転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

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修学旅行はパンデモニウム
そうだ、京都に行こう。


 

このお話の主人公は誰だ?

 

オーフィスだ!

 

1番出番が多いのは誰だ?

 

イッセーです

 

とう言う訳で、久しぶりのオーフィスのターン。

──────────────

 

現在イッセー達より早く京都へと来ている。

いつもの事ながら仕事としてだが。

 

「帰りたい」

「頑張ってください!母さんの所まであと少しですから」

 

オーフィスを吉備津が、励ます姿は傍から見たらいいものだが、正体を知っている者からしたら異常な光景だ。

 

何故オーフィスが落ち込んでいるのかは、数時間前に遡る。

 

 

「実は一度母さんの所に、帰ろうと思うのですが......誰か現状を説明するために、来てくれませんか?」

 

その吉備の一言に、全員硬直する。

 

吉備の母親は怒ると怖い九尾の狐である八坂だ。

 

昔にキレた時は、京都の近くにある山が一つ吹き飛んだ。

 

そして、吉備津は殆ど家出のような形でオーフィス達といるため、八坂とあったらブチ切れる事は確実だろう。

 

そもそも何故突然帰宅すると言っているのかは、自らの実力不足を痛感し【血壊】をしっかりと教えてもらうためである。

 

吉備津の考えをしってなおも、誰も行きたがらずそれぞれが言い訳を始める。

 

「アザゼルと子作りするから無理」

「ディオドラくんと予定があるから、無理ざんすね」

 

グレードレッドと、フリードはしっかりと断わるが、オーフィス1人だけは目が泳いでいる。

 

「我は......我......修学旅行が」

「なら先に行ってもいいですよね」

 

吉備は吉備で、自分だけが怒られるのは嫌なので、どうにかもう1人連れて行こうとしている。

 

「いや、我は」

「問答無用!」

「誰か......誰か...」

 

オーフィスは周りに助けをこうが、全員目をそらす。

 

そのまま引きずられながら京都に行った。

 

未だにその時の事を根に持ち、少し怒っている。

 

「まぁまぁこれでも食べなよ。生八ツ橋美味しいから」

 

生八ツ橋をまとめて5個ほど掴み、口に突っ込み数回噛んで飲み込むと、さらに鷲掴みにして口に含む。

 

その間にも一言も喋ること無く、無心に食べ続ける。

 

既に食べた数は100個は超えており、吉備津は財布の中を確認すると苦笑いしか浮かばない。

 

 

 

そんな事をし続けながらも、歩き続けとある角を曲がると突然妖怪達が現れる。

 

その角は妖怪の街へと繋がっており、こちらを興味津々で見つめてくる。

 

そんな視線が少しむず痒くなってきた辺りで、妖怪の群れから綺麗な金の髪で、狐の尻尾を出している女性が出てくる。

 

その女性を見ると吉備は、顔を青ざめながら頭を下げる。

 

「帰って参りました...母さん」

「帰ってきたのじゃな(ひこ)

 

八坂の声色は完全に怒っており、威圧感が増している。

 

「立ち話もなんじゃ、ひとまずこちらに来い」

 

2人は八坂に連れられ、大きな屋敷に向かい入れられと、座敷に案内される。

 

その部屋の壁には大きな狐が描かれた掛け軸が飾られており、さらにその近くに狐の絵が描かれた壺が置かれている。

 

他にも狐の物が置かれており、凄まじい程の狐づくしとなっている。

 

そんな部屋に腰を下ろすと、吉備津はここに来た理由を話した。

 

今何をしていて、何を成すために力を欲しているのか。

 

理由を聞いた八坂は、少し気難しい顔になる。

 

「どうして来たのかは分かったのじゃ。しかし、この力は無闇やたらには」

「知っているだけど頼む。その力を使わせてくれ!」

 

基本的に吉備津は、プライドが高く土下座といった行為は決してしない。

 

だが、この時ばかりは地に頭を擦り付け、土下座した。

 

あまりにもその姿が珍しかったのか、八坂の目は点になっている。

 

「そこまでするのか?」

「仲間だから」

「そうか......」

 

昔の吉備津ならば、仲間?だから何んだ?と言っていただろう。

 

だが帰っきた吉備津は、仲間の為に土下座までしている。

 

そんな息子の成長に、嬉しさのあまり涙が流れる。

 

そして、八坂は決心したのか吉備津の頭を撫でる。

 

「分かったのじゃ。だが、今は無理じゃ。明日には悪魔達が来るのでな」

 

吉備津はこれで力をつけられと大喜びする。

 

それを見て八坂は微笑むが、はて?この少女は?と思い始める。

 

さりげなくずっと一緒におるが、全く説明されていなかった。

 

「して、そこのおなごは誰ぞ?」

「あぁ、オーフィスだよ」

「ふぇう!」

 

今のオーフィスは全くと言っていいほど、オーラが出ていない。

 

そのせいで八坂は、オーフィスだと気づけていなかった。

 

「よろしく」

「あぁ...よろしくなのじゃ」

 

2人は硬い握手を結び喜ぶ。

 

そのまま部屋を出ようと思ったが、八坂に肩を掴まれる。

 

「うむ。確かに鍛えるとは言ったが、家出を許したつもりは無いの」

 

その言葉の通り、2時間にも及ぶお叱りをオーフィス共々受ける事になる。

 

 

 

お叱りが終わると、気晴らしに外を出歩くことになった。

 

なにせ、2時間も正座だ。足がおかしくなる。

 

2人とも足を抑えながら、色々な場所に行く。

 

少し早い修学旅行のような物だ。

 

あらかた満喫して、一息つこうと茶屋による時、辺りに魔力の反応が突然発生する。

 

「吉備津」

「分かってる。【血壊】!」

 

吉備津の髪は真っ赤になり、赤い模様が身体中に走る。

 

オーフィスは手元に魔力をため、辺りを見渡す。

 

「流石だな......念には念を入れておいたんだがな」

「まだ、詰めが甘い」

「まだまだと言う事かな...」

 

軍服の槍を持った男が現れる。

 

その槍を地面に突き立てると、後ろからさらに現れる。

 

「おいおい!いい経験値がいるじゃねえか!」

「野蛮過ぎよ」

「すまない」

 

それぞれが奇抜な格好をしている。

 

「私の名は曹操。君たち人外を倒す英雄だ」

 

遂に渦の団の英雄派と、オーフィスが接触し激突が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

~イッセー~~

 

「むっ!これは」

 

突然イッセーは、ソファーから立ち上がりとある方向を向く。

 

その先の方向には京都がある。

 

「どうしたんだい?イッセーくん」

「オーフィスたんに、何か危険が......」

「そんな事よりも、今は修学旅行のことだよ」

 

いささか納得が出来ないが、改めてソファーに座り修学旅行の事について考える。

 

楽しい楽しい修学旅行(戦争)の事について......

 

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