もっと進める予定が.....残念です。
それと、予定では番外編は新年に投稿しようと思います。
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~アザゼル~~
今はレーティングゲームのバトルフィールドに入り、旧魔王派どもの相手をしている。
ある程度数を減らし、後は部下に任せ本題に入る。
「それでどうよ、オーフィスの偽物...いやリリス」
「流石...我の正体に気づくとは驚いた」
リリスと言われた少女の表情は、相も変わらず無表情で感情というものが、感じられない。
「おおよそだがお前、オーフィスの細胞とルシファーの細胞を組み合わせて生まれたんだろ。だから、オーフィスの顔で髪が銀髪なんだろうなと判断してな」
「当たり......褒める」
2人は軽く牽制しあっている。
そもそも戦いになればアザゼルに勝ち目はない。
だが、アザゼルの目的は戦闘ではない。
「何でお前がそっちにいるか知らねえが、こっちに来る気はねえか?」
「そっちに?ありえない」
リリスの声には感情が内容に聞こえるが、アザゼルは理解していた。
少しばかり動揺がある事に。
ならばいけると、さらに詰め寄る。
「だったら何でここに来た?俺らに会いに来たんじゃねえのか?」
「違う...我...我は...」
リリスは言葉に詰まる。
何でここに来たのか自分でも分かっていないのだ。
いけるとアザゼルは思ったが、突然リリスの傍に魔法陣が現れ、そこから悪魔が現れる。
「どうもお初にお目にかかる。真の魔王、クルゼレイ・アスモデウスだ」
「親切丁寧にありがとな」
アザゼルは懐から一つの宝玉を取り出すと、その宝玉から大量の光が発生し、その光が収まると黄金の鎧を身にまとっていた。
その鎧を早着した瞬間、アザゼルの魔力などが桁外れに高まる。
「何だそれは...」
「これはな、人口神器の
その声に反応するかのように、鎧についている宝玉が光り輝く。
「どう思うよタンニーン」
「そうだな、潰していいと思うがな」
突然クルゼレイ達の背後に、巨大な龍が現れる。
「タンニーンだと......貴様まで来るとはな、だが丁度いい...貴様も倒そうと思っていた所だ!!」
クルゼレイは確かに力をつけた。
今の実力はすでに最上級悪魔でも敵わないものになっている。だが所詮はその程度、タンニーンに敵うはずもなく腕を振り下ろされただけで、地面に落下し死に至る。
「雑魚はここまでにして、どうするよ」
「我は......我は......何がしたい?...戦う...頭が痛い」
リリスは頭を抑え始め苦しみ出す。
すると突然リリスの背後に黒い人影が現れる。
「殺すんだ、そいつを、アザゼル達を」
「殺す......殺す......殺す...」
「なるほどな...そいつが洗脳してるのかなら、話は早いなサーゼクス!」
隠れていたサーゼクスは、黒い人影に滅びの魔力を投げつける。
人影は避けることはせず右手を前に突き出すと、ガラスの割る音と共に魔力が消える。
その現象に3人は驚愕する。
確かに何らかの行動をすると思っていた、だがまさか魔力を消し去るとは思っていなかった。
「なんだそりゃ?」
「これかい?さてね君に言っても分からないと思うよ......まぁそこに隠れている君なら分かるかもね」
「バレてたか...」
アザゼルの背後から大宮が現れる。
基本大宮が隠れたら誰も気づくことが出来ない。なんせ、割れ目に隠れているからだ。なのにこの人影は気づいた、それだけで警戒レベルを引き上げる。
「自己紹介しようか...僕の名前は皇皇。渦の団のリーダー、オーフィス改めリリスの補佐を務めているものだよ。今はこんななりだが種族は人間となっているよ」
ハッありえねとアザゼルは思ったが、口に出すことは無かった。
「流石に君に今出られると僕の計画が狂う......だから、ここで御暇させてもらうよ」
逃がすわけにはいかないと攻撃をしようとした瞬間、神殿から大きな爆発音がなり神殿が吹き飛ぶ。
全員の視線が神殿に映ったのをこれは幸いと転移し、ついでに大宮の近くに飛び呟く。
「君面白い前世をしているね......からかいがいがあるね」
「知らないな」
大宮は男に雷を落とすが、当たる前に転移してリリスと一緒に消える。
その時の呟きは大宮だけでなく、近くにいたアザゼルにも聞こえていた。
前世だと...オーフィスに前世何てあるのか?それとも元々オーフィスとは、異世界からの人間てことなのか?いや、ありえないな...アイツに聞いてみるか。
アザゼルはほぼ正解に近い事を考えついていたが、それはありえないと真っ向から否定した。
それに、今は神殿で起きてる事の方が先決とそちらに意識を向ける。
てか、何だよこの魔力既に俺ら越してんぞ!
とてつもない魔力に全員驚きを隠せない。
~イッセー~~
アーシアが倒れた直後、イッセーはシャルバの首を右手で掴み持ち上げる。
イッセー達全員の顔は殺意に歪んでいる。
「お前だけは許さね、贖罪はなしだ」
「バカな小娘だな...庇わなければ良いものを...」
掴む手にさらに力が入る。
空いてる左手で顔に拳を叩きつける。それを何度も繰り返すと、シャルバは声すら発せられなくなる。
ふと、嫌な予感がして後方を見ると、ディオドラが立ち上がっていた。
「僕は許さない」
ディオドラがそう呟き顔を上げると、目の模様が変化している。
勾玉模様が無くなり、代わりに二つの手裏剣が重なった模様になっている。
「それは」
「フハハハハ!!こんな世界を許さない!!滅べばいい!」
その瞬間ディオドラの周りに黒い炎が発生する。
その炎に触れるのは不味いと判断し、全員後ろに飛びその場から離れる。
その時に、シャルバが手から滑り落ち炎に飲み込まれると、身体に炎が引火しシャルバが燃え尽きるまで炎は燃え続ける。
「全員離れろ!!」
イッセーの叫び声と共に全員が、神殿から飛び降り脱出する。
全員が神殿から飛び出た瞬間、神殿が爆発し全てが吹き飛ぶ。
イッセー達はどうにか空中で姿勢をただし、ディオドラを確認すると、巨大な魔力で創られた骨のような物に包まれている。
「破壊だ!この世を破壊する!!フハハハハハハハ!!!」
その骨に筋肉、肉がまとわりつき姿が人間に近くなる。
その物体が手に持っている剣らしき物を振るうと、神殿がさらに崩壊し出しもう殆ど残っていない。
アレを見て危険と判断し、全員が一時的に岩陰に隠れる。
「あんなものにまとわりつかれてたら、いくら時間を止めても攻撃が入りません」
「それに、生半可な攻撃じゃ防がれて、こっちがダメージを喰らうわ!」
全員が俯く。
なんせ、感じる魔力が以上に高く、今のイッセーの全魔力の数倍以上は感じている。
そんなものを真正面から打ち破れるか?と聞かれれば無理と答えるだろう。
その雰囲気の中に空から人を背負った大宮が降りてくる。
「なんか、雰囲気暗いね」
「大宮...先輩」
全員が大宮の方を見ると、アーシアを背負っているのが分かる。
「さてイッセー、アーシアさんを治してくれるかな?」
「俺がか?」
「もちろん」
「何でだ?」
イッセーの疑問はもっともだ、大宮にも治療手段があるのではないのか?何故俺なのだと?
無論確かに大宮にも治療手段があるが、それはこの後の戦闘に使う魔力の消費を意味し、まともに戦えなくなる可能性があるため、なのでイッセーに治療させようという考えだ。
「けど、アーシアはもう......」
「まだ、生きてるよ」
「「「はっ?」」」
全員の声が重なる。
あの時死んだはずなのにそんな事を言うなんて、と思いながらも動脈を確認すると生きているのが分かった。
「生きてる!」
「「「え!」」」
そこからは早くイッセーはすぐに魔術を使い、何故か髪留めを出す。
「俺は拒絶する」
髪留めから三つの光の玉が放たれ、三つの玉がアーシアを囲むように止まると、薄い幕が張られアーシアの傷が治っていく。
「ありがと...後は僕に任せて」
傷が治ったアーシアを抱え直し、それを飛びディオドラの元へと向かう。