転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

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リアスの絶望

 

一応最後までの道のりは決まりました。

正直どこまでやろうか迷っていたのですが、遂に決まりました。

 

いやーそう考えると、最終回も近いのかな?

 

それに、これが完成すればイッセー君のとある、番外編をやろうと思っているので乞うご期待。

──────────────────

そして誰もいなくなった(ディメンション・ミラージュ)

 

曹操はいつから幻覚であったのか、理解することはできない。

それが分かっているのは、イッセーのみだ。

 

曹操にはすでに動く力は残っていない。

槍を突き出した体制で意識を失い、死を待つのみになった。

 

「良く戦った英雄。今回はそれに免じて見逃そう。早く回収していけ、皇名乗る劣等種」

 

その声に反応し、曹操の隣りに全身影で出来ている皇皇が現れる。

 

さらに、皇の後ろには気絶しているジーク達もいた。

 

今回の作戦は成功したのだろう。

向こうの方では妖怪達の歓喜の声があがっている。

 

「またいずれ」

「ふっ、また今度だな」

 

皇に向かい大量の剣が降り注ぐが、当たる前にその場から曹操達を連れ消える。

 

「大丈夫ですか!」

「皇帝陛下、ご無事ですが!」

「心配するな」

 

3人は念のためイッセーを取り囲み、辺りを警戒する。

 

数分経っても襲撃が無いのが分かると、武器をしまい3人とも跪く。

 

それをイッセーは3人を立たせ、妖怪達の方へと向かう。

 

 

 

妖怪達がどんちゃん騒ぎをしているなか、イッセー達が来ると八坂が現れる。

 

「助かったの」

「はっ、貴様のためでない。オーフィスのためだ、そこを履き違えるなよ」

 

そのような事を言いながら、液体の入っている瓶を差し出す。

 

そんな優しさに少し笑うと、その瓶を受け取り飲むほす。

すると、みるみる身体についていたかすり傷が治っていき、元気がそこから湧いてくる。

 

「ロスヴァイセ!」

「なんで御座いますか」

「ふむ、とある者を転移させて貰いたい」

 

イッセーがロスヴァイセを立たせ、耳元で何かを呟くと「かしこまりました」と言って魔法陣を手元に展開する。

 

数分起動させ何かを確認すると、その魔法陣を地面に投げ大きくさせる。

すると、先程までとは色が変化し眩しいほど光を放つ。

その光が収まると、浴衣を着て寛いでいたリアス・グレモリーが椅子に座ってそこに居た。

 

「へ?何が、ここどこ...」

 

辺りを見渡すが、周りにいるのは妖怪ばかりでサラ地。ここが何処なのか分からない。

 

いや、正確には分かっている。

だが認めたくないのだ。

京都が消えたなんて。

 

「京都だが」

「そんな......信じない...信じない...」

「はぁ...認めろリアス・グレモリー」

「そんな......まさか貴方達が...」

 

リアスはその場に両膝をつきながら、イッセーの方を見る。

 

まだ、敵がやったのならいい。

だが、もし、イッセー達がやったのなら大丈夫だ。

 

「ふははははは!馬鹿な事を言うな」

「そうよね...ははははは!」

「やったのは皇帝(オレ)の家臣と皇帝(オレ)だけだ」

「うぎゃぁぁぁぁ!」

 

女があげていい声ではないような、絶叫をあげる。

 

そんなリアスに追い討ちをかけるように八坂が近づき、数字の書かれた紙を渡す。

受け取ってすぐにこれが何か気づいた、だが信じられなかった。

 

「これは......違うわよね?...違」

「修理費じゃよ。お主が払うのだろ?」

「あ...で......か......は...」

 

その言葉の影響で遂に言語すらも喋れなくなり始める。

そんなリアスを見て、イッセーは「これが愉悦か」と呟き高笑いを始めた。

 

そんな光景にこれが悪魔かと...妖怪達は警戒度を格段とあげる。

 

 

 

 

 

 

 

~匙~~

 

匙は先程の戦闘を見て自分の力不足に嘆いていた。

これでは主である、ソーナの夢を叶える事なんて出来ない。

 

妖怪達の努力により京都の殆どは修復され、修復された部屋の片隅で、膝を抱えて蹲っていた。

 

「お前は力が欲しいのか?」

 

その声に後ろを振り向くと、渦の団の中でトップクラスの戦闘力を誇る皇皇がいた。

 

すぐに攻撃に移ろうとしたが、全くと言っていいほど身体が動く事は無い。

 

「何が」

「力が欲しいのか?自らの欲望を叶えるために」

「欲望......」

 

皇は掴めば力を与えると言わんばかりに、右手を差しだす。

それを見て匙は思考する。

 

匙は妬んできた。同じ時に悪魔になったのに、何故イッセーの方が強くなる。何故努力しても追いつけない。

 

匙はイッセーに追いつくために必死に鍛えてきた、最近ではタンニーンに鍛えても貰っている。しかし、一向に近づくことはなく、逆に離されていた。

 

そんな時にこんな言葉を投げかけられば、まるで麻薬のように頭を支配する。

 

力が欲しい。

 

ちからがほしい。

 

チカラガホシイ。

 

 

 

 

 

匙は差し出された右手を握った。

 

 

 

その後、匙は行方不明となり。

ソーナの元に戻ることは無かった。

 

 

 

 

~イッセー~~

 

京都最終日。

 

あの後リアスは絶望の表情で転移され、どうなったかは知らないが、病院に緊急搬送された事だろう。

 

そんな事は気にせずに、観光していると夜のお礼と言って、九重が案内をしていた。

 

「皇帝陛下!こっちでございます!」

「はしゃぐな九重。時間などまだまだある」

「ちっ、馴れ馴れしいな...殺すか?」

「お辞めなさい。騎士である貴方が、皇帝陛下の喜んでいる事が分からない訳ではありませんね」

「今回だけだ...今回だけ」

 

 

木場は仇敵を恨むように、邪念の意を込めて呟き続けた。そんな木場に呆れながら、イッセーに続いて回る。

 

 

世界が大きく動く揺らぐ問題が、進行している事なんて知らずに.........

 

 

~オーフィス~~

 

「まだお腹が」

「大丈夫か?オーフィス」

 

オーフィスはお腹を擦りながらトイレから出てくる。

未だに昨日の腹痛が残っていたのか、少し涙目だ。

 

そんな中突然電話がバイブする。

 

誰だろう?と思いながら電話をとり、でると聞きなれた声が聞こえる。

 

「オーフィス、とある悪魔を鍛えるつもりは無いか?」

 

アザゼルの質問にビックリしつつ、詳しく聞くためアザゼルの元へと向かった。

 

 

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