転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

56 / 82
暴走と破壊

 

もっと進める予定が.....残念です。

それと、予定では番外編は新年に投稿しようと思います。

───────────────

~アザゼル~~

 

今はレーティングゲームのバトルフィールドに入り、旧魔王派どもの相手をしている。

 

ある程度数を減らし、後は部下に任せ本題に入る。

 

「それでどうよ、オーフィスの偽物...いやリリス」

「流石...我の正体に気づくとは驚いた」

 

リリスと言われた少女の表情は、相も変わらず無表情で感情というものが、感じられない。

 

「おおよそだがお前、オーフィスの細胞とルシファーの細胞を組み合わせて生まれたんだろ。だから、オーフィスの顔で髪が銀髪なんだろうなと判断してな」

「当たり......褒める」

 

2人は軽く牽制しあっている。

 

そもそも戦いになればアザゼルに勝ち目はない。

だが、アザゼルの目的は戦闘ではない。

 

「何でお前がそっちにいるか知らねえが、こっちに来る気はねえか?」

「そっちに?ありえない」

 

リリスの声には感情が内容に聞こえるが、アザゼルは理解していた。

 

少しばかり動揺がある事に。

 

ならばいけると、さらに詰め寄る。

 

「だったら何でここに来た?俺らに会いに来たんじゃねえのか?」

「違う...我...我は...」

 

リリスは言葉に詰まる。

 

何でここに来たのか自分でも分かっていないのだ。

 

いけるとアザゼルは思ったが、突然リリスの傍に魔法陣が現れ、そこから悪魔が現れる。

 

「どうもお初にお目にかかる。真の魔王、クルゼレイ・アスモデウスだ」

「親切丁寧にありがとな」

 

アザゼルは懐から一つの宝玉を取り出すと、その宝玉から大量の光が発生し、その光が収まると黄金の鎧を身にまとっていた。

 

その鎧を早着した瞬間、アザゼルの魔力などが桁外れに高まる。

 

「何だそれは...」

「これはな、人口神器の堕天龍の閃光槍(ダウン・フォール・ドラゴン・スピア)でな五大龍王の一角のファブニールが封印されている」

 

その声に反応するかのように、鎧についている宝玉が光り輝く。

 

「どう思うよタンニーン」

「そうだな、潰していいと思うがな」

 

突然クルゼレイ達の背後に、巨大な龍が現れる。

 

「タンニーンだと......貴様まで来るとはな、だが丁度いい...貴様も倒そうと思っていた所だ!!」

 

クルゼレイは確かに力をつけた。

 

今の実力はすでに最上級悪魔でも敵わないものになっている。だが所詮はその程度、タンニーンに敵うはずもなく腕を振り下ろされただけで、地面に落下し死に至る。

 

「雑魚はここまでにして、どうするよ」

「我は......我は......何がしたい?...戦う...頭が痛い」

 

リリスは頭を抑え始め苦しみ出す。

 

すると突然リリスの背後に黒い人影が現れる。

 

「殺すんだ、そいつを、アザゼル達を」

「殺す......殺す......殺す...」

「なるほどな...そいつが洗脳してるのかなら、話は早いなサーゼクス!」

 

隠れていたサーゼクスは、黒い人影に滅びの魔力を投げつける。

 

人影は避けることはせず右手を前に突き出すと、ガラスの割る音と共に魔力が消える。

 

その現象に3人は驚愕する。

 

確かに何らかの行動をすると思っていた、だがまさか魔力を消し去るとは思っていなかった。

 

「なんだそりゃ?」

「これかい?さてね君に言っても分からないと思うよ......まぁそこに隠れている君なら分かるかもね」

「バレてたか...」

 

アザゼルの背後から大宮が現れる。

 

基本大宮が隠れたら誰も気づくことが出来ない。なんせ、割れ目に隠れているからだ。なのにこの人影は気づいた、それだけで警戒レベルを引き上げる。

 

「自己紹介しようか...僕の名前は皇皇。渦の団のリーダー、オーフィス改めリリスの補佐を務めているものだよ。今はこんななりだが種族は人間となっているよ」

 

ハッありえねとアザゼルは思ったが、口に出すことは無かった。

 

「流石に君に今出られると僕の計画が狂う......だから、ここで御暇させてもらうよ」

 

逃がすわけにはいかないと攻撃をしようとした瞬間、神殿から大きな爆発音がなり神殿が吹き飛ぶ。

 

全員の視線が神殿に映ったのをこれは幸いと転移し、ついでに大宮の近くに飛び呟く。

 

「君面白い前世をしているね......からかいがいがあるね」

「知らないな」

 

大宮は男に雷を落とすが、当たる前に転移してリリスと一緒に消える。

 

 

その時の呟きは大宮だけでなく、近くにいたアザゼルにも聞こえていた。

 

前世だと...オーフィスに前世何てあるのか?それとも元々オーフィスとは、異世界からの人間てことなのか?いや、ありえないな...アイツに聞いてみるか。

 

アザゼルはほぼ正解に近い事を考えついていたが、それはありえないと真っ向から否定した。

 

それに、今は神殿で起きてる事の方が先決とそちらに意識を向ける。

 

てか、何だよこの魔力既に俺ら越してんぞ!

 

とてつもない魔力に全員驚きを隠せない。

 

 

~イッセー~~

 

アーシアが倒れた直後、イッセーはシャルバの首を右手で掴み持ち上げる。

 

イッセー達全員の顔は殺意に歪んでいる。

 

「お前だけは許さね、贖罪はなしだ」

「バカな小娘だな...庇わなければ良いものを...」

 

掴む手にさらに力が入る。

 

空いてる左手で顔に拳を叩きつける。それを何度も繰り返すと、シャルバは声すら発せられなくなる。

 

ふと、嫌な予感がして後方を見ると、ディオドラが立ち上がっていた。

 

「僕は許さない」

 

ディオドラがそう呟き顔を上げると、目の模様が変化している。

 

勾玉模様が無くなり、代わりに二つの手裏剣が重なった模様になっている。

 

「それは」

「フハハハハ!!こんな世界を許さない!!滅べばいい!」

 

その瞬間ディオドラの周りに黒い炎が発生する。

 

その炎に触れるのは不味いと判断し、全員後ろに飛びその場から離れる。

 

その時に、シャルバが手から滑り落ち炎に飲み込まれると、身体に炎が引火しシャルバが燃え尽きるまで炎は燃え続ける。

 

「全員離れろ!!」

 

イッセーの叫び声と共に全員が、神殿から飛び降り脱出する。

 

全員が神殿から飛び出た瞬間、神殿が爆発し全てが吹き飛ぶ。

 

イッセー達はどうにか空中で姿勢をただし、ディオドラを確認すると、巨大な魔力で創られた骨のような物に包まれている。

 

「破壊だ!この世を破壊する!!フハハハハハハハ!!!」

 

その骨に筋肉、肉がまとわりつき姿が人間に近くなる。

 

その物体が手に持っている剣らしき物を振るうと、神殿がさらに崩壊し出しもう殆ど残っていない。

 

アレを見て危険と判断し、全員が一時的に岩陰に隠れる。

 

「あんなものにまとわりつかれてたら、いくら時間を止めても攻撃が入りません」

「それに、生半可な攻撃じゃ防がれて、こっちがダメージを喰らうわ!」

 

全員が俯く。

 

なんせ、感じる魔力が以上に高く、今のイッセーの全魔力の数倍以上は感じている。

 

そんなものを真正面から打ち破れるか?と聞かれれば無理と答えるだろう。

 

その雰囲気の中に空から人を背負った大宮が降りてくる。

 

「なんか、雰囲気暗いね」

「大宮...先輩」

 

全員が大宮の方を見ると、アーシアを背負っているのが分かる。

 

「さてイッセー、アーシアさんを治してくれるかな?」

「俺がか?」

「もちろん」

「何でだ?」

 

イッセーの疑問はもっともだ、大宮にも治療手段があるのではないのか?何故俺なのだと?

 

無論確かに大宮にも治療手段があるが、それはこの後の戦闘に使う魔力の消費を意味し、まともに戦えなくなる可能性があるため、なのでイッセーに治療させようという考えだ。

 

「けど、アーシアはもう......」

「まだ、生きてるよ」

「「「はっ?」」」

 

全員の声が重なる。

 

あの時死んだはずなのにそんな事を言うなんて、と思いながらも動脈を確認すると生きているのが分かった。

 

「生きてる!」

「「「え!」」」

 

そこからは早くイッセーはすぐに魔術を使い、何故か髪留めを出す。

 

「俺は拒絶する」

 

髪留めから三つの光の玉が放たれ、三つの玉がアーシアを囲むように止まると、薄い幕が張られアーシアの傷が治っていく。

 

「ありがと...後は僕に任せて」

 

傷が治ったアーシアを抱え直し、それを飛びディオドラの元へと向かう。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。