転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

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学園祭のライオンハート
サイラオーグの特訓。


何かスランプに入ったかも。

全くかけない.......てか、元からか。メンゴメンゴ

────────────────────

サイラオーグは必死森の中を駆け、逃げていた。

人生初とも言える事だ。

 

例え格上だとしても、決して諦めずに戦ってきた。

しかし、今回は身体が恐怖し黒髪の幼女から逃げていた。

 

すでに走ってから数十分経ち、後ろに幼女の姿は無く安心して体力を回復させようとした瞬間、突然目の前に巨雷が降り注ぐ。

 

「逃げれると思う?」

「はぁ...はぁ......うぉぉぉ!」

「無駄、諦めて」

 

黒髪の幼女は、サイラオーグに雷の塊をぶつけた。

その威力は鍛えに鍛えたサイラオーグの肉体を貫通し、気絶させる程だった。

 

気絶したサイラオーグは、黒髪の幼女に抱えられ、眷属のいる場所へと送られた。

 

 

 

 

~オーフィス~~

 

アザゼルからの依頼で、次に戦うサイラオーグ達を鍛える事になった。

けど、少し慢心しているのか、俺のこといらんとか言ってきたので軽く腕を払った。

 

その一撃でサイラオーグ以外全員気絶。

弱すぎて話にならない。

 

ため息を吐きながらも、逃げ出したサイラオーグを捕獲して特訓を始める。

 

 

 

「うぉぉぉ!」

 

サイラオーグは全力で、オーフィスに向け拳を突き出していた。

 

けど、いくら速くても、第三宇宙速度ではない。遅すぎる。

イッセーならばギリ出せるのに......とか思いながら全て躱していく。

 

サイラオーグはさらに加速する。

が、一向に当たる気配はなく。額にデコピンをされ、岩に突き飛ばされる。

 

「がはっ!.........くそ...」

「まだまだ甘い。何でそいつ使わない?」

 

オーフィスは先の戦闘を見続けている、神滅具のひとつである『獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)』に向けて指を指す。

 

それに、顔を背けてサイラオーグは語る。

 

「あの力は冥界の危機の時だけ」

「はぁ......バカすぎ。使えない。興味失せた。帰る」

「待っ待ってくれ!頼む...俺に力を教えてくれ」

 

帰ろうとしたオーフィスの前に入り、頭を必死に下げる。

そこにレグルスも加わり頭を下げる。

 

そんな姿勢にため息を吐きながらも、渋々特訓を続ける。

 

「なら、使え」

「だが、」

「だがもいやもない。命令」

 

サイラオーグはいやいやながらもレグルスを纏う。

 

レグルスは金の鎧となりサイラオーグと融合すると、先程までとは違い格段に放たれる存在感が増している。

が、それでもイッセーに遠く及ばない。

 

ならば渦の団が使っていた、亜種にすればいい。そうすればまだいけるかもしれない。

 

そう思いとある特訓をする。

 

その内容は.........

 

 

 

 

 

 

 

 

「我の分身百体と同時決闘する」

「無理だろっ」

 

サイラオーグはまたデコピンされ、吹き飛ばされたが今度はしっかりと踏みみとどまる。

 

踏みとどまり顔を上げると、周りには百体のオーフィスが囲んでいた。

 

「無理があるだろ...」

「出来なきゃ死ぬだけ。簡単」

 

明らかにそんな話の次元などではない。

そして、この日もサイラオーグは気絶をするまで特訓は続いた。

 

 

 

 

 

 

 

サイラオーグが気絶をしている合間に、とある部屋に訪れていた。

 

その部屋には大量の医療器具があり、呼吸器を装着したまま眠り続けている、くすんだ赤髪の女性がベットの上にいた。

 

その女性の隣には、今日京都から帰還した吉備津が、持ちうる限りの仙術を使って治療に当たっている。

 

「治りそう?」

「うーーん出来る事はやりました。後はこの人次第ですかね」

 

吉備津は改めて特訓した事により、かなりの実力がつき、今では仙術までも殆どマスターしている。

そんな吉備津がこの人次第と言うと言うことは、あまり状況が変化していないのだろう。

 

オーフィスはその女性の近くに腰を下ろす。

 

その行動に一瞬びっくりしたが、すぐにオーフィスの隣りに座り切ってあったリンゴを渡す。

 

「食べる?」

「無論、この世の食べ物は全て我の物」

 

とんでもないジャイアニズムが誕生した。

 

 

 

サイラオーグの眷属達もかなりの特訓をしていた。その実力はすでに上級悪魔を超えるほどだ。しかし、それだけではイッセー達は越せない。

 

どうすればいいかバーの片隅で考えていると、メル友のハデスが隣りに腰を下ろす。

 

『ファファファ...何か浮かない顔だな』

「ハデス、我分からない。どうすれば強くなる?」

『強くなるか......それまた難しいな』

 

ハデスは肉の一切付いていない頭を傾げながら、オーフィスの質問を真剣に考える。

 

強くなるとは一口に言っても色々ある。

 

例えば、実力をメキメキあげて強くなる事。知力をあげ策略で勝つ事。身体に眠る才能を開花させる事。などなど色々ある。

 

そんな中これだろ、などと下手に考えを押し付けて先入観に捉えてしまってはいけない、だからあまり言うことはないが、簡単に言える事だけはある。

 

『お主が諦めなければ強くなる。なんせ、私とこのように話せる物など、お主とあやつぐらいだぞ』

「分かった。どうすればいいか」

『ファファファ。そうかならば得と見させてもらう。あやつと一緒にな』

「頑張る」

 

ハデスはオーフィスを見送ると、酒を頼みボトル1本息のみする。

 

「久しぶりの酒だな。こんなに飲んだら肝臓が壊れそうだな...あっ、私骸骨だった。ふははははは!」

 

ハデスはその場に酒をぶちまけながら退出して行った。

 

ちなみに2人のメールの内容は

 

 

ハデス

 

 

最近オーディンがうるさい。

どうすればいい(・。・)?

 

 

 

オーフィス

 

 

おっぱいパブにでも連れていけばok

 

 

ハデス

 

なるほどd(ゝω・´○)

 

 

意外とハデスはメールになると、顔文字を乱用するタイプのようだ。

 

 

 

~イッセー~~

 

 

イッセーの元に最悪の連絡が入った。

 

敵のサイラオーグの特訓を、オーフィスが手伝っているとの事だ。

この事を知った直後は荒れに荒れ、天界に全てを支配する皇帝の一撃(エヌマ・エリシュ)をブッパする程だ。

 

その結果天界がどうなったかなどは、考えすらしなかった。後日天界の修理費がリアスの元に届いた事は秘密だ。

 

イッセーは血涙を流しながら呪った。

 

「サイラオーグ死ね。ぶっ殺す。サイラオーグに呪いあれ!ふははははは!」

「イッセー君......ふぁっ♡その言葉を僕に向けて見せるよ...」

「皇帝陛下が仰るのであれば、滅ぼさせてもらいます」

 

リアス眷属。まともなものはすでにイリナのみとなった。

 

「ふふ、やっと私のセリフが」

「サイラァァァァオーグゥゥゥゥゥ!」

「私のセリフ.........」

 

そんな荒れ続ける中、遂に戦闘の日は近づく。

 

一体どんな終わりを迎えるのか、この時は全員知ることは無かった。

 

 

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