理だからな!」

 

その意見を聞き、改めてイッセーについて考える。

 

となれば、聖杯戦争に呼ばれるのも必然か......一体何が彼にはあるのか定かじゃないが、とりあえず続けるとするか。

 

英雄王が、紅茶の追加を要求するので、茶菓子と紅茶を用意し、英雄王に出すと。

 

「贋作者の割には、いい心がけだ」

 

と言い、じっくりと味わっていた。

 

その後も特訓を続けていると、突然のアラームが鳴り響く。

 

「なんだ、この不快な音は」

「これは、アラーム。イッセーそろそろ会場に行く」

 

イッセーの肩を掴むと、空間の割れ目に放り込む。

 

「え?ちょっ」

 

言い終わる前に、割れ目を閉じ見送る。

 

「これで終わり、助かった」

 

2人に深くお辞儀をする。

 

「別に貴様の為ではないわ。我は帰るぞ」

「また、呼んでくれ。その時は力になろう」

 

2人で反応は違うが、英雄王はツンデレだから、シロウと同じような意見だろう思われる。

 

二人が消え、数秒が経つと、オーフィスの姿が変化し、大宮の姿になる。

 

「さて、俺も潜入するかね」

 

そう言って、割れ目を通って行った。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。