深夜テンションって恐ろしいですね。
後半は寝落ちしたのを続けて書いたので、かなり失速します。
とある人物の無双注意!タイトルでバレてる?
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先手を取ったのは木場だ。
持ち前の速度を活かして一瞬でサイラオーグの後ろに飛び、高速で創った剣を振り下ろす。
サイラオーグはまるで何処にどのように攻撃が来るのか理解しているかのように、半歩前に右足を出して最小限の動きで躱す。
「なっ、ありえなッ」
今度は後ろに振り向かずに、拳を木場の顔面に叩き込む。
その一撃で木場は盛大に吹き飛び、近くにあった大きな岩に当たって砕いても、勢いは止まらず吹き飛び続ける。
確かに若手悪魔最強と言われていた、だが流石にイッセーには及ばない所詮は2流と思っていた。
けどサイラオーグは違う。
あいつは本物だ...本物の王だ。
サイラオーグは人差し指の第二関節の上に親指を乗せ、その親指に力を加え「パキ」と音を鳴らしギャスパーにゆっくりと近づく。
「次は貴様の番だ」
恐怖して泣き叫びたい、逃げ出したい。
そんな思いを封じ込め時を止め。
拳を振られる前に攻撃をしようとしていた。
確かにサイラオーグは強い。
しかし、欠点として魔力を使うことが出来ない。
となれば時間さえ止めればどうとでもなる。
そう考えていた......が、現実はそう甘くない。
何故かサイラオーグは普通に動いていて、その拳から衝撃波のような物を飛ばしていた。次々に飛んでくる衝撃波を躱すことしか出来ない。
確かに他にも時を操るものはいる。そいつが破るなら仕方がない。しかし、こいつは落ちこぼれとまで言われていた者だ。そんなやつに破られたのだ、屈辱は充分に受けた。
「な、何故貴様が動ける!」
「話す義理などない」
少し震える声で怒鳴るも、サイラオーグは軽くいなしながら拳を振るう。
突然だがサイラオーグの身体にはオーフィスとの死闘により、大きな傷ができていた。
時には右腕消失。時には左足消失。
それを治したのは全てオーフィスだ。
オーフィスの考えとしては「治すなら強化してもいい」そのため今のサイラオーグの骨・臓器・筋肉等の身体全てにはオーフィス特製の魔術刻印が刻まれている。
例え時間を止められても戦えるように、例え四肢をもがれても戦えるように。
既にその肉体は悪魔と言う概念ですらない。
簡単に言えば、オーフィスのクローンが適切だろう。
飛んでくる風圧を一生懸命躱しながら考えていた。
(まずは状況の整理だ。あいつは未来が見え、肉体に傷をつけるのすら困難。まさに無謀......だが王が望むのなら全力で殺る!)
影で人形を創り、その拳でサイラオーグの拳と殴り合わせて相殺する。
影ならばギャスパーの力が続く限り、無限に再生する。今はそれしか対処方がない。
サイラオーグがギャスパーの影に気を取られた瞬間、突然地面から大量の剣が飛び出て、背後から鳥につつかれたような感覚に襲われる。
「まさか剣が刺さらないとは...」
「落ち込んでる暇などない!さっさとやれ!」
「分かっているさ!」
木場の創った剣は全てが最低でも、分断されたエクスカリバー程はあった。なのにそれが1本も刺さらない。
硬い。それ以外の言葉が思い浮かばない。
その硬さを超えるには、自慢の速度を捨て重い一撃に変えるしかない。
木場は懐かしの|天廻龍の希望の鎧《ホープ・シャガルマガラ・アーク・スケイルメイル》を着ると、その手には鍔の部分が日輪のような形で刃の部分は虹色に輝く大剣を握っている。
その大剣から放たれる輝は、下級の悪魔であれば浄化される程だ。もしそんな者を受ければ、いくらサイラオーグでもタダでは済まない。
その成果今度は、しっかりと木場の方を向き必死に躱していく。
時には拳で弾き、時には身体を逸らす。
大剣はやはりあまり使わないので、上手く扱うことが出来ない。なのでそれを放り新たな剣を創る。
鎧を解き今度は双剣を創る。
見た目は骨のような物が主軸となっていて、少し不気味な雰囲気のある物だ。
それを高速で振るう。
やはり全て回避する、手で弾くなどせずに。
これで木場はとある確信を得た。
(決して未来を見ているのではない。筋肉の動きで未来予知に近い予想を立てて、その予想通りに動いているんだ)
木場の予想は九分九厘当たっている。
間違ってる点と言えば、筋肉の動きだけではなく、呼吸に視線を見て何処に何が来るのかを計算しているに過ぎないのだ。
これはサイラオーグですら制御できるものでは無い。
なにさ、視界に入った物全てにこの予想の力を使っているからだ。
この能力を手に入れたのは、オーフィスの攻撃から生き残るため、何処に何がどうやって来るのかを考え続けた末に辿り着いた極地だ。
普通に考えてそんな事をしていれば、頭がオーバーヒートし死ぬはずだ。だが、サイラオーグの身体は殆どオーフィスが創っている。ならばオーフィスがそれに耐えられるように身体を構築していたとしても、なんら不思議ではない。
爆発する剣を投擲して砂埃を上げ姿を隠すと、ギャスパーと合流し倒し方について考える。
「ギャスパー気づいたか?」
「あぁもちろんだ。鎧を着なければ倒せそうにない」
「煙が晴れたら同時にやるぞ」
2人はその短い会話のみで作戦会議を終わらせ、それぞれが最強の一撃を用意する。
「
「闇夜に耀く幽冥の星。我に敵を滅ぼす最強の力を授けよ。擬似神格解放!
影がまるで鎧のようにギャスパーを包み込み、その姿からは強力なオーラが放たれる。
木場の鎧は全体的に棘が多く、黒を基調としそこに紫と白が含まれていて、怪しい雰囲気が放たれていて手にはまるで鎌のような太刀が握られている。
ギャスパーはまたもや時を止める。
それにサイラオーグは呆れながら、攻撃しようとする。
「無駄な事を......何ッ!何故動かない!」
「既に貴様のいる次元などではない!」
ギャスパーは『ザ・ワールド』を身にまとったお陰で、時を止めるだけでなく1次元向こう側へと飛ぶことが出来るようになっている。
今ギャスパーは四次元にいて時を止めている。そのせいでサイラオーグは干渉することが出来ず、動けないでいる。
「そして、時は動きだす」
止まっていた時は改めて動きだし、2人はサイラオーグの右腕を狙う。
ギャスパーは拳で木場は鎌で切断を狙う。
「「うぉぉぉぉ!!」」
2人は全力を込めて肩から切断することに成功した。
肩からは大量の血が飛び散り、腕は宙を舞う。
2人は一旦距離を取って息を整える。
サイラオーグは驚いた顔をして、ゆっくりと腕を拾いに向かう。
「まさか切断するとはな......だがその程度無意味だ」
切らてた場所同士をくっつけて数秒待つと、何事も無かったように右手を数回開いて閉じてを繰り返し、何も問題が無いのが分かると拳を地面に振り下ろす。
その一撃で地面は砕け散り、2人は足場を失い突然の浮遊感に襲われる。二人は悪魔の翼をだしてその場に留まる。
そもそも今まで翼込みでの戦闘など経験して来なかった。そのせいでその場に留まる程度しか出来ない。
だがサイラオーグはいついかなる場所でも戦えるようにと、空地海全ての場所で特訓済みだ。
なので例え足場など無くても拳で大打撃を与える事など造作もない。
降りしきる瓦礫に気を取られ、サイラオーグが真横にいる事に気づく事が出来ずに、横っ腹に一撃を受け木場は退場する。
それに気づきいち早く時間を止め、辛うじて残っている地面に行こうとしたが、ギャスパーは目を疑う光景を目にする。
「馬鹿な...次元すら超えると言うのか!」
「一度見れば充分だ」
人間には己の拳のみで異世界に行った者もいる。ならば悪魔であるサイラオーグも異世界に行くことが出来る。そして、異世界に行けるのならば次元を超えるなんて容易い事だ。
「ははっ......何なんだよ...何もんなんだよ、化け物!」
ギャスパーはその叫び声を最後に、サイラオーグの拳を喰らい退場していく。
その光景を見ていた魔王サーゼクスは、開いた口が塞がず絶句していた。
まだ赤龍帝の兵藤一誠が自分より強いのは仕方ない。しかし、まさか、若手に赤龍帝と同等の存在が現れるとは。
いやそれだけではない。アザゼルの話ではあれはまだ本気ではないらしい。もし、その話が本当ならば赤龍帝より強いのでは?と思い始める。
それも自分と同じバアルの血を引く者だ。
呪いか?と思う程異常だ。
まさかまたもや現れるとは......自分と同じ悪魔と言うカテゴリーすら怪しい者が......
~オーフィス~~
ディハウザーから貰った大量のお菓子を口いっぱいに含みながら、サーゼクスと同じように絶句していた。
確かに強くしようとはしていたが、流石にいってもアザゼル程度だろうと鷹を括っていた。
まさかのイッセーと同等程まで強くなるとは思っていなかった。
それに特訓と言っても、400m以上の巨大な異世界の龍、俺は第四真祖と豪語している異世界の吸血鬼、中二病なのか全身真っ黒に二本の剣を使う異世界の人間など、そんな奴らとの決闘......何でその程度あんなに強くなるかな?
オーフィスとしては人薙で倒せるので、その程度弱いと思っているが、全てがその世界でも最高峰のような存在だ。そんな奴らの相手を12回も繰り返せば強くなる。
それに気づく事などまぁ出来ないだろう。
「オーフィスたん美味しかい?」
「オメガグッジョブ」
親指を上げて無表情な顔で少しだけ微笑む。
それに反応しディハウザーは、地面に倒れ可愛さのあまり悶え苦しむ。
「うひょぉ!可愛い可愛い可愛いよぉ!もうダメ死にそうぅ!デュフフフフ!」
「駄目だこいつ...早く何とかしないと...」
アザゼルの呟きは誰にも聞こえることなく、実況席は変な雰囲気に包まれていた......
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木場の武器の元、出来てきた順番。
・THEオリジン
・THEアポストルLv.2
・全身エスカドラシリーズ
・神滅爪アル・ファリア