何かオリジナルの武器が出てきます。
詳しい説明は後ほど致しますので、よろしくお願いします。
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~大宮~~
戦闘は佳境に入っている。
大宮は小猫を抱えながらも、余裕の表情で攻防を繰り広げでいるが、相手の黒歌は満身創痍だった。
「チートすぎ!何で攻守がそんなに強いにゃ!」
攻撃は動体視力で確認できる、ギリギリの速度で放たれる雷。
防御は全ての攻撃を逸らす、又は防ぐ謎の風。
今の黒歌では到底倒せる相手ではない。
けど、白音を助けるために倒すしかない。
黒歌は諦められない、自分の妹を助けるために。
流石に抱えたままだと、威力が足らないな......
黒歌は大宮がかなりの力を出していると思っているが、実際は二割も出していない。
決着をつけるためには、抱えてる小猫を傷つける覚悟をしなければいけない。
どうすれば......
「責任とってください。そうすれば何をしてもいいですよ」
突然そのような事を言われ唖然とする。
なんさ、赤の他人に今後の人生をあげるって言っているようなものだ。まともな判断ではない。けど、今はその言葉が胸を突き動かす。
「ありがと......責任とらせてもらうね」
笑顔をで返す。
その瞬間先端が二つに割れた杖の中心に、雷が集まり始める。
その攻撃は危険と判断し遠くに離れるが、風をジェット噴射させ、一瞬で懐に入る。
そのまま溜めた一撃を放つ。
「電撃」
その瞬間、雷が辺りに飛び散り木々を破壊していく。
それぞれの視界は光に染まっている。
それが、数秒経つと雷も収まり辺りは平原になっていた。
最初に動き出したのは黒歌だった。
幸い直撃することなく、スレスレを通っていたので、全身軽い火傷程度ですんでいる。
そのため、すぐに立ち上がる事が出来た。
起き上がり辺りを確認すると、凄まじい光景が目に飛び込む。
木々は折れ、地面は抉れ、森と言われても信じられないほど視界が開けている。そのような惨事をたったの一撃でおこしたのだから、化け物じみている。
「これは......」
どんな生き物でも、この光景を見たらこう呟かずにはいられないだろう。
その呟きに返すように、1人の少年が近づいてくる。
「俺の持ってるこの
「
新たに聞く単語に首を傾げる。
「神器とは違い、これには神が封印されている」
「神を封印?......ありえな」
「ありえなくない。なんせ神滅具の中にも、神が封印されている物がある。なら、当然だろ?」
確かにそうだ。龍や神などが封印されている物がある。自分達のリーダーであるヴァーリも、龍が封印されている神器を持っている。
「だけど、それなら何故名前が変わってるの?」
「簡単だよ、何せ封印されている神の力を引き出しているからだ」
神の力を引き出す......次元が違う。神滅具でも、神を倒せる程度だが神の力を振るうなんて、別次元の力だ。
「さて、まだ続ける?」
「当たり前にゃ!あきらめるなんて」
その続きを言おうとするが、口が動かなくなる。
それは少年から発せられる魔力に、身体が恐怖で硬直したからだ。
「ここで諦めるなら、逃がしてあげるけど」
「あき......ら...めない......ぜっ...たいに」
やっとここまで来て、諦めれないと動かない口を無理やり動かし発する。
それを聞いた少年は笑い出す。
「なに...が......」
「出てきて良いよ小猫ちゃん」
そう言うと、少年の後ろから小猫が現れる。
「白音......私は」
「いいんです黒歌姉様、ありがとうございました」
小猫は、深いお辞儀をする。自分のために思い詰めて悪の道にまで、入っていった姉に感謝の意味を込めて。
「また、会ってくれますか?黒歌姉様」
「うん......また会おうね」
2人の目から涙が零れる。
2人は何十年間ごしの仲直りをする。
そんな空間に衝撃音が響き渡る。
「くっ!流石は
「そっちこそな、
2人が起こしたものだった。
それを見て、大宮は頭を抑える。
「はぁ......あいつらは空気読めよ...」
感動でまとまろうとしてたのに、それをぶち壊した2人にため息しか出ない。
突然の事に停止している黒歌の背中を押す。
「あぁ...目に砂が入って視界が......」
そう言いながらチラチラと、黒歌の方を見る。
それを数回繰り返すと、手をポンと叩いて気づく。
「なら、おさらばにゃ!またね白音」
その場から一瞬で空に飛び上がり、先程の衝撃のあった場所へ向かう。
「ありがとうございました、大宮先輩」
「だって、小猫ちゃんから助けてって言われたら、助けないわけにはいかないだろ。何たって後輩に頼られるのは好きだからな」
小猫は突然その場で崩れ落ちる。
それを一瞬で抱きとめ、地面に突っ込むのを止める。
「お疲れ様...小猫ちゃん」
そう労いの言葉をかけながら頭を撫でると、小猫は気絶していながらも、笑顔になった気がした。
イッセー達のところへ向かうと、もう殆ど終わったようだ。
「またいずれ、競い合いましょう」
「そうだな。またいづれ」
右手に持っていた聖剣を地面に刺すと、3人の周りの空間が歪み、その歪みがなくなる時にはすでに3人の姿は無くなってた。
「終わったなイッセー」
「そうだな......にしても、腹減った」
「なら、僕でも食べるかい?今ならまだ童」
「近寄るなぁァァ!!」
凄まじい蹴りを叩き込むと、木場ほ天空に飛び上がり、何処かへと消えていく。
「たぁまやー」
「汚い花火だぜ...」
「「ハハハ!」」
2人は腹を抱えて笑い出す。
いつもの学校での時のように......
「?...何でここにいるんだ?」
「えっと......それは...」
イッセーの疑問に答える事が出来ない。
なんさ、「俺がオーフィスなんだ!」って言うと、イッセーが暴れ出すだろ。なら、なんて言う?......知るか!
後先考えず、とりあえず小猫を助けるため飛び出したが、その事を微かに後悔していた。
何とか誤魔化すために考えるが、何も思いつかない。
人間慌てると頭が真っ白になるという事だろう。
「それが......そのな......」
全員の視線が集中し始め、何か言わねばならない雰囲気になり、慌て始めると空から人が落下してくる。
その人は着地をした時に音もたてずに、綺麗に着地すると、全員が自然と拍手する。
「ここにいましたか、代理」
「代理?」
そう聞くと、小声で説明してくれる。
「ここは代表代理にして切り抜けます。合わせてください」
「分かった助かるよ」
この会話ほんの数秒で終わる。
「とりあえず帰りますよ」
「あぁそうだな、色々挨拶回りしないとな」
そう言いこの場から自然に立ち去ろうとするが、リアスに止められる。
「待ちなさい。帰るなら、しっかりと説明してからにしてもらえるかしら?」
「貴方に話すことはありませんよ無能さん」
ニコッと渾身のスマイルを浮かべる。
その笑顔と言葉にやられ、その場に崩れ落ちる。
「む......無能...ハハッ...私にはお似合いね...ハハッ」
自暴自棄になっているリアスを放り、離れようとした瞬間、元浜が近寄り耳もとで声をかける。
「お前も転生者か?」とその言葉に「あぁそうだ」と答えると、何やら確信の表情で頷いていた。
~アザゼル~~
「絶対に勝つぞ!俺はこれで自由を取り戻す」
「いい加減身を固めたらどうだ?丁度いい機会だろ」
アザゼルは叫び続けていた。
なんせ、シェムハザが勝手にグレートレッドと賭けをしたらしく、今度のソーナVSリアスの戦いに、ソーナが勝ったら子供10人+結婚、リアスが勝ったらとりあえず延期と言うかけをした。
根本的な問題は解決していなかった。
そのため、その後リアス達が勝ったら、この結婚は金輪際無しと言うかけにする。
「ハハッリアス達が負けるなんてありえんな、なんせ俺が育てんだぜ。それに、アイツに教育なんて出来るもんかよ」
この勝負貰ったぜと言わんばかりのドヤ顔を決めていると、突然ドアが開かれる。
「何やら面白そうなことをしとるな、イタズラ小僧」
「うっせえなジジイには関係ないだろ!これは俺れの未来の話だ」
そう言い机に戻ると、作戦表と書かれた紙を見つめ直し、訂正したりなどをし始める。
「なんじゃなんじゃ、せっかく皇皇の話しをしようとおもったんだがの」
その言葉を聞くと、動かしていた手を止める。
「ジジイの所もか...」
「何やら知っておるな」
あぁと言うと机の引き出しをあけ、一つの書類を取り出しそれを渡す。
「そこまで調べるのには苦労したぜ。なんせ、そいつこの世に突如現れたイレギュラーな存在だ。大切に扱えよジジイ」
「分かっとるわい」
その書類を脇に抱え部屋を後にする。
「たく一体何者だ?すめら皇皇......貴様何を望んでいやがる」
「どうなんだろうな」
2人の呟きが悲しくこだまする。
「てか、そんな事より!早く特訓だ!時間はねえぞ」
アザゼルは慌てて部屋を飛び出していく。
飛び出す際に、色々と書類をぶちまけ後片付けがめんどくさ、と思い頭を痛めている、シェハムザの事に気づかずに......
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封印されている神はセトです。