今回はイッセーの最後のセリフを言わせるために作りました。
少し違和感がありますが、そこはお愛嬌で許してください。
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ゲーム当日、俺達はアザゼルの元に集まり、最終確認をしている。
「分かったな。ルールなんて物は破らず、グレーゾーンでやれ、それならセーフだ」
あまりの雰囲気に「おぉう」しか言えない。
そんな話が終わりに向かうと、椅子に座っている大宮が、口を開く。
「正直相手はかなり強いと思うよ。なんせ、姉御が監督してたからな、だからイッセーお前に秘技を授けよう」
イッセーの額を触り、何かの術式を発動させ知識を埋め込む。
数秒が経つと手を話し、頑張れと応援してくれる。
『ゲームを開始します。プレイヤーの皆様は転移を開始してください』
その放送を聞き、魔法陣に乗って会場へと転移する。
転移した先はテーブルだけの場所だった。
その場を少し回り、物色する。
物の置き方、品物に見覚えがある。
「ここは......デパートか?」
駒王町にある、最大にして唯一のデパート、レヴィアタンデパートだと、確信する。
「懐かしい......大宮先輩...」
小猫は、始めての出会いを思い出し、頬を染める。
そんな光景を見て、イッセーは血涙を流していて、それを見た木場も流している。
「そろそろ始まるわ、作戦を」
辺り見渡すが全員話しを聞く気がなく、騒いでいる。
「作せ」
「てめぇの血は何色だぁ!!」「イッセー君への愛!!」「やれやれだぜ」「どら焼き美味しい」「ゼノヴィアの漫画なかなか面白いわね」
イッセーは木場を殴り、元浜はそれを眺め、小猫は顔より大きいどら焼きを食べ、イリナは元同僚の書いている漫画を読んで笑っている。
リアスはめげずに言葉を発する。
「作」
「馬鹿な!!」「これもイッセー君への愛のなせる技」「朱乃?うん頑張るよ...浮気?する訳ないだろ。応援頼むな」「カレーは飲み物?」「アニメ版も面白いわね」
すでに混沌と化していた。
もう、戻ることは無いのだろう。過去の慕われていた時には......自然とリアスの頬を涙が滴る。
「もう......どうでもいいわよ...」
突然店内アナウンスから音が流れる。
『皆様、このたびはグレモリー家、シトリー家の「レーティングゲーム」の審判を担当させてもらうことになりました、ルシファー眷属「女王」グレイフィアでございます』
毎度毎度お世話になります。
そんな事を思っているが、アナウンスが止まる事は無い。
『今回は駒王学園の近くにある、デパートをモデルにいたしました。これで、御二方にはある程度の対等の立場での、ゲームが出来ると思います。それでは、ゲームを始めさせてもらいますが、制限時間は1時間、陣地からでるのは今から三十分後となります。両者に検討祈ります』
アナウンスが終わると、目の前に1枚の紙が現れる。
その紙を除くとルールについて、書かれていた。
レーティングゲームルール
・バトルフィールドを破壊し尽くさないこと
・制限時間が過ぎても終わらない場合、代表者1名をだし決闘すること
・原則デパートの中にある物は何を使っても良い
・デパートの外に出た者は失格とする
「なるほど......破壊し尽くさない事か......なら、多少の破壊はやむを得ないと言う事だね」
「そうだな......だが近いから離れろ!!」
今回の戦いの目的は勝つことだ。
ならば、反則スレスレの事もして問題ない。
こうして、リアスVSソーナの戦いが始まる。
アザゼルの将来をかけて......
三十分が経ちゲームが始まる。
基本作戦など無く、皆バラけて自由に始める。
~木場~~
「はぁ......イッセー君と一緒に行きたかったな......つまらないよ」
開始してまだ、数分しか経っていないが木場の目の前には、2人の女性が倒れている。
「強すぎ......」
「流石木場きゅん...」
3人は光の粒子となり消えていく。
『ソーナ様の「僧侶」1名「騎士」1名戦闘不能』
そのアナウンスなど、耳に入らずイッセーのことのみを考えていた。
~イリナ~~
「何で私なのよぉぉ!」
すでにいくらか攻撃をしても、鏡に阻まれその攻撃を返されている。
「流石は騎士ですか......けど、手加減はしません」
「私と相性最悪ーー!!」
そのまま翻弄され続けていた。
~ギャスパー~~
「出てきたらどうですか?」
「油断なし、先手必勝!!」
見つけるや否や、すぐさま攻撃に移り拳を叩き込むが、時間を止め余裕で躱す。
「ハハハハハハハハハ!!その程度か?弱い弱いすぎる!」
「くっ!今!」
その声とともに、ギャスパーの周りを結界が覆う。
「ナイス!」
「やったね!」
2人はハイタッチをして喜び合う。
二人の作戦は成功したからだ。
二人はギャスパーを倒せるなど思っていないので、ならば閉じ込めようと思い至り、結界に押し込んだのだ。
そして、この結界は数々の術式と、グレートレッドの知識を混ぜた、世界一の結界と言ってもいい代物だ。
だが、閉じ込めた相手が悪かった。
結界が砕け散る音が響き渡る。
「無駄ァ、その程度ザ・ワールドで簡単に壊せるわぁ!貴様らの作戦はこれで終わりか?」
小さい身体ながら発せられる殺気はすでに、修羅場をくぐり抜けてきた猛者に近しいものになっている。
そんな物を受けたらひとたまりも無く、身体が硬直し動けなくなる。
「ひっ...」
「いやっ」
「ふっ雑魚に興味はないわ」
そう言い背を向け歩き出したギャスパーに安心し、地面に座り込む。
が、ギャスパーの身体が突然掻き消え上に現れる。
「ロードローラーだッ!」
「「へっ?」」
2人は突然の事に動くことが出来なかった。
「これは勝負よッ!勝者が決まっても終わらん、敗者が決まって終わるのだ」
その言葉を2人は聞きながら消えていく。
『ソーナ様の「僧侶」1名「戦車」1名戦闘不能』
そんなアナウンスなど、気にせず突き進んでいく。
~小猫~~
「今の私の身体には大宮先輩(の力)が流れてる」
小猫は完全に猫又の力を使いこなしていた。
「不意打ち聞かないとか、何なのよ!」
2人は小猫を囲んで襲撃をしたのだが、全ていなされカウンターを喰らっていた。
「大丈夫?桃」
「もちのろん」
カウンターで1番重い一撃を貰っていたが、すぐに起き上がり攻撃を仕掛ける。
それを小猫は目を瞑り全て躱す。
右、上、左、斜め左、真ん中、上と左、斜め下、後ろ右、後ろ下などなど......
「もう終わりですか?......せっかく大宮先輩(の力)をもっと身体中に染み渡らせたいんですが、その程度では仕方ありませんね」
そう言い、無慈悲な一撃が2人を襲う。
『ソーナ様の「兵士」2名戦闘不能』
まだ満足出来ず、敵を探す。
~イッセー~~
匙からの奇襲で、押されていた。
「どうだ!兵藤!!」
「強いな」
「へっ!透かした顔しやがって、そんなかおすぐに歪めてやる」
さらにラッシュしイッセーは軽くダメージを受けていた。
流石に痺れを切らし、匙の腹を蹴り跳躍し離れる。
「少し油断してたよ、だからその意味も込めてこれを使おう」
「これだと」
イッセーは手を前に突き出す。
「
眩い光が溢れた後、イッセーの手には一つの刀が握られていた。
「刀?それに魔剣創造?」
「この能力を見せてやるよ。砕け散れ...鏡花水月」
そう唱えると、刀の刀身が砕け散りイッセーの回りの地面に剣が刺さっている。
そして、刺さっている剣を一本抜き構える。
「始めるぞ」
「やっとその気になったか!いいぜ倒してやるよ!」
匙ら地面を思いっきり蹴り、イッセーの懐へ潜り込み拳を振るう。
それを刀でいなすと、そのまま振りかざすが、匙の神器に受け止められる。
そして、匙の神器の触手が足についている事に気づく。
「しまった」
触手を切ろうと、剣を振りかざすがその隙を見逃さず、匙は一撃を叩き込む。
殴られ吹き飛び、イッセーは粒子となり消えていく。
「よし!これでいいな。ふっ......意外と上手くいったな。兵藤の力を奪ってその力をオレが使うのは、すこし気に入らないがな...」
ソーナの元に向かおうとは知るが突然目の前が真っ白になる。
その白が地面だと気づくのにそう時間はかからなかった。
「何が...」
「これが、鏡花水月の真の能力。完全に催眠だよ」
「完全催眠......だと...」
だんだんと近づいてくるイッセーから、離れることも攻撃することも出来ないほど、身体が動かない。
「一体いつから鏡花水月を使っていないと錯覚していた?」
その言葉を聞いた後視界は暗黒に落ちた。